JP6754431B2 - レール走行構造およびそのレール走行構造を備えた工作機械 - Google Patents

レール走行構造およびそのレール走行構造を備えた工作機械 Download PDF

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Description

本発明は、敷設されたレール上を車輪が転動することにより走行台が移動するレール走行構造および、そのレール走行構造を備えた工作機械に関する。
機械本体が移動可能な工作機械などには、ベース上にレールを敷設し、機械本体を搭載した走行台が移動するようにしたレール走行構造が構成されている。下記特許文献1には、作業機におけるレール走行構造が開示されている。作業機の一つである旋盤は、切削加工を行う旋盤モジュールがベースの上に移動可能に搭載され、全体が機体カバーによって覆われている。旋盤モジュールは、前後左右に4つの車輪を備えた可動ベッド上に構成され、ベース上には左右に所定の間隔で配置された2本のレールが敷設されている。2本のレールは異なる断面形状を有しており、車輪形状もレールに合わせて左右で異なっている。具体的には、2本あるレールの一方が山形断面であり、他方は矩形断面である。従って、レール上を転動する車輪は、左右の一方側の車輪はV形溝が形成され、他方側の車輪は矩形形状の溝が形成されている。
国際公開WO2016/063410号公報
前記従来例では、矩形形状の溝を有する車輪とレールとの間には、車輪の矩形溝内において隙間が存在している。そのため、車輪とレールとの間に幅方向の位置ずれがあったとしても、隙間によってその位置ずれが許容される。一方で、V形溝を有する車輪とそれに対応するレールとでは、両側の斜面同士が接しているため幅方向における位置ずれが制限されている。そのため、旋盤モジュールをベース上で移動させる場合、幅方向を拘束するV溝車輪側の作用により優れた直進性が得られる。一方、移動可能な旋盤モジュールは、加工を行うためには車輪がレール上に停止して、移動時の直進性だけではなく停止状態での制振性も求められる。
そこで、本発明は、かかる課題を解決すべく、移動時の直進性と停止状態での制振性を高めたレール走行構造およびそのレール走行構造を備えた工作機械を提供することを目的とする。
本発明の一態様におけるレール式走行構造は、左右の車輪が2本のレール上をそれぞれ転動することにより、その車輪を備えた走行台を前記レールに沿って移動させ、前記レールの所定位置で前記走行台を停止させるものであって、前記2本のレールは、前記車輪が転動する移動部分と前記車輪が停止する停止部分とを有し、前記移動部分の断面が左右両側に斜面した台形形状であり、前記停止部分の形状が2本のレールの中間方向に低くなるように傾斜したテーパ形状であって、前記左右の車輪は、その円周面に、前記レールの移動部分が入る溝形状の第1部分と、前記レールの停止部分のテーパ形状に角度を合わせたテーパ面の第2部分とが、車軸方向に区別して形成され、前記左右の車輪の一方の第1部分は、前記レールの左右の斜面部分に当たるV形溝であり、前記左右の車輪の他方の第1部分は、前記レールの上面部分に当たる矩形溝である
本発明の他の態様における工作機械は、ベース上に2本のレールが敷設され、前記2本のレール上をそれぞれ転動する左右の車輪を備えた走行台に加工モジュールが搭載され、前記走行台を移動させることにより、前記加工モジュールの移動と作業位置での停止とを可能にするものであって、前記2本のレールは、前記車輪が転動する移動部分と前記車輪が停止する停止部分とを有し、前記移動部分の断面が左右両側に斜面した台形形状であり、前記停止部分の形状が2本のレールの中間方向に低くなるように傾斜したテーパ形状であって、前記左右の車輪は、その円周面に、前記レールの移動部分が入る溝形状の第1部分と、前記レールの停止部分のテーパ形状に角度を合わせたテーパ面の第2部分とが、車軸方向に区別して形成され、前記左右の車輪の一方の第1部分は、前記レールの左右の斜面部分に当たるV形溝であり、前記左右の車輪の他方の第1部分は、前記レールの上面部分に当たる矩形溝である
