JPS6229713Y2 - - Google Patents

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JPS6229713Y2
JPS6229713Y2 JP10009379U JP10009379U JPS6229713Y2 JP S6229713 Y2 JPS6229713 Y2 JP S6229713Y2 JP 10009379 U JP10009379 U JP 10009379U JP 10009379 U JP10009379 U JP 10009379U JP S6229713 Y2 JPS6229713 Y2 JP S6229713Y2
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chain
outer link
pins
link plate
pair
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JP10009379U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は二連チエーンを無端ループ状に連結す
るための構造に関する。
更に詳しくは、リンクプレート、ピン、クリツ
プでチエーンを無端状に連結するにさいし、強度
が得られないクリツプ部分をチエーンの左右側面
に位置を異ならせて設けることにより、特定のチ
エーンが強度不足となるを防止し、連結強度を各
チエーン列に分散、均一化し、強度の向上を図つ
た二連のチエーンの連結構造に関する。
(従来の技術) 第4図は二連チエーンを無端ループ状に連結す
るための従来の構造を示す。二連チエーン1は左
列1Aと右列1Bとからなり、連結部両端に左列
1A,右列1B毎に各2個のチエーンリンク1
a,1a、及び1b,1bが配置されている。連
結手段は左右2枚の外リンクプレート2,2と2
本のピン3,3と1個のクリツプ4とからなり、
ピン3,3を一方のリンクプレート2で平行に結
合し、このピン3,3を各チエーンリンク1a,
1a,1b,1bに中リンクプレート5を挟んで
挿通し、これからの突出端に他方の外リンクプレ
ート2を嵌め、溝3a,3aにクリツプ4を係合
する。
(考案が解決しようとする問題点) このようにループ状となつた従来のチエーン1
においては、右列1B側にクリツプ4が配置さ
れ、クリツプ4が配置された部分は強度が低下す
るため、左列1Aに対して右列1Bのみが充分な
連結強度を得られず、右列1Bの強度不足で強度
的に各チエーン列が不均一となる。かかる連結強
度特性となつている二連チエーン1は例えば自動
二輪車のカムチエーン等として使用することは無
理で、特定のチエーン列が充分な連結強度となつ
ていないため用途が制約される。
また二連チエーン1の連結部を構造する部材
は、リンクプレート2とピン3との結合体、中リ
ンクプレート5、リンクプレート2及びクリツプ
4が必要となり、構成部材の数が多くなり、組付
けも面倒となる。
本考案は以上の如き問題点を解決すべくなされ
たもので、その目的とする処は、特定のチエーン
列が強度不足となるを防止し、全体として強度向
上を図り得るようにすると共に、構成部材の数の
少い二連チエーンの連結構造を提供するにある。
(問題点を解決するための手段) 以上の問題点を解決するための手段は、並列配
列される一対のチエーンリンクの互いの対向する
端部どうしを、その長手方向両側について一対の
ピンの挿通により枢支して連結し、このチエーン
リンクの結合体をチエーンリンクの長手方向に複
数個配設して、この結合体間を、その対向するピ
ンどうしの両外端部間に一対の外リンクプレート
を配設して連結すると共に、前記結合体どうしを
連結する前記対向ピンのチエーンリンク間部に中
リンクプレートの両端部を挿通させてこの結合体
どうしを更に連結した無端状の二連チエーンにお
いて、前記外リンクプレートのうちチエーンの長
手方向に隣接し、無端状チエーンの連結部となる
一対の外リンクプレートをピンにクリツプを係合
させて連結する簡易結合とすると共に、他の外リ
ンクプレートをピンに加締め結合し、且つ前記一
対の簡易結合された外リンクプレートの一方を他
方の外リンクプレートに対しチエーンの幅方向反
対側の斜めの位置に配設したことである。
(作用) 以上の手段によれば、チエーンの幅方向両側に
ピンに加締め結合した外リンクプレートとピンに
