JPH0641708A - 珪素含有鋼板の溶融亜鉛めっき方法 - Google Patents

珪素含有鋼板の溶融亜鉛めっき方法

Info

Publication number
JPH0641708A
JPH0641708A JP19707192A JP19707192A JPH0641708A JP H0641708 A JPH0641708 A JP H0641708A JP 19707192 A JP19707192 A JP 19707192A JP 19707192 A JP19707192 A JP 19707192A JP H0641708 A JPH0641708 A JP H0641708A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel sheet
hot
hot dip
dip galvanizing
base material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP19707192A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2674429B2 (ja
Inventor
Toshio Nakamori
俊夫 中森
Masahiko Hori
雅彦 堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP19707192A priority Critical patent/JP2674429B2/ja
Publication of JPH0641708A publication Critical patent/JPH0641708A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2674429B2 publication Critical patent/JP2674429B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coating With Molten Metal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】Siを 0.2%以上含有する鋼板を母材とし、不め
っきの発生がない溶融亜鉛めっき鋼板、または合金化溶
融亜鉛めっき鋼板を製造する。 【構成】(1) Siを 0.2%以上含有する熱延鋼板又は冷延
鋼板を母材として溶融亜鉛めっき鋼板を製造する方法で
あって、表面を 0.4〜5 g/m2研削して除去した鋼板を 6
50℃以下の酸化性雰囲気中で処理し、鋼板表面にFeに換
算して 0.3〜1.5g/m2 の酸化鉄層を形成させ、次いで 5
00〜650 ℃の温度で還元した後、溶融亜鉛めっきを行う
ことを特徴とする珪素含有鋼板の溶融亜鉛めっき方法。 (2) 上記(1) の工程で溶融亜鉛めっきを行った後、さら
に合金化熱処理を施す合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造
方法。 冷延鋼板を母材とする場合は、予め焼鈍した後、上記
(1) 、(2) のプロセスで処理するのが望ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、珪素(Si)を含有さ
せた高強度の鋼板を母材とする溶融亜鉛めっき鋼板、ま
たは合金化溶融亜鉛めっき鋼板を製造する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、家電、建材、自動車等の産業分野
において溶融亜鉛めっき鋼板が大量に使用されている
が、とりわけ経済性と防錆機能、塗装後の性能の良さが
評価されて合金化溶融亜鉛めっき鋼板が広く用いられて
いる。
【0003】溶融亜鉛めっき鋼板は通常、適当な脱脂洗
浄工程を経た後、または脱脂洗浄を行うことなく、鋼板
を保護性または還元性の雰囲気で予熱し、その後水素と
窒素の混合ガスからなる還元性雰囲気で焼鈍し、次いで
めっき温度付近まで冷却して溶融亜鉛浴に浸漬すること
により製造される。
【0004】上記の工程における予熱の際には、鋼板表
面に80nm程度の酸化膜が形成される方が溶融亜鉛との濡
れ性の点で好ましいとされるが、それ以上の厚さの酸化
膜は、ドロスの発生を増加させ、溶融めっきの密着性を
損なうという悪影響があると考えられている。溶融亜鉛
浴の中には後述の合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造の範
囲も含めると0.08〜0.18% (以下、特に断らない限り
「%」は「重量%」を意味する) のAl (アルミニウム)
が含まれる。
【0005】合金化溶融亜鉛めっき鋼板は、通常、連続
的に溶融亜鉛めっきした鋼板を熱処理炉で 500〜600 ℃
の材料温度に3〜30秒加熱して、Fe−Zn合金めっき層を
形成させたものである。めっき層はFe−Znの金属間化合
物からなり、一般にその平均Fe濃度は8〜12%である。
