JPH0641519U - 時計バンドの駒構造 - Google Patents

時計バンドの駒構造

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JPH0641519U
JPH0641519U JP5842592U JP5842592U JPH0641519U JP H0641519 U JPH0641519 U JP H0641519U JP 5842592 U JP5842592 U JP 5842592U JP 5842592 U JP5842592 U JP 5842592U JP H0641519 U JPH0641519 U JP H0641519U
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JP
Japan
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piece
pair
space
ring
shaped
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Application number
JP5842592U
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Inventor
植木  唯史
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外側の駒と中側の駒の両方に高価な素材を使
いながら、安価で軽量でしかも強度を保持できる時計バ
ンドの駒構造を提供する。 【構成】 1枚の板材21を組み立てて、内部に空間2
7を形成した一対の輪状部26とそれら一対の輪状部2
6とを連結する連結部24とで外側の駒20を作る。各
輪状部26が変形しないようにその内部空間27に壁部
23を備え、その壁部23を連結部24に接触させる。
外側の駒20の空間27内には、前記連絡連結部24の
他に2個のピン28を挿通介在させる。1枚の板材31
を扁平の輪状体に折り曲げて中側の駒30を作る。この
中側の駒30は隣り合う外側の駒20のうち、一方側の
外側の駒20のピン28と他方側の外側の駒20のピン
28とを扁平の輪状体の内部に挟み、この中側の駒30
で隣り合う一対の外側の駒20を連結する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、外側の駒と中側の駒とを連結してなる腕時計用の時計バンド の駒構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の腕時計用のバンドは一般に、外側の駒と中側の駒とを連結して構 成されるものであり、従来の時計バンドの連結構造の一例を図6に示す。 金やプラチナ等の高級な素材を使用するものでも同じ構造で作られる。外 側の駒10は、正面形状がH形状をした厚みのあるものであり、中央の芯 部11とその芯部11の両端の一対の翼部12,13とから成る。この外 側の駒10はその素材を中実な状態(中が詰まっている状態)にしてなる ものである。一方の翼部12の両側側面にはアジャストピン14が挿通可 能な挿入口15a,15bが設けられ、他方の翼部13の両側には連結用 のアジャストピン14が挿通可能な挿入口16a,16bが設けられてい る。挿入口15aと挿入口16aとが同一直線上に位置するように設定さ れ、挿入口15bと挿入口16bとが同一直線上に位置するように設定さ れている。 一方、中側の駒17は、正面形状が四角形をした厚みのあるものであり 、中実な状態にしてなるものである。中側の駒17の側面には、前記挿入 口15aと挿入口16aとに合致する挿入口18aと、前記挿入口15b と挿入口16bとに合致する挿入口18bが形成されている。
【0003】 これら外側の駒10と中側の駒17とを連結する場合には、外側の駒1 0と中側の駒17とを順次隣り合わせに配置し、外側の駒10の挿入口1 5aよりアジャストピン14を挿入し、そのアジャストピン14の挿入先 端を中側の駒17の挿入口18aを挿通し、他方の挿入口16aにアジャ ストピン14の先端を挿入する。同様に、外側の駒10の挿入口15bよ りアジャストピン14を挿入し、そのアジャストピン14の挿入先端を中 側の駒17の挿入口18bと外側の駒10の他方の挿入口16bに挿入す る。このように、外側の駒10と中側の駒17とを順次連結することによ って、時計バンドが作られる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
時計バンドに金やプラチナ等の高級な素材を使用する場合に、従来から 外側の駒10も中側の駒17も共に中実のものを用いていた。しかし、素 材そのものが高価なものでありしかも中実であるので、高級な素材を用い る時計バンドは、材料費が高く、重量が重いという欠点があった。
【0005】 本考案は、上記の事情に鑑みてなされたもので、外側の駒と中側の駒の 両方に高価な素材を使いながら、安価で軽量でしかも強度を保つことがで きる時計バンドの駒構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記の問題を解決するために、外側の駒と中側の駒とを連結し てなる時計バンドにおいて、それぞれの内部に空間を形成する一対の輪状 部とその一対の輪状部を連絡する連結部と前記輪状部の内壁に接触すると 共に前記連結部に接触する壁部とを有する外側の駒と、前記一対の輪状部 の空間にわたって装着される2個のピンと、内部に空間を形成する輪状の 中側の駒とから成り、互いに隣り合う外側の駒において一方の外側の駒に 装着されたピンと他方の外側の駒にに装着されたピンとを前記中側の駒の 空間内に位置させ、その中側の駒によって互いに隣り合う外側の駒同士を 連結するようにしたものである。
【0007】
【作用】
上記のように構成された本考案では、外側の駒も内側の駒も内部に空間 を形成するので、それらの空間の分の重量が軽減でき、しかも素材の費用 を軽減できる。また、外側の駒の空間内と内側の駒の空間内とに介在する ピンや外側の駒の空間内に介在する壁部によって、外側の駒や内側の駒に かかる外力を受けるので、外側の駒や内側の駒に外力がかかっても変形す ることがない。
【0008】
【実施例】
次に、本考案を図面に基づいて説明する。 図1は本考案に用いる外側の駒の斜視図である。外側の駒20は、金や プラチナ等の高級な素材を使用した板材21を折り曲げて作るものである 。この板材21は、平行で同一長さの一対の腕部22と、その一対の腕部 22の一方の端同士を連結する壁部23と、その一対の腕部22のほぼ中 央部を連結する連結部24とから成る。この腕部22の長さをLとし、2 3の幅をMとすると、連結部24の位置は、腕部22の自由端からL−M の長さの丁度半分の位置に設けられる。 この板材21から外側の駒20 を作るには、腕部22を折り曲げて壁部23の先端外縁25を連結部24 に接触させ、しかも壁部23を連結部24に対して直角になるように配置 する。それと共に、それぞれの腕部22は扁平な輪状部26を形成し、各 輪状部26の内側の空間27(図2)を作るようにする。これによって、 図1や図2に示す外側の駒20が作られる。この外側の駒20においては 、壁部23は連結部24に接触し、しかも各輪状部26の空間27の内壁 面と接触している状態となっている。それぞれの輪状部26の空間27に その先端が位置するようにピン28が装着される。このピン28の直径は 、その外壁が輪状部26の空間27の内壁に丁度合致する程度のものが望 ましい。
【0009】 図3に示すように、ピン28を挿入した状態の一対の外側の駒20に、 中側の駒30(図4及び図5)となる板材31を取り付ける。この中側の 駒30となる板材31も金やプラチナ等の高級な素材を使用する。この板 材31はほぼ四角形をしており、一方の外側の駒20のピン28と他方の 外側の駒20のピン28とを包むように曲げて扁平な輪状とし、中側の駒 30を形成する。即ち、この中側の駒30は、図5に示すように内部に空 間32を形成する。前記ピン28と中側の駒30の空間32の内壁とが丁 度合致するように中側の駒30を形成するのが望ましい。 即ち、扁平な輪状の空間32を形成した中側の駒30が、その空間32 内に一方の外側の駒20のピン28と他方の外側の駒20のピン28とを 介在させることによって、隣り合う2つの外側の駒20を連結する。この ように、隣り合う2つの外側の駒20を中側の駒30によって順次連結す ることによって、時計バンドを形成することができる。 外側の駒20と中側の駒30とを順次連結した後、外側の駒20の輪状 部26の外側から空間27を塞ぐように(ピン28がはずれないように) 扁平な輪状の蓋33をロウ付けする。この際、輪状の蓋33は外側の駒2 0だけでなくピン28ともロウ付けしてもよい。
【0010】 以上のように構成した時計バンドにおいては、1枚の板材21を組み立 てて立体的な外側の駒20を形成し、その内部に空間27を存在させて、 重量を軽減させ、しかもコストダウンを計る。その際に、その輪状部26 や連結部24が押し潰されないように、空間27の内壁の両側に接触する と共に連結部24に直角に接触する壁部23を介在させる。更に、その空 間27内に2個のピン28を介在させているので、外側の駒20に外力が かかっても変形するおそれがなく、充分な強度を保つことができる。 一方、一枚の板材31を扁平な輪状に組み立てて立体的な中側の駒30 を形成し、その中側の駒30も内部に空間を存在させて重量を軽減する。 この際、図4に示すように、中側の駒30は2個のピン28を扁平な輪状 の空間32の内部の両側に有しているので、中側の駒30に外力がかかっ てもピン28の存在によって中側の駒30が変形するおそれがない。
【0011】
【考案の効果】
本考案に係る時計バンドの駒構造によれば、外側の駒も中側の駒も、そ れぞれ1枚の板材を立体的に組み立てて内部に空間を形成しているので、 金やプラチナのような高級なそのものの素材を用いても、重量を軽くし、 かつ材料費を軽減することができる。 外側の駒や中側の駒の内部に空間を形成することにより強度的に弱くな ることが考えられるが、その空間内に変形阻止用の壁部やピンを介在させ て、それらの壁部やピンで外側の駒や中側の駒にかかる外力を受けている ので、外側の駒や中側の駒が変形するおそれは少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に用いる外側の駒の斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】外側の駒を中側の駒で連結する状態を示す本考
案に係る時計バンドの駒構造の分解斜視図である。
【図4】外側の駒と中側の駒とを連結した状態を示す本
考案に係る時計バンドの駒構造の斜視図である。
【図5】図4のB−B線断面図である。
【図6】外側の駒と中側の駒とをピンで連結する状態の
従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
20 外側の駒 21 板材 22 腕部 23 壁部 24 連結部 26 輪状部 27 空間 28 ピン 30 中側の駒 32 空間

