JPH064165U - 油圧式掘削機を利用したクローラコンベヤ - Google Patents

油圧式掘削機を利用したクローラコンベヤ

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JPH064165U
JPH064165U JP5138192U JP5138192U JPH064165U JP H064165 U JPH064165 U JP H064165U JP 5138192 U JP5138192 U JP 5138192U JP 5138192 U JP5138192 U JP 5138192U JP H064165 U JPH064165 U JP H064165U
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JP
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conveyor
excavator
hydraulic
crawler
hydraulic excavator
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JP5138192U
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English (en)
Inventor
雅三 三田
淳夫 塩山
Original Assignee
株式会社小松製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 油圧式掘削機にブーム、アームおよびバケッ
ト等のツールからなる作業機に代えてコンベヤを交換装
着するようにして機動性、操作および経済性を向上する
ようにしたクローラコンベヤを提供する。 【構成】 油圧式掘削機にコンベヤ組立体を着脱可能に
該掘削機の作業機と交換装着したうえ、掘削機の油圧源
により走行移動、旋回およびコンベヤの回転駆動を行う
ようにすると共に、該コンベヤ組立体の装着に際しては
取外した作業機ブームのレボフレーム支承部にコンベヤ
ブラケットを介して回転自在に支承し、かつブームシリ
ンダを前記ブラケットに連結して支承コンベヤ組立体を
上下揺動するように構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は掘削機のブーム、アーム、バケットからなる作業機と交換装着して移 動かつ旋回自在な油圧式掘削機を利用したクローラコンベヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
通常大規模造成工事、或いは土砂採集現場では地山の発破、この発破土砂の積 込み、或いは土砂の掘削等にはブルドーザ、ブレーカ、掘削、積込機、モービル クラッシャ、それに加えてクローラコンベヤ等が大きな土工システムとして一体 して稼働すると共に、ダンプトラック、バージ船を利用して遠方の所定場所に輸 送されている。かような土工システムに限らないが従来のクローラコンベヤは図 6に示すように無限軌道からなる走行体aに長尺のベルトコンベヤbが走行かつ 旋回可能に載架された構造となっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来の移動式コンベヤと称されるクローラコンベヤは図示の 如くコンベヤ移動機構である走行体aはクローラコンベヤの構成部材としてコン ベヤbと一体となっており、従ってクローラコンベヤを使用しない場合は勿論、 走行体aも休止することになることから稼働率が悪いと、それだけ経済的負担が 大きくなるという欠点がある。
【0004】 更に従来のクローラコンベヤは油圧駆動の走行体aの上部に長尺のベルトコン ベヤbを載架したに過ぎず走行、或いは旋回が可能であっても、これらの走行、 旋回に際しては走行モータc、旋回モータdの各油圧ホースe,fを介して作業 員が近傍で操作することになるが、かような操作では手間がかかり、しかも凹凸 の地面において該クローラコンベヤと連結されるクローラコンベヤ、或いは定置 式コンベヤとの整合調整に際してもコンベヤbの独自の傾動機能を備えていない ことから一層難しく手間どるという欠点がある。 本考案は上記従来の欠点を解消する目的でなされたもので油圧式掘削機を利用 して、コンベヤを該掘削機の作業機と交換装着するようにして機動性、操作性お よび経済性を大幅に向上するようにした油圧式掘削機を利用したクローラコンベ ヤを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するために、油圧式掘削機のブーム、アームおよびバ ケット等のツールを備えた作業機に代えて長尺のコンベヤ組立体を脱着可能に装 着したうえ、該コンベヤ組立体を掘削機の油圧源により走行移動、旋回およびコ ンベヤ回転駆動を行うようにすると共に、該コンベヤ組立体の交換装着に際して は掘削機本体のブーム取付レボフレームにブラケットを介して回転自在に軸支し たうえ、ブーム用油圧シリンダにより上下傾動を行えるようにして既述の目的を 達成したものである。
