JPH0641233A - チーグラー・ナッタ触媒の製造方法 - Google Patents

チーグラー・ナッタ触媒の製造方法

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JPH0641233A
JPH0641233A JP7810393A JP7810393A JPH0641233A JP H0641233 A JPH0641233 A JP H0641233A JP 7810393 A JP7810393 A JP 7810393A JP 7810393 A JP7810393 A JP 7810393A JP H0641233 A JPH0641233 A JP H0641233A
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magnesium chloride
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titanium
hexane
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JP7810393A
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Charles Jenny
ジェニー シャルル
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BP Chemicals Ltd
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BP Chemicals Ltd
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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F10/00Homopolymers and copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、塩化マグネシウム基材支持体上にチ
タンの還元によって沈殿させられたチタン化合物を基材
とするチーグラー・ナッタ型触媒の製造方法を提供す
る。 【構成】この方法は、塩化マグネシウム基材支持体を不
安定な水素を含まない電子供与体化合物D3と接触させ
ることを含む含浸工程からなる。 【効果】製造された触媒で得られる重合体は狭い分子量
分布を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塩化マグネシウム粒子
上に支持されたチタンを基材とするチーグラー・ナッタ
型触媒の製造方法に関するものである。触媒はオレフィ
ンの重合に適している。
【0002】
【従来の技術】チーグラー・ナッタ型の触媒系が、遷移
金属例えばチタンの少なくとも一種の化合物からなる支
持触媒および金属例えばアルミニウムの少なくとも一種
の有機金属化合物からなる助触媒よりなることは公知で
ある。支持触媒の製造の手法、支持体の性質および支持
触媒の製造方法は、一般的には支持体上に遷移金属化合
物を固定することにあるが、オレフィンの重合での触媒
の特性および挙動に極めて大きい関係を持っている。
【0003】欧州特許出願公開第EP−A−09977
2号公報によって、Mg−C結合を含有する生産物およ
び低い比率の電子供与化合物を含有する塩化マグネシウ
ムの回転楕円面状支持体上に遷移金属化合物を沈殿させ
て触媒を製造することは公知である。遷移金属化合物は
チタンのハロゲン化合物であり、後者の支持体上への沈
殿は、チタン化合物を還元する反応によって行われる。
この触媒は比較的広い分子量分布を持つエチレン重合体
を製造する特徴がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明によれば、ポリ
オレフィン特に狭い分子量分布を持つエチレン重合体を
生産するための塩化マグネシウム上に支持された触媒の
製造方法が突止められた。この触媒は良好な触媒活性を
有する。
【0005】
【課題を解決するための手段】それ故本発明の主題は、
塩化マグネシウム基材支持体上にチタンの還元により沈
殿させられたチタン化合物を基材とするチーグラー・ナ
ッタ型触媒を製造する方法であり、その製造方法は塩化
マグネシウム基材支持体を不安定な水素を含まない電子
供与体化合物D3と接触させることを含む含浸工程から
なることを特徴とする。
【0006】本発明によれば、塩化マグネシウム基材支
持体とは、塩化マグネシウム支持体自体かまたは本方法
のいずれか一つの工程の得られ、かつ塩化マグネシウム
支持体を含有する触媒成分である。
【0007】本発明によれば、含浸工程を本方法の他の
工程とは別に実施し、かつ特にチタンの還元工程の間に
は実施しないことが好適である。またこの工程を、チタ
ンの還元を実施する前に、特に塩化マグネシウム基材支
持体をチタンを還元し得る化合物例えば有機金属化合物
と接触させる前に実施することが好適である。そうする
ことによって、驚くべきことに、触媒活性は変容せずに
増加さえすることが観察される。
【0008】電子供与体化合物D3はエーテルとするこ
とができる。エーテルは脂肪族エーテル例えばプロピル
エーテルまたはブチルエーテル;環状エーテル例えばテ
トラヒドロフランまたはジオキサン;ポリエーテル例え
ば好適にはジエーテル例えばジメチルエチレングリコー
ルエーテル、ジエチルエチレングリコールエーテル、ま
たは2,2−ジメトキシプロパンとすることができる。
また、電子供与体化合物D3は脂肪族エステル例えば酢
酸エチル;芳香族エステル例えばエチルベンゾエート;
芳香族ポリエステル例えばフタル酸ジブチル;第三アミ
ン例えばトリエチルアミン;アミド例えばジメチルフォ
ルムアミド;シラン例えばテトラエトキシシランまたは
ジクロロジエトキシシラン;シラザン例えばヘキサメチ
ルジシラン;およびオルトエステル例えばオルト酢酸ト
リエチルとすることができる。良好な触媒は化合物D2
が直鎖もしくは環状多官能価化合物または環状モノ官能
価化合物である場合に得られる。好適には、化合物D3
はジエーテル、オルトエステルまたはシランである。
【0009】例えば含浸工程は、塩化マグネシウム基材
支持体中のマグネシウムのモル当たり0.01〜2モル
好適には0.05〜1モルの化合物D3を使用してえ実
施することができる。それは好適には液体炭化水素例え
ばn−ヘキサンまたはn−ヘプタンまたはその二つの混
合物中で攪拌して実施される。この含浸工程は、0〜1
20℃好適には20〜100℃の範囲の温度で行うこと
ができる。それは10分〜10時間好適には30分〜3
時間かかる。この工程を実施するために、塩化マグネシ
ウム基材支持体の攪拌懸濁液に化合物D3を添加するこ
とができる。それには1分〜5時間好適には15分〜2
時間かかる。化合物D3を前もって含有する液体炭化水
素に塩化マグネシウム基材支持体の懸濁液を添加するこ
ともできる。化合物D3は純粋の形態かまたは炭化水素
中の溶液として使用することができる。含浸工程の終期
