JPH0641930U - パンチプレスのテーブル構造 - Google Patents

パンチプレスのテーブル構造

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JPH0641930U
JPH0641930U JP8634592U JP8634592U JPH0641930U JP H0641930 U JPH0641930 U JP H0641930U JP 8634592 U JP8634592 U JP 8634592U JP 8634592 U JP8634592 U JP 8634592U JP H0641930 U JPH0641930 U JP H0641930U
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JP
Japan
Prior art keywords
ball screw
ball
punch press
rotation
punch
Prior art date
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Pending
Application number
JP8634592U
Other languages
English (en)
Inventor
健一 丸井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0641930U publication Critical patent/JPH0641930U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テーブル移動時の追従性を良くして設定位置
精度を向上する。 【構成】 ボールネジ6及び7は、それぞれガイドレー
ル11、12に平行に配設されていて、それぞれ軸受1
5及び16によりパンチプレス機1の下部フレーム2か
ら回転自在に支持されている。そしてボールネジ6及び
7には、それぞれキャリッジ5cに固定されたボールナ
ット17及び18が螺合している。ボールネジ6には、
これを正転又は逆転させるサーボモータ8が結合され、
更に、その回転をボールネジ7に伝達するタイミングベ
ルト9が巻き掛けられている。 【効果】 テーブルは左右のボールナットの回転によっ
て同時に動かされるため、サーボモータの取り付けられ
ていない左側部分も、右側部分に対して追従遅れになら
ず、テーブルトップ5a、5bの設定位置精度が良好に
維持される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、穴明けする板材を載せるテーブルをボールネジにより該ボールネジ の進退する方向に移動させるようにしたパンチプレスのテーブル構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
パンチプレスのテーブル構造としては、従来、テーブルの片側の位置にボール ネジを設け、このボールネジに螺合するナットをテーブルに固定すると共にテー ブルガイド装置を設け、ボールネジをサーボモータにより正逆方向に回転させる ことにより、テーブルをガイドしつつそのねじの進退に伴ってテーブルをそのね じ及びガイドの方向即ち前後方向に動かすようにしていた。
【0003】 しかし、このようにテーブルの片側のみでテーブルを移動させると、テーブル の重心から離れた位置に力を加えることになるので、慣性力や摺動抵抗によりテ ーブルにモーメントが作用してテーブルが円滑に動かず、移動させる側の反対側 においはテーブルの追従遅れやオーバーランが生じる。その結果、テーブルの反 対側が所定の設定位置に正確に停止せず、テーブルの設定位置精度が低下する。 このような問題は、ボールネジをテーブルの中心部分の位置に設置することで或 る程度解決できる可能性がある。
【0004】 しかしながら、例えば、テーブルの中心位置でタレットの外側にサブヘッドを 設け、サブヘッドでミクロジョイントを剪断して製品をワークシュータから落下 させ、その下に設けたコンベアにより製品を搬出するようなパンチプレスでは、 配置上ボールネジをテーブルの中心位置に設置することはできない。又、ボール ネジやその駆動装置は、保守、点検の容易性からも側部に位置することが望まし い。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 本考案は従来技術に於ける上記問題を解決し、テーブルの設定位置精度が良い パンチプレスのテーブル構造を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記課題を解決するために、穴明けする板材を載せるテーブルをボー ルネジにより該ボールネジの進退する方向に移動させるようにしたパンチプレス のテーブル構造において、前記ボールネジは前記テーブルの両側の位置に互いに 平行に設けられ、一方側のボールネジを回転駆動する駆動手段と、前記一方側の ボールネジの回転を他方側のボールネジに伝達する回転伝達手段と、を有するこ とを特徴とする。
【0007】
【作用】
