JPH0641294Y2 - 回路しゃ断器等のアークガス排気装置 - Google Patents

回路しゃ断器等のアークガス排気装置

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JPH0641294Y2
JPH0641294Y2 JP5721188U JP5721188U JPH0641294Y2 JP H0641294 Y2 JPH0641294 Y2 JP H0641294Y2 JP 5721188 U JP5721188 U JP 5721188U JP 5721188 U JP5721188 U JP 5721188U JP H0641294 Y2 JPH0641294 Y2 JP H0641294Y2
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exhaust
arc gas
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arc
circuit breaker
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JP5721188U
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勝 大室
洋一 青山
昭彦 平尾
知行 澤田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H9/00Details of switching devices, not covered by groups H01H1/00 - H01H7/00
    • H01H9/30Means for extinguishing or preventing arc between current-carrying parts
    • H01H9/34Stationary parts for restricting or subdividing the arc, e.g. barrier plate
    • H01H9/342Venting arrangements for arc chutes
    • H01H2009/343Venting arrangements for arc chutes with variable venting aperture function of arc chute internal pressure, e.g. resilient flap-valve or check-valve

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  • Breakers (AREA)
  • Arc-Extinguishing Devices That Are Switches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、回路しゃ断器等に適用される回路しゃ断器
等のアークガス排気装置に関するものである。
〔従来の技術〕
第10図に従来例を示す。すなわち、この回路しゃ断器等
のアークガス排気装置は、3極用の回路しゃ断器に適用
されたもので、下部ケース50と上部ケース51からなりそ
の接合部分に排気通路52を有する消弧室53aを形成した
本体ケース53と、防塵カバー54とで構成されている。排
気通路52には対向側面に縦溝55が形成され、この縦溝55
に防塵カバー54の基端側の両側の係合耳片54aが係合し
ている。防塵カバー54は弾性板で形成され、基端部に板
厚方向に折返し部54bを形成し、排気孔56aを有する排気
板56の端部が折返し部54bに係合する。
排気通路52は排気板56で閉塞され、排気孔56aは防塵カ
バー54により閉塞され、これにより外部から異物等の侵
入を防止し本体ケース53内の接点部(図示せず)の接触
不良の発生を防止している。そして、短絡しゃ断時に接
点部(図示せず)にアークが発生し、かつアークガスが
発生してアークガス圧が高くなると排気孔56aを通して
防塵カバー54が押され防塵カバー54が外向きに弾性変形
し、同時にアークガスが排気される。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、この回路しゃ断器等のアークガス排気装置
