JPH0641758Y2 - スライド駆動用プランジャガイド装置 - Google Patents
スライド駆動用プランジャガイド装置Info
- Publication number
- JPH0641758Y2 JPH0641758Y2 JP1990091171U JP9117190U JPH0641758Y2 JP H0641758 Y2 JPH0641758 Y2 JP H0641758Y2 JP 1990091171 U JP1990091171 U JP 1990091171U JP 9117190 U JP9117190 U JP 9117190U JP H0641758 Y2 JPH0641758 Y2 JP H0641758Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plunger
- guide plate
- slide
- guide
- crown
- Prior art date
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- Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、２つのプランジャでスライドを駆動するよう
形成したプレス機械のスライド駆動用プランジャガイド
装置に関する。
形成したプレス機械のスライド駆動用プランジャガイド
装置に関する。
［従来の技術］ 第３図（左側半分は簡略表現してある。）に２ポイント
方式プレス機械の概略図を示す。
方式プレス機械の概略図を示す。
図において、１はクラウン,2はクランクシャフト,3はス
ライド,4はコラム,5はボルスタ,6はベッドであり、スラ
イド３は各コネクティングロッド7,7に連結された２つ
のプランジャ10,10を介して図で上下方向に駆動され
る。
ライド,4はコラム,5はボルスタ,6はベッドであり、スラ
イド３は各コネクティングロッド7,7に連結された２つ
のプランジャ10,10を介して図で上下方向に駆動され
る。
すなわち、スライド３の左右方向はコラム４に固着され
たギブ3A,3Aと摺動案内部材3B,3Bとからなり、前後方向
は第５図に示す如くギブ3C,3Cと摺動案内部材3D,3Dから
なるスライドガイドで上下方向に摺動案内されている。
たギブ3A,3Aと摺動案内部材3B,3Bとからなり、前後方向
は第５図に示す如くギブ3C,3Cと摺動案内部材3D,3Dから
なるスライドガイドで上下方向に摺動案内されている。
このスライド３とクランクシャフト２とは、各コネクテ
ィングロッド７の下端部に設けられたボール7Aと各プラ
ンジャ10に担持されたボールカップ10Aとからなるボー
ルサスペンション構造によって連結される。また、各プ
ランジャ10は調整ネジ８を介してスライド３に一体的に
連結されている。
ィングロッド７の下端部に設けられたボール7Aと各プラ
ンジャ10に担持されたボールカップ10Aとからなるボー
ルサスペンション構造によって連結される。また、各プ
ランジャ10は調整ネジ８を介してスライド３に一体的に
連結されている。
したがって、クランクシャフト２を回転すれば、各コネ
クティングロッド７はボール7Aを中心として揺動し、プ
ランジャ10は上下動する。よって、スライド３を、クラ
ウン１およびベッド６上のボルスタ５間で上下方向にス
トローク運動できる。
クティングロッド７はボール7Aを中心として揺動し、プ
ランジャ10は上下動する。よって、スライド３を、クラ
ウン１およびベッド６上のボルスタ５間で上下方向にス
トローク運動できる。
ところで、各コネクティングロッド７の揺動運動により
各プランジャ10には、第５図に示すような水平方向の分
力ｆが生ずる。
各プランジャ10には、第５図に示すような水平方向の分
力ｆが生ずる。
そこで、クラウン１側にプランジャガイド装置20を設
け、そのスラスト力ｆを受けるようにしている。
け、そのスラスト力ｆを受けるようにしている。
ここに、従来のプランジャガイド装置20は、第４図に示
す如く、プランジャ10の形状に対応させた円環部材21A,
21Bから構成され、各円環部材21A,21Bの内径は各プラン
ジャ10との間に適当なクリアランスＣを確保できるもの
と決定されている。温度変化によるピッチＰ間のクラウ
ン１側伸縮量とスライド３側伸縮量との差異を吸収する
ためである。
す如く、プランジャ10の形状に対応させた円環部材21A,
21Bから構成され、各円環部材21A,21Bの内径は各プラン
ジャ10との間に適当なクリアランスＣを確保できるもの
と決定されている。温度変化によるピッチＰ間のクラウ
ン１側伸縮量とスライド３側伸縮量との差異を吸収する
