JPH0581774B2 - - Google Patents
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- JPH0581774B2 JPH0581774B2 JP14695888A JP14695888A JPH0581774B2 JP H0581774 B2 JPH0581774 B2 JP H0581774B2 JP 14695888 A JP14695888 A JP 14695888A JP 14695888 A JP14695888 A JP 14695888A JP H0581774 B2 JPH0581774 B2 JP H0581774B2
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- Japan
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- shaped
- friction
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- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 20
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 16
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 7
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 241001391944 Commicarpus scandens Species 0.000 description 2
- 239000011295 pitch Substances 0.000 description 2
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
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- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、I形摩擦板を有するロツカージヨイ
ント型サイレントチエーンによる摩擦伝動チエー
ンであつて、無断変速用伝動チエーンとして利用
されるものである。
ント型サイレントチエーンによる摩擦伝動チエー
ンであつて、無断変速用伝動チエーンとして利用
されるものである。
従来の技術
最近、無断変速用伝動用ベルトとして開発され
た特公昭57−23820号公報に開示された技術は、
多数重合した断面I形摩擦板の上下梁部分の左右
空所に無端積層金属ベルトを挿通し、該I形摩擦
板の下梁部分外側面をV形プーリの円錐形摩擦伝
動面に圧接して、該摩擦板を前方へ押動すること
により、金属ベルト上で順次前位のI形摩擦板に
トルクを伝達する内容を有し、金属ベルトと多数
のI形摩擦板とは相対的な滑りを許容して装着さ
れているものである。そして、金属ベルトがI形
摩擦板の上下梁部分の空所から外側へはみ出さな
いようにするために、下梁部分の上面をクラウン
形状にして、金属ベルトの片寄りを防止してい
た。
た特公昭57−23820号公報に開示された技術は、
多数重合した断面I形摩擦板の上下梁部分の左右
空所に無端積層金属ベルトを挿通し、該I形摩擦
板の下梁部分外側面をV形プーリの円錐形摩擦伝
動面に圧接して、該摩擦板を前方へ押動すること
により、金属ベルト上で順次前位のI形摩擦板に
トルクを伝達する内容を有し、金属ベルトと多数
のI形摩擦板とは相対的な滑りを許容して装着さ
れているものである。そして、金属ベルトがI形
摩擦板の上下梁部分の空所から外側へはみ出さな
いようにするために、下梁部分の上面をクラウン
形状にして、金属ベルトの片寄りを防止してい
た。
また、上記押動方式による摩擦伝動技術は、摩
擦板と金属ベルトとの相対的滑りによる摩耗、お
よびクラウン形状に強制変形させられることによ
る金属ベルトの疲労等の欠点を有していたので、
この欠点を解決するために、例えば、特開昭62−
258240号公報並びに特開昭62−258241号公報に開
示されている如く、多数の重合した摩擦伝動ブロ
ツクに位相差を有する2本の無端チエーンを挿通
し、摩擦伝動ブロツクを無端チエーンの丸棒形連