本発明によれば、走行台を移動させるためのレールを移動部分と停止部分とによって構成したため、各部分の形状によって移動時の直進性と、停止時の制振性とを高めることができるようになる。
工作機械の一実施形態について内部構造を示した斜視図である。 実施形態のレール走行構造を構成するレールと車輪を示した斜視図である。 移動用レールと可動ベッドとを示した断面図である。 停止用レールと可動ベッドとを示した断面図である。 移動用レールと第1車輪を示した一部拡大断面図である。 移動用レールと第2車輪を示した一部拡大断面図である。
次に、本発明に係るレール走行構造およびそのレール走行構造を備えた工作機械の一実施形態について、図面を参照しながら以下に説明する。本実施形態では、工作機械としてマシニングセンタを例に挙げて説明する。図1は、マシニングセンタの本体内部の構造を示した斜視図である。このマシニングセンタ1は、旋盤など他の工作機械とともに並べられて加工機械ラインの一部をなすものであり、他の工作機械とともにコンパクトに構成されたものである。加工機械ラインでは、オートローダによって順番にワークの受け渡しが行われ、各工作機械において所定の加工が実行される。
マシニングセンタ1は立型であり、機械本体である加工モジュール2が不図示の機体カバーによって覆われており、そのカバー内部には密閉されたワークに対する加工室が構成されている。加工モジュール2は、ベース3上を前後方向に移動可能なものであり、車輪を備えた可動ベッド4上に組み付けられている。なお、本実施形態では、マシニングセンタ1の機体前後方向がY軸方向、機体幅方向がX軸方向、機体上下方向がZ軸方向である。そして、図1に示すマシニングセンタ1や加工モジュール2は、図面手前が前方である。
加工モジュール2は、工具を保持する主軸ヘッド5が前部に設けられている。主軸ヘッド5は、ドリルやエンドミル等の工具を着脱可能に取り付ける主軸チャック11を備え、その主軸チャック11に保持された工具を回転させる主軸用モータ12が設けられている。工具を回転させる主軸ヘッド5の回転軸は鉛直方向(Z軸方向)である。そして、主軸ヘッド5の下方には、回転体13に固定されたワークテーブル15が機体前方側に張り出しており、そのワークテーブル15の上面にはワークを保持するクランプ機構が設けられている。
ワークテーブル15は、可動ベッド4上の架台16に対して取り付けられ、主軸ヘッド5は、その架台16上に構成された加工駆動部によって3軸方向に移動可能に取り付けられている。また、架台16と加工駆動部との間、すなわちワークテーブル15と主軸ヘッド5との間には、複数の工具を収納したツールマガジン6が設けられている。ツールマガジン6は、箱型のマガジン本体内部に複数の工具が収容され、扉の開閉に伴って工具テーブルが外に送り出され、主軸チャック11との間で工具交換が行われるようになっている。また、加工モジュール2には、可動ベッド4の後方に、主軸用モータ12や回転体13の駆動モータなどを駆動制御するための制御装置7が搭載されている。
主軸ヘッド5の加工駆動部は、主軸ヘッド5が保持した工具をZ軸方向に移動させるためのZ軸駆動機構、X軸方向に移動させるためのX軸駆動機構、そしてY軸方向に移動させるためのY軸駆動機構が設けられている。特に加工モジュール2は、3軸方向の各駆動機構が機体前後方向に並べられ、機体の幅寸法が小さくなるように設計されている。具体的に、Y軸駆動機構は、Y軸スライダ21がツールマガジン6上にY軸方向に移動自在に搭載され、X軸駆動機構は、Y軸スライダ21に対してX軸スライダ22がX軸方向に移動自在に搭載されている。更に、Z軸駆動機構は、X軸スライダに対してZ軸スライダ23がZ軸方向に移動自在に搭載され、そのZ軸スライダ23に主軸ヘッド5が搭載されている。