ためである。
したがって、温度変化による伸縮量の差分を吸収する観
点からすれば、クリアランスＣを可能な限りにおいて大
きくすることが望ましい。
点からすれば、クリアランスＣを可能な限りにおいて大
きくすることが望ましい。
［考案が解決しようとする課題］ しかしながら、プランジャガイド装置20を、円環部材21
A,21Bから形成する従来構造によると、その形態からク
リアランスＣは左右方向のみならず前後方向（第４図で
上下方向）にも等しくクリアランスＣが形成されてしま
う。すると、クリアランスＣの大きさとクラウン側伸縮
量とスライド側伸縮量との差異の大きさによっては、プ
ランジャ10が円環部材21A（21B）に当接する以前に、ス
ライド３が第５図に示すように前後に配設されたスライ
ドガイド装置（3C,3C、3D,3D）に押付けられてしまいス
ライド３の円滑な摺動案内が妨げられる不都合が生ず
る。
A,21Bから形成する従来構造によると、その形態からク
リアランスＣは左右方向のみならず前後方向（第４図で
上下方向）にも等しくクリアランスＣが形成されてしま
う。すると、クリアランスＣの大きさとクラウン側伸縮
量とスライド側伸縮量との差異の大きさによっては、プ
ランジャ10が円環部材21A（21B）に当接する以前に、ス
ライド３が第５図に示すように前後に配設されたスライ
ドガイド装置（3C,3C、3D,3D）に押付けられてしまいス
ライド３の円滑な摺動案内が妨げられる不都合が生ず
る。
換言すれば、コネクティングロッド７の揺動運転に基づ
き発生されるスラスト力ｆを支持するというプランジャ
ガイド装置20の本来的目的が達成されないという本末転
倒現象が生ずる。
き発生されるスラスト力ｆを支持するというプランジャ
ガイド装置20の本来的目的が達成されないという本末転
倒現象が生ずる。
このために、上記クリアランスＣの大きさの選択に多大
な時間，労力を費やさなければならない。また、このよ
うに慎重に選択しても温度変化による伸縮量の吸収とス
ラスト力ｆの対処という相反技術事項を解消することは
できない。しかも、プレス機械が益々大型かつ高荷重と
なるにつれて広く問題視されつつあるところの解消すべ
き重要課題となっている。
な時間，労力を費やさなければならない。また、このよ
うに慎重に選択しても温度変化による伸縮量の吸収とス
ラスト力ｆの対処という相反技術事項を解消することは
できない。しかも、プレス機械が益々大型かつ高荷重と
なるにつれて広く問題視されつつあるところの解消すべ
き重要課題となっている。
なお、かかる重要課題の解決は、他の構成部品（ボルス
タ５上の金型にワークを供給する送り装置等）の設置に
制約を与えることなくなされることが要請されている。
タ５上の金型にワークを供給する送り装置等）の設置に
制約を与えることなくなされることが要請されている。
本考案は、上記事情に鑑みなされたもので、温度変化に
よるクラウン側伸縮量とスライド側伸縮量との差異の大
きさに拘らず、その差異を完全に吸収できかつスラスト
力を常に安定して支持でき、しかも送り装置等の他の構
成部品の設置に制約を与えないスライド駆動用プランジ
ャガイド装置を提供することにある。
よるクラウン側伸縮量とスライド側伸縮量との差異の大
きさに拘らず、その差異を完全に吸収できかつスラスト
力を常に安定して支持でき、しかも送り装置等の他の構
成部品の設置に制約を与えないスライド駆動用プランジ
ャガイド装置を提供することにある。
さらに、本考案の他の目的は、上述した目的に加え、プ
ランジャの上下方向摺動案内に最適な必要最小限のクリ
アランスを容易かつ迅速にセットすることができるスラ
イド駆動用プランジャガイド装置を提供することにあ
る。
ランジャの上下方向摺動案内に最適な必要最小限のクリ
アランスを容易かつ迅速にセットすることができるスラ
イド駆動用プランジャガイド装置を提供することにあ
る。
［課題を解決するための手段］ 本考案は、プランジャとの間のクリアランスをプランジ
ャの円滑な上下摺動を維持するに必要十分で最小的値と
することが可能で、かつ温度変化による伸縮方向にはス
ライドガイド装置自体が移動してそれを吸収することが
できる構成とし、前記目的を達成するものである。
ャの円滑な上下摺動を維持するに必要十分で最小的値と
することが可能で、かつ温度変化による伸縮方向にはス
ライドガイド装置自体が移動してそれを吸収することが
できる構成とし、前記目的を達成するものである。
すなわち、請求項１に係るスライド駆動用プランジャガ
イド装置は、左右方向に離隔配設された２つのプランジ
ャを介してスライドをクラウンおよびベッド間の所定ス
トローク範囲内で駆動するプレス機械のスライド駆動用
