JPH0640943Y2 - ピストン式コンクリ−トポンプにおける吸送部切換装置の口金装置 - Google Patents

ピストン式コンクリ−トポンプにおける吸送部切換装置の口金装置

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JPH0640943Y2
JPH0640943Y2 JP1986126970U JP12697086U JPH0640943Y2 JP H0640943 Y2 JPH0640943 Y2 JP H0640943Y2 JP 1986126970 U JP1986126970 U JP 1986126970U JP 12697086 U JP12697086 U JP 12697086U JP H0640943 Y2 JPH0640943 Y2 JP H0640943Y2
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仁 藁科
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Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 A.考案の目的 (1)産業上の利用分野 本考案はピストン式コンクリートポンプ、特にホッパ下
部の吸送室内に揺動管を揺動可能に支承し、この揺動管
の回動端を常時吐出管の基端に連通するとともにその揺
動端を、一対のコンクリートシリンダの吐出端に、口金
を介して交互に連通できるようにし、前記一対のコンク
リートシリンダから交互に吸送される生コンクリートを
前記揺動管を通して前記吐出管に圧送することができる
ようにしたピストン式コンクリートポンプにおける吸送
部切換装置の口金装置に関するものである。
(2)従来の技術 一般に、上記構造のピストン式コンクリートポンプにお
ける吸送部切換装置では、口金は揺動管の揺動端と摺接
する一対のコンクリートシリンダの吐出端にそれぞれ固
着されている(特公昭57-30983号公報参照)。
(3)考案が解決しようとする問題点 しかしこうしたものでは、口金を直接コンクリートシリ
ンダの吐出端に固着しているので、口金と揺動管の揺動
端との摺接により、口金の周方向の一部が局部的に摩耗
した場合でも口金の取付位置を変更してその末摩耗部分
を利用することができず、したがって口金そのものを新
しいものと交換する必要があり不経済である。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、口金の周方
向の一部が偏摩耗した場合にはこれを新しいものと交換
しなくともその再利用を図ることができ、しかも口金が
全体的に摩耗した場合には口金のみを交換して口金ホル
ダは引き続き使用し得る経済性に優れた、前記ピストン
式コンクリートポンプにおける吸送部切換装置の口金装
置を提供することを目的とする。
B.考案の構成 (1)問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために本考案によれば、ホッパ下部
の吸送室内に揺動管を揺動可能に支承し、この揺動管の
回動端を常時吐出管の基端に連通するとともに、その揺
動端を一対のコンクリートシリンダの吐出端に、該吐出
端にそれぞれ対応して設けられる口金を介して交互に連
通できるようにし、前記一対のコンクリートシリンダか
ら交互に吸送される生コンクリートを前記揺動管を通し
て前記吐出管に圧送することができるようにしたピスト
ン式コンクリートポンプにおける吸送部切換装置におい
て、前記各口金は環状に形成され、その口金の外周部に
対し前記吸送室側から抜差可能に且つ周方向に相対位置
調節可能に摩擦嵌合する環状の口金装着孔を1つの口金
に対応して1つ有する口金ホルダが、前記コンクリート
シリンダに着脱可能に固着されるとともに口金ホルダの
先端面が口金の先端面と同一面になるように形成され
る。
(2)作用 口金が局部的に摩耗した場合には、該口金の末摩耗部分
が揺動管の揺動端と摺接する位置まで口金を周方向に回
動させた後、これを再び口金ホルダに摩擦嵌合して使用
する。
また、口金が全体的に摩耗した場合には、これを口金ホ
ルダから取り外し、新たな口金を口金ホルダに摩擦嵌合
して使用する。
(3)実施例 以下、図面により本考案の一実施例について説明する。
尚、この実施例において「前後」、「左右」とは生コン
クリートの送られる方向を前方(第1、2図右方)とし
て言う。
図において1は上部の攪拌室2と下部の吸送室3とが上
下に二分割できるように形成されたホッパで、その底面
4は前方に向かって上方に傾斜し、左右に円弧状に形成
されており、その円弧の中心は後述する揺動管7の揺動
中心と一致している。吸送室3の前壁には、吐出管5の
基端が接続されており、この吐出管5は後述する揺動管
7に常時連通されている。
また、吸送室3の後壁には、前記吐出管5よりも下方
で、左右に間隔をおいて一対のコンクリートシリンダ
6、6′が並列して接続され、これらのコンクリートシ
リンダ6、6′の吐出端は、吸送室3内に連通されてい
る。
吸送室3内には揺動管7が収容され、この揺動管7は前
方に向って上方に傾斜する前記吸送室3の底面4と略平
行に延びている。