Y軸スライダ21、X軸スライダ22及びZ軸スライダ23は、いずれもガイドレールとガイドブロックとが摺動可能に嵌め合され、各方向に摺動自在に組み付けられている。そして、各駆動機構は、サーボモータの回転軸に連結されたネジ軸に、各スライダに固定されたナットが螺合している。従って、各サーボモータの駆動制御により、回転が直線運動に変換され、Y軸スライダ21、X軸スライダ22及びZ軸スライダ23が各方向に所定量移動することなる。これにより、主軸ヘッド5に保持された工具に対して、ワークテーブル15上のワークに対する位置制御が行われることになる。
ところで、このマシニングセンタ1を含む複数の工作機械からなる加工機械ラインは、互いの工作機械が幅方向に近接して配置され、全体が非常にコンパクトな設計となっている。このマシニングセンタ1も、そのコンパクト化を達成するため、Y軸スライダ21、X軸スライダ22及びZ軸スライダ23がY軸方向に重なった配置になっており、X軸方向である幅方向の寸法が小さくなっている。そして、コンパクトなマシニングセンタ1は、その加工モジュール2が他の工作機械の加工モジュールと、1つのベース3上に近接して搭載される。
ベース2上には、加工モジュール2や他の工作機械の加工モジュールの幅に対応した2本のレール25が2組敷設されている。従って、ベース2上には、加工モジュール2の隣に接近して他の加工モジュールが搭載されることとなる。そして、加工モジュール2は、可動ベッド4に設けられた左側の第1車輪27と右側の第2車輪28とが、2本あるレール25を転動することにより、レール25に沿って前後方向に移動可能になっている。よって、マシニングセンタ1は、ベース3上で隣の工作機械と接近して配置されていたとしても、例えば、機体カバーによって覆われた加工モジュール2をベース3の後方側に引き出し、メンテナンスやそれ自体の交換を行うことができる。
マシニングセンタ1は、2本のレール25と可動ベッド4の第1及び第2車輪27,28とを備えたレール走行構造が組み込まれている。このレール走行構造は、図1に示すように第1及び第2車輪27,28がレール25の上で停止し、加工のためベース2上の定位置にて加工モジュール2が位置決めされる一方、メンテナンスなどの際には、その停止位置から前後方向に加工モジュール2を移動することができる。そして、本実施形態のレール走行構造は、その加工モジュール2がレール25上を移動する場合と加工位置に配置された場合とを考慮した構成がとられている。図2は、そのレール走行構造を構成するレール25と、その上に載った第1車輪27を示した斜視図である。
レール25は、第1車輪27が転動する移動用レール31と、第1車輪27が停止する停止用レール33とが同一直線上に配置されて1本のレールが構成されている。図1は、加工モジュール2が可動ベッド4上で停止した加工時の搭載状態が示されているが、図示するレール25は、可動ベッド4の第1車輪27が置かれた個所に停止用レール33があり、それ以外の個所は移動用レール31となっている。なお、ここでは第1車輪27に対するレール25を示したが、第2車輪28に対するレール25も同じく移動用レール31と停止用レール33によって構成されている。
図1に示す停止状態の加工モジュール2は、マシニングセンタ1の加工精度を落とさないように加工時に生じる振動に対する制振性が要求される。その一方で、ベース2上を移動させる場合には、重量物である加工モジュール2であってもレール25上を動かし易いように直進性が求められる。本実施形態のレール走行構造は、レール25や第1及び第2車輪27,28に対して当該要求に対応する構成がとられている。
図3及び図4は、レール25と可動ベッド4とを示したY軸方向に直交する断面図であり、特に、図3には、第1及び第2車輪27,28が移動用レール31上にある場合が示され、図4には、第1及び第2車輪27,28が停止用レール33上にある場合が示されている。また、図5は、移動用レール31と第1車輪27を示した一部拡大断面図であり、図6は、移動用レール31と第2車輪28を示した一部拡大断面図である。