プランジャガイド装置であって、前記各プランジャの前
後方向に対向配設された一対２組のガイドプレートと、
このガイドプレートの前後方向の位置を拘束する一対２
組のギブとからなり、各ガイドプレートと各ギブとを前
記クラウン側に設け、各ガイドプレートのプランジャに
向かう一方側を当該プランジャの外径に対応させた円弧
面に他方側を平面に形成するとともに各ギブを該平面と
摺接して各ガイドプレートと左右方向において相対移動
可能に案内することができるように形成したことを特徴
とする。
イド装置は、左右方向に離隔配設された２つのプランジ
ャを介してスライドをクラウンおよびベッド間の所定ス
トローク範囲内で駆動するプレス機械のスライド駆動用
プランジャガイド装置であって、前記各プランジャの前
後方向に対向配設された一対２組のガイドプレートと、
このガイドプレートの前後方向の位置を拘束する一対２
組のギブとからなり、各ガイドプレートと各ギブとを前
記クラウン側に設け、各ガイドプレートのプランジャに
向かう一方側を当該プランジャの外径に対応させた円弧
面に他方側を平面に形成するとともに各ギブを該平面と
摺接して各ガイドプレートと左右方向において相対移動
可能に案内することができるように形成したことを特徴
とする。
請求項２に係るスライド駆動用プランジャガイド装置
は、前記各組の少なくとも１つのギブを前後方向に変位
させて対応するガイドプレートとプランジャとの接触部
のクリアランスを調整可能なクリアランス調整手段を設
けたことを特徴とする。
は、前記各組の少なくとも１つのギブを前後方向に変位
させて対応するガイドプレートとプランジャとの接触部
のクリアランスを調整可能なクリアランス調整手段を設
けたことを特徴とする。
［作用］ 上記構成の請求項１の考案では、ガイドプレートの円弧
面はプランジャに最小的クリアランスをもって摺動可能
に当接されかつその平面はプレス機械の前後方向変位を
規制するギブに位置拘束されている。
面はプランジャに最小的クリアランスをもって摺動可能
に当接されかつその平面はプレス機械の前後方向変位を
規制するギブに位置拘束されている。
したがって、コネクティングロッドの揺動運動に基づく
スラスト力をガイドプレートとギブとの協働により常に
安定して保持できるから、スライドガイドに過度のスラ
スト力を伝達することがない。
スラスト力をガイドプレートとギブとの協働により常に
安定して保持できるから、スライドガイドに過度のスラ
スト力を伝達することがない。
ここに、プランジャ配設方向におけるクラウン側伸縮量
とスライド側伸縮量との間に差異が生じた場合、ガイド
プレート（平面）はギブに沿って左右方向に相対移動す
ることができるから、プランジャとガイドプレート（円
弧面）との係合関係にいささかの影響を及ぼすことな
く、その伸縮量を吸収することができる。
とスライド側伸縮量との間に差異が生じた場合、ガイド
プレート（平面）はギブに沿って左右方向に相対移動す
ることができるから、プランジャとガイドプレート（円
弧面）との係合関係にいささかの影響を及ぼすことな
く、その伸縮量を吸収することができる。
しかも、上記各ガイドプレートおよび各ギブは、クラウ
ン側に設けられ、かつ各プランジャのスラスト力を安定
支持可能な強度を有すれば足りるので容易に小型化を図
ることができ、他の構成部品（例えばベッド上の金型に
ワークを供給する送り装置）の設置に制約を与えない。
ン側に設けられ、かつ各プランジャのスラスト力を安定
支持可能な強度を有すれば足りるので容易に小型化を図
ることができ、他の構成部品（例えばベッド上の金型に
ワークを供給する送り装置）の設置に制約を与えない。
上記構成による請求項２の考案では、加えて、クリアラ
ンス調整手段により各組の少なくとも１つのギブを前後
方向に適宜変位させて対応するガイドプレートとプラン
ジャとの接触部のクリアランスを当該プランジャの上下
方向摺動案内に最適な必要最小限値に迅速かつ容易にセ
ットできる。
ンス調整手段により各組の少なくとも１つのギブを前後
方向に適宜変位させて対応するガイドプレートとプラン
ジャとの接触部のクリアランスを当該プランジャの上下
方向摺動案内に最適な必要最小限値に迅速かつ容易にセ
ットできる。
［実施例］ 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
本スライド駆動用プランジャガイド装置20は、前出第３
図に示した従来例の２ポイント方式プレス機械に用いる
場合であって、その構成は第１図，第２図に示される。
図に示した従来例の２ポイント方式プレス機械に用いる
場合であって、その構成は第１図，第２図に示される。
