JPH0641784B2 - 同一形状のリンクをピンで連結したチェーン - Google Patents

同一形状のリンクをピンで連結したチェーン

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JPH0641784B2
JPH0641784B2 JP63236558A JP23655888A JPH0641784B2 JP H0641784 B2 JPH0641784 B2 JP H0641784B2 JP 63236558 A JP63236558 A JP 63236558A JP 23655888 A JP23655888 A JP 23655888A JP H0641784 B2 JPH0641784 B2 JP H0641784B2
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JP
Japan
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link
pin
pins
pair
chain
Prior art date
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JP63236558A
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靖之 須山
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Tsubakimoto Chain Co
Original Assignee
Tsubakimoto Chain Co
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、同一形状のリンクを連結ピンで連結して構成
されるチェーン、特にセラミック製のこの種チェーンに
関する。
従来技術及びその課題 従来、セラミック製チェーンの一例として、特開昭58
−217847号公報に記載のものがある。このチェー
ンは、セラミック材を使用しているが、通常のチェーン
と同様に、ローラ、ピン、ローラリンクプレート、ピン
リンクプレートで構成され、部品点数が多く、加工精度
が悪いと各部品間に隙間が生じ、特に高速では大荷重の
伝達が困難な問題点を有している。
一方、セラミック製に限定はされないが、部品点数を少
なくしたチェーンとして、特開昭61−48640号公
報に記載のものがある。しかし、このチェーンは形状が
複雑で成形が困難である問題点がある。
課題を解決するための手段 本発明は、中間の基部を共通にして一対の平行片と該平
行片の反対方向に延びた1つの片とを有し前記各片に丸
孔が形成されたリンクと、両端部が中間部より大径の連
結ピンとからなり、前記一対の平行片の外幅は前記ピン
の中間部の長さより狭く、前記一対の平行片の間に隣の
リンクの1つの片が挟まれるように隣り合わされたリン
クを互いに約90゜屈曲させた状態で前記ピンが互いに
重なり合った前記各丸孔を貫通するように前記1つの片
は前記一対の平行片と基部とによって形成される空間内
に受け入れられ、前記隣合うリンク同士が互いに引き離
される連結状態では前記各丸孔の重なり合う部分が狭く
なって前記ピンは前記大径の両端部によって抜け止めさ
れることを特徴とするチェーンにより、前記の課題を解
決したものである。
作 用 リンクを連結ピンにより連結してチェーンにするには、
先ず、あるリンクの一対の平行片の間に他のリンクの1
つの片を互いに略々直角(90゜)に組み込み、各孔を
一致させた状態で連結ピンを差し込み、リンクの両側に
ピンの両端部を突出させる。
その後、2つのリンクを直線状に延ばし、互いに離れる
方向に位置をずらす。すると、一対の平行片上の2つ孔
と1つの片の孔の位置がずれ、ピンの中間部が挾持され
る。
この結果、中間部より大径の両端部によって、ピンが孔
から抜け出るのが規制され、連結ピンによりリンクが連
結されたことになる。
このようにして順次、ピンとリンクを連結し、チェーン
にする。
実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
チェーン10は複数の連結ピン11と、複数のリンク1
2とで構成されている。
連結ピン11(第3図)は、長さLの中間部21が小径
に、両端部22,22が大径Dになっている(す
なわちD<D)。
リンク12(第1図)は同一形状のものであり、Y字状
に近く、基部30から左方向に延びている一対の平行片
31,31と、基部30から右方向に延びている1つの
挿入片(特許請求の範囲における「1つの片」)32と
からなっている。これ等、3つの片31,31,32は
互いに平行に基部30と一体に成形されている。
3つの片31,31,32の先端には(第2図参照)、
リンク12の高さ方向の中央[(1/2)H]で、リンク1
2の連結ピッチPの位置にあるピッチ点Oを中心とした
半径rの円弧部33,33,34が形成されている。
一対の平行片31,31には第1の丸孔35,35が、
挿入片32には第2の丸孔36が夫々形成されている。
第1の孔35,35と第2の孔36の中心C,C
ピッチ点Oから距離Sだけ互いに接近した位置にある。
各孔35,36の直径は同一直径Rであり、前記ピン1
1の直径Dよりやや大きい(R>D)。さらに、孔
35,36の直径Rとピン11の直径Dは[(R−2
S)>D]の関係にある。
一対の平行片31,31の外幅Wはピン11の中間部
21の長さLよりやや狭くなっている(W<L)。ま
た、一対の平行片31,31の間隔Kは挿入片32の幅
よりやや広くなっている((K>W)。
基部30の左壁37、右壁38,38は、ピッチ点Oか
ら、同一距離Qの位置にあり、寸法的に前記円弧部3
3,34の半径rよりやや大きく(Q>r)、リンク1
2の高さHと(Q−S)>(1/2)Hの関係にある。
次に、チェーンの組立順序を第4図乃至第6図に基づい
て説明する。
先ず、第1のリンク12の一対の平行片31,31間
に第2のリンク12の挿入片32を互いに直角に組み
込む。前述したように、[(Q−S)>1/2Hの関係に
あるので、第2のリンク12が第1のリンク12
左壁37に接触することなく、第1のリンク12の第
1の孔35,35と、第2のリンク12の第2の孔3
6の中心C,Cを一致させることができる。
すなわち、一対の平行片の間に隣のリンクの1つの片が
挟まれるように隣り合わされたリンクを互いに約90゜
屈曲させた状態で、ピンが互いに重なり合った3つの丸
孔を貫通するように、1つの片は一対の平行片と基部と
によって形成される空間内に受け入れられる。
次に、孔35,35,36にピン11を差し込み、両端
部22,22を一対の平行片31,31の両側に突出さ
せる。
そして、最後に、両方のリンク12,12を、円弧
部33,34と左,右壁37,38とがぶつからないよ
うに、互いに離間する方向に位置をずらしながら回動し
(第5図)、直線状態に延ばす(第2図、第6図)。
これにともない、第1の孔35,35と第2の孔36の
中心C,C位置がずれ(第6図)、孔35、36に
よって形成されているピンの貫通部分の幅Aが狭まり、
ピン11の中間部21を挾む。
この結果、中間部21より大径の両端部22,22が一
対の平行片31,31の外側によってピン11が抜けな
いように拘束される。
その後、同様にして、第3、第4等のリンクを順次連結
するようにして組み込み、最終的にピン11の位置をピ
ッチPとするチェーンが構成される。
チェーン10を使用中、第7図に示すように、リンク1
,12が互いに接近し、孔35、36によって形
成されているピンの貫通部分の幅Aが広がるようなこと
があっても、円弧部33,34が右、左壁38,37に
夫々当接し、ピンの両端部22の直径D寸法以上には
広がらないので、ピン11の抜けが防止される(ピン1
1は宙に浮いているが、これは説明の便宜上であり、実
際には孔35,36に接して落ち着いている。)。
又、第5図のように多少屈曲しても、円弧部33,34
が右、左壁38,37に当接する範囲内であるから、前
記幅Aは両端部22の直径D寸法以下に保持され、ピ
ン11が抜け出ることはない。
リンクとピンは樹脂、セラミック等の材料で一体成形す
ることができ、セラミックで一体成形した場合は、その
耐熱性を利用して、炉中のような高温度の場所で使用で
きる。なお、本発明のチェーンは、ドラムに巻き付けて
ベルトのように使用できるが、スプロケットに係合させ
て使用するときは、第8図、第9図に示すように、スプ
ロケット40の一対の歯41,41にピン11の両端部
22,22を係合させて使用する。この場合、チェーン
10のガイドが不要で、しかも、ピン11の両端に力が
作用するので、チェーン11は安定した状態で力の伝達
ができる。
発明の効果 本発明のチェーンによると、リンクと連結ピンの形状が
簡素化されているので、成形が容易で、加工精度を高め
ることができる。
また、部品点数が少なく、リンクに連結ピンを差し込む
だけで組立られ、しかも、両端部によってピンは抜け止
めされるので、リンクにピンを圧入した従来のチェーン
と比較して、組立、分解が容易で組立精度が高くなると
ともに、ピンの抜けがなくなる。
さらに、リンクにピンを圧入する必要のないことから、
リンクとピンをセラミック製にすることができ、また、
その場合、形状が簡素化されているので成形も容易であ
る。
そして、リンクとピンをセラミック成形品とすれば、高
温度の場所で使用することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例で、 第1図はチェーンの平面図、 第2図は第1図中2−2矢視断面図、 第3図はピンの平面図、 第4図はチェーンの組立説明図、 第5図はチェーンが多少屈曲した状態図、 第6図は孔がピンを挾持している状態の拡大図、 第7図は第6図の位置からリンク同志の間隔が狭まった
状態図、 第8図はチェーンがスプロケットに係合している状態
図、 第9図は第8図中、9−9矢視断面図である。 10……チェーン 11……連結ピン 12……リンク 21……中間部 22……両端部 31……平行片(一対の平行片) 32……挿入片(1つの片) 35,36……丸孔 L……中間部の長さ W……平行片の外幅