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外側の駒と中側の駒とを連結してなる時
    計バンドにおいて、それぞれの内部に空間を形成する一
    対の輪状部とその一対の輪状部を連絡する連結部と前記
    輪状部の内壁に接触すると共に前記連結部に接触する壁
    部とを有する外側の駒と、前記一対の輪状部の空間にわ
    たって装着される2個のピンと、内部に空間を形成する
    輪状の中側の駒とから成り、互いに隣り合う外側の駒に
    おいて一方の外側の駒に装着されたピンと他方の外側の
    駒にに装着されたピンとを前記中側の駒の空間内に位置
    させ、その中側の駒によって互いに隣り合う外側の駒同
    士を連結するようにしたことを特徴とする時計バンドの
    駒構造。
  2. 【請求項2】 外側の駒が1枚の板材から成り、その板
    材が一対の平行な腕部と、それら一対の腕部のほぼ中央
    を連結する連結部と、一対の腕部の端同士を連結する前
    記壁部とから成り、一対の腕部を折り曲げて内部に輪状
    の空間を形成する前記輪状部とし、前記壁部を前記連結
    部に垂直に接触させると共に前記輪状部の両側に接触さ
    せるようにしたことを特徴とする請求項1記載の時計バ
    ンドの駒構造。
JP5842592U 1992-07-29 1992-07-29 時計バンドの駒構造 Pending JPH0641519U (ja)

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JPH0641519U true JPH0641519U (ja) 1994-06-03

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