【0006】
【作用】
このように油圧式掘削機の作業機と交換して該掘削機に脱着可能に装着するよ うにしたから従来のクローラコンベヤの専用移動用走行体を不要とすると共に、 該掘削機のオペレータ操作により迅速に所定位置に移動させて連携する近接の搬 送装置と適切かつ効率的に整合させたうえ掘削機の油圧源によりコンベヤ回転駆 動して土砂の輸送作業を行い、コンベヤ作業不要時は該コンベヤ組立体を取外し て再度作業機を交換装着して掘削、積込みの土工作業を行うことが可能となる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を添付図面により詳述する。図5は油圧式掘削機Pの 一例を示したもので、図において1は装軌式下部走行体、該下部走行体1の上部 には上部旋回体2が旋回自在に装架されている。そして、この上部旋回体2には 運転室3、エンジン、油圧機器等のマシンキャブ4、およびカウンタウエイト5 が備えられていると共に、前部にはブーム6a、アーム6bおよびバケット6c が関節連結されたうえ、各油圧シリンダ6d,6e,6fで揺動自在となってい る作業機6が装着されていて、走行、旋回しながら作業機6により土砂の掘削、 積込みの土工作業が行われるようになっている。勿論バケット6cに代えて各種 のアタッチメントとしてのツール、例えば油圧ブレーカ、リッパ等が装着される ようになっている。そして前記ブーム6aの基端部は車体のレボフレーム7に軸 ピン8により回転自在に軸支されると共に、該レボフレーム前部下端にはブーム シリンダ6dの一端が同じく軸ピン9により軸支されている。
【0008】 図1は上記構成からなる油圧式掘削機に作業機6を取外してベルトコンベヤか らなるコンベヤ組立体を脱着可能に交換装着した実施例を示したものである。ベ ルト式コンベヤ組立体S1 は長尺のコンベヤ本体10の前後部には転輪11a, 11bが回転自在に軸支されていると共に、油圧モータ12が取設されている。 なお13はホッパである。
【0009】 そして上記コンベヤ組立体S1 は掘削機Pに作業機6を取外して装着されるよ うになっており、装着に際しては長尺のコンベヤ本体10の略中央下部に取設し た山形のブラケット14を介して掘削機Pのブーム6aを支承していたレボフレ ーム7のピン孔を利用して軸ピン15aにより揺動自在に支承すると共に、ブー ム用シリンダ6dを同様に利用して、該シリンダ6dのロッド上端を軸ピン15 b、コンベヤブラケット14に斜方向に連結して、コンベヤ組立体S1 を図示影 線の如く上下に傾動するように装着されるようになっている。従ってコンベヤ組 立体S1 は図2で明らかなように運転室3の側方に前後方向に装架され、オペレ ータは作業機6と同様な要領で操作して走行移動、旋回しながら、かつレボフレ ーム7の軸ピン15を支点にして傾動させたうえ、掘削機Pの油圧源によりコン ベヤ駆動用油圧モータ12を駆動させてクローラコンベヤとしての土砂の輸送を 行うことができる。
【0010】 図3は本考案の他の実施例を示したもので、本実施例はモービルコンベヤを油 圧式掘削機に交換装着するようにしたもので、該モービルコンベヤ組立体S2 は 図に示すようにコンベヤ本体20の前後部にモービルコンベヤ21a,21の各 基端部が各軸ピン22により回転自在に支承されたうえ、装架フレーム23と該 モービルコンベヤ21a,21b間に連結した油圧シリンダ24により上下揺動 可能になっている。
【0011】 そして上記モービルコンベヤ組立体S2 はコンベヤ本体20下部の前後にそれ ぞれブラケット25a,25bを下方に向けて突設されており、前部ブラケット 25aはブームシリンダ6aのロッド上端部に軸ピン26により支承され、また 後部ブラケット25b上部旋回体2の後部上面に立設した支脚27に軸ピン28 により支承されている。
【0012】 上記モービルコンベヤ組立体S2 をかように油圧式掘削機Pに作業機6と交換 装着することにより、掘削機Pのオペレータは先の実施例と同様に走行移動、旋 回しながら所定位置において、前記ブーム用油圧シリンダ6dを作動してコンベ ヤ本体20を軸ピン28を支点にして上下に傾動させながら近接する他の搬送装 置に整合させると共に、前後のモービルコンベヤ21a,21bを油圧シリンダ 24により上下揺動させながら他の近接搬送装置と整合さえたうえ掘削機Pの油 圧源によりコンベヤ本体20に取設した油圧モータ29を駆動し、図示しない伝 導装置を介して、これらコンベヤ本体20、前後モービルコンベヤ21a,21 bを回転させて土砂、砕石等を輸送するようになっている。なお、実施例として モービルコンベヤ21a,21bをコンベヤ本体20の前後部に取設したが、勿 論前後部の片側にのみ取設してもよい。またコンベヤ駆動モータ29も適宣取設 され図示に限定されるものでない。
