JPH0641309Y2 - 感温素子 - Google Patents

感温素子

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JPH0641309Y2
JPH0641309Y2 JP1987038596U JP3859687U JPH0641309Y2 JP H0641309 Y2 JPH0641309 Y2 JP H0641309Y2 JP 1987038596 U JP1987038596 U JP 1987038596U JP 3859687 U JP3859687 U JP 3859687U JP H0641309 Y2 JPH0641309 Y2 JP H0641309Y2
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JP
Japan
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temperature
housing
sensitive
transmission member
thermostat
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Application number
JP1987038596U
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JPS63145244U (ja
Inventor
利道 面来
Original Assignee
ウチヤ・サ−モスタツト株式会社
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  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
  • Thermally Actuated Switches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、温度を連続的に検知するサーミスタとともに
感応部材を用いて回路を開閉するサーモスタット(サー
モスイッチ)を合せ備えた感温素子に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来、自動車等には、温度検知、温度制御のために種々
の感温素子が用いられている。これらの感温素子の内で
温度を連続的に検知するものとして、例えばサーミスタ
等が用いられ、ラジエータの水温やエンジンオイルの温
度を検知して、パネルに表示したり、排ガス温度を検知
して、燃料の噴射制御(E.F.I)を行っている。一方、
バイメタルや形状記憶合金等の熱感応部材を用い、予め
設定された温度で回路を開閉し、エンジンルームの電動
ファンをON、OFFさせたり、オートチョークの制御を行
うサーモスタット(サーモスイッチともいうが以下本出
願においてはサーモスタットという)が用いられてい
る。
従来は、この2種類の感温素子を別々に被測定部材に取
り付け、温度検知を行っていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来は、このように、別々の感温素子を用いて温度検知
を行っていたため、次のような問題点が存在した。
まず、エンジンブロックやラジエータ装置に2箇所の取
付孔を穿設しなければならず、組付工数が増すととも
に、強度上からも好ましくなかった。
また、2個の感温素子を同一位置に取り付けることは困
難であり、両者の測定位置にずれが生じ易いという欠点
があった。特に、温度勾配の激しい被測定物について
は、検知温度に差が生じ易いという欠点があった。
更に、従来から、この種類の感温素子を一体的に構成し
ようとする試みがなされてきた。しかし、単に両素子を
組み合わせただけでは、占有体積が増加するのみで、コ
ンパクト化の要請に答えることができなかった。特に、
サーモスタットは、熱感応部材の反転動作を利用してい
るために、両素子を一体化してコンパクトにすることは
一定の限界が存在した。本考案は、叙上の如き従来の欠
点に鑑みなされたもので、2種類の感温素子を一体化す
るとともにコンパクトにした感温素子を提供することを
目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記従来の問題点を解決するために本考案は、軸部外周
の一部に螺子が刻設された筐体と、該筐体の中央に穿設
された測定孔に配設された感温部材と、前記筐体の大径
凹部内に、熱感応部材と該熱感応部材の反転動作を伝達
する円筒状の伝達部材と、該伝達部材を介して断続され
る可動接点及び固定接点とを有したサーモスタットとを
一体的に備え、該サーモスタットで回路の開閉を行うと
ともに、前記伝達部材の中央部分に前記感温部材を挿通
させ、該感温部材で温度変化を連続的に測定するもので
ある。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面を参照しながら詳述す
る。
第1図は、本考案の一実施例であるサーミスタとサーモ
スタットの組み合わせを示す縦断面図である。同図にお
いて、筐体1は、軸部外周の一部に螺子1aが刻設される
とともに、フランジ部内部中央に測定孔1bが穿設されて
いる。また、前記筐体1のフランジ部には大径凹部1cが
形成され、その底部には熱感応部材2が配置され、該熱
感応部材2の上には、伝達部材3が載置されている。熱
感応部材2は、所定の設定温度で反転動作するよう設定
されている。また熱感応部材2の反転動作は、伝達部材
3を介して、前記筐体1の開口部を閉塞する蓋体4に一
端が固定され、他端に可動接点5が設けられた可動板6
を押圧する。可動板6が押圧されると、前記可動接点5
と対向配設された固定接点7とが接触し、閉回路を形成
する。固定接点7及び可動接点5は、固定端子8,及び可
動端子9に接続されるとともに、リード線10a、10bで外
部に接続されている。一方、筐体1の中央に穿設された
測定孔1bには、サーミスタ11が配設され、リード線12で
筐体1の外側に導かれている。また、サーミスタ11の外
周には、絶縁パイプ18が被着され、前述の可動板6と短
絡するのを防止している。筐体1の開口部を閉塞する蓋
体4の凹部には、Oリング19が介装されるととも外側に
は、気密性を増すために充填剤13が配設されている。ま
た、保護のためにカバー14が被着されている。
第2図は、本考案の感温素子を上から見た平面図、第3
図は,第1図のA-A線断面図、第4図(a),(b)
は、本考案の可動板6を示す説明図である。図におい
て、可動板6は、略中央にサーミスタ11の貫通する長穴
15が穿設されているとともに、該長穴15に直交してエン
ボス部16が隆設されており、当該エンボス部16に円筒状
の伝達部材3が線接触する。従って、面接触する場合と
比較して確実な回路断続を行うことができる。
次に、以上のように構成された本例の感温素子の動作に
ついて述べる。被測定部材、例えば自動車のエンジンブ
ロックの一部に刻設された雌螺子に筐体1の外周に形成
された螺子1aを螺合して取付ける。筐体1は、真鋳や、
銅等の熱伝導性に優れた材料から作られているため、被
測定部材の温度が、サーミスタ11にすばやく伝達され、
リード線12で図外の計器に出力される。一方、予め設定
された温度で熱感応部材2は、反転動作し、伝達部材3
を押し上げる。該伝達部材3の中央には、サーミスタ11
が貫通されているが、円筒形状であるため伝達動作に支
障を来すことはない。押し上げられた伝達部材3が、可
動板6を押圧することにより今まで隔離していた可動接
点5と固定接点7とは接触し、閉回路を形成する。伝達
部材3と可動板6とが当接する際にエンボス部16の頂部
が接触するので、互いに線接触となり、接点の開閉が確
実に行われる。第5図は、本考案の他の実施例を示すも
のである。図において、可動板6′は、略中央に円形断
面のサーミスタ11が貫挿されるための穴17が穿設される
とともに、該穴17の両端に平行にエンボス部16′,16′
が形成されている。
以上のように構成した場合も、円筒形の伝達部材3と可
動板6′とは、前記エンボス部16′、16′で線接触する
ので、接点の開閉動作を的確に行うことができる。
尚、以上、本考案の一実施例について説明したが本考案
の技術思想は、上述の実施例に限定されるものではな
く、他の感温素子の組み合わせについても適用できるこ
とは、明らかである。
〔考案の効果〕
以上、詳細に説明したように、本考案の感温素子によれ
ば、2種類の温度検知部材、例えば、サーミスタとサー
モスタットを一体化するとともに、コンパクトに構成す
ることができる。
従って、被測定部材への取付穴が一個で済むため、強度
的にも、組付工程上からも有益である。
更に、同一位置で両感温素子が測定を行うことができる
のでより確実な温度制御を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す感温素子の縦断面
図、 第2図は、本考案の感温素子を上から見た平面図、 第3図は、第1図のA-A線断面図、 第4図(a)は、可動板の平面図、 第4図(b)は、そのB-B線断面図、 第5図は、本考案の他の実施例を示す断面図である。 1……筐体、 1a……螺子、 1b……測定孔、 1c……大径凹部、 2……熱感応部材、 3……伝達部材、 4……蓋体、 5……可動接点、 6,6′……可動板、 7……固定接点、 8……固定端子、 9……可動端子、 10a,10b……リード線、 11……サーミスタ、 12……リード線、 13……充填剤、 14……カバー、 15……長穴、 16,16′……エンボス部、 17……穴、 18……絶縁パイプ、 19……Oリング.