クリツプを介して簡易結合した外リンクプレート
とを交互に配設しているため、各チエーン列にお
ける連結強度の分散化、均一化を図ることがで
き、全体としてチエーンの強度向上を図ることが
できる。
(実施例) 以下に本考案の実施例を添付図面に基づいて説
明する。
第1図は二連チエーンの連結前を示し、第2図
は連結後を示す。
本実施例のチエーンは左列10Aと右列10B
とからなる二連チエーン10である。左列10A
と右列10Bの夫々は、左右2枚の外リンクプレ
ート11,11で結合された前後2本のピン1
2,12で連鎖状に連結されたチエーンリンク1
0a…,10b…で形成され、且つ左列10Aと
右列10Bとの間には中リンクプレート13がピ
ン12を挿通して介入されている。以上の構成は
従来と同じである。
チエーンリンク10a−3,10b−3は左列
10A、右列10Bとは独立して用意されたもの
であり連結後にはチエーンリンク10a−3は左
列10A側に、チエーンリンク10b−3は右列
10B側に夫々組み込まれる。前記チエーンリン
ク10a…,10b…のうち連結されるべき両端
にはチエーンリンク10a−1,10b−1,1
0a−2,10b−2が配置され、一方の端部の
チエーンリンク10a−1,10b−1に中リン
クプレート13を含んで挿通したピン14の左端
14aに外リンクプレート15を加締め結合し、
ピン16の左端16aも外リンクプレート15に
加締め結合し、2本のピン14,16をこのプレ
ート15で平行に結合する。他方の端部のチエー
ンリンク10a−2,10b−2に挿通したピン
17についてもピン19とともに外リンクプレー
ト18を加締め結合し、2本のピン17,19を
平行にこのプレート18で結合する。この場合、
加締め結合部は上記ピン14,16とは逆の右端
17a,19aとする。
ピン16を上記チエーンリンク10a−3に左
方から挿入して次いで中リンクプレート13を挿
入し、ピン19を上記チエーンリンク10b−3
に右方から挿入して同じく中リンクプレート13
を挿入する。かくして第1図の図示状態となる。
この後、ピン16にはチエーンリンク10b−3
を、又ピン19にはチエーンリンク10b−3を
夫々挿入する。チエーンリンク10b−1,10
b−3から突出したピン14,16の端部に外リ
ンクプレート20を嵌め、ピン14,16の右端
に形成した溝14b,16bにクリツプ22を係
合する。一方、チエーンリンク10a−2,10
a−3から突出したピン17,19の端部に外リ
ンクプレート21を嵌め、ピン17,19の左端
に形成した溝17b,19bにクリツプ23を係
合する。
これによつて無端ループ状に連結された二連チ
エーン10を第2図で示し、クリツプ22はチエ
ーンの右側面に配置され、クリツプ23はチエー
ン長さ方向にクリツプ22から1ピツチ分の間隔
を開けたずれた位置でチエーンの右側面に配置さ
れる。二連チエーン10の左列10A、右列10
Bとは独立して用意された前記チエーンリンク1
0a−3,10b−3はピン16,19で連結さ
れ、ピン16部分の断面を第3図で示す。前記外
リンクプレート15はピン16の左端16aに加
締め結合24として固着一体化され、クリツプ2
2はクリツプ係合部26となつたピン16の右端
の溝16bに係着される。ピン19については外
リンクプレート18の加締め係合部25が第2図
の如く右端に位置し、クリツプ23の係合部27
は左端に位置する。従つてピン16,19部分の
連結部ではリンクプレート加締め係合部24,2
5及びクリツプ係合部26,27は夫々チエーン
長さ方向にずれてチエーンの左右反対側に設けら
れることになる。
以上の通りであるため、チエーンの連結強度が
充分に得られないクリツプ部分がチエーンの左右
側面にチエーン長さ方向にずれて設けられた結
果、右列10Bが左列10Aに対して従来の如く
特別に強度が低下することはなく、左列10A、
右列10Bがともに強度を補償し合い、各チエー
ン列における連結強度の分散、均一化が成され、
特定のチエーン列の強度不足を防止して全体とし
てチエーン連結強度を向上させることができる。
尚、本実施例では二連チエーンとしたが三連以
上の多連チエーンにも本考案は適用可能である。
(考案の効果) 以上の説明で明らかな如く本考案によれば、チ
エーンの連結強度が充分に得られないピンとクリ
ツプの係合により外リンクプレートとの簡易結合
部分が、チエーンの左右側面にチエーンの長さ方
