JPH0641837Y2 - シート素材の型抜き装置 - Google Patents

シート素材の型抜き装置

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JPH0641837Y2
JPH0641837Y2 JP15050089U JP15050089U JPH0641837Y2 JP H0641837 Y2 JPH0641837 Y2 JP H0641837Y2 JP 15050089 U JP15050089 U JP 15050089U JP 15050089 U JP15050089 U JP 15050089U JP H0641837 Y2 JPH0641837 Y2 JP H0641837Y2
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JP
Japan
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sheet material
die
cutting
timing
machine body
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JP15050089U
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JPH0388689U (ja
Inventor
好夫 鈴木
Original Assignee
旭マシナリー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、たとえば、板紙,ダンボール、或いは合成
樹脂製シートなどのシート素材を、紙器になるように所
望形状に打ち抜いたり、型付けしたりするのに用いるシ
ート素材の型抜き装置に関する。
【従来の技術】
型抜き装置の1例である従来の紙器用自動平盤打抜機B
は、第6図にみるように、打抜機本体部(以下、「本体
部」とのみ記す)1と、フィーダー2とから構成されて
いる。フィーダー2は、シート素材3を積み重ねた状態
で積み込み昇降するホイスト部21と、このホイスト部21
に積まれたシート素材3を上部より一枚ずつ吸い上げて
送り出すヘッダー部22と、ヘッダー部22から送られたシ
ート素材3を本体部1へ搬送するベルトコンベヤからな
る搬送部23とを備えている。 また、通常、シート素材3の表面には、図柄が描かれて
おり、打ち抜きに際し、打ち抜き型が正確にシート素材
3の所定の場所に当たらないと打ち抜かれたものが商品
として使用できないものになってしまう。したがって、
この打抜機Bは、シート素材3を正確に打ち抜くため
に、本体部1入り口まで達したシート素材3をその位置
で一旦停止させ位置決め手段4により正しく位置決した
のちに本体部1で打ち抜くようにしている。 一方、フィーダー2は、本体部1の駆動軸とローラーチ
ェーン5を介して連動していて、ホイスト部21に積まれ
たシート素材3が本体部1での打ち抜き型の一回の動作
間隔と同じ間隔で一枚ずつヘッダー部22によって吸い上
げられ搬送部23へ送られるようになっている。さらに、
搬送部23のベルトコンベヤの速度は、打ち抜き型の一回
の動作間隔当たりのベルトコンベヤの移動距離がシート
素材3の進行方向の長さ(以下、「シート長」とのみ記
す)より短くなるように設定されている。 従って、ヘッダー部22からつぎつぎに送り出されるシー
ト素材3は、第7図にみるように、先のシート素材3の
後端部と後のシート素材3の前端部とが重なるようにし
て本体部1へ搬送されるようになっている。
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記打抜機Bによって打ち抜かれるシート素
材3は、製品の大きさに応じて適宜選ばれるため、大小
いろいろあるが、上記従来の装置では、搬送部23の速度
が一定のため、その速度にあわないようん短いシート長
のシート素材3を打ち抜くことができない。したがっ
て、シート長のちがいに応じた打抜機を用意しなければ
ならず、設備コストのかかるものであった。 すなわち、搬送部23の搬送速度に適合しない短いシート
長のシート素材3を打抜機Bにセットすると、第8図に
みるように、搬送部23においてシート素材3が重なり部
を形成せずに、先のシート素材3と後のシート素材3の
間に隙間6が形成された状態で搬送される。このように
隙間6があると、前記位置決め手段4により先のシート
素材3が停止した時に、後のシート素材3の前端部と先
のシート素材3の後端部が衝突して、先のシート素材3
の位置がずれてしまうと言う問題がある。 一方、搬送速度を充分遅くしておくと、短いシート長の
シート素材でも重なり部が形成されるのであるが、先の
シート素材3と後のシート素材3の先端同士の間隔が少
なくなり、先のシート素材3が位置決め手段4により停
止されると、後のシート素材3が進行して本体部1に近
づきすぎて動作中の位置決め手段4に接触して正しく供
給することができなくなると言う問題がある。 他方、搬送部23の速度を充分に速く設定すると、大きな
シート素材3の場合でも前記隙間6が、大きくなり、シ
ート素材同士の衝突と言った問題がなくなる。しかし、
高速になりすぎてシート素材3の本体部1への到達時の
衝突が大きくなるため、正確な供給ができないと言う問
題がある。 しかも、昨今は、ファッション性を高めるために、型抜
きされるシート素材に予めエンボス加工等により凹凸模
様が形成されているものがあるが、このようなシート素
材の場合、打抜機に応じた標準のシート長であっても重
ね部を形成すると先のシート素材の凸部が後のシート素
材の凹部に嵌まり込んでしまいうまく本体部に挿入でき
ない。そこで、このような場合、作業者が本体部へ手で
シート素材を1枚ずつ挿入したりしているが、このよう
な作業は、非常に手間が掛かるうえ、危険でもある。 この考案は、このような事情に鑑みて、一台でいろいろ
なシート長や凹凸形状のシート素材を正確に型抜きする
ことができる型抜き装置を提供することを目的としてい
る。
【課題を解決するための手段】
この考案は、このような目的を達成するために供給され
たシート素材を型の形状に型抜きする型抜き機本体と、