本考案によれば、テーブルの両側の位置に互いに平行にボールネジを設け、一 方側のボールネジを回転駆動手段で回転させると共に、回転伝達手段により一方 側のボールネジの回転を他方側のボールネジに伝達するので、それぞれのボール ネジによりテーブルの両側が同時に同じ距離だけ動かされる。その結果、一方側 のテーブルに対して他方側のテーブルの追従遅れなく、設定位置精度が良好に維 持される。
【0008】
【実施例】
図1は本考案のテーブル構造を適用した実施例のパンチプレス機の全体構造を 示し、図2はそのテーブル駆動部分の概略構成を示す。 パンチプレス機1は、下部フレーム2と、下部フレーム2の上方に配置された 上部フレーム3と、上部フレーム3を後方で支持するスロート部4とによりその 主要部分が構成されている。そしてパンチプレス機1のテーブル構造は、穴明け する板材Wを載せるテーブル5と、一方側及び他方側のボールネジであるボール ネジ6及び7と、ボールネジ6を駆動する駆動手段としてのサーボモータ8と、 ボールネジ6の回転をボールネジ7に伝達する伝達手段としてのタイミングベル ト9とを備えている。
【0009】 テーブル5は、両側のテーブルトップ5a、5bと、これらを連結すると共に 支持するキャリッジ5cとにより主要部を構成されている。テーブルトップ5a 、5bの間の中央部には、これらの上面と同レベルの上面を持ちパンチ位置Aの 近傍まで延設された固定テーブルトップ10が配設されている。キャリッジ5c は、下部フレーム2の上面両側部に設けられた一対のガイドレール11、12に それぞれガイドベアリング13、14を介して取り付けられ、テーブル5をガイ ドレール11、12に沿った前後方向(図のY方向)に滑らかに案内する。
【0010】 ボールネジ6及び7は、それぞれガイドレール11、12に平行に配設されて いて、それぞれ軸受15及び16によりパンチプレス機1の下部フレーム2から 回転自在に支持されている。そしてボールネジ6及び7には、それぞれキャリッ ジ5cに固定されたボールナット17及び18が螺合している。ボールネジ6に は、これを正転又は逆転させるサーボモータ8が結合され、更に、その回転をボ ールネジ7に伝達するタイミングベルト9が巻き掛けられている。
【0011】 キャリッジ5cの上部クロス部分には、板材Wを挟持するための一対のワーク ホルダ19、20が装着されたクロススライド21が、左右方向(X方向)に移 動可能に設けられている。クロススライド21をX方向に移動させる移動機構は 、キャリッジ5c内に配設されていて、その左端部に配置されたサーボモータ2 2と、これに連結されたボールねじ23と、クロススライド21に固定されボー ルねじ23に螺合するボールナット24とにより構成されている。
【0012】 パンチプレス機1の上部フレーム3には、複数のステーションを備えその中に パンチ工具が装着される上タレット25が配置されている。その上方には、図示 しないクランク機構によってラムを昇降させパンチ工具を駆動する図示しないク ランク機構等が設けられている。又、上タレット25の下方には、これに対向し て図示しない下タレットが配置されていて、その中にパンチ工具に対応したダイ が配置されている。
【0013】 又、本実施例のパンチプレス機は、図3(a)にも示す如くタレット25の外 側に設けられたサブヘッド26と下部フレーム2の中央部分に設けられたコンベ ア27とを備え、更に図3(b)に示す如く、固定テーブルトップ10の中央部 分で開口するように設けられたワークシュータ10aを有する。
【0014】 スロート部4の側部には、コントロールパネル50が配置されている。コント ロールパネル50には、入力キーボード51及びテープリーダ52が配置されて いる。スロート部4内には、制御部としてCPU、ROM、RAM等から構成さ れるマイクロコンピュータが備えられている。そして制御部には、キーボード5 1及び他の入力部が接続されていると共に、パンチ工具や上下タレットの回転駆 動部、サーボモータ及び他の出力部が接続されている。
【0015】 以上のようなパンチプレスのテーブル構造は次のように作動する。 サーボモータ8が回転されると、ボールネジ6が回転すると同時に、タイミン グベルト9を介してその回転がボールネジ7に伝達され、ボールネジ7も同時に 回転する。このようにタイミングベルトを用いると、バックラッシュが殆どない ためボールネジ6、7は同時に回転することになる。但し回転伝達手段は、この ような機能を有するものであればよく、タイミングベルトに限られない。ボール ネジ6及び7は軸受15、16に支持されて一定位置で回転するので、その回転 によりボールナット17、18がねじのピッチの進む方向とは反対の方向に動き 、キャリッジ5cを移動させる。これにより、テーブル5はガイドレール11、 12に案内されつつその方向即ち図示のY方向に移動する。そしてこの場合、テ ーブル5は左右のボールナット17及び18の回転によって同時に動かされるた め、サーボモータ8の取り付けられていない図においてテーブル5の左側部分も 、右側部分に対して追従遅れになることがない。その結果、テーブルトップ5a 、5bの設定位置精度が良好に維持される。一方、サーボモータ22が回転され ると、キャリッジ5c内のボールネジ23が回転し、ボールナット24を介して クロススライド21がX方向に移動し、これに固定されたワークホルダ19、2 0がその方向に移動する。