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中間の基部を共通にして一対の平行片と該
    平行片の反対方向に延びた1つの片とを有し前記各片に
    丸孔が形成されたリンクと、両端部が中間部より大径の
    連結ピンとからなり、 前記一対の平行片の外幅は前記ピンの中間部の長さより
    狭く、前記一対の平行片の間に隣のリンクの1つの片が
    挟まれるように隣り合わされたリンクを互いに約90゜
    屈曲させた状態で前記ピンが互いに重なり合った前記各
    丸孔を貫通するように前記1つの片は前記一対の平行片
    と基部とによって形成される空間内に受け入れられ、前
    記隣合うリンク同士が互いに引き離される連結状態では
    前記各丸孔の重なり合う部分が狭くなって前記ピンは前
    記大径の両端部によって抜け止めされることを特徴とす
    る、 チェーン。
  2. 【請求項2】前記リンクと連結ピンがセラミック製であ
    る、請求項(1)のチェーン。
JP63236558A 1988-09-22 1988-09-22 同一形状のリンクをピンで連結したチェーン Expired - Lifetime JPH0641784B2 (ja)

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JPH0285547A JPH0285547A (ja) 1990-03-27
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RU2594266C1 (ru) * 2015-06-30 2016-08-10 Артём Станиславович Усов Пластинчатая цепь
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