第１図において、各プランジャ10,10の前後方向（図で
上下方向）にはそれぞれ一対のガイドプレート25,25が
両プランジャ10,10の中心を結ぶ中心連結線をはさんで
対向配設され、その後方にはクラウン１側に固着された
一対のギブ27,27がそれぞれに設けられている。これら
クラウン１側に設けられた一対２組のガイドプレート25
とギア27とからプランジャガイド装置20が構成されてい
る。
上下方向）にはそれぞれ一対のガイドプレート25,25が
両プランジャ10,10の中心を結ぶ中心連結線をはさんで
対向配設され、その後方にはクラウン１側に固着された
一対のギブ27,27がそれぞれに設けられている。これら
クラウン１側に設けられた一対２組のガイドプレート25
とギア27とからプランジャガイド装置20が構成されてい
る。
各ガイドプレート25のプランジャ10側（一方側）はプラ
ンジャ10の外径に対応させた円弧面25Aとされ、他方側
は平面25Bとされている。
ンジャ10の外径に対応させた円弧面25Aとされ、他方側
は平面25Bとされている。
一方、ギブ27はガイドプレート25の前後方向位置を拘束
するとともにガイドプレート25と左右方向［両プランジ
ャ10,10の中心連結線と平行方向］において相対移動可
能に形成されている。ギブ27はピン28（後記微調整手段
30との関係で一部は偏心ピン31に代えている。）によっ
てクラウン１側に固定されている。なお、各ガイドプレ
ート25および各ギブ27は、各プランジャ10のスラスト力
ｆを安定支持可能な範囲内で極力小型化が図られてい
る。
するとともにガイドプレート25と左右方向［両プランジ
ャ10,10の中心連結線と平行方向］において相対移動可
能に形成されている。ギブ27はピン28（後記微調整手段
30との関係で一部は偏心ピン31に代えている。）によっ
てクラウン１側に固定されている。なお、各ガイドプレ
ート25および各ギブ27は、各プランジャ10のスラスト力
ｆを安定支持可能な範囲内で極力小型化が図られてい
る。
したがって、コネクティングロッド７の揺動運動に基づ
きプランジャ10に発生されるプレス機械の前後方向のス
ラスト力ｆは、ガイドプレート25とギブ27との協働によ
り受けられ、スライド３に直接伝達されることはない。
また、スライド３とクラウン１との温度変化によるピッ
チＰ方向の伸縮量に差異が生ずると、各ガイドプレート
25とギブ27とが左右方向に相対移動する。したがって、
各ガイドプレート25（円弧面25A）とプランジャ10との
相対位置関係は不変である。よって、各ガイドプレート
25とプランジャ10との接触部のクリアランス〔各ガイド
プレート内面（円弧面25A）とプランジャ10の外面との
間のクリアランス〕（Ｃ）は、温度変化による大きな上
記伸縮量を吸収する必要がないから、プランジャ10の上
下方向摺動に好適な最小的値にセットすればよい。
きプランジャ10に発生されるプレス機械の前後方向のス
ラスト力ｆは、ガイドプレート25とギブ27との協働によ
り受けられ、スライド３に直接伝達されることはない。
また、スライド３とクラウン１との温度変化によるピッ
チＰ方向の伸縮量に差異が生ずると、各ガイドプレート
25とギブ27とが左右方向に相対移動する。したがって、
各ガイドプレート25（円弧面25A）とプランジャ10との
相対位置関係は不変である。よって、各ガイドプレート
25とプランジャ10との接触部のクリアランス〔各ガイド
プレート内面（円弧面25A）とプランジャ10の外面との
間のクリアランス〕（Ｃ）は、温度変化による大きな上
記伸縮量を吸収する必要がないから、プランジャ10の上
下方向摺動に好適な最小的値にセットすればよい。
ここに、本実施例ではこのクリアランスＣの設定便宜の
ためにクリアランス調整手段として微調整手段30を設け
ている。この手段30は、第２図に示す如く、各ギブ27の
上記ピン28の前側または後側の一列分を偏心ピン31とか
つこの偏心ピン31を固定させるボルト32とでおきかえた
構成になっている。したがって、偏心ピン31を適宜回動
して、ギブ27を前後方向［両プランジャ10,10の中心連
結線と直交する方向］へ変位させることにより、クリア
ランスＣを調整することができる。
ためにクリアランス調整手段として微調整手段30を設け
ている。この手段30は、第２図に示す如く、各ギブ27の
上記ピン28の前側または後側の一列分を偏心ピン31とか
つこの偏心ピン31を固定させるボルト32とでおきかえた
構成になっている。したがって、偏心ピン31を適宜回動
して、ギブ27を前後方向［両プランジャ10,10の中心連
結線と直交する方向］へ変位させることにより、クリア
ランスＣを調整することができる。