結ピンに装着して、摩擦伝動ブロツクとチエーン
とを相対的滑動不能に結合した牽引方式による摩
擦伝動技術がある。
擦板と金属ベルトとの相対的滑りによる摩耗、お
よびクラウン形状に強制変形させられることによ
る金属ベルトの疲労等の欠点を有していたので、
この欠点を解決するために、例えば、特開昭62−
258240号公報並びに特開昭62−258241号公報に開
示されている如く、多数の重合した摩擦伝動ブロ
ツクに位相差を有する2本の無端チエーンを挿通
し、摩擦伝動ブロツクを無端チエーンの丸棒形連
結ピンに装着して、摩擦伝動ブロツクとチエーン
とを相対的滑動不能に結合した牽引方式による摩
擦伝動技術がある。
しかし、丸棒形連結ピンで連綴されたチエーン
による牽引方式は、連結ピンとリンクプレートの
連結挿通孔とが相対的回動をするために、チエー
ンの高速運転時にはピンとピン孔との間の摩擦抵
抗および摩擦熱による焼き付け現象が生じて、チ
エーンの屈曲に支障を来たし、チエーンの円滑な
懸回運動を阻害するので、連結ピンをロツカージ
ヨイント型、すなわち、ロツカーピンとシートピ
ンとを一対とした相対的に転がり接触する連結ピ
ンを挿通したチエーンを採用した第6図a,bに
示すような構造のものがある。
による牽引方式は、連結ピンとリンクプレートの
連結挿通孔とが相対的回動をするために、チエー
ンの高速運転時にはピンとピン孔との間の摩擦抵
抗および摩擦熱による焼き付け現象が生じて、チ
エーンの屈曲に支障を来たし、チエーンの円滑な
懸回運動を阻害するので、連結ピンをロツカージ
ヨイント型、すなわち、ロツカーピンとシートピ
ンとを一対とした相対的に転がり接触する連結ピ
ンを挿通したチエーンを採用した第6図a,bに
示すような構造のものがある。
すなわち、第6図aはI形摩擦板の左右の下梁
部分の空所に挿通されるロツカージヨイント型チ
エーンの要部正面図、bは要部断面による平面図
であつて、多数の断面I形摩擦板F及びF′をロツ
カージヨイント型無端チエーンCの長手方向に密
着重合し、該摩擦板F,F′の上下梁部分の左右空
所に該チエーンC,C′を半ピツチ位相を異にして
挿通し、該夫々のチエーンC,C′のリンクプレー
ト上下辺中央部位には夫々凹溝G,G′を凹設し、
I形摩擦板F′は左右側に交互に前記凹溝G,G′に
係入嵌着する延在部分を有し、I形摩擦板Fの上
下梁部分は該延在部分を全く有しないので、前記
凹溝G,G′を有するリンクプレート以外のリン
クプレート上下辺に当接している。
部分の空所に挿通されるロツカージヨイント型チ
エーンの要部正面図、bは要部断面による平面図
であつて、多数の断面I形摩擦板F及びF′をロツ
カージヨイント型無端チエーンCの長手方向に密
着重合し、該摩擦板F,F′の上下梁部分の左右空
所に該チエーンC,C′を半ピツチ位相を異にして
挿通し、該夫々のチエーンC,C′のリンクプレー
ト上下辺中央部位には夫々凹溝G,G′を凹設し、
I形摩擦板F′は左右側に交互に前記凹溝G,G′に
係入嵌着する延在部分を有し、I形摩擦板Fの上
下梁部分は該延在部分を全く有しないので、前記
凹溝G,G′を有するリンクプレート以外のリン
クプレート上下辺に当接している。
したがつて、I形摩擦板Fはリンクプレート凹
溝G,G′に係入する延在部分を有するI形摩擦
板F′間に介装されるから、チエーンC,C′とI形
摩擦板F,F′とは位相的滑動を生ずることなく結
合される。
溝G,G′に係入する延在部分を有するI形摩擦
板F′間に介装されるから、チエーンC,C′とI形
摩擦板F,F′とは位相的滑動を生ずることなく結
合される。
チエーンC,C′の連結ピンは、シートピンPSと
ロツカーピンPRとを一対としてリンクプレート
挿通孔Hに挿通され、シートピンPSとロツカーピ
ンPRとの当接背面はリンクプレート屈曲時に互
いに転がり接触する従来のロツカージヨイント型
の連結ピンであるから、第6図bに示す如く、シ
ートピンPSおよびとロツカーピンPRがリンクプ
レートのピン挿通孔Hから抜け落ちないようにす
るために、チエーンC,C′の最外側のリンクプレ
ートL1にはシートピンPSの両端に形成した延在
部分を圧入強嵌する三日月形固着孔H′のみを設
けてシートピンPSの抜け止めをし、ロツカーピン
PRは内側リンクプレートL2のみを貫挿し、ロツ
カーピンPRの両端は最外側リンクプレートL1に
当接することによつて抜け止めされている。