レール25を構成する移動用レール31は、図5に示すように、上方に突き立てられた部分の長手方向に見た断面が台形であり、平面である上面部分311とその左右両側に裾広がり状態の斜面部分312が形成されている。そして、第1車輪27は、左右両側の斜面部分312に角度を合わせたV形溝271が円周状に形成されている。そのため、移動用レール31上を転動する第1車輪27は、V形溝271の斜面が移動用レール31の斜面部分312左右両側から挟み込むようにして当てられ、そこに可動ベッド4からの荷重が加わっている。従って、第1車輪27側の移動用レール31は、第1車輪27の左右幅方向の変位を拘束し、直進性を得るための基準レールとして機能する。
一方、第2車輪28は、図6に示すように、上面部分311に接する面をもった矩形溝281が円周状に形成されている。移動用レール31上を転動する第2車輪28は、矩形溝281の内側面と移動用レール31との間に隙間285が設けられ、左右幅方向の相対的な変位が許容されている。よって、ベース3上を移動する可動ベッド4は、一方の移動用レール31を転動する第1車輪27で直進性が得られ、他方の移動用レール31を転動する第2車輪28側で幅方向の組み付け誤差や寸法公差などが吸収されることとなる。そして、第2車輪28側の移動用レール31は、第1車輪27側の移動用レール31が基準レールであるのに対し、可動ベッド4の移動を支える支えレールとして機能する。
ところで、第1車輪27と第2車輪28の円周面は、V形溝271あるいは矩形溝281が形成されるほか、内面側より外面側の径が小さくなるように傾斜したテーパ面272,282が形成されている。具体的には、第1車輪27および第2車輪28の円周面は、可動ベッド4の車体幅方向の内側から外側に向けて径が小さくなるようにテーパがつけられており、その円周面の軸方向中間部分にV形溝271あるいは矩形溝281が形成されている。
このテーパ面272,282は、停止用レール33に対応した形状である。すなわち、停止用レール33は、図4に示すように第1車輪27や第2車輪28のテーパ面272,282と同じ角度のテーパ面331が形成されている。2本のレール25は左右対称に形成されており、左右に位置するテーパ面331は、2本あるレール25の中間方向つまり可動ベッド4の内側に向けて低くなるように傾斜している。そして、停止用レール33のテーパ面331に対して、第1車輪27や第2車輪28のテーパ面272,282が当てられている。
そのため、第1車輪27及び第2車輪28が停止用レール33の上に位置する場合には、可動ベッド4上の荷重の反力が停止用レール33から第1車輪27及び第2車輪28に対して可動ベッド4の車体幅方向の内側に向けて作用する。すなわち、第1車輪27及び第2車輪28を介して可動ベッド4が左右両側から支えられるようにして配置されることとなる。よって、本実施形態では、下方にかかる荷重が第1車輪27及び第2車輪28を左右両側から拘束する力として作用し、可動ベッド4上の加工モジュール2の制振性が高められるようになっている。
そこで、更にその制振性を高めるため、ベース3には可動ベッド4に対して下方へ荷重を加えるための装置が設けられている。同装置の具体的な説明は省略するが、図3及び図4に示すように、可動ベッド4には、断面が漏斗形のスロット部41が前後方向に貫通して形成され、ベース3から突き出した引き込みロッド42が挿入されている。特に、引き込みロッド42は、上部に形成された逆三角形の引掛け部421がスロット部41内に挿入される。そして、引き込みロッド42は、不図示のロッド引き込み装置によって下方に引き下ろされると、スロット部41の縮径部分に引掛けられた引掛け部421を介して、可動ベッド4に下方への荷重が作用するようになっている。
よって、本実施形態では、可動ベッド4を移動させるためのレール25を移動用レール31と停止用レール33によって構成したため、移動時の直進性と、停止時の制振性とをともに高めることができる。そして、第1車輪27及び第2車輪28には、移動用レール31と停止用レール33の両方に対応する部分が円周面上に形成されているため、移動用レール31と停止用レール33からなる1本のレール25上において、第1車輪27及び第2車輪28をスムーズに転動させることができる。また、第1車輪27及び第2車輪28は、左右一対のレール25を転動する際、左右で異なる機能を発揮させるものになるが、移動用レール31を上面部分311と斜面部分312とを備えた台形型にしたため、左右一対のレール25を同じものにすることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、前記実施形態では可動ベッド4の左側に第1車輪27が取り付けられ、右側には第2車輪28が取り付けられているが、第1車輪27と第2車輪28は、取り付け位置が左右逆であってもよい。
