JPH0641334Y2 - 偏向ヨーク - Google Patents
偏向ヨークInfo
- Publication number
- JPH0641334Y2 JPH0641334Y2 JP1988000799U JP79988U JPH0641334Y2 JP H0641334 Y2 JPH0641334 Y2 JP H0641334Y2 JP 1988000799 U JP1988000799 U JP 1988000799U JP 79988 U JP79988 U JP 79988U JP H0641334 Y2 JPH0641334 Y2 JP H0641334Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crt
- coil bobbin
- deflection yoke
- mask
- deflection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案はビデオカメラのビユーフアインダ等の小型CRT
に用いて好適な偏向ヨークに関する。
に用いて好適な偏向ヨークに関する。
(ロ)従来の技術 ビデオカメラのビユーフアインダー等の小型CRTに用い
られる小型の偏向ヨークは従来、特開昭61-7545号公報
(H01J 29/76)等に示されている。この偏向ヨークは第
4図(イ)(ロ)に示す如く半円筒の水平偏向コイル
(1)、同垂直偏向コイル(2)、及びコアとなる円筒
状の磁性金属板(3)が樹脂製のコイルボビン(4)に
接着剤等により固定されている。そして、前記コイルボ
ビンに装着された締付リング(5a)及びネジ(5b)より
なるヨーククランプ(5)により偏向ヨークはCRT(図
示省略)のネツク部に固定される。尚、(6)はセンタ
リングマグネツトである。
られる小型の偏向ヨークは従来、特開昭61-7545号公報
(H01J 29/76)等に示されている。この偏向ヨークは第
4図(イ)(ロ)に示す如く半円筒の水平偏向コイル
(1)、同垂直偏向コイル(2)、及びコアとなる円筒
状の磁性金属板(3)が樹脂製のコイルボビン(4)に
接着剤等により固定されている。そして、前記コイルボ
ビンに装着された締付リング(5a)及びネジ(5b)より
なるヨーククランプ(5)により偏向ヨークはCRT(図
示省略)のネツク部に固定される。尚、(6)はセンタ
リングマグネツトである。
上述の従来例において、ヨーククランプ(5)の締付け
力が弱いとCRTのネツク部が円筒状であるため偏向ヨー
クが外力により容易に動いてしまう。このため、固定に
はある程度の締付け力が必要であるが、ビユーフアイン
ダ用のCRTは小型、軽量化のためガラス肉厚が非常に薄
く、強度が低い。従って、締付け力が強過ぎると破損す
るおそれがあり、従来、CRTネツク部にテープ或いはゴ
ム等のクツシヨン材を巻き付け補強する必要があった。
力が弱いとCRTのネツク部が円筒状であるため偏向ヨー
クが外力により容易に動いてしまう。このため、固定に
はある程度の締付け力が必要であるが、ビユーフアイン
ダ用のCRTは小型、軽量化のためガラス肉厚が非常に薄
く、強度が低い。従って、締付け力が強過ぎると破損す
るおそれがあり、従来、CRTネツク部にテープ或いはゴ
ム等のクツシヨン材を巻き付け補強する必要があった。
(ハ)考案が解決すべき課題 本考案は上述の点に鑑み為されたものでありコイルボビ
ンのCRTへの取付けをCRTネツク部の補強部材を使用する
ことなく安全に且つ容易に行なうことができる偏向ヨー
クを提供するものである。
ンのCRTへの取付けをCRTネツク部の補強部材を使用する
ことなく安全に且つ容易に行なうことができる偏向ヨー
クを提供するものである。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案の偏向ヨークはCRTのネツク部が挿通すると共に
水平及び垂直偏向コイルを保持する基台部と、この基台
部よりスクリーン側へ延出する延出部と、この延出部に
形成され前記CRTのフアンネル部に弾性的に係合する係
合部とを有するコイルボビンと、 前記CRTの前面に係合すると共に前記コイルボビンに結
合されるマスクとを備える。
水平及び垂直偏向コイルを保持する基台部と、この基台
部よりスクリーン側へ延出する延出部と、この延出部に
形成され前記CRTのフアンネル部に弾性的に係合する係
合部とを有するコイルボビンと、 前記CRTの前面に係合すると共に前記コイルボビンに結
合されるマスクとを備える。
(ホ)作用 前記マスクをコイルボビンに結合することにより前記係
合部が前記フアンネル部に弾性的に係合し、前記CRTと
前記コイルボビンとが一体となる。
合部が前記フアンネル部に弾性的に係合し、前記CRTと
前記コイルボビンとが一体となる。
(ヘ)実施例 以下、図面に従い本考案の一実施例を説明する。
第1図は本実施例における偏向ヨークの側断面図、第2
図(イ)(ロ)(ハ)は夫々、コイルボビンの正面図、
上面図及び側面図を示す。
図(イ)(ロ)(ハ)は夫々、コイルボビンの正面図、
上面図及び側面図を示す。
図中、(7)はコイルボビンであり、各偏向コイル
(1)(2)及び磁性金属板(3)の端部を保持する基
台部(7a)、この基台部に形成された開口(7b)、CRT
(8)のフアンネル部(8a)に沿ってこの基台部よりス
クリーン側へ延出する一対の延出部(7c)、前記基台部