ロツカーピンPRとを一対としてリンクプレート
挿通孔Hに挿通され、シートピンPSとロツカーピ
ンPRとの当接背面はリンクプレート屈曲時に互
いに転がり接触する従来のロツカージヨイント型
の連結ピンであるから、第6図bに示す如く、シ
ートピンPSおよびとロツカーピンPRがリンクプ
レートのピン挿通孔Hから抜け落ちないようにす
るために、チエーンC,C′の最外側のリンクプレ
ートL1にはシートピンPSの両端に形成した延在
部分を圧入強嵌する三日月形固着孔H′のみを設
けてシートピンPSの抜け止めをし、ロツカーピン
PRは内側リンクプレートL2のみを貫挿し、ロツ
カーピンPRの両端は最外側リンクプレートL1に
当接することによつて抜け止めされている。
発明が解決しようとする課題
上述した第6図a,bに示すロツカージヨイン
ト型摩擦伝動チエーンC,C′においては、牽引方
式による伝動であるから、シートピンPSおよびロ
ツカーピンPRに引張り荷重が負荷された際に、
ピン挿通孔Hの形状が略々円形をなしているのに
対して三日月形固着孔H′は集中応力が発生し易
い隅部を有しているため、該隅部から破断するこ
とが屡々である。
ト型摩擦伝動チエーンC,C′においては、牽引方
式による伝動であるから、シートピンPSおよびロ
ツカーピンPRに引張り荷重が負荷された際に、
ピン挿通孔Hの形状が略々円形をなしているのに
対して三日月形固着孔H′は集中応力が発生し易
い隅部を有しているため、該隅部から破断するこ
とが屡々である。
したがつて、シートピンPSの両端を圧入強嵌す
る最外側リンクプレートL1の三日月形固着孔
H′に引張り荷重が作用しないようにするため、
内側リンクプレートL2の連結ピン挿通孔Hのピ
ツチを最外側リンクプレートL1の固着孔H′の間
隔より小にして、引張り荷重が連結ピンに作用し
た際には、内側リンクプレートL2のみに負荷さ
せ、最外側リンクプレートL1には負荷させない
ようにしていたので、最外側リンクプレートL1
はチエーンの引張り荷重を全く分担しないリンク
プレートとなつており、チエーンを構成するリン
クプレートに引張り荷重を分担しないリンクプレ
ートが含まれていることは、チエーンの引張り荷
重伝達強度を低下させると言う欠点を有してい
た。
る最外側リンクプレートL1の三日月形固着孔
H′に引張り荷重が作用しないようにするため、
内側リンクプレートL2の連結ピン挿通孔Hのピ
ツチを最外側リンクプレートL1の固着孔H′の間
隔より小にして、引張り荷重が連結ピンに作用し
た際には、内側リンクプレートL2のみに負荷さ
せ、最外側リンクプレートL1には負荷させない
ようにしていたので、最外側リンクプレートL1
はチエーンの引張り荷重を全く分担しないリンク
プレートとなつており、チエーンを構成するリン
クプレートに引張り荷重を分担しないリンクプレ
ートが含まれていることは、チエーンの引張り荷
重伝達強度を低下させると言う欠点を有してい
た。
課題を解決するための手段
本発明は、シートピンおよびロツカーピンの抜
け止めを可能にするとともにチエーンを構成する
最外側リンクプレートを含むすべてのリンクプレ
ートに引張り荷重を分担させるものであつて、最
外側リンクプレートにも内側リンクプレートと同
形の連結ピン挿通孔を設け、隣接する一対のシー
トピンの両端延在部分に、中央部位を易破断形状
としためがね状2連座金を懸架圧入したものであ
る。
け止めを可能にするとともにチエーンを構成する
最外側リンクプレートを含むすべてのリンクプレ
ートに引張り荷重を分担させるものであつて、最
外側リンクプレートにも内側リンクプレートと同
形の連結ピン挿通孔を設け、隣接する一対のシー
トピンの両端延在部分に、中央部位を易破断形状
としためがね状2連座金を懸架圧入したものであ
る。
作 用
最外側リンクプレートおよび内側リンクプレー
トの夫々に貫設したシートピンおよびロツカーピ
ンを一対とした連結ピンの挿通孔形状を、略々円
形の同一形状として該連結ピンを挿通したから、
最外側リンクプレートの連結ピン挿通孔にのみ集
中応力が負荷されることなく、したがつて、最外
側リンクプレートは破断することなく引張り荷重
を最外側リンクプレートおよび内側リンクプレー
トが均等に分担し、シートピン両端延在部分に圧
入強嵌しためがね状2連座金は、引張り荷重作用
時に中央部位の易破断形状部分から破断をおこし
て分離し、夫々のシートピン両端延在部分に固着
