JPH0641581B2 - 耐熱性接着剤組成物 - Google Patents

耐熱性接着剤組成物

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JPH0641581B2
JPH0641581B2 JP59109243A JP10924384A JPH0641581B2 JP H0641581 B2 JPH0641581 B2 JP H0641581B2 JP 59109243 A JP59109243 A JP 59109243A JP 10924384 A JP10924384 A JP 10924384A JP H0641581 B2 JPH0641581 B2 JP H0641581B2
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JP
Japan
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adhesive composition
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polyester
resistant adhesive
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JP59109243A
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雅典 筧
智司 真下
和生 後藤
正行 田中
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Mitsuboshi Belting Ltd
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Mitsuboshi Belting Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は耐熱性接着剤組成物に係り、詳しくは少なくと
も一方をポリ塩化ビニルとする被着体を強力に接着し、
かつ高温下でこの接着力を維持する耐熱性接着剤組成物
に関する。
(従来の技術) 従来よりポリエステル繊維とポリ塩化ビニルとの接着に
は、分子鎖内に水酸基を有するポリエステルあるいはポ
リエステルポリウレタンを主成分とした接着剤組成物が
用いられ、更に耐熱性にするためにポリイソシアネート
が添加されてきた。この接着剤組成物を使用すれば、非
常に優れた接着力を発揮していた。
(発明が解決しようとする課題) しかし、このような接着剤組成物では、まず第1にポリ
イソシアネートが室温で反応するため、ポリイソシアネ
ートを予め多量に添加できないこと、第2にポリイソシ
アネートの高反応性のため被着体の一方に接着剤組成物
を塗布した後には、直ちに接着しなければならない等の
欠点を有していた。
本発明はこのような問題点を改善するもので、少なくと
も一方をポリ塩化ビニルとする被着体の接着力を高める
ことはもちろん、この接着力を高温環境下でも維持し、
そして長時間保持できる耐熱性接着剤組成物を提供する
ことを目的とする。
(課題を解決するための手段) 即ち、本発明の特徴とするところは、少なくとも一方を
ポリ塩化ビニルとする被着体の接着剤組成物であって、
分子鎖内に活性水素を有する基をもつポリエステルをポ
リイソシアネートで鎖延長させたポリエステルポリウレ
タン100重量部に対してアミノ樹脂5〜50重量部を
添加し、これらを溶媒に溶解した耐熱性接着剤組成物に
ある。
本発明は従来のポリイソシアネートの代わりにアミノ樹
脂を使用し、この樹脂による架橋反応によって少なくと
も一方をポリ塩化ビニルとする被着体の高度な接着力を
長時間維持し、また該アミノ樹脂の存在下によって室温
下においてほとんど架橋反応が起こらないために長期保
存が可能になり、更に例えばポリエステル繊維の長期保
存も出来る。
本発明の耐熱性接着剤組成物に使用する分子鎖内に活性
水素を有する基をもつポリエステルをポリイソシアネー
トで鎖延長させたポリエステルポリウレタンは、先ず容
易に気化する溶媒、例えば酢酸エチル、メチルエチルケ
トン、トルエン、アセトン、テトラヒロドフラン、クロ
ロホルムに可溶でなければならず、通常10〜30重量
%添加される。また、分子鎖内に水酸基、アミノ基、カ
ルボキシル基等を含んでいる。
上記ポリエステルポリウレタンの平均分子量は通常1
5,000〜25,000程度である。
また、本発明で使用するアミノ樹脂は、メラミンホルム
アルデヒド樹脂、尿素ホルムアルデヒド樹脂であり、更
に詳しくはメラミンホルムアルデヒド樹脂は1〜数核体
よりなるもので、アルコールによりアルキルエーテル化
されているものであってもよい。
該アミノ樹脂は溶剤に溶解していないポリエステルポリ
ウレタン100重量部に対して5〜50重量部添加され
る。5未満の場合には、ポストキュアーを長時間しなけ
れば高い接着力が得られず、また一方50重量部を越え
ても接着力の向上は期待されない。
本発明で使用する被着体は、少なくとも一方をポリ塩化
ビニルであり、このポリ塩化ビニルとしては重合度が5
00〜5,000のもので、ポリエステル系可塑剤を6
0〜120重量部含む通常のものである。
また、他の被着体としては、ポリエステル、金属等があ
り、このうちポリエステルはポリエチレンテレフタレー
トおよびポリエチレンテレフタレート2塩基酸を一部イ
ソフタル酸、セバチン酸、アジピン酸で置換したもの、
およびグリコール成分の一部をジエチレングリコール、
テトラエチレングリコール、ヘキサメチレングリコー
ル、1,4シクロヘキサンジメタノールで置換したもの
であり、その形態はコード状、織物状、フィルム状でも