(7a)より突出し、センタリングマグネツト(6)を保
持する一対の保持部(7d)(7d)、前記延出部に設けら
れ前記フアンネル部に弾性的に係合する一対の係合部
(7e)(7e)及び前記各延出部(7c)(7c)の先端に設
けられたフツク部(7f)(7f)とを備える。また、
(9)は前記CRTの円形の表示部を方形にマスキングす
るマスクであり、前記CRTの前面に係合すると共に前記
フツク部(7f)(7f)が弾性的に係合するスリツト(9
a)(9a)が形成されている。
(1)(2)及び磁性金属板(3)の端部を保持する基
台部(7a)、この基台部に形成された開口(7b)、CRT
(8)のフアンネル部(8a)に沿ってこの基台部よりス
クリーン側へ延出する一対の延出部(7c)、前記基台部
(7a)より突出し、センタリングマグネツト(6)を保
持する一対の保持部(7d)(7d)、前記延出部に設けら
れ前記フアンネル部に弾性的に係合する一対の係合部
(7e)(7e)及び前記各延出部(7c)(7c)の先端に設
けられたフツク部(7f)(7f)とを備える。また、
(9)は前記CRTの円形の表示部を方形にマスキングす
るマスクであり、前記CRTの前面に係合すると共に前記
フツク部(7f)(7f)が弾性的に係合するスリツト(9
a)(9a)が形成されている。
次に上述の偏向ヨークの組立てについて説明する。
まず、水平偏向コイル(1)、垂直偏向コイル(2)及
び磁性金属片(3)の端部をコイルボビン(7)の基台
部(7a)に接着剤により固定する。
び磁性金属片(3)の端部をコイルボビン(7)の基台
部(7a)に接着剤により固定する。
次に、保持部(7d)(7d)にセンタリングマグネツト
(6)を弾性的に係合させて回転可能に保持せしめる。
(6)を弾性的に係合させて回転可能に保持せしめる。
更に前記基台部の開口(7b)にCRT(8)をネツク部(8
b)側から挿入せしめ、フアンネル部(8a)を前記係合
部(7e)(7e)に弾性的に当接せしめる。そして、マス
ク(9)のスリツト(9a)(9a)にフツク部(7f)(7
f)を係合せしめる。この状態で前記マスクはCRT(8)
をネツク部側へ押圧し、フアンネル(8a)と係合部(7
e)(7e)とが弾性的に係合することにより前記CRT
(8)とコイルボビン(7)とが一体となる。
b)側から挿入せしめ、フアンネル部(8a)を前記係合
部(7e)(7e)に弾性的に当接せしめる。そして、マス
ク(9)のスリツト(9a)(9a)にフツク部(7f)(7
f)を係合せしめる。この状態で前記マスクはCRT(8)
をネツク部側へ押圧し、フアンネル(8a)と係合部(7
e)(7e)とが弾性的に係合することにより前記CRT
(8)とコイルボビン(7)とが一体となる。
次に第3図(イ)(ロ)(ハ)は本考案の他の実施例を
示し、マスク(9)に透孔(9b)を備えた舌片(9c)を
ネツク側に延出して形成すると共にコイルボビン(7)
の基台部(7a)の側部に前記透孔(9b)に係合する突起
(7g)を形成し、この係合により両者を一体とするもの
である。そして、延出部(7c)の先端には第1の実施例
とは異なりフツク部は形成されておらず、単に先端が前
記スリツト(9a)に挿通されているだけである。このよ
うに、CRT(8)とコイルボビン(7)の係合をより偏
向コイルに近い部分で行なうことにより、偏向コイルの
固定をより強固に且つ正確に行なうことが可能となる。
示し、マスク(9)に透孔(9b)を備えた舌片(9c)を
ネツク側に延出して形成すると共にコイルボビン(7)
の基台部(7a)の側部に前記透孔(9b)に係合する突起
(7g)を形成し、この係合により両者を一体とするもの
である。そして、延出部(7c)の先端には第1の実施例
とは異なりフツク部は形成されておらず、単に先端が前
記スリツト(9a)に挿通されているだけである。このよ
うに、CRT(8)とコイルボビン(7)の係合をより偏
向コイルに近い部分で行なうことにより、偏向コイルの
固定をより強固に且つ正確に行なうことが可能となる。
(ト)考案の効果 上述の如く本考案に依ればコイルボビンのCRTへの取付
けをフアンネル側で行なうことにより従来のヨーククラ
ンプを使用せずに済むためネツク部を破損することがな
く、部品点数も削減できる。
けをフアンネル側で行なうことにより従来のヨーククラ
ンプを使用せずに済むためネツク部を破損することがな
く、部品点数も削減できる。
また、取付けは弾性係合により行なうので取付け作業性
に優れている。
に優れている。
更に従来のネツク側で固定する方法ではフアンネル形状
により取付け位置がばらついていたが、本考案ではCRT
のマスクと偏向ヨーク間で行なわれるためフアンネルの
ばらつきの影響がなくなる。
により取付け位置がばらついていたが、本考案ではCRT
のマスクと偏向ヨーク間で行なわれるためフアンネルの
ばらつきの影響がなくなる。
第1図は本考案の一実施例における偏向ヨークの側断面
図、第2図(イ)(ロ)(ハ)は夫々、コイルボビンの
正面図、上面図及び側面図、第3図(イ)(ロ)(ハ)
は夫々、本考案の他の実施例における偏向ヨークの分解
図、上面図及び側面図である。 第4図(イ)(ロ)は夫々、従来の偏向ヨークの側断面
図及び背面図である。 (1)……水平偏向コイル、(2)……垂直偏向コイ
ル、(4)(7)……コイルボビン、(7c)(7c)……