そのめっきの付着量は、通常片面当たり25〜70g/m2であ
り、この範囲以下のものは通常の手段では製造すること
が難しく、またこの範囲を上回るものはめっき層の耐パ
ウダリング性を確保することが困難であるので一般には
供給されていない。
【0006】合金化溶融亜鉛めっき鋼板のめっき皮膜中
には、0.12〜0.2 %前後のAlが含有されることが多い。
その原因の一つは、通常の溶融亜鉛めっき鋼板の製造に
おいて、めっき皮膜と母材鋼板との界面に合金層が生成
するのを抑制し、皮膜加工性を保持するために浴中にAl
を添加するので、同一の浴を用いて合金化溶融亜鉛めっ
き鋼板を製造すると、そのめっき皮膜にもAlが不可避的
に混入することにある。もう一つの原因は、合金化溶融
亜鉛めっき鋼板のめっき皮膜の耐パウダリング性を確保
し、かつ製造時のドロスの発生を抑制するために、めっ
き浴中にAlを含有させることがむしろ望ましいとされ、
通常0.08〜0.11%程度のAl含有溶融亜鉛浴が使用される
からである。Alはめっき時にめっき層中に富化する傾向
があるため、上記の浴でめっきすれば皮膜中のAl濃度は
0.12〜0.2 %の範囲となる。
【0007】上述のようなめっき鋼板の母材としては、
従来低炭素Alキルド鋼板、極低炭素Ti添加鋼板等が主に
使用されてきた。しかし、近年、例えば自動車用材料で
は、軽量化対策の一つとして鋼板の高強度化が要請さ
れ、Siを 0.2%以上含む珪素含有鋼板が用いられようと
している。Siは鋼の延性を確保したまま強度を向上させ
る元素であるから、珪素添加鋼は上記の要請に応える望
ましい鋼材であると言える。
【0008】しかしながら、Si含有鋼板は、溶融亜鉛め
っきの母材としては大きな欠点を持っている。上記の通
常のプロセスに従って珪素含有鋼板を処理すると、焼鈍
過程で雰囲気中の極微量の水分と鋼板中のSiが反応し、
鋼板表面に溶融亜鉛との濡れ性を損なうSi−Oxide が生
成する。従って、鋼中のSi濃度の増加にともない不めっ
きが多発するようになる。珪素含有鋼板の表面に予め酸
化雰囲気での加熱によりFe酸化物を形成することで濡れ
性が改善されることは公知である。しかし、Si含有量が
0.2%を超えると従来のプロセスにおける酸化雰囲気
(例えば無酸化炉の空燃比を1〜1.35とした雰囲気) で
予熱しただけでは濡れ性の回復が難しい。
【0009】また、珪素含有鋼板を母材として合金化溶
融亜鉛めっき鋼板を製造する場合には、合金化処理速度
が著しく遅れそのため生産能率が落ちるという難点があ
る。
【0010】とりわけ鋼の成形性を向上させるためにTi
添加極低炭素鋼をベースとするSi添加鋼を母材とする場
合は、再結晶化のための焼鈍温度が 800℃以上となるた
め鋼板表面へのSi−Oxide の析出が一層顕著になり濡れ
性の確保がさらに困難となる。
【0011】上記の問題点を解決する方法として、従来
溶融めっきに先立ってNi、Fe等の下地めっきを施すこと
が知られているが、余分なめっき工程が付加されるため
工程が増えて製造コストの上昇を招くにもかかわらず、
Si含有量の高い鋼では、溶融亜鉛との濡れ性改善に十分
な効果が得られず、さらに均一な合金化処理が非常に難
しい等の問題がある。
【0012】上述のように、材料的には魅力のある珪素
含有鋼も、これに適切な溶融亜鉛めっき、または合金化
溶融亜鉛めっきを施す実際的な方法が見当たらないのが
現状である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の溶融
亜鉛めっきプロセスにおいては満足な溶融亜鉛めっき被
膜の形成が不可能であり、かつ合金化処理を施す場合そ
の生産性が非常に低い珪素含有鋼を母材とするめっき鋼
板を製造する実用的な方法の開発を課題としてなされた
ものである。
【0014】本発明の目的は、Siを0.2 %以上含有する
鋼板を母材とし、不めっき点の発生がないめっきを施
し、かつその合金化処理速度を十分に大きくし、経済的
に溶融亜鉛めっき鋼板および合金化溶融亜鉛めっき鋼板
を製造する方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記の溶融亜
鉛めっき方法、または合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造
方法を要旨とする。
【0016】(1) Siを 0.2%以上含有する鋼板を母材
として溶融亜鉛めっき鋼板を製造する方法であって、表
面を 0.4〜5 g/m2研削して除去した鋼板を 650℃以下の
酸化性雰囲気中で処理し、鋼板表面にFeに換算して 0.3
〜1.5 g/m2の酸化鉄層を形成させ、次いで 500〜650 ℃
の温度で還元した後、溶融亜鉛めっきを行うことを特徴
とする珪素含有鋼板の溶融亜鉛めっき方法。
【0017】(2) 上記(1) に記載の工程で溶融亜鉛めっ
きを行った後、さらに合金化熱処理を施す合金化溶融亜
鉛めっき鋼板の製造方法。
【0018】本発明方法で使用する母材鋼板は、Siを
0.2%以上含有する熱延鋼板または冷延鋼板である。熱
延鋼板の場合は、冷間での塑性加工を受けていないの