してシートピンの抜け止めとなり、該座金の内側
面は、ロツカーピン両端部に当接してロツカーピ
ンの抜け止めとなる。
トの夫々に貫設したシートピンおよびロツカーピ
ンを一対とした連結ピンの挿通孔形状を、略々円
形の同一形状として該連結ピンを挿通したから、
最外側リンクプレートの連結ピン挿通孔にのみ集
中応力が負荷されることなく、したがつて、最外
側リンクプレートは破断することなく引張り荷重
を最外側リンクプレートおよび内側リンクプレー
トが均等に分担し、シートピン両端延在部分に圧
入強嵌しためがね状2連座金は、引張り荷重作用
時に中央部位の易破断形状部分から破断をおこし
て分離し、夫々のシートピン両端延在部分に固着
してシートピンの抜け止めとなり、該座金の内側
面は、ロツカーピン両端部に当接してロツカーピ
ンの抜け止めとなる。
実施例
第1図は本発明の要部正面図、第2図は第1図
の一部断面による平面図、第3図は第2図−
線断面図、第4図は第2図−線断面図であつ
て、最外側リンクプレートの連結ピン挿通孔を内
側リンクプレートの連結ピン挿通孔と同形とし、
シートピンの両端延在部分にめがね状2連座金を
圧入強嵌着した以外は、第6図に示した従来例と
際がないので、説明を省略する。そして、第6図
と同一の構成要素は同一符号で表す。
の一部断面による平面図、第3図は第2図−
線断面図、第4図は第2図−線断面図であつ
て、最外側リンクプレートの連結ピン挿通孔を内
側リンクプレートの連結ピン挿通孔と同形とし、
シートピンの両端延在部分にめがね状2連座金を
圧入強嵌着した以外は、第6図に示した従来例と
際がないので、説明を省略する。そして、第6図
と同一の構成要素は同一符号で表す。
最外側リンクプレートL1と両端部を互いに入
り組ませた複数の内側リンクプレートL2とは、
シートピンPSとロツカーピンPRを一対とするロ
ツカージヨイントピンPによつて無端状に連綴さ
れているが、最外側リンクプレートL1には、シ
ートピンPSのみではなくロツカーピンPRをも含
めた連結ピン挿入孔Hが内側リンクプレートL2
の連結ピン挿入孔Hと同形状に設けられているか
ら、最外側リンクプレートL1は内側リンクプレ
ートL2と同様に引張り荷重を分担しても、最外
側リンクプレートL1の連結ピン挿入孔は集中応
力が作用しやすい三日月形状を有しないから、引
張り荷重は最外側リンクプレートの連結ピン挿入
孔にも内側リンクプレートの連結ピン挿入孔にも
均等に作用し、最外側リンクプレートL1の連結
ピン挿入孔のみに集中応力が作用して破断するこ
とがなく、全引張り荷重は、最外側リンクプレー
トL1および内側リンクプレートL2のすべてに均
等に分担され、チエーンの引張り強度が増強され
ることとなる。
り組ませた複数の内側リンクプレートL2とは、
シートピンPSとロツカーピンPRを一対とするロ
ツカージヨイントピンPによつて無端状に連綴さ
れているが、最外側リンクプレートL1には、シ
ートピンPSのみではなくロツカーピンPRをも含
めた連結ピン挿入孔Hが内側リンクプレートL2
の連結ピン挿入孔Hと同形状に設けられているか
ら、最外側リンクプレートL1は内側リンクプレ
ートL2と同様に引張り荷重を分担しても、最外
側リンクプレートL1の連結ピン挿入孔は集中応
力が作用しやすい三日月形状を有しないから、引
張り荷重は最外側リンクプレートの連結ピン挿入
孔にも内側リンクプレートの連結ピン挿入孔にも
均等に作用し、最外側リンクプレートL1の連結
ピン挿入孔のみに集中応力が作用して破断するこ
とがなく、全引張り荷重は、最外側リンクプレー
トL1および内側リンクプレートL2のすべてに均
等に分担され、チエーンの引張り強度が増強され
ることとなる。
また、連結ピンPの抜け止めについては、連結
ピンPのうち、シートピンPSの両端に最外側リン
クプレートL1より外側方に突出した延在部分を
形成し、相隣るシートピンPSを一対として前記延
在部分にめがね状2連座金1を懸架して圧入強嵌
することにより、シートピンPSが挿通孔Hより抜
けることを防止し、ロツカーピンPRの両端は前
記座金1の内側に当接することにより抜け止めさ
れる。
ピンPのうち、シートピンPSの両端に最外側リン
クプレートL1より外側方に突出した延在部分を
形成し、相隣るシートピンPSを一対として前記延
在部分にめがね状2連座金1を懸架して圧入強嵌
することにより、シートピンPSが挿通孔Hより抜