延出部、(7e)(7e)……係合部、(9)……マスク、
(8)CRT
図、第2図(イ)(ロ)(ハ)は夫々、コイルボビンの
正面図、上面図及び側面図、第3図(イ)(ロ)(ハ)
は夫々、本考案の他の実施例における偏向ヨークの分解
図、上面図及び側面図である。 第4図(イ)(ロ)は夫々、従来の偏向ヨークの側断面
図及び背面図である。 (1)……水平偏向コイル、(2)……垂直偏向コイ
ル、(4)(7)……コイルボビン、(7c)(7c)……
延出部、(7e)(7e)……係合部、(9)……マスク、
(8)CRT
Claims (1)
- 【請求項1】CRTのネック部が挿通する開口と、水平及
び垂直偏向コイルを保持する基台部と、この基台部より
スクリーン側へ延出する延出部と、この延出部に形成さ
れ前記CRTのファンネル部に弾性的に係合する係合部
と、前記開口の近傍にてCRTの管軸方向に突出した保持
部とを有するコイルボビンと、 前記保持部にて保持されるセンタリングマグネットと、 前記CRTの前面に係合すると共に前記コイルボビンに結
合されるマスクとを備え、 前記マスクをコイルボビンに結合することにより前記CR
Tと前記コイルボビンとが一体となることを特徴とする
偏向ヨーク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988000799U JPH0641334Y2 (ja) | 1988-01-07 | 1988-01-07 | 偏向ヨーク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988000799U JPH0641334Y2 (ja) | 1988-01-07 | 1988-01-07 | 偏向ヨーク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01106055U JPH01106055U (ja) | 1989-07-17 |
JPH0641334Y2 true JPH0641334Y2 (ja) | 1994-10-26 |
Family
ID=31200130
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988000799U Expired - Lifetime JPH0641334Y2 (ja) | 1988-01-07 | 1988-01-07 | 偏向ヨーク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0641334Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4834414U (ja) * | 1971-08-27 | 1973-04-25 | ||
JPS6037161U (ja) * | 1983-08-23 | 1985-03-14 | 松下電器産業株式会社 | 撮像管用集束装置 |
-
1988
- 1988-01-07 JP JP1988000799U patent/JPH0641334Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01106055U (ja) | 1989-07-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH08304868A (ja) | 像ブレ防止装置 | |
JPH0641334Y2 (ja) | 偏向ヨーク | |
KR950003478Y1 (ko) | 편향요크의 마그네트 취부구조 | |
JPS5829898Y2 (ja) | 偏向ヨ−ク装置 | |
KR910004070Y1 (ko) | 음극선관의 컨버어젼스 보정구 | |
JPH1079235A (ja) | 偏向ヨーク | |
JPS6230782Y2 (ja) | ||
US5818158A (en) | Deflection yoke with pivoting correcting magnet | |
JPH1092341A (ja) | 偏向ヨーク | |
KR960001825Y1 (ko) | 편향요크의 마그네트 홀더 고정장치 | |
JPH0545007Y2 (ja) | ||
US4272652A (en) | Moving coil type stereophonic pickup cartridge | |
JP3367642B2 (ja) | 偏向ヨーク | |
CN220797934U (zh) | 镜头组件、镜头及摄像装置 | |
JPS5926515Y2 (ja) | 偏向ヨ−ク装置 | |
KR100330997B1 (ko) | 편향요크 | |
JP3353453B2 (ja) | コア挟持具およびこれを使用した偏向装置 | |
KR950002696Y1 (ko) | 편향요크의 보빈 | |
JPH0610599Y2 (ja) | 偏向ヨーク | |
KR950000503Y1 (ko) | 편향요크 | |
JPH026589Y2 (ja) | ||
KR200152424Y1 (ko) | 편향요크용 세퍼레이터 구조체 | |
KR960001826Y1 (ko) | 편향요크의 마그네트 홀더 고정장치 | |
JPH0121476Y2 (ja) | ||
JP3213219B2 (ja) | 偏向ヨーク固定用楔 |