に、得られた塩化マグネシウム基材支持体を液体炭化水
素で一回または数回洗浄することができる。
【0010】本発明の方法は、チタン化合物の還元反応
による塩化マグネシウム基材支持体上へのチタン化合物
の沈殿からなり、その間チタンは4価未満の原子状態に
変換される。この目的にために、本方法は、少なくとも
一種のチタン化合物を前回工程で有機金属化合物と接触
させられた塩化マグネシウム基材支持体と接触させるこ
とを含む還元工程からなることができる。
【0011】有機金属化合物はチタンに対する還元剤で
あり、元素周期表のII族またはIII族に属する金属
の有機金属化合物から選択することができる。例えば、
有機アリミニウム、有機マグネシウムまたは有機亜鉛化
合物を使用することができる。非ハロゲン化有機アルミ
ニウム例えばトリエチルアルミニウム、トリイソブチル
アルミニウム、トリ−n−ヘキシル−アルミニウムまた
はトリ−n−オクチルアルミニウムを使用することが好
適である。
【0012】塩化マグネシウム基材支持体を有機金属化
合物を接触させる前回までの工程は例えば、塩化マグネ
シウム基材支持体中のマグネシウムのモル当たり0.1
〜2モル好適には0.5〜1.5モルの有機金属化合物
を使用して実施することができる。この工程は好適に
は、液体炭化水素例えばn−ヘキサンまたはn−ヘプタ
ンまたは混合物中で攪拌して実施される。
【0013】大部分の還元性有機金属化合物は塩化マグ
ネシウム基材支持体中に固定されると考えられている。
それでも、有機金属化合物と接触した結果得えられた塩
化マグネシウム基材支持体は有利的には、塩化マグネシ
ウム基材支持体の懸濁液と同一または相違する液体炭化
水素を使用して一回または数回洗浄される。洗浄操作は
好適には5分〜2時間の期間の間攪拌して実施される。
塩化マグネシウム基材支持体は0〜120℃の温度で洗
浄されることが多い。洗浄操作は数回、好適には支持体
の懸濁液の液体部分が実質的に還元性有機金属化合物を
含まなくなるまで反復することができる。
【0014】チタン化合物は液体炭化水素に可溶性であ
り、一般的にチタンがその最大原子価即ち原子価4にあ
る化合物である。チタン化合物は例えば、四塩化チタ
ン、テトライソプロポキシチタン、テトラ−n−プロポ
キシチタンまたはこれらの化合物の混合物である。
【0015】触媒を製造するのに使用するチタン量は、
塩化マグネシウム基材支持体中に固定することが望まれ
るチタンの量に依存する。一般的に、還元工程の間に使
用されるチタン化合物の量は、塩化マグネシウム基材支
持体中のマグネシウムのモル当たり0.01〜3モルで
ある。
【0016】還元工程は、好適には、前記チタン化合物
が可溶性である液体炭化水素例えばn−ヘキサンもしく
はn−ヘプタンまたは混合物中で攪拌して実施される。
還元工程は0〜120℃の範囲の温度で起こりうる。そ
れは0.1分〜3時間かかる。チタン化合物の沈殿は専
ら塩化マグネシウム基材支持体中で起こると考えられ
る。しかし得られる支持体は有利的には一回または数回
洗浄することができる。
【0017】本発明の方法は、任意的には、塩化マグネ
シウム基材支持体を不安定な水素を含有する少なくとも
一種の電子供与体化合物D2と接触させて他種の塩化マ
グネシウム基材支持体を得る追加工程を含むことができ
る。この工程は化合物D3の含浸工程の前に実施して高
活性を有する触媒を得ることができる。それは含浸工程
中に、例えばD2とD3を混合して実施することもでき
る。化合物D2は、電子供与体であり水素原子を失い得
る多数の化合物から選択することができる。好適には、
化合物D2はアルコールまたはフェノール類から選択さ
れる。特に、1〜12炭素原子を含むアルコール、特に
エタノール、プロパノール、n−ブタノール、n−ペン
タノール、2−エチルヘキサノールまたはn−ヘキサノ
ールを使用することができる。フェノール例えばパラク
レゾールを使用することも可能である。
【0018】追加の工程は、例えば、塩化マグネシウム
基材支持体中のマグネシウムのモル当たり0.1〜1未
満モル好適には0.5〜1.5モルの化合物D2を使用
して実施することができる。それは好適には、液体炭化
水素例えばn−ヘキサンもしくはn−ヘプタンまたは混
合物中で攪拌して実施される。それは0〜120℃好適
には1〜80℃の温度で起こり得る。それは10分〜1
0時間好適には30分〜5時間かかる。化合物D2は純
品の形態でまたは液体炭化水素中の溶液として使用する
ことができる。追加の工程の終期に、マグネシウムのモ
ル当たり1モル未満または1モルの化合物D2を含有す
る塩化マグネシウム基材支持体を得ることが望まれるこ
とが多い。
【0019】一般的に、使用されるD2の大部分は、実
質的に塩化マグネシウム基材支持体の形態または粒子サ
イズ分布幅を変えずに、塩化マグネシウム基材支持体中
に固定される。しかし、化合物D2と接触した塩化マグ
ネシウム基材支持体は液体炭化水素を使用して一回また
は数回洗浄することができる。
【0020】本発明の一つの実施態様は、(1)塩化マ
グネシウム基材支持体を化合物D3と接触させる工程、
(2)工程(1)の結果得られた塩化マグネシウム基材
支持体を少なくとも一種の有機金属化合物と接触させる
工程、(3)工程(2)の結果得られた塩化マグネシウ
ム基材支持体を出来る限り洗浄して一種またはそれ以上
のチタン化合物と接触させる工程、からなることを特徴
とする方法である。この実施態様は任意には、工程
(1)を実施する前に塩化マグネシウム基材支持体を化
合物D2と接触させる追加の工程を含むことができる。
【0021】本発明によれば、含浸工程の間に使用する
塩化マグネシウム基材支持体は好適には、不安定な水素
を有する電子供与体化合物の含有しないかまたはそれの
小量含有する。典型的には、塩化マグネシウム基材支持
体はマグネシウムのモル当たり1モル未満または1モル
のこの種の電子供与体化合物を含有する。このために、
支持体は好適には、塩化マグネシウムと不安定な水素を
有する電子供与体化合物例えばアルコールとの混合物の
噴霧結晶化によっては得られない。
【0022】塩化マグネシウム支持体自体のCl/Mg
モル比は実質的に2に等しい。塩化マグネシウム支持体
は、Mg−C結合を含有する化合物を実質的に含まない
ものとすることができる。このことは、Mg−C結合の
数の塩化マグネシウム支持体中のマグネシウム数に対す
る比率が0.001未満であると言うことと同等であ
る。この場合、塩化マグネシウム支持体はチタン化合物
を自然には還元することができない。
【0023】塩化マグネシウム支持体自体は、有利的に
は、電子供与体化合物D1を含有し不安定な水素を含ま
ない予備活性化支持体とすることができる。例えば、予
備活性化支持体は80〜99.5モル%の二塩化マグネ
シウムおよび20〜0.5%の化合物D1を含有するこ
とができる。それは好適には、80〜95モル%の二塩
化マグネシウムおよび20〜5%の化合物D1を含有す
る。好適には、化合物D1は塩化マグネシウム粒子全体
に均一に、粒子の核から外面までに分布するが、その外
面だけに分布するのではない。