で、多くの場合、そのままで加工性が保持できるから、
熱間圧延工程で巻き取ったコイルを酸洗して脱スケール
した状態で母材として使用できる。しかし、特定の機械
的性質を付与するために熱処理を施してから本発明のプ
ロセスに付してもよい。
【0019】冷延鋼板の場合は、未焼鈍の状態で母材と
してもよいが、本発明方法の酸化、還元の工程だけでは
母材の機械的特性(特に加工性)の調整が困難であるか
ら、所定の特性が得られるように予め焼鈍しておくのが
望ましい。この焼鈍はバッチ式焼鈍であってもよいし、
連続焼鈍であってもよい。
【0020】Si含有鋼板は、熱延鋼板であれ冷延鋼板で
あれ、その表面にはSiを主体とする酸化物層が残存す
る。更に、溶融亜鉛めっきの連続炉で 700℃以上の水素
・窒素混合雰囲気中でで加熱されると、その雰囲気中の
水分によりSiの選択酸化が生じSiを主体とする酸化物層
が急増する。
【0021】本発明の基本思想は、母材表面のSiが濃化
した酸化物を直接溶融亜鉛と接触させないところにあ
る。そのために行うのが母材表面の研削およびその後の
酸化と還元の処理である。
【0022】通常、単に表面研削のみを実施して溶融亜
鉛めっきを施す場合、研削所要量は片面当たり15g/m2
上であり、かかる研削を行った場合、溶融めっきライン
(CGL)の連続炉内での加熱温度が 600℃前後であれ
ば不めっきの発生しない溶融めっきが可能である。しか
し、上記のような多量の研削は、通常のCGLの入り側
に設置されたブラシロールでは実施できず特殊な研削機
が必要であり、かつこうした重研削用のブラシは寿命が
短くて設備費、操業費が嵩む。
【0023】研削は、母材鋼板の表面に機械的に新生面
を作るとともに表層の結晶粒を微細化し、大量の転位を
導入して表面を活性化させる作用を持つ。しかし、多量
の研削による過剰な活性化は、鋼板と溶融亜鉛との反応
性を過度に高めてドロスの大量発生の原因になる。
【0024】ところが、本発明者は、母材表面を研削し
た後、酸化性雰囲気中で加熱し鋼板表面に適切な酸化鉄
層を形成する工程を導入すれば、研削所要量を大きく削
減できることを見出した。
【0025】
【作用】以下、本発明において定めた諸条件について作
用効果と条件限定の理由を説明する。
【0026】本発明で対象とする鋼板はSi含有量が 0.2
%以上の鋼板 (熱延鋼板または冷延鋼板) である。Si含
有量が 0.2%未満であれば、従来の技術の工夫で対応が
可能であり、敢えて本発明方法を適用する必要がない。
なお、Si以外の成分については特に制約はないが、本発
明方法で製造されるめっき鋼板が特に自動車用として好
適であることを考慮すれば、強度と加工性、特にプレス
成形性、を兼備する組成を選ぶのが望ましい。そのため
には、C:0.001〜0.15%、Mn:0.1〜1.5 %、P: 0.01〜
0.1 %、さらにTi:0.01〜0.1 %を含む組成が推奨され
る。
【0027】前記のように、必要に応じて熱処理されて
所定の機械的性質に調質された鋼板は、次にその表面が
研削される。この研削の方法には何ら制約はない。研削
量が少ないから通常の研削用ブラシロールでも十分であ
る。研削量は 0.4g/m2から 5g/m2までに限定される。0.
4 g/m2未満では、Si系の酸化物層の除去が不十分であ
り、また、Feの酸化速度が小さく次工程での酸化が不十
分となる。5g/m2を超える研削量にするとSi系酸化物の
除去は完全になるが、次工程での酸化を適正範囲に調整
することが難しい。さらに、溶融亜鉛との反応が過剰に
活性化されドロス発生が増え、操業コストの上昇原因と
なる。
【0028】研削を受けた鋼板は次に酸化性雰囲気中で
加熱されて酸化され、その表面にFeに換算して 0.3g/m2
から 1.5g/m2までの量に相当する酸化鉄が形成される。
雰囲気としては、CO2 、O2、H2O 等の酸化性ガスを含む
雰囲気が用いられる。酸化量がFe換算量で 0.3g/m2未満
では不めっきが生じやすく、1.5 g/m2を超えると次工程
での酸化鉄の還元が不十分となりやすく不めっきが発生
しやすくなる。
【0029】酸化処理の温度は材料温度で 650℃以下で
なければならない。この温度を超えると研削により表面
に導入された歪が減少して酸化反応が抑制されてFe−ox
ideの生成が不十分となり、その結果、次の還元工程で
還元鉄が十分に生成しない。
【0030】また、Siの表面への拡散も生じやすくなり
不めっきが発生しやすくなる。加熱温度の下限には特に
制約はないが 300℃以下では酸化速度が小さく処理に長
時間を要するので好ましくない。
【0031】表面に酸化鉄層を形成させ鋼板は、次の工
程で 500〜650 ℃の温度で還元処理される。この目的の
ためには、水素5%以上を含み残部が非酸化性ガス (通
常窒素) からなる露点が−15℃以下の雰囲気を用いるの
がよい。処理温度が 500℃より低いと還元力が弱く還元
が不十分になり、650 ℃を超えるとSiの拡散が生じやす
く、鋼板表面に再度Siの濃化がおき不めっきが発生しや
すくなる。処理時間は15〜250 秒でよい。