けることを防止し、ロツカーピンPRの両端は前
記座金1の内側に当接することにより抜け止めさ
れる。
したがつて、チエーンC,C′と構成するすべて
のリンクプレートL1,L2によつて引張り荷重を
分担してチエーンの引張り強度を増大させるとと
もに、引張り強度の分担を全く不要とする連結ピ
ン抜け止め座金1は、引張り強度を考慮しない軽
量薄板板等の適当な材料で充分その機能を果たす
ことができる。
のリンクプレートL1,L2によつて引張り荷重を
分担してチエーンの引張り強度を増大させるとと
もに、引張り強度の分担を全く不要とする連結ピ
ン抜け止め座金1は、引張り強度を考慮しない軽
量薄板板等の適当な材料で充分その機能を果たす
ことができる。
なお、座金1をめがね状の2連形状にすること
により、シートピンPSへの挿入位置決めを容易に
することができる。
により、シートピンPSへの挿入位置決めを容易に
することができる。
該座金1は、その中央部位を易破断形状、例え
ば、切込み挟搾形状2にすることにより、チエー
ンC,C′引張り荷重が作用した際には、該易破断
形状2の部分が容易に破断分離し、夫々単一座金
として、一対のシートピンPSの両端延在部分に固
着され、連結ピンPの抜け止めとなるものであ
る。
ば、切込み挟搾形状2にすることにより、チエー
ンC,C′引張り荷重が作用した際には、該易破断
形状2の部分が容易に破断分離し、夫々単一座金
として、一対のシートピンPSの両端延在部分に固
着され、連結ピンPの抜け止めとなるものであ
る。
第1〜4図はめがね状2連座金1が最外側リン
クプレートL1と同一位相で取付けられた場合を
図示したが、第5図に示す如く、該座金1を半ピ
ツチ位相をずらせて隣接する最外側リンクプレー
トL1,L1のシートピンPS間に懸架圧入してもよ
く、この場合には、シートピンPSとロツカーピン
PRとの前後位置が第1〜4図の場合と逆に挿入
される。
クプレートL1と同一位相で取付けられた場合を
図示したが、第5図に示す如く、該座金1を半ピ
ツチ位相をずらせて隣接する最外側リンクプレー
トL1,L1のシートピンPS間に懸架圧入してもよ
く、この場合には、シートピンPSとロツカーピン
PRとの前後位置が第1〜4図の場合と逆に挿入
される。
発明の効果
本発明は上述の如く、従来、チエーンを構成す
るリンクプレートのうち、最外側リンクプレート
を連結ピンの抜け止めとして機能させていたため
に生ずる最外側リンクプレートの破断という欠点
を抜け止め座金を装着することにより解決し、最
外側リンクプレートにも内側リンクプレートと同
形の連結挿通孔を設けてシートピン、ロツカーピ
ンを挿入し、チエーンの引張り荷重を内・外側リ
ンクプレートに均等に分担させることができたの
で、チエーンの引張り強度が従来例に比し著しく
増強され、伝達トルクを大幅に増大させることが
可能になつたものである。
るリンクプレートのうち、最外側リンクプレート
を連結ピンの抜け止めとして機能させていたため
に生ずる最外側リンクプレートの破断という欠点
を抜け止め座金を装着することにより解決し、最
外側リンクプレートにも内側リンクプレートと同
形の連結挿通孔を設けてシートピン、ロツカーピ
ンを挿入し、チエーンの引張り荷重を内・外側リ
ンクプレートに均等に分担させることができたの
で、チエーンの引張り強度が従来例に比し著しく
増強され、伝達トルクを大幅に増大させることが
可能になつたものである。
第1〜5図は本発明の第1、第2実施例を示
し、第1図は摩擦伝動チエーンの要部正面図、第
2図は第1図の一部断面による平面図、第3図は
第2図−線断面図、第4図は第2図−線
断面図、第5図は他の実施例における要部正面図
であり、第6図a,bは従来例を示し、aは要部
正面図、bはaの一部断面による平面図である。 1……めがね状2連座金、C,C′……摩擦伝動
チエーン、F,F′……断面I形摩擦板、L1……
最外側リンクプレート、L2……内側リンクプレ
ート、H……連結ピン挿通孔、H′……シートピ
ン圧入挿通孔、P……連結ピン、PS……シートピ
ン、PR……ロツカーピン、G,G……I形摩擦
板係入凹溝。
し、第1図は摩擦伝動チエーンの要部正面図、第
2図は第1図の一部断面による平面図、第3図は
第2図−線断面図、第4図は第2図−線
断面図、第5図は他の実施例における要部正面図
であり、第6図a,bは従来例を示し、aは要部