多段に積み重ねられたシート素材を前記型抜き機本体の
型抜きサイクル毎に上部から一枚ずつ吸い上げるヘッダ
ー部および前記型抜き機本体の駆動軸に連動していて、
このヘッダー部で吸い上げられたシート素材を前記型抜
き機本体へ搬送する搬送部からなるフィーダーとを備え
るシート素材の型抜き装置において、前記搬送部の搬送
速度を自由に変えることができる変速手段と、前記フィ
ーダーの駆動軸に組み込まれ、フィーダーの駆動をオン
オフできるクラッチと、搬送部によって前記型抜き機本
体まで送られてきたシート素材の先端を検知する検知器
とを備え、前記クラッチを、前記検知器によりシート素
材の先端を検知した時間から計算される前記型抜き機本
体へのシート素材の挿入タイミングと、型抜き機本体で
の型抜きタイミングとがずれている場合、挿入タイミン
グと型抜きタイミングとが合うまで解除されるように構
成したことを特徴とするシート素材の型抜き装置を要旨
としている。
【作用】
上記の構成により、この考案にかかる型抜き装置は、変
速手段によって搬送部の搬送速度を変更し、先のシート
素材と後のシート素材とを適正な重なり部を持って搬送
させる。 変速手段によってシート素材の搬送のタイミングと本体
部での型抜きのタイミングがずれるが、このタイミング
のずれを検知器が検知すると、その信号によってずれた
幅に相当する時間だけフィーダーのクラッチが解除され
てシート素材の搬送が一旦停止する。 そして、搬送のタイミングと型抜きタイミンクとが合っ
た時点で再びクラッチが入りフィーダーが駆動するよう
になっている。
【実施例】
以下に、この考案をその実施例をあらわす図面を参照し
つつ詳しく説明する。 第1図ないし第3図にみるように、この考案にかかる型
抜き装置としての打抜機Aは、本体部1とフィーダー2
とを備えている。 本体部1は、図示していないが、フィーダー2から送ら
れてきたシート素材3を型(図示せず)により打ち抜く
ようになっているとともに、その打ち抜き速度を自由に
変更することができるようになっている。 フィーダー2は、クラッチ7を介して本体部1の駆動軸
と連動しているローラーチェーン5により駆動されるよ
うになっている。そして、ヘッダー部22は、従来と同様
に本体部1の型抜きサイクルと同じ間隔でホイスト部21
に積み重ねられたシート素材3を一枚ずつ搬送部23へ送
るようになっている。一方、搬送部23には、無段変速機
8が設けられていて、搬送速度を自由に変更できるよう
になっている。 また、搬送部23の本体部1入り口近傍には、搬送部23に
よって送られてくるシート素材3の先端を検知する検知
器9が設けられている。 クラッチ7は、この検知器9によりシート素材3の先端
を検知した時間から計算される本体部1への挿入タイミ
ングと、本体部1での型抜きタイミングとがずれている
場合、解除されてフィーダー2をタイミングが合うまで
停止させるようになっている。 なお、クラッチ7は、検知器9からの信号だけでなく、
手動でも開閉することができるようになっている。した
がって、手動によっても上記タイミングを調整すること
ができる。 この打抜機Aは、上記のようになっているので、シート
素材3のシート長が短い時は、無段変速機8を操作して
搬送部23の速度を遅くして第4図にみるように先のシー
ト素材3の後端部と後のシート素材3の前端部とが所望
の長さだけ重なるように調節したり、逆に速くして第5
図にみるように先のシート素材3が位置決め手段4によ
って停止されている時に先のシート素材3の後端部に後
のシート素材3の前端部が当たることが無いように充分
な隙間6を設けるたりすることが自由である。しかも、
搬送部23の速度を変更すると、本体部1へのシート素材
3の挿入タイミングと、型抜きタイミングがずれるが、
そのずれを自動的に補正することができるので、常に正
確に型抜きを行うことができる。なお、表面に凹凸部を
有するシート素材のように重なり部を設けることができ
ないものは、第5図のように、変速機8により搬送速度
を変更して所望幅の隙間6ができるようにシート素材3
を搬送するようにすればよいのであるが、搬送速度が上
がりすぎると、シート素材3の本体部1への到達時の衝
撃が大きくなるため、正確な供給ができない場合がある
が、このような場合、本体部1の打ち抜き速度を遅くす
ることにより問題が解消される。 この考案にかかる型抜き装置は、上記の実施例に限定さ
れない。例えば、上記の実施例では打抜機であったが、
型押し機でも構わない。上記の実施例では、無段変速機
を用いていたが、多段変速機でも構わない。また、この
型抜き装置は、フィーダーの部分のみを従来の型抜き装
置の本体部に、取りつけるようにしても形成することが
できる。
【考案の効果】
この考案にかかる型抜き装置は、以上のように構成され
ており、変速手段によって搬送部の搬送速度を変更する
ことで、先のシート素材と後のシート素材を適正な重な
り部や隙間を保持しつつ搬送させることができる。 また、変速手段によってシート素材の搬送のタイミング
と本体部での型抜きのタイミングがずれるが、クラッチ
を自動的に解除してシート素材の搬送を一旦停止させて
シート素材の本体部への挿入タイミングと型抜きタイミ
ングが合った時点で再び搬送を開始させてシート素材を
本体部に挿入することができる。 したがって、その表面に凹凸模様があり、重ね併せて搬
送することができないシート素材やシート長が異なるシ
ート素材であっても、この装置一台で、正確に型抜きを
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかる型抜き機の1実施例である打
抜機の正面図、第2図はその平面図、第3図はその駆動
機構を説明する説明図、第4図はその搬送部の速度を遅
くした時のシート素材の状態を説明する説明図、第5図
はその搬送部の速度を速くした時のシート素材の状態を
説明する説明図、第6図は従来の打抜機の駆動機構を説
明する説明図、第7図はその搬送部の通常のシート素材
の状態を説明する説明図、第8図はシート長の短いシー
ト素材をセットした時の搬送部のシート素材の状態を説
明する説明図である。 A,B…打抜機、1…本体部、2…フィーダー 3…シート素材、22…ヘッダー部、23…搬送部、7…ク
ラッチ、8…無段変速器(変速手段)、9…検知器

