JPH0641210Y2 - 光走査装置 - Google Patents

光走査装置

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JPH0641210Y2
JPH0641210Y2 JP14573388U JP14573388U JPH0641210Y2 JP H0641210 Y2 JPH0641210 Y2 JP H0641210Y2 JP 14573388 U JP14573388 U JP 14573388U JP 14573388 U JP14573388 U JP 14573388U JP H0641210 Y2 JPH0641210 Y2 JP H0641210Y2
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JP
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mirror
fixed
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mounting surface
optical scanning
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JP14573388U
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博康 下川
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Nidec Sankyo Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、レーザプリンタ、レーザファクシミリ等に使
用される光走査装置に関する。
(従来の技術) レーザプリンタ等の光走査光学系においては、レーザ光
源からの光束を感光性記録媒体面に向けて偏向走査し記
録する光走査装置が備えられているが、この光走査装置
には、従来より回転反射鏡が用いられており、この回転
反射鏡としては、第5図に示すような、多数面(例えば
6面)の反射鏡面を有するポリゴンミラー23が使用され
ていた。
このポリゴンミラー23は、通常モータシャーシに固定さ
れた回転モータ22のロータ部に直接固定され、ロータ部
の回転中心軸Zを中心に回転され、各反射鏡面24によっ
てレーザ光源からの光束を感光性記録媒体面に向けて偏
向走査するようになっている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、第5図に示すようなポリゴンミラー23は、通
常、金属材料を加工して形成されるが、ポリゴンミラー
23を光走査装置に用いる場合、ポリゴンミラー23の各々
の反射鏡面24によって偏向走査された光束は常に同一の
走査領域に照射されるようにしなければならい。このた
め、各反射鏡面24をモータ22の回転中心軸Zに対して平
行となるように設定しなければならず、各反射鏡面24の
回転中心軸Zに対する平行度の精度は極めて激しく要求
される。このため、ポリゴンミラー23の加工時に高精度
な加工精度を必要とし、ポリゴンミラー23の製造コスト
が増大してしまう。また、ポリゴンミラー23の各反射鏡
面24は、その面の回転中心軸Zに対する平行度のみなら
ず、反射鏡としての面精度をも要求されるため、より高
精度な加工を要求され、製造コストがより増大してしま
う。
このように、従来のポリゴンミラーを用いる光走査装置
において高精度な光偏向走査を行なうためには、ポリゴ
ンミラーの高精度な加工が必要となり、製造コストがか
りすぎるという問題があり、光走査装置の製造コストの
低減を図ることは困難であった。
本考案は上記事情に鑑みてなされたものであって、光走
査に用いる回転反射鏡の反射鏡面と回転中心軸との平行
度調整を容易に行なうことができ、しかも、製造コスト
を大幅に低減し得る光走査装置を提供することを目的と
する。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案は、互いに平行な表裏
二面を光反射面とした二面反射ミラーを回転モータのロ
ータ部に固着し、上記回転モータにより上記二面反射ミ
ラーを回転することによって二面反射ミラーによる反射
光を偏向走査させるようにした光走査装置であって、上
記二面反射ミラーを保持固定するミラーホルダーを弾性
を有する弾性基板上に固定し、該弾性基板の一端側を固
定端として上記回転モータのロータ部取付面に固定する
と共に、上記弾性基板の他端側であって上記ミラーホル
ダーが固定された側をロータ部取付面に対する傾斜角が
調整可能な自由端として該自由端を傾斜角調整用の取付
角度調整手段を介して上記ロータ部取付面に取付け、上
記取付角度調整手段により上記基板の自由端側の上記ロ
ータ部取付面に対する傾斜角を調整することにより上記
二面反射ミラーの光反射面が上記回転モータのロータ部
回転軸と平行となるように角度調整し得るように設けた
ことを特徴とする。
(作用) 本考案では、回転反射鏡として、互いに平行な表裏二面
を光反射面とした二面反射ミラーを使用することによ
り、反射鏡の加工費が大幅に低減される。
また、二面反射ミラーの光反射面が上記回転モータの回
転軸と平行となるように角度調整し得る手段を設けたこ