正面図、bはaの一部断面による平面図である。 1……めがね状2連座金、C,C′……摩擦伝動
チエーン、F,F′……断面I形摩擦板、L1……
最外側リンクプレート、L2……内側リンクプレ
ート、H……連結ピン挿通孔、H′……シートピ
ン圧入挿通孔、P……連結ピン、PS……シートピ
ン、PR……ロツカーピン、G,G……I形摩擦
板係入凹溝。
Claims (1)
- 1 多数の重合した断面I形摩擦板の左右空所に
夫々無端チエーンを挿通し、該I形摩擦板の上下
梁部分を前記チエーンのリンクプレート上下辺に
凹設した凹溝に係入させるとともに、下梁部分の
両外側面をV形プーリの円錐伝動面に摩擦係合す
るV形摩擦面に形成した摩擦伝動チエーンにおい
て、チエーンのリンクプレート連結ピン挿通孔に
ロツカーピンとシートピンとを一対として貫挿
し、相隣る一対のシートピン両端延在部分にめが
ね状2連結座金を懸架圧入し、該座金の懸架中央
部位を易破断形状とした摩擦伝動チエーン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14695888A JPH01316544A (ja) | 1988-06-16 | 1988-06-16 | I形摩擦板を有する摩擦伝動チェーン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14695888A JPH01316544A (ja) | 1988-06-16 | 1988-06-16 | I形摩擦板を有する摩擦伝動チェーン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01316544A JPH01316544A (ja) | 1989-12-21 |
JPH0581774B2 true JPH0581774B2 (ja) | 1993-11-16 |
Family
ID=15419430
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14695888A Granted JPH01316544A (ja) | 1988-06-16 | 1988-06-16 | I形摩擦板を有する摩擦伝動チェーン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01316544A (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5397280A (en) * | 1993-10-04 | 1995-03-14 | Borg-Warner Automotive, Inc. | System phasing of overhead cam engine timing chains |
US5427580A (en) * | 1992-05-19 | 1995-06-27 | Borg-Warner Automotive, Inc. | Phased chain assemblies |
US5409424A (en) * | 1993-04-09 | 1995-04-25 | Borg-Warner Automotive, Inc. | Chain belt with two parallel chains having means for inhibiting relative movements of the chains |
JP2832412B2 (ja) * | 1993-04-09 | 1998-12-09 | トヨタ自動車株式会社 | チェーンベルト |
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-
1988
- 1988-06-16 JP JP14695888A patent/JPH01316544A/ja active Granted
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Publication number | Publication date |
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JPH01316544A (ja) | 1989-12-21 |
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