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】供給されたシート素材を型の形状に型抜き
    する型抜き機本体と、多段に積み重ねられたシート素材
    を前記型抜き機本体の型抜きサイクル毎に上部から一枚
    ずつ吸い上げるヘッダー部および前記型抜き機本体の駆
    動軸に連動していて、このヘッダー部で吸い上げられた
    シート素材を前記型抜き機本体へ搬送する搬送部からな
    るフィーダーとを備えるシート素材の型抜き装置におい
    て、前記搬送部の搬送速度を自由に変えることができる
    変速手段と、前記フィーダーの駆動軸に組み込まれ、フ
    ィーダーの駆動をオンオフできるクラッチと、搬送部に
    よって前記型抜き機本体まで送られてきたシート素材の
    先端を検知する検知器とを備え、前記クラッチを、前記
    検知器によりシート素材の先端を検知した時間から計算
    される前記型抜き機本体へのシート素材の挿入タイミン
    グと、型抜き機本体での型抜きタイミングとがずれてい
    る場合、挿入タイミングと型抜きタイミングとが合うま
    で解除されるように構成したことを特徴とするシート基
    材の型抜き装置。
JP15050089U 1989-12-26 1989-12-26 シート素材の型抜き装置 Expired - Lifetime JPH0641837Y2 (ja)

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JP15050089U JPH0641837Y2 (ja) 1989-12-26 1989-12-26 シート素材の型抜き装置

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JPH0388689U JPH0388689U (ja) 1991-09-10
JPH0641837Y2 true JPH0641837Y2 (ja) 1994-11-02

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6154170B2 (ja) * 2013-03-29 2017-06-28 三和製作株式会社 自動平盤打抜き機及びその見当調整方法

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JPH0388689U (ja) 1991-09-10

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