【0032】この還元工程で、前の工程で生じたFe−ox
ide が還元され、還元鉄層が形成される。この還元鉄層
はSi拡散のバリヤーとして作用し、十分な厚みがあれば
還元工程でのSiの表面への拡散を抑制する。以上の工程
で処理された鋼板は 380〜550 ℃程度に冷却され、Alを
0.05〜0.15%程度含有する溶融亜鉛浴中に浸漬されてめ
っきされ、さらにガスワイピングで付着量を所定範囲に
調整されて溶融亜鉛めっき鋼板としての製品になる。
【0033】合金化溶融亜鉛めっき鋼板を製造する場合
は、上記の工程でめっきした鋼板を合金化処理炉に通
し、 450〜600 ℃に1〜120 秒加熱してめっき皮膜を合
金化する。
【0034】かくして、不めっきのない表面特性の優れ
た溶融亜鉛めっき鋼板または合金化溶融亜鉛めっき鋼板
が得られる。本発明方法によれば、Si含有量が 1.5%を
超える鋼板に対しても健全な溶融亜鉛めっきが可能であ
る。
【0035】
【実施例】表1に示す化学組成の高Si鋼の熱延鋼板(鋼
種A、板厚2.3mm)及び冷延鋼板(鋼種B〜D、板厚0.80
mm、未焼鈍材) を 250×100mm に裁断して供試材とし
た。
【0036】鋼種B〜DについてはN2+15%H2の露点が
−30℃の雰囲気で、昇温速度 15 ℃/secで850 ℃に昇温
し120sec保持する焼鈍を予め行った。ただし、表3に
B’およびD’で示すのは、鋼種BおよびDの焼鈍して
いないものである。
【0037】こうして準備した鋼板をブラシロールを用
いて片面当たり20g/m2以下の範囲で研削した。研削後の
鋼板を、所定雰囲気での熱処理が可能でかつ還元雰囲気
から直接溶融めっきが可能な、竪型溶融めっき装置に通
して溶融亜鉛めっきを行った。即ち、鋼板を必要に応じ
て、この装置内で、表2に示すa〜eの各種雰囲気で予
熱酸化した後、N2+25%H2の雰囲気で 600℃×60秒の還
元を施し 460℃の鋼板温度に冷却の後、全Al濃度 0.112
%、全Fe濃度 0.020%の溶融亜鉛浴中で溶融めっきを行
った。めっき時間は1秒とし、ガスワイパーにより亜鉛
付着量を片面当たり約50g/m2に調整した。めっき後不め
っきの発生状況を調査した。さらに、一部の試料につい
ては、500 ℃の温度で合金化処理を行い合金化所要時間
を測定した。めっきの評価および合金化処理を行ったも
のについては合金化所要時間を表3に示す。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】
【表3(1)】
【0041】
【表3(2)】
【0042】表3に示す結果に見られるように、本発明
例では全て不めっきがなく、合金化溶融亜鉛めっき鋼板
では比較的短時間に合金化処理ができている。比較例の
中では、20g/m2に近い大量の研削を行ったNo.6のみが良
好な結果を示しているが、このような大量研削を実生産
ラインで行うのは困難であり、もし実施できても設備
費、操業費の高騰が避けられない。
【0043】
【発明の効果】本発明方法によれば、Si含有鋼を母材と
する溶融亜鉛めっき鋼板、または合金化溶融亜鉛めっき
鋼板が不めっきの発生なしに、しかも比較的経済的に製
造できる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】Siを 0.2%以上含有する鋼板を母材として
    溶融亜鉛めっき鋼板を製造する方法であって、表面を
    0.4〜5 g/m2研削して除去した鋼板を 650℃以下の酸化
    性雰囲気中で処理し、鋼板表面にFeに換算して 0.3〜1.
    5 g/m2の酸化鉄層を形成させ、次いで 500〜650 ℃の温
    度で還元した後、溶融亜鉛めっきを行うことを特徴とす
    る珪素含有鋼板の溶融亜鉛めっき方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の工程で溶融亜鉛めっきを
    行った後、さらに合金化熱処理を施す合金化溶融亜鉛め
    っき鋼板の製造方法。
JP19707192A 1992-07-23 1992-07-23 珪素含有鋼板の溶融亜鉛めっき方法 Expired - Fee Related JP2674429B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19707192A JP2674429B2 (ja) 1992-07-23 1992-07-23 珪素含有鋼板の溶融亜鉛めっき方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19707192A JP2674429B2 (ja) 1992-07-23 1992-07-23 珪素含有鋼板の溶融亜鉛めっき方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0641708A true JPH0641708A (ja) 1994-02-15
JP2674429B2 JP2674429B2 (ja) 1997-11-12