【0024】予備活性化支持体を使用すると、得られる
触媒はさらに均一になり、得られる(共)重合体はさら
に狭い分子量分布を有する。さらに、塩化マグネシウム
に関して電子供与体化合物D1よりも高い錯生成力を有
する化合物D3を使用することは好適である。このこと
は実際面では、予備活性化支持体を、予備活性化支持体
中に含有される化合物1のモル量よりも多いモル量の化
合物D3と接触させた後は、この支持体からいくらかの
化合物D1の消滅が観察されることを意味する。予備活
性化支持体が本発明の方法で化合物D3としてシランま
たはオルトエステルと共に使用される場合、得られる触
媒は、予備活性化支持体を使用して、化合物D3での含
浸工程がないこと以外本発明の方法と同様の方法によっ
て調製された触媒の活性よりも30%まで高い活性を有
する。
【0025】予備活性化支持体を本発明の方法で使用す
る場合、塩化マグネシウム基材支持体を化合物D2と接
触させる追加の工程は触媒の調製に有益である。それが
比較的大量のチタン化合物を塩化マグネシウム基材支持
体中に固定する可能性を提供し、微細粒子または超微細
粒子を含まない触媒が得られるからである。この結果と
して、化合物D2は好適には、塩化マグネシウムに関し
て化合物D1よりも高い錯生成力を有する。
【0026】電子供与体化合物D1は不安定な水素を含
まない。それは結果として水、アルコール、フェノール
ではない。それは塩化マグネシウムに関して錯生成力を
有する。それは有利的には、エーテル、チオエーテル、
スルホン、スルホキシド、ホスフィン、リンアミドおよ
びt−アミンおよびアミドである。低い錯生成力を有す
る電子供与体化合物D1例えばエーテルを使用すること
は好適である。
【0027】予備活性化支持体は有利的には、この反応
の反応物ではないが錯生成剤として働く電子供与体化合
物D1の存在下で、ジアルキルマグネシウム化合物と塩
化有機化合物とを反応させて調製することができる。こ
の理由のために、化合物D1は好適には有機マグネシウ
ム化合物と反応することが出来ない。化合物D1の存在
下で、ジアルキルマグネシウム化合物と塩素化有機化合
物との反応は有利的には欧州特許第A−336545号
公報に記載のように実施することができる。
【0028】本発明の方法中に使用する前に、予備活性
支持体は、電子供与体化合物D1の少なくとも一部を予
備活性化支持体から抽出する条件下で加熱して活性化支
持体に変換することができる。この目的のために、予備
活性化支持体を多くの場合、当初電子供与体化合物D1
を含まないかまたはこの化合物の小量を含有する液体炭
化水素中で加熱される。液体炭化水素が過剰なほど大量
の電子供与体化合物D1を含有する場合には、支持体か
ら化合物D1を抽出することは困難なるかまたは不可能
である。多くの場合、液体炭化水素は0.1重量%の電
子供与体化合物D1を含有する。典型的には、液体炭化
水素は4〜10炭素原子を有し、例えばn−ヘキサンま
たはn−ヘプタンである。実際には、予備活性化支持体
は液体炭化水素中で調製され、次いで化合物D1を実質
的に含まない液体炭化水素で一回または数回洗浄され、
次いで電子供与体化合物を含まない炭化水素中に懸濁さ
せた後、加熱される。
【0029】多くの場合、電子供与体化合物D1の大部
分、好適にはすべてを抽出することが目的である。実際
には、触媒の調製中、活性化支持体を有機アルミニウム
化合物または電子供与体化合物と接触させる場合、支持
体に結合する化合物の量は抽出される化合物D1の量と
共に増加する。多くの場合、少なくとも80%の電子供
与体化合物D1が支持体から抽出される。
【0030】勿論、加熱条件は電子供与体化合物D1に
特に塩化マグネシウムに対する錯生成力および加熱温度
での蒸気圧に依存する。多くの場合、加熱温度は40℃
よりも高い。さらにそれは予備活性化支持体が調製され
た温度よりも少なくとも10℃好適には少なくとも20
℃高いことが多い。しかし、それは一般的に支持体粒子
の構造を変えないように110℃を超えることはない。
さらに詳しくは予備活性化支持体は110℃を超える温
度に加熱されると、部分的に結晶化し始める。予備活性
化支持体の加熱は一般的に10分〜5時間持続する。加
熱操作が完了すると、活性化支持体は有利的には、電子
供与体化合物を含まない炭化水素で一回または数回洗浄
される。
【0031】加熱操作の間に、支持体の特定表面の顕著
な増加を観察することができる。この加熱工程のおかげ
で、実質的に電子供与体化合物D1を含まない二塩化マ
グネシウムからなる活性化支持体を製造することができ
る。例えば、モル・ベースで0〜1%の電子供与体化合
物D1および100〜99%の二塩化マグネシウムを含
有する活性化支持体の粒子を得ることは可能である。一
般的に、これらの粒子は予備活性化支持体と実質的に同
一の寸法を有する。
【0032】さらに、塩化マグネシウム支持体は好適に
は、実質的に非晶形構造即ち結晶形態が完全ではないが
大部分消失している構造を有する。塩化マグネシウム支
持体のこの特殊な形態は一般的に沈殿反応により得られ
る。
【0033】塩化マグネシウム支持体自体は、10〜1
00ミクロン好適には10〜70ミクロンの重量平均直
径を有する回転楕円体粒子からなることができる。この
支持体の粒子は好適には、極めて狭い粒子サイズ分布例
えば質量平均直径Dmの数平均パラメータDnに対する
比率Dm/Dnが3未満好適には2未満である粒子サイ
ズ分布を有することができる。さらに特に、これらの粒
子サイズ分布を極めて狭いものとすることができ、たと
えばDm/Dn比が1.1〜1.5であり;1.5×D
mより大きいかまたは0.6×Dmよりも小さい直径を
有する粒子が実質的に完全に存在しないことが認めら
れ;粒子サイズ分布のまた、あるバッチの粒子の90重
量%以上がDm±10%範囲内にあるということから概
算することができる。
【0034】回転楕円体粒子は実質的に球状形を有する
粒子と理解される。Dとdが各々粒子の最大軸と最小軸
を示す場合、各粒子のD/d比は1の近辺であり、一般
的には1.4未満または1.4であり、好適には1.3
未満または1.3である。
【0035】塩化マグネシウム支持体の特定表面は20
〜100m/gとすることができる。この特定表面は
含浸工程の間、特にそれが予備活性化支持体である場合
増加する。本発明の方法により得られる触媒は2〜12
重量%のチタンを含有することができる。
【0036】本発明の方法により得られる触媒は、2〜
12炭素原子を含有するオレフィン例えばエチレン、プ
ロピレン、1−ブタン、1−ヘキサン、4−メチル−1
−ペンテンもしくは1−オクテンの(共)重合により、
(共)重合体および特にエチレンの(共)重合体を製造
するのに使用することができる。例えば、それは高密度
ポリエチレン、線状低密度ポリエチレンまたは極めて低
密度の線状ポリエチレンを製造するのに使用することが
できる。極めて低密度の線状ポリエチレンは,190℃
で2.16kg負荷下で0.1〜10g/10分で測定
して、メルトインデックスMI 2.16を有する。
【0037】触媒が本発明の方法で予備活性化支持体を
用いて調製される場合、良好な光学性質を有するLLD
PEフィルムを製造することができる。さらに、化合物
D3としてシランを使用する場合、良好な機械的性質を
有するエチレンと例えば1−ブタンとの共重合体を製造
することができる。特に共重合体は、高い耐衝撃性およ
び/または高い引裂強さを有するフィルムを製造するの
に使用することができる。
【0038】(共)重合体は流動床および/または機械
攪拌反応槽中の懸濁液中かまたはガス相中で製造するこ
とができる。触媒は、元素の周期表のI族およびIII
族に属する金属の有機化合物から選択された助触媒の存
在で、かつハロゲン化炭化水素から選択された活性剤の
存在で使用される。(共)重合反応は、約0℃と100
℃との間好適には0℃と60℃との間の温度で、0.1
〜5MPaの範囲の全圧で実施することができる。本発
明により製造される触媒は、それ自体かまたはガス相中
および/または液体炭化水素媒体中の懸濁液中の一つま
たはそれ以上の工程で実施されるオレフィン予備重合の
操作を受けた後使用することができる。
【0039】(共)重合反応の間、(共)重合体粒子が
規則正しく発生するのが観察され、粒子の形状は保持さ
れる。回転楕円体粒子からでき、かつ良好な乾燥流動性
質を有し、かつ一般的に0.3と0.5g/cmの間
の高い嵩密度エチレンを有する非粘着性粉末からなる
(共)重合体を得ることが出来る。
【0040】本発明の目的の一つは、出来限り狭い分子
量分布を有する(共)重合体を製造できる重合化触媒を
製造することである。含浸工程も必須である。実際に、
驚くべきことには、本発明の触媒は、化合物D3を用い
る含浸工程を全く含まない方法により製造された触媒を
使用して得られる重合体よりも狭い分子量分布を有する
(共)重合体を得ることを可能にすることが突止められ
た。(共)重合体は狭い分子量分布を有し、その分子量
分布は、重量平均分子量Mwの数平均分子量Mnに対す
る比率が一般的に5未満最もしばしば3と4の間である
ことを特徴とする。触媒がオルトエステルまたはシラン
である化合物D3を持つ予備活性化支持体から製造され
る場合、驚くべきことに、得られる(共)重合体は4未
満の分子量分布を有し、かつ一般的に0.3と0.5g
/cmとの間に含まれる高い嵩密度を有することが突
止められた。触媒がジメチルエチレングリコールである
化合物D3を持つ予備活性化支持体から製造される場
合、得られる(共)重合体は約3.5の分子量分布を有
する。
【0041】さらに、得られる(共)重合体は極めて低
いチタン含量、一般的には100万重量部当たり10重
量部未満を有することができる。
【0042】上記の活性化支持体は、少なくとも一種の
遷移金属例えばチタン、バナジウムおよびジリコニウム
を含有する他のチーグラー・ナッタ型触媒を製造する上
記の方法とは異なる方法で使用することができる。
【0043】例えば、活性化支持体は次の工程: a)活性化支持体を芳香族酸のエステルと接触させる工
程、 b)工程(a)の結果得られた支持体を四塩化チタンと
接触させる工程、 c)工程(b)の結果得られた支持体を四塩化チタンと
接触させる工程、 からなる方法により触媒を製造するにに使用することが
できる。
【0044】これらの工程は、フランス特許第n−26
28110号公報に記載の触媒の製造方法の対応する工
程と同一とすることができる。この方法は、一つの工程
の結果得られる支持体、特に工程(b)の結果得られる
支持体が液体炭化水素で洗浄される中間工程を含むこと
ができる。得られる触媒は有利的には、プロピレンの重
合または共重合に使用される。
【0045】活性化支持体を用いて製造される触媒は微
細粒子および/または触媒凝集物を実質的に含んでいな
い。それらは、特別には流動床反応槽中で液体中かまた
はガス相中で、オレフィン特にエチレンの(共)重合に
使用することができる。得られる(共)重合体は極めて
狭い粒子サイズ分布を有する粒子の形態にある。非連続
重合方法を使用して、マルバーン粒子サイズ分布幅が
0.5よりも小さいポリオレフィン粒子を得ることがで
きる。
【0046】
【実施例】マルバーン粒子サイズ分布幅 マルバーン粒子サイズ分布幅は比率(D90−D10)
/D50により求める。式中、数値は次のように定義さ
れる:粒子の90%はD90より小さい直径を有し、粒
子の10%はD10より小さい直径を有し、粒子の50
%はD50より小さい直径を有する;これらの数値はマ
ルバーン社(英国)販売のレーザー粒度計を使用して指
示書2600−Cで測定する。
【0047】粒子の重量平均直径(Dm)および数平均
直径(Dn)の測定方法 本発明では、塩化マグネシウム基材支持体または触媒粒
子の重量平均直径(Dm)および数平均直径(Dn)
は、欧州特許出願公開第EP−A−336545号公報
に記載の方法によって測定する。
【0048】分子量分布の測定 (共)重合体の分子量分布は、ウォータース150C
(R)ゲル透過クロマトグラフィ(高温サイズ排除クロ
マトグラフィ)によって得られた分子量分布曲線から、
(共)重合体の重量平均分子量・Mwの数平均分子量・
Mnに対する比率によって算出する。操作条件は次の通
りである: 溶媒: 1,2,4−トリクロロベンゼン 溶媒流速: 1ml/分 三本のShodex(R)AT80M/Sカラム 温度: 150℃ 試料濃度: 0.1重量% 注入量: 500マイクロリットル 検出は、ビーピー ケミカルズ エス.エヌ.シー.社
から商品名リジデックス(Rigidex) 6070
EA(R)で市販さているMw=65,000、Mw
/Mn=4、MI 2.16=6の高密度ポリエチレン
およびMw=210,000、Mw/Mn=17.5を
有する高密度ポリエチレンを使用したクロマトグラフ較
正を内臓する屈折計で行う。以下に実施例を挙げて本発
明について説明する。
【0049】実施例1 (a)塩化マグネシウム支持体の調製 204ml(1モル)のジイソアミルエーテル(DIA
E)を、325回転/分で回転する攪拌系を備え、3リ
ットルのn−ヘキサン中の2モルのジブチルマグネシウ
ム溶液を含有する5リットル容ステンレススチール製反
応槽中に室温(20℃)で窒素雰囲気下で導入した。反
応槽を25℃に保持した。484mlの塩化t−ブチル
を12時間かけて導入した。次いでこの混合物の攪拌を
25℃で3時間継続した。得られた固形生産物を2リッ
トルのn−ヘキサンで4回洗浄した。このようにして2
モルの塩化マグネシウムを得た。これは、35ミクロン
の数平均直径を有し、1.6の粒子サイズ分布Dm/D
nを持ち、DIAE/Mgモル比=0.10、Cl/M
gモル比=2を有する球状粒子の形態であった。
【0050】(b)触媒の調製 予め調製した0.1モルの塩化マグネシウムを含有する
300mlのn−ヘキサンを、毎分450回転の速度で
回転する攪拌系を備えた1リットル容ガラス製反応槽中
に窒素雰囲気下で導入した。次いで反応槽を25℃にま
で加熱し、0.1モルのエタノールを含有する20ml
のn−ヘキサンを1時間かけて導入した。この時間の終
期に反応槽の攪拌を1時間継続した。この時間の終期
に、得られた固形生産物を500mlのn−ヘキサンで