は、防塵カバー54のアークガス圧により弾性変形する部
分が係合耳片54aより先端側のみであるため、係合耳片5
4aに対向する排気板56の部分に排気孔56aを形成しても
無駄であり、また防塵カハー54は倒れ量が少ないので有
効な排気ができず、排気開口面積を大きくとることがで
きないため排気量を多くすることができず、そのため排
気効率が悪いという欠点があった。その結果、アークガ
ス圧が高くなるので内部の絶縁が劣化し、それを避ける
ため機器を大型化する必要があった。
また大電流しゃ断のときにはアークガス圧がさらに大き
くなるため、係合耳片54aが縦溝55から外れ、接点部に
異物が介在して接触が悪くなるという不都合が発生し
た。
したがって、この考案の目的は、防塵カバーの弾性変形
範囲を大きくでき排気孔の開口面積を大きくでき排気効
率を向上できるとともに、アークガス圧が大きいときの
防塵カバーの倒れすぎを防止することができる回路しゃ
断器等のアークガス排気装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案の回路しゃ断器等のアークガス排気装置は、排
気板の一端縁に係止することにより防塵カバーを固定す
る折返し部を防塵カバーの基端部に形成するとともに、
防塵カバーの弾性変形を規制するリブを防塵カバーに形
成したことを特徴とするものである。
この考案の他の回路しゃ断器等のアークガス排気装置
は、本体ケースに係止受け部を形成するとともに、係止
受け部に係脱自在に係止してアークガスの所定の圧力が
防塵カバーに加わることにより離脱する係止部を防塵カ
バーに形成したものである。
〔作用〕
この考案の回路しゃ断器等のアークガス排気装置によれ
ば、防塵カバーを固定する折返し部を防塵カバーの基端
部に形成したため、防塵カバーはアークガス圧により折
返し部から弾性変形することができ、このため防塵カバ
ーの倒れを大きくできるとともに、排気孔の開口面積を
大きくすることができ、したがって排気効率を向上する
ことができる。また防塵カバーにリブを設けたため、し
ゃ断容量が大きくてアークガスが高い場合でも防塵カバ
ーの倒れすぎが防止でき、極間短絡の発生を防ぐことが
できる。
この考案の他の回路しゃ断器等のアークガス排気装置に
よれば、前記効果に加えて、防塵カバーに係止部を設け
本体ケースに係止部が係止する係止受け部を設けたた
め、アークガス圧が小さい場合には防塵カバーは変形せ
ず排気孔は開放されないが、アークガス圧が大きい場合
には防塵カバーの係止部が外れてアークガスを有効に排
気できる。
〔実施例〕
この考案の第1の実施例を第1図ないし第3図に基づい
て説明する。すなわち、この回路しゃ断器等のアークガ
ス排気装置は、接点部1を有する消弧室2の排気通路3
を閉塞するように排気通路3に排気孔4付き排気板5が
設けられた本体ケース6と、基端部7aが固定されて排気
板5の排気孔4の外面側を閉塞するとともに接点部1に
発生したアークによるアークガスの圧力により排気孔4
から離れる方向に弾性変形する先端部7bを有する防塵カ
バー7とを備えた回路しゃ断器等のアークガス排気装置
において、排気板5の一端縁に係止することにより防塵
カバー7を固定する折返し部7cを一端部に形成するとと
もに、防塵カバー7に弾性変形を規制するリブ8を形成
している。
本体ケース4は、3極の回路しゃ断器に適用されるもの
で、下部ケース10と上部ケース11からなり、その接合部
分に排気通路3を有する消弧室2が形成されている。接
点部1はアークの発生源となるものであり、消弧室2内
に設けられ、相接触する固定接点13と可動接点14をそれ
ぞれ有する固定接触子15と可動接触子16とで構成されて
いる。接点部1は3極設けられており、各々本体ケース
6内で隔壁10aにより仕切られて並設されている。固定
接触子15は電源側となる端子18の端子板17を一体に形成
している。なお、開極機構(図示せず)が各可動接触子
16と接続され、接点部1に過電流や短絡電流等の異常電
流が流れた場合に可動接触子16を固定接点13から引き離
す。また開極機構のハンドル(図示せず)が本体ケース
6の上面から突出し、通常オンオフの操作のほか、過電
流や短絡事故時に引き離された可動接点14を固定接点13
に接触する元の状態に戻す。
本体ケース6の排気通路3は排気孔4を有する排気板5
が設けられ、排気通路3の下面に端子板17が配設され、
また端子板17に端子ねじ23がワッシャ24を介してねじ込