Family

ID=16368236

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19707192A Expired - Fee Related JP2674429B2 (ja) 1992-07-23 1992-07-23 珪素含有鋼板の溶融亜鉛めっき方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2674429B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5677005A (en) * 1993-06-25 1997-10-14 Kawasaki Steel Corporation Method for hot dip galvanizing high tensile steel strip with minimal bare spots
US6087019A (en) * 1996-05-31 2000-07-11 Kawasaki Steel Corporation Plated steel sheet
US7696671B2 (en) 2004-10-15 2010-04-13 Olympus Medical Systems Corporation Array ultrasonic transducer having piezoelectric devices

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5677005A (en) * 1993-06-25 1997-10-14 Kawasaki Steel Corporation Method for hot dip galvanizing high tensile steel strip with minimal bare spots
US6087019A (en) * 1996-05-31 2000-07-11 Kawasaki Steel Corporation Plated steel sheet
US7696671B2 (en) 2004-10-15 2010-04-13 Olympus Medical Systems Corporation Array ultrasonic transducer having piezoelectric devices

Also Published As

Publication number Publication date
JP2674429B2 (ja) 1997-11-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4631241B2 (ja) 強度延性バランス、めっき密着性と耐食性に優れた高張力溶融亜鉛めっき鋼板および高張力合金化溶融亜鉛めっき鋼板
JP3114107B2 (ja) 耐食性および成形性にすぐれた合金化溶融亜鉛めっき高張力冷延鋼板の製造方法
JP2707928B2 (ja) 珪素含有鋼板の溶融亜鉛めっき方法
JP2970445B2 (ja) Si添加高張力鋼材の溶融亜鉛めっき方法
JP2964911B2 (ja) P添加高張力鋼材の合金化溶融亜鉛めっき方法
JP3126911B2 (ja) めっき密着性の良好な高強度溶融亜鉛めっき鋼板
JPH06212383A (ja) 珪素含有鋼板の溶融亜鉛めっき方法
JP2674429B2 (ja) 珪素含有鋼板の溶融亜鉛めっき方法
JP3020846B2 (ja) 高張力溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法
JPH0797670A (ja) 珪素含有鋼板の溶融亜鉛めっき方法
JP2555821B2 (ja) 溶融Znめっき鋼板の製造方法
JP2705386B2 (ja) Si含有鋼板の溶融亜鉛めっき方法
JPH05106001A (ja) 珪素含有鋼板の溶融亜鉛めつき方法
JPH06212384A (ja) 珪素含有鋼板の溶融亜鉛めっき方法
JP3001286B2 (ja) 穴拡げ性に優れた高強度溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法
JP3449244B2 (ja) 合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法
JP2630136B2 (ja) 珪素含有鋼板の溶融亜鉛めっき方法
JP3872718B2 (ja) 合金化溶融亜鉛めっき鋼板のめっき性改善方法
JP2001192795A (ja) 高張力溶融めっき鋼板およびその製造方法
JPH07316764A (ja) 合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法
JP3766655B2 (ja) めっき密着性と加工性に優れた高Si高強度合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法
JP3915345B2 (ja) 高張力溶融めっき鋼板の製造方法
JP2725550B2 (ja) 熱延合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造法
JP3412536B2 (ja) 伸びフランジ性に優れた高強度溶融亜鉛めっき鋼板および高強度合金化溶融亜鉛めっき鋼板、ならびにそれらの製造方法
JP2000204462A (ja) 溶融亜鉛めっき鋼板及び合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070718

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080718

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080718

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 12

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090718

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 12

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090718

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 13

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100718

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 14

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110718

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110718

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 15

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120718

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees