JPH064182B2 - 鋳造管の冷却方法 - Google Patents

鋳造管の冷却方法

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JPH064182B2
JPH064182B2 JP15538088A JP15538088A JPH064182B2 JP H064182 B2 JPH064182 B2 JP H064182B2 JP 15538088 A JP15538088 A JP 15538088A JP 15538088 A JP15538088 A JP 15538088A JP H064182 B2 JPH064182 B2 JP H064182B2
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cooling
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年永 井上
浩司 中久保
田代  勉
光一 上前
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Kubota Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は鋳造管の冷却方法に関する。
従来の技術 従来、鋳造された管を冷却するために、管内に送水管を
挿入し、送水管の途中に設けた複数の噴出口より、管の
内面に高温水を散水していた。そして、散水された高温
水が気化熱を奪って蒸発することによって、適度な温度
に管を冷却していた。
発明が解決しようとする課題 しかし、上記した従来の方法によれば、胴部および受口
部の管全長にわたって均一な散水を行っているために、
胴部に較べて厚肉が厚くなる受口部において冷却不足が
生じる問題があった。このために、不均一な冷却によっ
て管の品質が低下する問題があった。
本発明は管全長にわたって均一な冷却を行うことができ
る鋳造管の冷却方法を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 上記課題を解決ずるために、本発明は、鋳型内に込まれ
た溶湯によって鋳造管を形成し、この鋳造管の胴部に較
べて厚肉に鋳こまれ受口に対して冷却水を第1次散水
し、第1次散水によって受口の前冷却を行った後に、鋳
造管の全長にわたって冷却水を第2次散水し、この第2
次散水によって鋳造管の冷却を行った後に、受口に対し
て冷却水を第3次散水し、この第3次散水によって受口
の後冷却を行う構成としたものである。
作用 上記構成より、受口には前冷却と後冷却によって胴部よ
りも多くの冷却作用が加えられる。このことによって、
胴部に較べて厚肉であるために冷却されにくい受口が胴
部と同等な温度にまで冷却される。しか、鉄造管の冷却
の前と、後とに別けて受口に所要の冷却作用を加えるこ
とにより、受口と銅の冷却速度が一様なものとなって、
鋳造管が全長にわたり均一に冷却される。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。第
1図において、鋳型1の内部に鋳込まれた溶湯によって
鋳造管2が形成されており、鋳造管2の一端には胴部3
に較べて厚肉に鋳込まれた受口4が形成されている。そ
して、この受口4の前方には、冷却水管5がサポート6
に出退自在に支持され、受口4の内外にわたって挿抜可
能に設けられている。また、冷却水管5の先端には冷却
水7の散水ノズル8が設けられており、冷却水管5の中
ほどには、冷却水管5を出退させるためのエアーシリン
ダ9が連結されている。このエアーシリンダ9は、エア
ー供給管10を介してエアー供給源であるシリンダ制御装
置11に連通している。そして、冷却水管5の基端はゴム
ホース12を介して冷却水供給装置Wに連通している。ま
た、ゴムホース12の途中にはボール弁13が介在されてい
る。そして、冷却水供給装置Wは前冷却水路Aと後冷却
水路Bとを並列に有し、ともに第1ボール弁14と、電磁
開閉弁15と、この電磁開閉弁15の前後に連通するバイパ
スの途中に介装された第2ボール弁16とで形成されてい
る。また、両水路A,Bとゴムホース12の間には圧力計
17が介装されており、両水路A,Bと水源との間には主
開閉弁18とストレーナー19とが介装されている。そし
て、シリンダ制御装置11と冷却供給装置Wとは電気的に
コントロール装置20に接続されている。また、受口4に
挿入配置された輻射温度計21がコントロール装置20に電
気的に接続されている。
以下、上記構成における作用について第2図〜第3図の
フローチャート図を参照しながら説明する。まず、鋳型
1の内部に溶湯が鋳込まれたことを示す取鍋上昇信号を
コントロール20で受信し、コントロール装置20により前
冷却水路Aの電磁開閉弁15を開成し、冷却水を散水ノズ
ル8から受口4の内部に向けて噴出させる。このとき、
噴出する水量は第1ボール弁14によって調節してあり、
第2ボール弁16は閉成されている。また、後部水路Bの
第2ボール弁16および電磁開閉弁15は閉成されている。
そして、冷却水の散水時間があらかじめ設定された所時
間Xに達するか、もしくは、輻射温度計21で測定される
輻射温度が1100℃まで下がった時点で、コントロール装
置20によりシリンダ制御装置11を指示してエアーシリン
ダ9を作動させ、冷却水間5を受口4の内部に突出させ
て散水ノズル8は受口4の内で管軸心方向に沿って移動
させる。このとき、エアーシリンダ9の駆動速度は予じ
め所定値に設定されており、この所定速度に見合って設
定され、散水ノズル8が受口4の奥端に達すると思われ
る所定時間Y経過後に、電磁開閉弁15を閉じてエアーシ
リンダ9を後退させ、第1次散水による前冷却を終え
る。次に、受口4と反対側から冷却水供給装置(図示せ
ず)を鋳造管2の内部に挿入配置し、鋳造管2の全長に
わたって冷却水を散水する。そして、この第2次散水に
よって冷却を行い、鋳造管2を所定温度まで冷却する。
この冷却に用いる冷却水は熱水を用いる。そして、鋳造
管2の冷却を終えた時点で、コントロール装置20によ
り、後冷却水路Bの電磁開閉弁15を開成するとともに、
エアーシリンダ9によって散水ノズル8を受口4の内部
で移動させながら冷却水を散水する。このとき、冷却水
の水量は第2ボール弁16の調節によって第1次散水より
も少なくされている。そして、この第3次散水による後
冷却を所定時間Z行った後に、電磁開閉弁15を開成し、
エアーシリンダ9を後退させて後冷却を終える。なお、
前冷却および後冷却に用いる冷却水は冷水に限らず、熱
水でもよい。
したがって、鋳造管2の受口4には、前冷却と後冷却に
よって胴部3よりも多くの冷却作用が加えられる。この
ことによって、胴部3に較べて厚肉であるために冷却さ
れにくい受口4が胴部3と同等な温度にまで冷却され
る。しかも、鋳造管2の冷却の前と、後と別けて受口に
所要の冷却作用を加えることにより、受口4と胴部3の
冷却速度が一様なものとなって、鋳造管2が全長にわた
り均一に冷却される。
発明の効果 以上述べたように、本発明によれば、受口に前冷却と後
冷却を加えることにより、鋳造管を全長にわたって均一
に冷却することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す全体構成図、第2図お
よび第3図は第1図における動作手順を示すフローチャ
ート図である。 1…鋳型、2…鋳造管、3…胴部、4…受口、5…冷却
水管、9…エアーシリンダ、11…シリンダ制御装置、A
…前冷却水路、B…後冷却水路、W…冷却水供給装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田代 勉 兵庫県尼崎市大浜町2丁目26番地 久保田 鉄工株式会社武庫川製造所内 (72)発明者 上前 光一 兵庫県尼崎市大浜町2丁目26番地 久保田 鉄工株式会社武庫川製造所内 (56)参考文献 特開 昭55−161556(JP,A) 特開 昭55−54255(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋳型内に鋳込まれた溶湯によって鋳造管を
    形成し、この鋳造管の胴部に較べて厚肉に鋳込まれた受
    口に対して冷却水を第1次散水し、この第1次散水によ
    って受口の前冷却を行った後に、鋳造管の全長にわたっ
    て冷却水を第2次散水し、この第2次散水によって鋳造
    管の冷却を行った後に、受口に対して冷却水を第3次散
    水し、この第3次散水によって受口の後冷却を行うこと
    を特徴とする鋳造管の冷却方法。
JP15538088A 1988-06-22 1988-06-22 鋳造管の冷却方法 Expired - Fee Related JPH064182B2 (ja)

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