まれ、端子3を構成している。19は端子ねじ23に固定さ
れた外部導体である。排気板5は排気通路3の対向側部
に形成された縦溝3aに排気板5の側部が係合し、下端部
は端子板17に接近し、上端は上部ケース11の溝26により
抜け止めされる。
防塵カバー7は熱可塑性の材料で成形によりリブ8とと
もに一体形成され、折返し部7cの外面が端子板17に押え
られている。したがって平常時においては排気板5と完
全に密着している。リブ8は防塵カバー7が排気板17に
密接したとき中央の排気孔4に嵌合するもので、防塵カ
バー7の中央部の折返し部7cに対して直角方向に設ける
とともに、リブ8の長手方向の略中央部を高くし、リブ
8の端部に至るにつれて傾斜を設けて低くして防塵カバ
ー7の弾性変形量を調整している。すなわち、しゃ断容
量が大きくそのためアークガス圧が大きい場合には、防
塵カバー7の倒れ角が大きくなって端子ねじ23の頭部に
当たり、さらに頭部を支点にして変形しようとするが、
頭部に当接する部分がリブ8の中央部であるため強度を
確保でき、防塵カバー7の倒れすぎを確実に防止できる
とともに、防塵カバー7の先端部ではリブ8の高さを低
くして排気を妨げない程度に変形することができる。
この回路しゃ断器等のアークガス排気装置は、通常すな
わち接点部1に定格電流が流れている間防塵カバー7の
弾性により排気孔4が塞がれ、排気板5により排気通路
3が閉塞されているため、排気通路3を通して異物が侵
入するのを防止することができる。
一方たとえば短絡時に接点部1が開極し、可動接点14と
固定接点13との間にアークが発生し、同時にアークガス
が生じて、アークガス圧が高まると排気孔2を通して防
塵カバー7が押され、防塵カバー7が第1図の想像線の
ように弾性変形して排気板5から離れ、排気孔4が開放
される。排気孔4を出たアークガスは防塵カバー7の先
端部7bより外部に排気される。アークガス圧が低下して
防塵カバー7の復元力が勝ると防塵カバー7が復帰し、
排気板5に接触して排気孔4は再び閉塞する。
さらに、しゃ断容量が大きくそのためにアークガス圧が
大きい場合には、防塵カバー7の倒れ角が大きくなって
端子ねじ23の頭部に当たり防塵カバー7の端子ねじ23と
の当接点を支点としてさらに変形しようとする。この場
合、リブ8の形状が中央部が高く両端に向けて傾斜する
山形であるため、防塵カバー7の端子ねじ23との当接点
近傍ではリブ8の高さが高い山の頂部に位置するため防
塵カバー7の強度が保持されて防塵カバー7の倒れすぎ
を防止することができるとともに、防塵カバー7の先端
側ではリブ8の傾斜により高さが低いためアークガスの
排気を妨げない程度に変形することができる。
この実施例によれば、防塵カバー7を固定する折返し部
7cを防塵カバー7の基端部7aに形成したため、防塵カバ
ー7はアークガス圧により折返し部7cから弾性変形する
ことができ、このため防塵カバー7の倒れを大きくでき
るとともに、排気孔4の開口面積を大きくすることがで
き、したがって排気効率を向上することができる。また
防塵カバー7にリブ8を設けたため、しゃ断容量が大き
くてアークガスが高い場合でも防塵カバー7の倒れすぎ
が防止でき、極間短絡の発生を防ぐことができる。
この考案の第2の実施例を第4図ないし第7図に示す。
すなわち、この回路しゃ断器等のアークガス排気装置
は、第1の実施例において、本体ケース6に係止受け部
20を形成するとともに、係止受け部20に係脱自在に係止
してアークガスの所定の圧力が防塵カバー7に加わるこ
とにより離脱する係止部21を防塵カバー7に設けてい
る。
係止受け部20は本体ケース6の排気板5の排気孔4の縁
部を実施例としている。また係止部21は弾性フックを実
施例とし、防塵カバー7に一体形成されいてる。
この実施例によれば、防塵カバー7に係止部21を設け本
体ケース6に係止部21が係止する係止受け部20を設けた
ため、アークガス圧が小さい場合には防塵カバー7は変
形せず排気孔4は開放されないが、アークガス圧が大き
い場合には防塵カバー7の係止部21が外れてアークガス
を有効に排気できる。したがって、短絡電流が小さい場
合はアークスペースフリーの回路しゃ断器となる。また
短絡電流が大きい場合にはアークガス圧が係止受け部20
と係止部21との摩擦抵抗に打ち勝ち、防塵カバー7の係
止部21が排気板5から外れて防塵カバー7がアークガス
圧により弾性変形する。こうして、アークガスを有効に