しかして、この実施例によれば、各プランジャ10の前後
方向に対向配設された一対２組のガイドプレート25と各
ガイドプレート25の前後方向の位置を拘束する一対２組
のギブ27とからなり、各ガイドプレート25および各ギブ
27をクラウン１側に設け、各ガイドプレート25のプラン
ジャ10側を円弧面25Aに反対側を平面25Bに形成するとと
もに、各ギブ27と左右方向において相対移動可能に形成
した構成であるから、スライド３とクラウン１との温度
変化によるピッチＰ方向の伸縮量を吸収できかつガイド
プレート25とプランジャ10との間のクリアランスＣを必
要最小限とすることができる。よって、スライド３側に
スラスト力ｆを直接に伝達することがなく円滑で安定し
たプレス運転を保障することができる。また、各ガイド
プレート25および各ギブ27が、クラウン１側に設けられ
かつ小型化されているので、周辺のクラウン１およびス
ライド３の各構成部品はもとより、ベッド６上のボルス
タ（５）に取付けられた金型にワークを供給する送り装
置の設置にも制約を与えない。
方向に対向配設された一対２組のガイドプレート25と各
ガイドプレート25の前後方向の位置を拘束する一対２組
のギブ27とからなり、各ガイドプレート25および各ギブ
27をクラウン１側に設け、各ガイドプレート25のプラン
ジャ10側を円弧面25Aに反対側を平面25Bに形成するとと
もに、各ギブ27と左右方向において相対移動可能に形成
した構成であるから、スライド３とクラウン１との温度
変化によるピッチＰ方向の伸縮量を吸収できかつガイド
プレート25とプランジャ10との間のクリアランスＣを必
要最小限とすることができる。よって、スライド３側に
スラスト力ｆを直接に伝達することがなく円滑で安定し
たプレス運転を保障することができる。また、各ガイド
プレート25および各ギブ27が、クラウン１側に設けられ
かつ小型化されているので、周辺のクラウン１およびス
ライド３の各構成部品はもとより、ベッド６上のボルス
タ（５）に取付けられた金型にワークを供給する送り装
置の設置にも制約を与えない。
また、微調整手段30が付設されているので、プランジャ
10の上下方向摺動案内に最適な必要最小限のクリアラン
スＣを容易かつ迅速にセットすることができる。
10の上下方向摺動案内に最適な必要最小限のクリアラン
スＣを容易かつ迅速にセットすることができる。
また、ガイドプレート25は円弧面25Aでプランジャ10と
係合されかつ平面25Bでギブ27に相対移動可能とされて
いるので、両プランジャ10,10間のいわゆるポイントピ
ッチＰに過度な注意を払う必要がなく組立が容易であ
る。
係合されかつ平面25Bでギブ27に相対移動可能とされて
いるので、両プランジャ10,10間のいわゆるポイントピ
ッチＰに過度な注意を払う必要がなく組立が容易であ
る。
［考案の効果］ 以上の通り、請求項１の考案によれば、円弧面と平面と
を有する一対２組のガイドプレートと各ガイドプレート
に対応する一対２組のギブとからなり各ガイドプレート
と各ギブとをクラウン側に設け、ガイドプレートの前後
方向位置を拘束するとともに左右方向においてガイドプ
レートとギブとの相対移動を許容する構成であるから、
クラウンとスライドとの温度変化による伸縮量を吸収で
きスライド側にコネクティングロッドの揺動運動に基づ
くスラスト力が直接伝達されることがない。よって、ス
ライドのストローク運動を常に円滑かつ安定して行なえ
る。
を有する一対２組のガイドプレートと各ガイドプレート
に対応する一対２組のギブとからなり各ガイドプレート
と各ギブとをクラウン側に設け、ガイドプレートの前後
方向位置を拘束するとともに左右方向においてガイドプ
レートとギブとの相対移動を許容する構成であるから、
クラウンとスライドとの温度変化による伸縮量を吸収で
きスライド側にコネクティングロッドの揺動運動に基づ
くスラスト力が直接伝達されることがない。よって、ス
ライドのストローク運動を常に円滑かつ安定して行なえ
る。
また、各ガイドプレートおよび各ギブは、クラウン側に
設けられており、かつ容易に小型化を図れるので、他の
構成部品（ベッド上の金型にワークを供給する送り装置
等）の設置に制約を与えない。
設けられており、かつ容易に小型化を図れるので、他の
構成部品（ベッド上の金型にワークを供給する送り装置
等）の設置に制約を与えない。
また、請求項２の考案では、請求項１の効果を奏すると
ともに、各プランジャの上下方向摺動案内に最適な必要
最小限のクリアランスを容易かつ迅速にセットすること
ができる。
ともに、各プランジャの上下方向摺動案内に最適な必要
最小限のクリアランスを容易かつ迅速にセットすること
ができる。