よい。
次に、本発明の実施例を説明する。
実施例1〜3及び比較例1〜4 被着体として先ずポリエステル繊維からなる平織物(構
成:1500D/1×1500D/1/60×60)を
使用し、また他の被着体として軟質ポリ塩化ビニルであ
り、重合度2500でポリエステル系可塑剤85重量部
とBa系安定剤を含み、硬度がJISAで70、厚さ
0.6mmのシートを使用した。
接着剤組成物の調整は、先ず分子量2万、分子末端に2
個の水酸基を有するポリエステルポリウレタンを酢酸エ
チルにて20%溶液とし、このポリエステルポリウレタ
ン溶液にメラミンホルムアルデヒド樹脂(商品名スミマ
ールM−40S、住友化学工業社製)あるいはポリイソ
シアネート(商品名コロネートL、日本ポリウレタン社
製)あるいはこれら両者を十分に攪拌した後、ポリエス
テル帆布にドクターナイフを用いて50g/m2の割合で
均一に塗布し、その後120℃で2分間、乾燥させた。
得られた処理帆布を、170℃で5分間余熱させた軟質
ポリ塩化ビニルシートに10kg/cm2の圧で5秒間圧着
した。
以上のような方法を用いるとともに、第1表および第2
表に示す配合および条件に従って100℃における接着
力を測定した。その結果を第3表に示す。
実施例1において、メラミンホルムアルデヒド樹脂を1
0重量部添加したとき、80℃で1日のポストキュアー
を施すことにより、接着力は向上し、ポリ塩化ビニルシ
ートが破壊した。また、塗布後の経時による影響はなか
った。
実施例2において、メラミンホルムアルデヒド樹脂を5
重量部まで減量しても、実施例1と同様の結果が得られ
た。
比較例1において、メラミンホルムアルデヒド樹脂をさ
らに減量して1重量部まで添加したところ、80℃で1
日のポストキュアーでは、実施例1および実施例2に比
べてやや接着力が劣っていたが、80℃で7日のポスト
キュアーでは実施例1および実施例2と同様の結果が得
られた。また、塗布後の経時による影響はなかった。
比較例2において、比較例1の系にフタル酸を0.01
重量部添加したとき、80℃で1日のポストキュアーで
も実施例1および実施例2と同様の接着力が得られた。
これはフタル酸がメラミンホルムアルデヒド樹脂の硬化
反応の触媒になっているためと考えられる。
比較例1においては、従来法によりポリイソシアネート
を1重量部添加した。ポストキュアーの効果はほとんど
見られず、塗布後接着までの経時により接着力は悪化す
る傾向にあった。
比較例4においては、ポリイソシアネートを3重量部に
増量したが、塗布後1日内の接着であれば、本発明の接
着剤組成物と同等の接着力が得られた。また、ポストキ
ュアーを行わなくても高い接着力が得られた。しかし、
塗布後接着までの経時により接着力は減少し、ほとんど
接着しなくなった。
実施例3において、比較例4の系にメラミンホルムアル
デヒド樹脂を5重量部添加したとき、80℃で1日のポ
ストキュアーによる接着力は、実施例1および実施例2
と同程度になった。
また、実施例3では経時により接着力は低下しなくなっ
た。
(発明の効果) 以上のように、本発明の耐熱性接着剤組成物では、分子
鎖内に活性水素を有する基をもつポリエステルをポリイ
ソシアネートで鎖延長させたポリエステルポリウレタン
とアミノ樹脂とを溶媒に溶解したものであり、該アミノ
樹脂の架橋反応によって得られる高い被着体同志の接着
力を高温度の環境下において長時間維持する効果を有
し、また該アミノ樹脂が室温においてほとんど架橋反応
を引き起こさないため長期保存が可能になる効果を有し
ており、例えばポリエステル製ロープ、帆布、フィルム
等と塩化ビニル等の接着において、上記ポリエステルを
デイップ処理してもこれを長時間保存することができる
効果を有している。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一方をポリ塩化ビニルとする被
    着体の接着剤組成物であって、分子鎖内に活性水素を有
    する基をもつポリエステルをポリイソシアネートで鎖延
    長させたポリエステルポリウレタン100重量部に対し
    てアミノ樹脂5〜50重量部を添加し、これらを溶媒に
    溶解してなることを特徴とする耐熱性接着剤組成物。
  2. 【請求項2】前記アミノ樹脂がメラミンホルムアルデヒ
    ド樹脂あるいは尿素ホルムアルデヒド樹脂である特許請
    求の範囲第1項記載の耐熱性接着剤組成物。
JP59109243A 1984-05-28 1984-05-28 耐熱性接着剤組成物 Expired - Lifetime JPH0641581B2 (ja)

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JPS60252677A JPS60252677A (ja) 1985-12-13
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4929331A (ja) * 1972-07-17 1974-03-15
JPS51125426A (en) * 1975-04-03 1976-11-01 Fuji Photo Film Co Ltd Adhesive composition

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4929331A (ja) * 1972-07-17 1974-03-15
JPS51125426A (en) * 1975-04-03 1976-11-01 Fuji Photo Film Co Ltd Adhesive composition

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