2回洗浄し、次いでn−ヘキサンの容量を300mlに
減少させた。0.9モルのテトラエトキシシランをn−
ヘキサンで希釈した50%溶液を1時間かけて反応槽中
に導入した。次いで反応槽の攪拌を50℃で1時間継続
した。この時間の終期に、得られた固形生産物を50℃
で500mlのn−ヘキサンで2回洗浄し、次いで50
0mlのn−ヘキサンで2回洗浄し、次いで懸濁液のn
−ヘキサンの容量を300mlに減少させた。0.1モ
ルのTEAを含有するヘキサン中の119mlのトリエ
チルアルミニウム(TEA)溶液をこの懸濁液中に1時
間かけて導入した。得られた固形物を50℃で2時間保
持し、50℃で500mlのn−ヘキサンで2回洗浄
し、25℃で500mlのn−ヘキサンで2回洗浄し
た。反応槽の温度が25℃である間に、10ミリモルの
四塩化チタンおよび10ミリモルのテトラ−n−プロポ
キシチタンからなる混合物を含有する50mlのn−ヘ
キサンを反応槽中に1時間かけて導入した。次いで反応
槽の攪拌を80℃で1時間継続した。この時間の終期
に、得られた固形生産物を80℃で500mlのn−ヘ
キサンで4回洗浄し、25℃で500mlのn−ヘキサ
ンで4回洗浄した。次の特性を持つ触媒を得た: −チタン/マグネシウムモル比: 0.20 −アルミニウム/マグネシウムモル比: 0.08 −三価チタン/全チタンモル比: 0.30 −塩素/マグネシウムモル比: 2.31 −DIAE/マグネシウムモル比: 0
【0051】(c)エチレンの懸濁重合 50℃に加熱した2リットルのn−ヘキサン、2ミリモ
ルのトリエチルアルミニウムおよび予め調製され0.1
0ミリモルのチタンを含有する触媒の量を、毎分750
回転の速度で回転する攪拌装置を備えた5リットル容ス
テンレススチール製反応槽中に窒素雰囲気下で導入し
た。次いで反応槽を80℃にまで加熱し、標準温度およ
び圧力条件下で測定して800mlの水素を導入し、次
いでエチレンを0.32MPaのエチレン分圧まで導入
した。反応槽の全圧を2時間中エチレンを導入して0.
5MPaに一定に保持した。この時間の終期に、520
gのポリエチレンを回収し、これは次の特性を有した: −MI 2.16: 0.55g/10分 −数−平均分子量: 123000 −分子量分布: 3.7
【0052】実施例2 (a)塩化マグネシウム支持体の調製 8.1リットル(40モル)のジイソアミルエーテル
(DIAE)を、135回転/分で回転する攪拌系を備
え、133.3リットルのn−ヘキサン中の80モルの
ジブチルマグネシウム溶液を含有する300リットル容
ステンレススチール製反応槽中に室温(20℃)で窒素
雰囲気下で導入した。反応槽を30℃に保持した。1
9.3リットル(176モル)の塩化t−ブチルを12
時間かけて導入した。次いでこの混合物の攪拌を30℃
で2時間継続した。得られた固形生産物を130リット
ルのn−ヘキサンで7回洗浄した。このようにして7
3.2モルの塩化マグネシウムを得た。これは、35ミ
クロンの数平均直径を有し、1.5の粒子サイズ分布D
m/Dnを持ち、0.108のDIAE/Mgモル比、
2.14のCl/Mgモル比を有する球状粒子の形態で
あった。
【0053】(b)触媒の調製 予め調製した30モルの塩化マグネシウムを含有する1
10リットルのn−ヘキサンを、毎分166回転の速度
で回転する攪拌系を備えた300リットル容ステンレス
スチール製反応槽中に窒素雰囲気下で導入した。次いで
反応槽を25℃にまで加熱し、30モルのn−プロパン
を含有する30mlのn−ヘキサンを1時間かけて導入
した。この時間の終期に反応槽の攪拌を1時間継続し
た。この時間の終期に、得られた固形生産物を130リ
ットルのn−ヘキサンで3回洗浄し、次いでn−ヘキサ
ンの容量を110リットルに減少させた。次いで、27
モルのテトラエトキシシランをn−ヘキサンで希釈した
50%溶液を1時間かけて反応槽中に導入した。次いで
反応槽の攪拌を50℃で1時間継続した。この時間の終
期に、得られた固形生産物を50℃で130リットルの
n−ヘキサンで2回洗浄し、次いで130リットルのn
−ヘキサンで3回洗浄し、次いで懸濁液のn−ヘキサン
の容量を110リットルに減少させた。30モルのTE
Aを含有するヘキサン中の30リットルのTEA溶液
を、50℃に保持したこの懸濁液中に1時間かけて導入
した。得られた固形物を50℃で1時間保持し、50℃
で130リットルのn−ヘキサンで3回洗浄し、25℃
で130リットルのn−ヘキサンで6回洗浄した。反応
槽の温度が25℃である間に、3モルの四塩化チタンお
よび3モルのテトラ−n−プロポキシチタンからなる混
合物を含有する15リットルのn−ヘキサンを反応槽中
に1.5時間かけて導入した。次いで反応槽の攪拌を8
0℃で1時間継続した。この時間の終期に、得られた固
形生産物を80℃で130リットルのn−ヘキサンで2
回洗浄し、25℃で130リットルのn−ヘキサンで7
回洗浄した。次いで次の特性を持つ触媒を得た:
【0054】 −チタン/マグネシウムモル比: 0.20 −アルミニウム/マグネシウムモル比: 0.022 −三価チタン/全チタンモル比: 0.317 −塩素/マグネシウムモル比: 2.61 −DIAE/マグネシウムモル比: 0
【0055】(c)プレポリマーの調製 触媒を、毎分140回転の速度で回転する攪拌系を備え
た1m容ステンレススチール製反応槽中でプレポリマ
ー用の形態に変換する。この反応槽中に50℃に加熱し
た450リットルのn−ヘキサンを窒素雰囲気下で導入
し、次いで1.25モルのチタンに相当する予め調製さ
れた触媒を導入し、次いで1モルのトリ−n−オクチル
アルミニウムを導入した。水素を反応槽中に70℃で導
入して0.1MPaの分圧とし、これは反応槽中のガス
相の30容量%に相当した。次いで、エチレンを15k
g/時間の速度で6時間40分間に導入した。エチレン
の導入の終了後、反応槽を30分間攪拌した。この時間
の終期に、反応槽をガス抜きする。得られたプレポリマ
ーを70℃で窒素の気流中で乾燥し、乾燥粉末の形態で
単離した。
【0056】(d)エチレンのガス相共重合 運転は、低部に流動グリッドを備えかつディスエンゲー
ジメント室を支える直径0.45m、高さ6mの垂直シ
リンダーからなる流動床反応槽中で実施した。この反応
槽は、反応槽ガス混合物を再循環するための外部導管を
備え、それは反応槽の底部から反応槽の頂部に接続し、
流動グリッドの下方に位置し、圧縮器および熱交換器を
備える。
【0057】反応槽は、流動グリッドの上方2mの一定
の高さに保持され、80kgの線状低密度エチレン共重
合体からなる流動床を含有する。
【0058】80℃の温度で、1.7MPaの圧力で2
8容量%のエチレン、11容量%の1−ブタン、3.6
容量%の水素および57.4容量%の窒素を含有するガ
ス混合物は、流動床反応槽の底部に260mの速度で
入り、0.45m/秒の流動速度で流動床を上方に通過
した。
【0059】予め調製されたプレポリマーを、6分毎に
0.01kgのプレポリマーの速度でガス相流動床中に
時間の間間欠的に導入した。同時にリットル当たり0.