向にずれて設けられているため、特定のチエーン
列強度が不足するのを防止でき、連結強度の分
散、均一化が成されて全体のチエーン強度を向上
せしめることができる。従つて大なる連結強度を
必要とするチエーン駆動装置にこのチエーンを使
用できるようになり、二連チエーンの用途を拡大
することができる。
また本考案は従来の二連チエーンの連結構造に
特別の工夫をしたり、連結部の部材点数を増加さ
せたりすることなく、以上の如き効果を達成する
ことができるため、組付等も従来のものと変らず
複雑化しない。逆に連結部の構成部材の数が減少
しているため組付等が従来のものに比べ容易とな
つている。
また本考案では2本のピンが1個の外リンクプ
レートに全体としてコの字形となるように加締め
結合されていると共に、このピンの残りの端部ど
うしを外リンクプレートにてクリツプを介して簡
易結合させているため、チエーンの長手方向に力
が生じても前記2本のピンの簡易結合側が力の方
向に向かつて開くことはなく、従つてピンと外リ
ンクプレートとの加締め結合部に応力集中の如き
現象が生じることもなくて、その耐久性も優れて
いる。特にクリツプによるピンと外リンクプレー
トとの簡易結合部がチエーンの左右側面に設けら
れているため、チエーンの長手方向の力がチエー
ンの左右に分散し、チエーンの左右のバランスを
とることができると共に、更に前記簡易結合部が
チエーンの長手方向にずらして設けられているた
め、チエーンの強度上弱い部分が分散して均一化
することができ、従つてチエーン連結部の耐久性
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は連結
前を示す平面図、第2図は連結後を示す平面図、
第3図は第2図3−3線断面図、第4図は従来例
を示す第1図と同様の図である。 尚図面中、14,16,17,19はピン、1
5,18,20,21はリンクプレート、22,
23はクリツプ、24,25はリンクプレート加
締め結合部、26,27はクリツプ結合部であ
る。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 並列配列される一対のチエーンリンクの互いの
    対向する端部どうしを、その長手方向両側につい
    て一対のピンの挿通により枢支して連結し、この
    チエーンリンクの結合体をチエーンリンクの長手
    方向に複数個配設して、この結合体間を、その対
    向するピンどうしの両外端部間に一対の外リンク
    プレートを配設して連結すると共に、前記結合体
    どうしを連結する前記対向ピンのチエーンリンク
    間部に中リンクプレートの両端部を挿通させてこ
    の結合体どうしを更に連結した無端状の二連チエ
    ーンにおいて、 前記外リンクプレートのうちチエーンの長手方
    向に隣接し、無端状チエーンの連結部となる一対
    の外リンクプレートをピンにクリツプを係合させ
    て連結する簡易結合とすると共に、他の外リンク
    プレートをピンに加締め結合し、且つ前記一対の
    簡易結合された外リンクプレートの一方を他方の
    外リンクプレートに対しチエーンの幅方向反対側
    の斜めの位置に配設したことを特徴とする二連チ
    エーンの連結構造。
JP10009379U 1979-07-19 1979-07-19 Expired JPS6229713Y2 (ja)

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JP10009379U JPS6229713Y2 (ja) 1979-07-19 1979-07-19

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JP10009379U JPS6229713Y2 (ja) 1979-07-19 1979-07-19

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Publication Number Publication Date
JPS5617437U JPS5617437U (ja) 1981-02-16
JPS6229713Y2 true JPS6229713Y2 (ja) 1987-07-30

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