【0013】 図4は、これらコンベヤS1 ,S2 を組み合わせながら砕石現場での使用例を 示したもので、モービルクラッシャ30からの砕石を配設された油圧式掘削機に 装着されてなるクローラコンベヤS1 ,S2 を経て定置式コンベヤ31に輸送さ れたうえ集積される一例を示したものである。そして、こうしたコンベヤ作業が 終了することによりコンベヤ組立体S1 ,S2 を取外して元の作業機6を交換装 着したうえ、本来の掘削、積込みの土工作業を行うことになる。
【0014】
【考案の効果】
本考案は上記の如くコンベヤを油圧式掘削機に作業機と交換装着するようにし たから、クローラコンベヤとしてコンベヤ組立体のみを製作用意しておけばよく 、従来の如く専用の走行体は不要となり、経済性は勿論、遠方に移送するに際し ても容易になり、それだけ輸送性が向上する。
【0015】 このように予め油圧式掘削機のアタッチメントとしてコンベヤ組立体を該掘削 機に交換装着可能にすることによって掘削機の多様化を一層進めることになる。 しかも掘削機を利用したことにより、従来のクローラコンベヤの走行体が単に移 動させる役目でしかなかったものが、掘削機が備える油圧源を利用できると共に オペレータによる操作により機動性と適確な操作により他の土工機の整合も迅速 となって土工システムを一層効果的なものとすることができる。しかも小型から 大型に系列化された油圧式掘削機にあわせてコンベヤをシリーズ化することがで きるので、土工システムの規模に適合する土砂、砕石輸送に最適なものを選ぶこ とも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の油圧式掘削機を利用したクローラコン
ベヤの実施例を示す一部破断全体側面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】本考案の他の実施例を示す全体側面図である。
【図4】本考案に係るコンベヤの使用例を示す説明図で
ある。
【図5】油圧式掘削機の一例を示す概略側面図である。
【図6】従来のクローラコンベヤの一例を示す概略側面
図である。
【符号の説明】
P 油圧式掘削機 21a,21b
モービルコンベア 1 下部走行体 23 装架フレ
ーム 2 上部旋回体 24 油圧シリ
ンダ 6 作業機 25a,25b
ブラケット 6a ブーム 27 支脚 6d ブームシリンダ 30 モービ
ルクラッシャ 7 レボフレーム 31 定置式コ
ンベヤ S1,2 コンベヤ組立体 10,20 コンベヤ本体 12,28 油圧モータ 14 ブラケット
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月10日
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】追加
【補正内容】
【図5】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】追加
【補正内容】
【図6】

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧式掘削機にコンベヤ組立体を着脱可
    能に該掘削機の作業機と交換装着したうえ、掘削機の油
    圧源により走行移動、旋回およびコンベヤの回転駆動を
    行うようにしたことを特徴とする油圧式掘削機を利用し
    たクローラコンベヤ。
  2. 【請求項2】 上記コンベヤ組立体の油圧掘削機に交換
    装着に際して、作業機ブームのレボフレーム支承部にコ
    ンベヤブラケットを介して回転自在にコンベヤ組立体を
    回転自在に支承すると共に、前記ブーム用油圧シリンダ
    をコンベヤブラケットに連結して、該油圧シリンダによ
    り上下揺動可能にしたことを特徴とする請求項1の油圧
    式掘削機を利用したクローラコンベヤ。
  3. 【請求項3】 上記油圧式掘削機にモービルコンベヤを
    作業機に代えて交換装着するようにしたことを特徴とす
    る請求項1の油圧式掘削機を利用したクローラコンベ
    ヤ。
JP5138192U 1992-06-29 1992-06-29 油圧式掘削機を利用したクローラコンベヤ Pending JPH064165U (ja)

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