06モルのTEAを含有するn−ヘキサン中のトリエチ
ルアルミニウム溶液を、反応槽ガス混合物を再循環する
ための外部導管中に熱交換器の上流でかつ近辺に位置す
る地点で0.3リットル/時間の速度で導入した。これ
らの条件下で14kg/時間の共重合体が生産された。
得られた共重合体は次の特性を有した: −MI2.16: 0.55g/10分 −分子量分布: 3.7
【0060】実施例3 (a)塩化マグネシウム支持体の調製 塩化マグネシウム支持体は、回転攪拌速度が毎分166
回転の代わりに毎分135回転である以外は、実施例2
と同様に調製した。このようにして79.2モルの塩化
マグネシウムが得られ、これは、33ミクロンの数平均
直径を有し、1.03の粒子サイズ分布Dm/Dnを持
ち、0.126のDIAE/Mgモル比を有する球状粒
子の形態であった。
【0061】(b)触媒の調製 予め調製した6モルの塩化マグネシウムを含有する1
8.2リットルのn−ヘキサンを、毎分350回転の速
度で回転する攪拌系を備えた30リットル容ガラス製反
応槽中に窒素雰囲気下で導入した。次いで反応槽を70
℃に1時間加熱した。得られた固形生産物を70℃で1
5リットルのn−ヘキサンで2回洗浄し、次いで25℃
で15リットルのn−ヘキサンで2回洗浄した。次いで
懸濁液の容量を18.2リットルに減少させた。1.6
25リットルのn−ヘキサン中に希釈した0.6モルの
オルト酢酸トリエチルを1時間かけて25℃の反応槽中
に導入した。次いで反応槽の攪拌を25℃で1時間継続
した。この時間の終期に、得られた固形生産物を15リ
ットルのn−ヘキサンで4回洗浄し、次いで懸濁液のn
−ヘキサンの容量を18.2リットルに減少させた。6
モルのTEAを含有するヘキサン中の6リットルのTE
A溶液をこの懸濁液中に50℃で1時間かけて導入し
た。得られた固形物を50℃で1時間保持し、次いで5
0℃で15リットルのn−ヘキサンで2回洗浄し、25
℃で15リットルのn−ヘキサンで3回洗浄した。懸濁
液のn−ヘキサンの容量を10リットルに減少させた。
0.6モルの四塩化チタンおよび0.6モルのテトラ−
n−プロポキシチタンからなる混合物を含有する3リッ
トルのn−ヘキサンを反応槽中に1時間かけて導入し
た。次いで反応槽の攪拌を80℃で1時間継続した。こ
の時間の終期に、得られた固形生産物を80℃で15リ
ットルのn−ヘキサンで2回洗浄し、25℃で15リッ
トルのn−ヘキサンで4回洗浄した。次の特性を持つ触
媒を得た: −チタン/マグネシウムモル比: 0.075 −アルミニウム/マグネシウムモル比: 0.005 −三価チタン/全チタンモル比: 0.356 −塩素/マグネシウムモル比: 2.35 −DIAE/マグネシウムモル比: 0
【0062】(c)プレポリマーの調製 プレポリマーは、実施例2(b)で調製した触媒の代わ
りに実施例3(b)で調製し0.446モルのチタンに
相当する触媒の量を使用したこと、0.714モルのT
nOAを1モルの代わりに使用したこと、エチレンを1
5kg/時間の供給速度で6時間40分で供給する代わ
りに10kg/時間の供給速度で5時間20分で供給反
応槽に供給したこと以外は、実施例2(c)と同様に調
製した。
【0063】(d)ガス相重合 運転は実施例2に記載の反応槽中で実施した。
【0064】反応槽は、流動グリッドの上方2mの一定
の高さに保持され、80kgの線状低密度エチレン共重
合体からなる流動床を含有した。
【0065】80℃の温度で、1.7MPaの圧力で1
7容量%のエチレン、5容量%の4−メチル−1−ペン
タン、2容量%の水素および76容量%の窒素を含有す
るガス混合物は、流動床反応槽の底部に260mの速
度で入り、0.45m/秒の流動速度で流動床を上方に
通過した。
【0066】予め調製されたプレポリマーを、6分毎に
0.02kgのプレポリマーの速度でガス相流動床中に
時間の間間欠的に導入した。同時にリットル当たり0.