【0016】 以上のようなテーブル構造の動作により、パンチプレス機では次のようにパン チ加工が行われる。 上下タレットに予め所定のパンチ工具を装備する。そしてパンチ加工する板材 Wを機械の側方からテーブルトップ5a、5b及び固定テーブルトップ10上に 供給し、ワークホルダ19、20に挟持させ、初期状態に設定する。そして図1 に示す入力キーボード51により、所定のパンチ加工を行うために必要な入力を する。
【0017】 このような初期設定を行った後、図示しないメインスイッチをオンすることに より、所定の加工プログラムに従って自動的に一連のパンチ加工が行われる。即 ち、板材Wは、サーボモータ8及び22が設定された時間だけ回転することによ り、テーブル5の移動に伴ってY方向に移動されつつ、クロススライド21によ りX方向に移動され、穴を明けようとする位置が図2に示すパンチ位置Aに一致 するように精度良く位置設定される。そしてクランク機構の回転により、ラムを 介して選択されたパンチ工具が往復動し、板材Wに穴明けする。そして再び同様 の動作によりテーブル及びクロススライドが移動し、板材Wの他の部分に穴明け し、このような工程が所定のプログラムに従って繰り返される。その中で使用す るパンチ工具が変更されるときには、上下タレットが回転して使用する工具がパ ンチ位置Aに割り出された後、両タレットが固定され、パンチ可能な状態にされ る。
【0018】 又、本実施例のパンチプレス機では、図3に示す如く、タレット25に装着さ れたパンチ工具により所定の一連のパンチ加工を行って板材Wから製品wを切り 出す場合に、切り出し部に部分的にミクロジョイントjを残し、これをサブヘッ ド26で切断し、ワークシュータ10a内に落とし、これをコンベア27により 搬送して機外に排出するような工程を行うことができる。このようなパンチプレ ス機では、中央部分にボールネジやその駆動モータ等を配置することはできない 。しかし、本実施例の如くテーブル5の両側にボールネジ6及び7を設ければ、 前述したようにテーブルの設定位置を精度よく維持することができる。
【0019】
【考案の効果】
以上の如く本考案によれば、テーブルの両側を同時に均等に動かすことにより 、非駆動側のテーブルの追従遅れを防止し、テーブルの設定位置を良好に維持す ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のパンチプレスの概略構造を示す斜視図
である。
【図2】上記パンチプレスのテーブル構造を示す平面図
である。
【図3】(a)及び(b)は、上記パンチプレスにおい
て製品を中央部のコンベアで排出するときの状態を示す
斜視図である。 1 パンチプレス機 5 テーブル 6、7 ボールネジ 8 サーボモータ(駆動手段) 9 タイミングベルト(回転伝達手段)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穴明けする板材を載せるテーブルをボー
    ルネジにより該ボールネジの進退する方向に移動させる
    ようにしたパンチプレスのテーブル構造において、 前記ボールネジは前記テーブルの両側の位置に互いに平
    行に設けられ、一方側のボールネジを回転駆動する駆動
    手段と、前記一方側のボールネジの回転を他方側のボー
    ルネジに伝達する回転伝達手段と、を有することを特徴
    とするパンチプレスのテーブル構造。
JP8634592U 1992-11-20 1992-11-20 パンチプレスのテーブル構造 Pending JPH0641930U (ja)

Priority Applications (1)

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JP8634592U JPH0641930U (ja) 1992-11-20 1992-11-20 パンチプレスのテーブル構造

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JPH0641930U true JPH0641930U (ja) 1994-06-03

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JP8634592U Pending JPH0641930U (ja) 1992-11-20 1992-11-20 パンチプレスのテーブル構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109365664A (zh) * 2018-10-19 2019-02-22 大连嘉翔科技有限公司 一种改进的具有自动传递功能的多工位压力机

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109365664A (zh) * 2018-10-19 2019-02-22 大连嘉翔科技有限公司 一种改进的具有自动传递功能的多工位压力机
CN109365664B (zh) * 2018-10-19 2024-01-12 大连嘉翔科技有限公司 一种改进的具有自动传递功能的多工位压力机

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