また、前記実施形態では、マシニングセンタ1に組み込まれたレール走行構造を説明したが、レール走行構造は工作機械以外に使用してもよい。
1…マシニングセンタ 2…加工モジュール 4…可動ベッド 25…レール 27…第1車輪 28…第2車輪 31…移動用レール 33…停止用レール 271…V形溝 281…矩形溝 272,282…テーパ面 311…上面部分 312…斜面部分 331…テーパ面


Claims (6)

  1. 左右の車輪が2本のレール上をそれぞれ転動することにより、その車輪を備えた走行台を前記レールに沿って移動させ、前記レールの所定位置で前記走行台を停止させるレール式走行構造において、
    前記2本のレールは、前記車輪が転動する移動部分と前記車輪が停止する停止部分とを有し、前記移動部分の断面が左右両側に斜面した台形形状であり、前記停止部分の形状が2本のレールの中間方向に低くなるように傾斜したテーパ形状であって、
    前記左右の車輪は、その円周面に、前記レールの移動部分が入る溝形状の第1部分と、前記レールの停止部分のテーパ形状に角度を合わせたテーパ面の第2部分とが、車軸方向に区別して形成され、前記左右の車輪の一方の第1部分は、前記レールの左右の斜面部分に当たるV形溝であり、前記左右の車輪の他方の第1部分は、前記レールの上面部分に当たる矩形溝であることを特徴とするレール式走行構造。
  2. 前記車輪は、その円周面に対して、内面側より外面側の径が小さくなるように傾斜した前記第2部分を構成するテーパ面と、そのテーパ面の軸方向中間部分に断面が凹形状に形成された前記第1部分を構成する溝面とが形成されたものであることを特徴とする請求項1に記載のレール式走行構造。
  3. 前記レールは、前記移動部分と前記停止部分が分離して構成されたものであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のレール式走行構造。
  4. ベース上に2本のレールが敷設され、前記2本のレール上をそれぞれ転動する左右の車輪を備えた走行台に加工モジュールが搭載され、前記走行台を移動させることにより、前記加工モジュールの移動と作業位置での停止とを可能にする工作機械において、
    前記2本のレールは、前記車輪が転動する移動部分と前記車輪が停止する停止部分とを有し、前記移動部分の断面が左右両側に斜面した台形形状であり、前記停止部分の形状が2本のレールの中間方向に低くなるように傾斜したテーパ形状であって、
    前記左右の車輪は、その円周面に、前記レールの移動部分が入る溝形状の第1部分と、前記レールの停止部分のテーパ形状に角度を合わせたテーパ面の第2部分とが、車軸方向に区別して形成され、前記左右の車輪の一方の第1部分は、前記レールの左右の斜面部分に当たるV形溝であり、前記左右の車輪の他方の第1部分は、前記レールの上面部分に当たる矩形溝であることを特徴とする工作機械。
  5. 前記車輪は、その円周面に対して、内面側より外面側の径が小さくなるように傾斜した前記第2部分を構成するテーパ面と、そのテーパ面の軸方向中間部分に断面が凹形状に形成された前記第1部分を構成する溝面とが形成されたものであることを特徴とする請求項4に記載の工作機械。
  6. 前記レールは、前記移動部分と前記停止部分が分離して構成されたものであることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の工作機械。
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