06モルのTEAを含有するn−ヘキサン中のトリエチ
ルアルミニウム溶液を、反応槽ガス混合物を再循環する
ための外部導管中に熱交換器の上流で近辺に位置する地
点で0.35リットル/時間の速度で導入した。これら
の条件下で20kg/時間の共重合体が生産された。得
られた共重合体は次の特性を有した: −MI2.16: 0.55g/10分 −分子量分布: 3.7
【0067】実施例4 (a)活性化支持体の調製 600mlのn−ヘキサンと実施例1(a)で調製した
塩化マグネシウム支持体とを、毎分450回転で回転す
る攪拌系を備える1リットル容ガラス製反応槽中に窒素
雰囲気下で導入した。次いで反応槽を50℃に加熱しこ
の温度に1時間保持した。次いで、得られた固形を50
℃の温度で0.5リットルのn−ヘキサンで2回洗浄
し、25℃で0.5リットルのn−ヘキサンで2回洗浄
した。懸濁液容量をヘキサンを除去して250mlに減
少させた。このようにして活性化支持体の懸濁液を得
た。この活性化支持体はモル・ベースで0.8%のジイ
ソアミルエーテルおよび99.2%の塩化マグネシウム
を含有し、予備活性化支持体と実質的に同一である寸法
を有する粒子からなっていた。
【0068】(b)触媒の調製 n−ヘキサンで50%に希釈された0.174モルのテ
トラエトキシシランを、活性化支持体の懸濁液を含有す
る反応槽中に25℃で1時間かけて導入した。50℃で
1時間保持した後、得られた固形物を50℃で0.5リ
ットルのn−ヘキサンで2回洗浄し、次いで25℃で
0.5リットルのn−ヘキサンで2回洗浄した。n−ヘ
キサンを除去して懸濁液の容量を250mlに減少させ
た。次いで、0.2モルのトリエチルアルミニウムを含
有する238mlのn−ヘキサンを50℃で1時間かけ
て導入した。50℃で1時間保持した後、得られた固形
物を50℃で0.5リットルのn−ヘキサンで2回洗浄
し、次いで25℃で0.5リットルのn−ヘキサンで2
回洗浄した。懸濁液の容量を250mlに減少させた。
20ミリモルの四塩化チタンおよび20ミリモルのn−
テトラプロポキシチタンからなる混合物を含有する10
0mlのヘキサンを25℃で1時間かけて導入した。反
応槽を80℃に1時間保持した後、得られた固形物を8
0℃で0.5リットルのn−ヘキサンで4回洗浄し、次
いで25℃で0.5リットルのn−ヘキサンで4回洗浄
した。次のモル比を有する触媒を得た:
【0069】 −チタン/マグネシウムモル比: 0.144 −アルミニウム/マグネシウムモル比: 0.012 −三価チタン/全チタンモル比: 0.330 −塩素/マグネシウムモル比: 2.32 −DIAE/マグネシウムモル比: 0
【0070】(c)エチレンの懸濁重合 50℃に加熱した2リットルのn−ヘキサンを、毎分7
50回転で回転する攪拌装置を備えた5リットル容ステ
ンレススチール製反応槽中に窒素雰囲気下で導入した。
次いで、2ミリモルのトリエチルアルミニウムおよび予
め調製され0.30ミリモルのチタンに相当する触媒量
を導入した。反応槽の温度を80℃に上昇させ、その中
に水素を0.14MPaの分圧になるように導入し、次
いでエチレンを0.26MPaの分圧になるように導入
した。反応槽圧力を、2時間5分の間エチレンを連続的
に添加して0.5MPaに一定に保持した。この時間の
終期に、反応槽中に存在する重合体を回収し次いで分析
した。分析結果は次に示す通りである:
【0071】−重合体生産量: 593g −平均触媒活性: チタンのミリモル当たり、反応の時
間当たり、エチレンの0.1MPaの当たり548gの
ポリエチレン −190℃、2.16kg下で測定したメルトインデッ
クス、MI 2.16:1.35g/10分 −190℃、21.6kg下で測定したメルトインデッ
クス、MI 21.6:35.06g/10分 −流れパラメーター: 1.41 −数平均直径: 400ミクロン −630ミクロンより大きい直径を有する重合体粒子の
パーセント:0.4% −125ミクロンより小さい直径を有する重合体粒子の
パーセント:0.7% −350と500ミクロンの間の直径を有する重合体粒
子のパーセント: 96.1% −重合体の見掛密度:0.40g/cm
【0072】実施例5 (a)予備活性化支持体の調製 予備活性化支持体を得るために、攪拌速度を毎分350
回転の代わりに毎分525回転とした以外は、実施例1
(a)と同様に操作を実施した。これらの条件下で、2
8ミクロンの数平均直径を有し、モル・ベ−スで6.6
%のDIAEおよび93.4%の塩化マグネシウムを含
有する予備活性化塩化マグネシウム支持体を得た。
【0073】(b)活性化支持体の調製 600mlのn−ヘキサンと上記で調製し前もって50
0mlのn−ヘキサンで2回洗浄した予備活性化塩化マ
グネシウム支持体とを、毎分450回転で回転する攪拌
系を備える1リットル容ガラス製反応槽中に窒素雰囲気
下で導入した。次いで反応槽を50℃に加熱しこの温度
に1時間保持した。次いで、得られた固形を50℃の温
度で0.5リットルのn−ヘキサンで2回洗浄し、25
℃で0.5リットルのn−ヘキサンで2回洗浄した。懸
濁液容量をヘキサンを除去して250mlに減少させ
た。このようにして活性化塩化マグネシウム支持体の懸
濁液を得た。この活性化塩化マグネシウム支持体はモル
・ベースで0.6%のジイソアミルエーテルおよび9
9.4%の塩化マグネシウムを含有し、予備活性化支持
体と実質的に同一である寸法を有する粒子からなってい
た。
【0074】(c)触媒の調製 50mlのn−ヘキサン中に含有された0.020モル
のオルト酢酸トリエチルを、活性化支持体懸濁液を含有
する反応槽中に25℃で1時間かけて導入した。25℃
で1時間保持した後、得られた固形物を25℃で0.5
リットルのn−ヘキサンで2回洗浄した。n−ヘキサン
を除去して懸濁液の容量を250mlに減少させた。次
いで、0.2モルのトリエチルアルミニウムを含有する
238mlのn−ヘキサンを50℃で1時間かけて導入
した。50℃で1時間保持した後、得られた固形物を5
0℃で0.5リットルのn−ヘキサンで2回洗浄し、次
いで25℃で0.5リットルのn−ヘキサンで2回洗浄
した。懸濁液容量を250mlに減少させた。20ミリ
モルの四塩化チタンおよび20ミリモルのn−テトラプ
ロポキシチタンからなる混合物を含有する100mlの
ヘキサンを25℃で1時間かけて導入した。反応槽を8
0℃に1時間保持した後、得られた固形物を80℃で
0.5リットルのn−ヘキサンで4回洗浄し、次いで2
5℃で0.5リットルのn−ヘキサンで4回洗浄した。
次のモル比を有する触媒を得た:
【0075】 −チタン/マグネシウムモル比: 0.190 −アルミニウム/マグネシウムモル比: 0.021 −三価チタン/全チタンモル比: 0.39 −塩素/マグネシウムモル比: 2.35 −DIAE/マグネシウムモル比:0
【0076】(d)エチレンプレポリマーの調製 50℃に加熱した2リットルのn−ヘキサンを、毎分7
50回転で回転する攪拌装置を備えた5リットル容ステ
ンレススチール製反応槽中に窒素雰囲気下で導入した。
次いで、1.6ミリモルのトリ−n−オクチルアルミニ
ウムおよび上記のように調製され2.0ミリモルのチタ
ンに相当する触媒量を導入した。反応槽の温度を70℃
に上昇させ、次いでその中に水素を0.05MPaの分
圧になるように導入した。、次いでエチレンを24g/
hの一定速度で6時間40分の間に導入した。この時間
の終期に、プレポリマーを回収し、窒素雰囲気中に保持
した。
【0077】(e)エチレンのガス相重合 前回の重合で調製され窒素中に保存された100gの重
合体粉末を、毎分500回転で回転する乾燥粉末用の螺
旋攪拌系を備えた2.5リットル容ステンレススチール
製反応槽中に窒素雰囲気下で粉末装入材料として導入し
た。反応槽を50℃に加熱した後、2ミリモルのトリエ
チルアルミニウムを導入し、次いで上記に調製され0.