第１図は本考案の一実施例を示す一部を断面した平面
図、第２図は第１図の矢視線II-IIに基づく断面図、第
３図〜第５図は従来例を示し第３図は２ポイント方式の
プレス機械の概略図、第４図は一部を断面した平面図お
よび第５図は第４図の矢視線Ｖ−Ｖ側から見た概略側面
図である。 １……クラウン、 ２……クランクシャフト、 ３……スライド、 ４……コラム、 ５……ボルスタ、 ６……ヘッド、 ７……コネクティングロッド、 7A……ボール、 ８……調整ネジ、 10……プランジャ、 10A……ボールカップ、 20……プランジャガイド装置、 21A,21B……円環部材、 25……ガイドプレート、 25A……円弧面、 25B……平面、 27……ギブ、 30……微調整手段。
図、第２図は第１図の矢視線II-IIに基づく断面図、第
３図〜第５図は従来例を示し第３図は２ポイント方式の
プレス機械の概略図、第４図は一部を断面した平面図お
よび第５図は第４図の矢視線Ｖ−Ｖ側から見た概略側面
図である。 １……クラウン、 ２……クランクシャフト、 ３……スライド、 ４……コラム、 ５……ボルスタ、 ６……ヘッド、 ７……コネクティングロッド、 7A……ボール、 ８……調整ネジ、 10……プランジャ、 10A……ボールカップ、 20……プランジャガイド装置、 21A,21B……円環部材、 25……ガイドプレート、 25A……円弧面、 25B……平面、 27……ギブ、 30……微調整手段。
Claims (2)
- 【請求項１】左右方向に離隔配設された２つのプランジ
ャを介してスライドをクラウンおよびベッド間の所定ス
トローク範囲内で駆動するプレス機械のスライド駆動用
プランジャガイド装置であって、 前記各プランジャの前後方向に対向配設された一対２組
のガイドプレートと、このガイドプレートの前後方向の
位置を拘束する一対２組のギブとからなり、各ガイドプ
レートと各ギブとを前記クラウン側に設け、各ガイドプ
レートのプランジャに向かう一方側を当該プランジャの
外径に対応させた円弧面に他方側を平面に形成するとと
もに各ギブを該平面と摺接して各ガイドプレートと左右
方向において相対移動可能に案内することができるよう
に形成したことを特徴とするスライド駆動用プランジャ
ガイド装置。 - 【請求項２】前記各組の少なくとも１つのギブを前後方
向に変位させて対応するガイドプレートとプランジャと
の接触部のクリアランスを調整可能なクリアランス調整
手段を設けたことを特徴とする請求項１記載のスライド
駆動用プランジャガイド装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990091171U JPH0641758Y2 (ja) | 1990-08-30 | 1990-08-30 | スライド駆動用プランジャガイド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990091171U JPH0641758Y2 (ja) | 1990-08-30 | 1990-08-30 | スライド駆動用プランジャガイド装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0447898U JPH0447898U (ja) | 1992-04-23 |
| JPH0641758Y2 true JPH0641758Y2 (ja) | 1994-11-02 |
Family
ID=31826559
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990091171U Expired - Lifetime JPH0641758Y2 (ja) | 1990-08-30 | 1990-08-30 | スライド駆動用プランジャガイド装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0641758Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60142000U (ja) * | 1984-02-28 | 1985-09-20 | アイダエンジニアリング株式会社 | プレスのスライドガイド装置 |
-
1990
- 1990-08-30 JP JP1990091171U patent/JPH0641758Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0447898U (ja) | 1992-04-23 |
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