とにより、精度の良い光偏向走査を行なうことが可能と
なる。
(実施例) 以下、本考案を図示の実施例に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は本考案による光走査装置の要部構成を示す反射
鏡取付部の概略的斜視構成図、第2図は同上装置の反射
鏡取付部の部品構成の一例を示す概略的斜視構成図、第
3図は同上装置の反射鏡取付状態を示す側面図である。
第1図乃至第3図において、図中符号4は二面反射ミラ
ー、符号5はその二面反射ミラー4を保持固定するホル
ダー、符号6は二面反射ミラー4を上記ホルダー5に固
定するため板ばね、符号3は板ばねを用いて形成された
弾性基板、符号9は上記ホルダー5を弾性基板3に固定
するための固定螺子、符号5a,5bはその固定螺子9の螺
子部が挿通される抜き穴、符号3f,3gはホルダー5を基
板3に固定するための螺子9が螺合される螺子穴、符合
7は回転モータのロータ部、符号7aはロータ部7の反射
鏡取付面、符号7b,7c,7dはロータ部7の反射鏡取付面7a
に設けられた螺子穴、そして、符号1は上記弾性基板3
の一端側3aを上記ロータ部の反射鏡面7aに固定するため
の固定螺子、符号2は上記弾性基板3の他端側3bを上記
ロータ部の反射鏡取付面7aにばね部材を介して取付ける
ための調整螺子、符号3c,3d,3eは上記各螺子1,2が挿通
される抜き穴を夫々示しており、第1図乃至第3図に示
す本考案による光走査装置は、互いに平行な表裏二面を
光反射面4aとした二面反射ミラー4を回転モータのロー
タ部7に固着し、上記回転モータにより図中Z軸周りに
回転されるローラ部7と共に上記二面反射ミラー4を回
転することによって二面反射ミラー4による反射光を偏
向走査させるようにした光走査装置であり、上記二面反
射ミラー4を保持固定するミラーホルダー5を弾性を有
する弾性基板3上に固定し、該弾性基板3の一端側3aを
固定端として上記回転モータのロータ部7の取付面7aに
上記固定螺子1によって固定すると共に、上記弾性基板
3の他端側であって上記ミラーホルダー5が固定された
側をロータ部取付面7aに対する傾斜角が調整可能な自由
端3bとして該自由端3b側を上記調整螺子2とばね部材8
とからなる傾斜角調整用の取付角度調整手段を介して上
記ロータ部取付面7aに取付け、上記調整螺子2とばね部
8とからなる取付角度調整手段により上記基板3の自由
端側3bの上記ロータ部取付面7aに対する傾斜角を調整す
ることにより上記二面反射ミラー4の光反射面4aが上記
回転モータの回転軸、すなわちZ軸と平行となるように
角度調整し得るように設けたことを特徴とするものであ
る。
ここでより詳しく説明すると、上記弾性基板3は、図仲
A部において″く″の字型に屈曲されており、第3図に
示すように、固定端3a側をロータ部7の取付面7aに固定
螺子1により固定された場合、上記A部(屈曲部)を支
点として他端側が弾性力により浮き上がり、ロータ部7
の取付面7aに対して傾斜した状態となるが、弾性基板3
は板ばねからなり、弾性変形可能なため、角度調整手段
たる調整螺子2の締付によって自由端3b先端をロータ部
7の取付面7aに向けて押しつけて行くと、第3図中B部
で撓み、基板3のミラーホルダー5固定部分をロータ部
7の取付面7aに対して平行状態に調整することができ
る。したがって、調整螺子2の締付調整によって、二面
反射ミラー4の光反射面4aが上記回転モータの回転中心
軸、すなわちZ軸と平行となるように上記基板3の自由
端側3bの傾斜を調整すれば、二面反射ミラー4の反射面
4aを容易に角度調整することができる。尚、ロータ部7
の取付面7aと弾性基板3の自由端側3bとの間に介在する
ばね部材8は、基板3の弾性を補強するためと、回転時
に弾性基板3の自由端側3bが振動することを防止するよ
うに作用している。ところで、本考案による光走査装置
においては、回転反射鏡として、二面反射ミラー4を使
用しているが、この二面反射ミラー4は平行度を得る加
工が比較的容易であり、ガラス材料を用いた通常の平行
平面ミラー加工装置によって、容易に且つ精度良く製作
することができるため、従来の光走査装置に用いられて
いるポリゴンミラーに比べて、容易に且つ安価に精度の
良い二面平行ミラーを製作することができ、光走査装置
の製造コストを大幅に低減することができる。
しかも、本考案によれば、前述したように、二面反射ミ
ラー4の光反射面4aが回転モータのロータ7の回転中心
軸Zと平行となるように角度調整し得る手段を設けたこ
とにより、二面反射ミラー4の光反射面4aと回転モータ
のロータ7の回転中心軸Zとを常に平行に保ことがで
き、常に精度の良い光偏向走査が可能となる。
次に、第4図に本考案による光走査装置の別の実施例を
示し、以下説明する。
第4図において、図中符号3は先の第1図乃至第3図に
示した弾性基板と同様の基板であり、この弾性基板3に
は、二面反射ミラー4を保持固定するためのミラーホル
ダーの一部を成す平板状の支持柱10a,10bが2ヵ所立設
固定されており、この支持柱10a,10b夫々の一面側に
は、二面反射ミラー4の一反射面側を押さえる固定板11
a,11bが設けられ、また、上記支持柱10a,10b夫々の反対
側の面には、平板状の板ばね12a,12bが螺子13a,13b,13
c,13dによって固定され、上記固定板11a,11bと共に二面