排気でき、かつ極間短絡の発生も防止できる。防塵カバ
ー7がアークガス圧により弾性変形を開始してからは第
1の実施例の動作と同様である。
この考案の第3の実施例を第8図ないし第9図に示す。
すなわち、この回路しゃ断器等のアークガス排気装置
は、第2の実施例において、係止受け部20が本体ケース
6の上部ケース11であり、排気板5に係止部21を通す切
欠22を形成するとともに、係止部22を先端側に位置して
いる。
なお、前記実施例の本体ケース6は3極構造であった
が、その極数は2以上任意である。また前記係止部21は
フック等の突起であったが、係止受け部20側がフック等
の突起であってもよい。
〔考案の効果〕
この考案の回路しゃ断器等のアークガス排気装置によれ
ば、防塵カバーを固定する折返し部を防塵カバーの基端
部に形成したため、防塵カバーはアークガス圧により折
返し部から弾性変形することができ、このため防塵カバ
ーの倒れを大きくできるとともに、排気孔の開口面積を
大きくすることができ、したがって排気効率を向上する
ことができる。また防塵カバーにリブを設けたため、し
ゃ断容量が大きくてアークガスが高い場合でも防塵カバ
ーの倒れすぎが防止でき、極間短絡の発生を防ぐことが
できるという効果がある。
この考案の他のアークガス排気装置によれば、前記効果
に加えて、防塵カバーに係止部を設け本体ケースに係止
部が係止する係止受け部を設けたため、アークガス圧が
小さい場合には防塵カバーは変形せず排気孔は開放され
ないが、アークガス圧が大きい場合には防塵カバーの係
止部が外れてアークガスを有効に排気できるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1の実施例の要部断面図、第2図
はそのII-II線断面図、第3図は防塵カバーと排気板の
分解斜視図、第4図は第2の実施例の要部断面図、第5
図はそのV−V線断面図、第6図は防塵カバーと排気板
の分解斜視図、第7図はその係止状態の断面図、第8図
はその他の実施例の防塵カバーと排気板の分解斜視図、
第9図はその係止状態の断面図、第10図は従来例の分解
斜視図である。 1……接点部、2……消弧室、3……排気通路、4……
排気孔、5……排気板、6……本体ケース、7……防塵
カバー、7a……基端部、7b……先端部、7c……折返し
部、8……リブ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】接点部を有する消弧室の排気通路を閉塞す
    るように前記排気通路に排気孔付き排気板が設けられた
    本体ケースと、基端部が固定されて前記排気板の前記排
    気孔の外面側を閉塞するとともに前記接点部に発生した
    アークによるアークガスの圧力により前記排気孔から離
    れる方向に弾性変形する先端部を有する防塵カバーとを
    備えた回路しゃ断器等のアークガス排気装置において、
    前記排気板の一端縁に係止することにより前記防塵カバ
    ーを固定する折返し部を前記基端部に形成するととも
    に、前記防塵カバーの弾性変形を規制するリブを前記防
    塵カバーに形成したことを特徴とする回路しゃ断器等の
    アークガス排気装置。
  2. 【請求項2】前記本体ケースに係止受け部を形成すると
    ともに、前記係止受け部に係脱自在に係止して前記アー
    クガスの所定の圧力が前記防塵カバーに加わることによ
    り離脱する係止部を前記防塵カバーに形成した実用新案
    登録請求の範囲第(1)項記載の回路しゃ断器等のアー
    クガス排気装置。
JP5721188U 1988-04-25 1988-04-25 回路しゃ断器等のアークガス排気装置 Expired - Lifetime JPH0641294Y2 (ja)

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JP2010251035A (ja) * 2009-04-14 2010-11-04 Fuji Electric Fa Components & Systems Co Ltd 回路遮断器
JP5018845B2 (ja) * 2009-08-20 2012-09-05 富士電機機器制御株式会社 電磁接触器

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