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸部外周の一部に螺子が刻設された筐体
    と、該筐体の中央に穿設された測定孔に配設された感温
    部材と、前記筐体の大径凹部内に、熱感応部材と該熱感
    応部材の反転動作を伝達する円筒状の伝達部材と、該伝
    達部材を介して断続される可動接点及び固定接点とを有
    したサーモスタットとを一体的に備え、該サーモスタッ
    トで回路の開閉を行うとともに、前記伝達部材の中央部
    分に前記感温部材を挿通させ、該感温部材で温度変化を
    連続的に測定することを特徴とする感温素子。
JP1987038596U 1987-03-17 1987-03-17 感温素子 Expired - Lifetime JPH0641309Y2 (ja)

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JP1987038596U JPH0641309Y2 (ja) 1987-03-17 1987-03-17 感温素子

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JPS63145244U JPS63145244U (ja) 1988-09-26
JPH0641309Y2 true JPH0641309Y2 (ja) 1994-10-26

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ID=30850989

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5655233Y2 (ja) * 1976-09-08 1981-12-23
US4570148A (en) * 1984-01-23 1986-02-11 Therm-O-Disc, Incorporated Snap disc condition sensor and method for producing the same
JPS6234739U (ja) * 1985-08-19 1987-02-28

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JPS63145244U (ja) 1988-09-26

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