138ミリモルのチタンに相当するプレポリマー量を導
入した。反応槽の温度を80℃に上昇させ、次いでその
中に水素を0.4MPaの分圧になるように、エチレン
を0.8MPaの全圧になるように導入した。反応の間
反応槽の全圧が一定になるようにエチレンを反応槽に導
入した。3時間の反応後、200gno重合体粉末を反
応槽から取出した。次いで、重合反応を同一条件下で1
時間継続した後、反応槽から200gの重合体を取出し
た。次いで、重合体反応を同一条件下で6時間40分間
継続した。この時間の終期に、反応槽中に含まれる重合
体を回収し次いで分析した。分析結果は次に示す通りで
ある: −チタン含量: 6ppm −メルトインデックス、MI 2.16: 5.4g/
10分 −メルトインデックス、MI 8.5: 36.6g/
10分 −メルトインデックス、MI 0.325: 0.50
g/10分 −流れパラメーター: 1.31 −数平均直径: 545ミクロン −重合体粒子の粒子サイズ分布のマルバ−ン幅: 0.
64 −125ミクロンより小さい直径を有する重合体粒子の
パーセント:0.0% −重合体の見掛密度: 0.44g/cm
【0078】実施例(a)活性化支持体の調製 実施例5(b)と同様に操作を実施した。
【0079】(b)触媒の調製 実施例5(c)と同様に操作を実施した。
【0080】(c)エチレンの懸濁重合 50℃に加熱した2リットルのn−ヘキサンを、毎分7
50回転で回転する攪拌装置を備えた5リットル容ステ
ンレススチール製反応槽中に窒素雰囲気下で導入した。
次いで、2ミリモルのトリエチルアルミニウムおよび上
記のように調製され0.30ミリモルのチタンに相当す
る触媒量を導入した。反応槽の温度を80℃に上昇さ
せ、その中に水素を0.14MPaの分圧になるように
導入し、次いでエチレンを0.26MPaの分圧になる
ように導入した。2時間の間エチレンを連続的に添加し
て、反応槽全圧力を0.5MPaに一定に保持した。反
応槽中に含まれる重合体を回収し次いで分析した。分析
結果は次に示す通りである:
【0081】−重合体収量: 670g −平均触媒活性: 430gのポリエチレン/mM/h
/0.1MPa −メルトインデックス、MI 2.16: 4.34g
/10分 −メルトインデックス、MI 8.5: 26.5g/
10分 −メルトインデックス、MI 0.325: 0.51
g/10分 −流れパラメーター: 1.21 −重合体粒子の数平均直径: 361ミクロン −重合体粒子の粒子サイズ分布のマルバ−ン幅: 0.
42 −125ミクロンより小さい直径を有する重合体粒子の
パーセント:0.0% −重合体の見掛密度: 0.40g/cm

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩化マグネシウム基材支持体上でチタン
    の還元により沈殿させられたチタン化合物を基材とする
    チーグラー・ナッタ型触媒を製造する方法において、塩
    化マグネシウム基材支持体を、不安定な水素を含まない
    電子供与体化合物D3と接触させることを含む含浸工程
    からなることを特徴とするチーグラー・ナッタ型触媒の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 還元が、少なくとも一種のチタン化合物
    を予め有機金属化合物と接触させられた塩化マグネシウ
    ム基材支持体と接触させることからなることを特徴とす
    る請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 化合物D3が直鎖もしくは環状多官能価
    化合物または環状モノ官能価化合物である請求項1また
    は請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 化合物D3がシラン、ジエーテル、また
    はオルトエステルであることを特徴とする請求項1−3
    のいずれか一項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 不安定な水素を含まない電子供与体化合
    物D1を含有する予備活性化支持体である塩化マグネシ
    ウム支持体を使用することを特徴とする請求項1−4の
    いずれか一項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 塩化マグネシウム支持体が、化合物D1
    の存在下でジアルキルマグネシウムと有機塩素化合物と
    の間の沈殿反応により製造されることを特徴とする請求
    項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 化合物D3が、化合物D1よりも高い塩
    化マグネシウムに対する錯生成力を有することを特徴と
    する請求項5または請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 塩化マグネシウム支持体が、この方法に
    使用される前に、支持体から化合物D1の少なくとも一
    部が抽出される条件下で加熱されることを特徴とする請
    求項5−7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 塩化マグネシウム支持体が、0.1重量
    %未満の化合物D1を含有する液体炭化水素中で加熱さ
    れることを特徴とする請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 次の工程、(1)塩化マグネシウム基
    材支持体を化合物D3と接触させる工程、(2)工程
    (1)の結果得られた塩化マグネシウム基材支持体を少
    なくとも一種の有機金属化合物と接触させる工程、
    (3)工程(2)の結果得られた塩化マグネシウム基材
    支持体を出来る限り洗浄して一種またはそれ以上のチタ
    ン化合物と接触させる工程、からなることを特徴とする
    請求項5−9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 【請求項11】 塩化マグネシウム基材支持体が不安定
    な水素を含有する少なくとも一種の電子供与体化合物D
    2と接触させられる追加の工程からなることを特徴とす
    る請求項1−10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 【請求項12】 請求項1−11のいずれか一項に記載
    の方法により製造される触媒のオレフィン(共)重合へ
    の利用方法。
  13. 【請求項13】 請求項1−11のいずれか一項に記載
    の方法により得られるチーグラー・ナッタ型触媒。
  14. 【請求項14】 二塩化マグネシウムと不安定な水素の
    ない電子供与体化合物D1からなる塩化マグネシウム粒
    子よりなる予備活性化支持体が、支持体から電子供与体
    化合物D1の少なくとも一部が抽出される条件下で加熱
    されることを特徴とする活性化塩化マグネシウム支持体
    の製造方法。
  15. 【請求項15】 予備活性化支持体が40℃より高い温
    度まで加熱されることを特徴とする請求項14記載の方
    法。
  16. 【請求項16】 請求項14または請求項15に記載の
    方法により得られる活性化支持体のチーグラー・ナッタ
    型触媒の製造への利用方法。
  17. 【請求項17】 0.5未満の粒子サイズ分布のマルバ
    ーン幅を有するポリオレフィン粒子。
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