反射ミラー4の両側を挟持し、板ばね12a,12bの弾性力
によって二面反射ミラー4を支持柱10a,10bに固定する
ようになっている。
また、弾性基板3の符号3aで示す側が固定端側であり、
この固定端側3aが第3図に示した先の実施例の場合と同
様にモータのローラ部取付面7aに固定される。また、第
4図に示す基板3の場合も先の第1図乃至第3図に示し
た実施例の場合と同様に、図中A部において″く″の字
型に屈曲されており、固定端側3aをロータ部取付面7aに
固定した際に自由端側3bがロータの取付面に対して浮き
上がって傾斜し、この自由端側3bの傾斜を調整螺子2に
より締付調整することにより、二面反射ミラー4の反射
面4aとモータのロータ部の回転軸との平行度が第3図に
示した先の実施例の場合と同様に調整される。尚、符号
8は基板3の自由端3bとロータ部取付面との間に装着さ
れる補強及び振動防止用のばね部材であり、スプリング
コイルや皿ばね等が用いられる。
さて、第4図に示すように、ミラーホルダーとして、基
板3に固定された支持柱10a,10bと、該支持柱10a,10bに
固定された平板状の板ばね12a,12bと固定板11a,11bとを
設け、その板ばね12a,12bと固定板11a,11bとによって二
面反射ミラー4の両側を挟持し、板ばね12a,12bの弾性
力によって二面反射ミラー4を固定するようにしたこと
により、二面反射ミラー4の基板3に対する固定が強固
となり、回転走査時の二面反射ミラー4の振れや振動が
完全に防止される。尚、二面反射ミラー4の固定は上記
板ばね12a,12bと固定板11a,11bとによって挟持している
だけであるから、二面反射ミラー4の破損時や傷付き時
の交換は容易である。
(考案の効果) 以上、図示の実施例に基づいて説明したように、本考案
による光走査装置においては、反射鏡として平行度を得
る加工が比較的容易で安価な二面反射ミラーを用い、且
つ、この二面反射ミラーの反射面がモータの回転軸に対
して平行となるように調整する機構を設けたことによ
り、モータの回転軸に対する二面反射ミラーの反射面の
平行度を常に最適な状態に調整することができ、光偏向
走査精度を大幅に向上することができる。
また、本考案による光走査装置では、二面反射ミラーを
用いて高精度な光偏向走査が可能となるため、従来のポ
リゴンミラーを用いた光走査装置に比べて、反射鏡部の
加工コストを大幅に低減することができる。
したがって本考案によれば、安価で高精度な光走査装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す光走査装置の反射鏡取
付部の概略的斜視構成図、第2図は同上装置の反射鏡取
付部の部品構成の一例を示す概略的斜視構成図、第3図
は同上装置の反射鏡取付状態を示す概略的側面図、第4
図は本考案の別の実施例を示す光走査装置の反射鏡取付
部の概略的斜視構成図、第5図は従来技術の一例を示す
光走査装置の反射鏡取付部の概略的斜視構成図である。 1……固定螺子、2……調整螺子、3……弾性基板、3a
……基板の固定端、3b……基板の自由端、3c,3d,3e……
抜き穴、3f,3g……螺子穴、4……二面反射ミラー、4a
……反射鏡面、5……ミラーホルダー、6……板ばね、
7……回転モータのロータ部、7a……ロータ部の取付
面、7b,7c,7d……螺子穴、8……ばね部材、9……固定
螺子、10a,10b……ミラーホルダーの支持柱、11a,11b…
…ミラーホルダーの固定板、12a,12b……ミラーホルダ
ーの板ばね、13a,13b,13c,13d……固定螺子、A……基
板の屈曲部、Z……モータのロータ部回転中心軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに平行な表裏二面を光反射面とした二
    面反射ミラーを回転モータのロータ部に固着し、上記回
    転モータにより上記二面反射ミラーを回転することによ
    って二面反射ミラーによる反射光を偏向走査させるよう
    にした光走査装置であって、上記二面反射ミラーを保持
    固定するミラーホルダーを弾性を有する弾性基板上に固
    定し、該弾性基板の一端側を固定端として上記回転モー
    タのロータ部取付面に固定すると共に、上記弾性基板の
    他端側であって上記ミラーホルダーが固定された側をロ
    ータ部取付面に対する傾斜角が調整可能な自由端として
    該自由端側を傾斜角調整用の取付角度調整手段を介して
    上記ロータ部取付面に取付け、上記取付角度調整手段に
    より上記基板の自由端側の上記ロータ部取付面に対する
    傾斜角を調整することにより上記二面反射ミラーの光反
    射面が上記回転モータのロータ部回転軸と平行となるよ
    うに角度調整し得るように設けたことを特徴とする光走
    査装置。
JP14573388U 1988-11-08 1988-11-08 光走査装置 Expired - Lifetime JPH0641210Y2 (ja)

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JPH0267309U JPH0267309U (ja) 1990-05-22
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