揺動管7の前端は吸送室3の前壁に回動自在に支承さ
れ、またその後端は、該揺動管7の外側上面後部より後
方に延設され前記吐出管5と共通な軸線lを有する支持
軸8によって吸送室3の後壁に回動自在に支承されてい
る。
揺動管7の前端すなわち回動端は前記吐出管5の基端に
常時連通されており、またその後端、すなわち揺動端は
吸送室3の後壁に相対向していて、前記支持軸8の軸線
lを中心とする揺動によって、前記一対のコンクリート
シリンダ6、6′の吐出端に交互に連通できるようにな
っている。
一対のコンクリートシリンダ6、6′の吐出端、すなわ
ち吸送室3への開口端には、第2、4および6A図に示す
ように吸送室3の後壁を挟んで、コンクリートシリンダ
6、6′の端面とそれぞれ衝接する一対の口金9、9′
を装着した口金ホルダ10が複数個の取付ボトル11、11…
により取脱可能に取付けられている。
口金ホルダ10は勒性に優れたたとえば圧延鋼(JIS SS4
1)を用いて、また口金9、9′は耐摩耗性に優れたた
とえばダイス鋼(JIS SKD)を用いて、それぞれ別個に
作成されており、口金ホルダ10には前記口金9、9′を
装着するための口金装着孔12、12′が1つの口金に対応
して1つ穿設されている。
これらの口金装着孔12、12′は、次に説明するように各
口金9、9′の外周部に対し吸送室3側から抜差可能に
且つ周方向に相対位置調節可能に摩擦嵌合される。
即ち、口金装着孔12、12′の周面と口金9、9′の外周
面との摩擦力により前記口金9、9′と口金ホルダ10と
は相対回動しないように保たれる。
第6A図に示すように、口金9の外周には段差部13が形成
され、この段差部13が口金ホルダ10の内周面に設けた段
差部14に係合され、口金9の口金ホルダ10に対する摩擦
嵌合位置が規制される。
更に口金ホルダ10の先端面が口金9、9′の先端面と同
一面となり、口金ホルダ10の取付ボルト11、11は窪みに
嵌り込んで口金ホルダ10先端面より突出しないようにな
っている。
一方、第3図に示すように、揺動管7の揺動端、すなわ
ち前記口金9、9′に対向する端面にはリング状の揺動
管用口金15が複数個の取付ボトル23、23…により固着さ
れている。
前記支持軸8の吸送室3外における突出端にはブラケッ
ト16が固着され、該ブラケット16と吸送室3の後壁外側
面に固設された取付片17との間に油圧シリンダ18が配設
されている。
該油圧シリンダ18の基端は前記取付片17に支承され、ま
た油圧シリンダ18から延びるピストンロッド19の先端は
前記ブラケット16にピン20を介して枢着されている。
そして、前記油圧シリンダ18のピストンロッド19を伸縮
作動させることにより、揺動管の揺動端を前記一対のコ
ンクリートシリンダ6、6′に交互に連通させることが
できる。
いま、油圧シリンダ18を駆動してそのピストンロッド19
を伸縮作動すれば、ブラケット16を介して支持軸8が回
動するので、揺動管7は軸線lを中心に左右に揺動す
る。
しかして、この揺動管7の後端、すなわち揺動端は一対
のコンクリートシリンダ6、6′に交互に連通し得るも
ので、たとえば吸込行程にある一方のコンクリートシリ
ンダ6が吸送室3内に連通して、該室3の生コンクリー
トを、そのコンクリートシリンダ6内に吸込み、また吐
出行程にある他方のコンクリートシリンダ6′が揺動管
7に連通してその中に吸入されている生コンクリートを
揺動管7を通して吐出管5に圧送することができ、一対
のコンクリートシリンダ6、6′と、油圧シリンダ18が
作動する間、上記の吸送室3内に投入された生コンクリ
ートを連続的に吐出管5に圧送することができる。
ところで、前述のように生コンクリートの吸送中では、
揺動管7の揺動端に固着される揺動管用口金15と、一対
のコンクリートシリンダ6、6′前端の口金ホルダ10及
び口金9、9′とは絶えず摺接し、その摺接面に狭まれ
た生コンクリートはそれらの口金9、9′と揺動管用口
金15によって剪断されるので、口金9、9′は摩耗す
る。第7図に示すように、揺動管用口金15は口金9、
9′に対して矢示方向に左右に往復動し、口金9と揺動
管用口金15の内周エッジa1、b1間に挟まれた生コンクリ
ートCは逃げ場がないために、それらの内周エッジa1、b
1の間で剪断され、その際に口金9の摺接面P(第7図
中、斜線部で図示した部分)は特に烈しく局部的に摩耗
する。また、もう一方の口金9′についても同様であ
る。そこで上述のように口金9が局部的に摩耗したよう
な場合には、外部より口金9に力を加えて該口金9の口
金ホルダ10に対する摩擦嵌合状態を解除した後、口金9
を口金装着孔12内で回動させて、摩耗部すなわち口金9
と揺動管用口金15の摺接面Pを周方向に移動させる。
そして再び口金9を口金ホルダ10に摩擦嵌合する。
しかして、揺動管用口金15に対するコンクリートシリン
ダ6側の口金9の摺接部分は、新品同様の末摩耗の摺接
面で再び構成することができる。また、コンクリートシ
リンダ6側の口金9が全体的に摩耗したような場合に
は、口金9を口金ホルダ10から取り外し、新しいものを
再び口金ホルダ10に摩擦嵌合して使用する。
この場合、口金ホルダ10は引き続き使用する。第6B図は
口金装置の他の実施例を示しており、この実施例では、
口金ホルダ10aの内周面に雌テーパ面22を形成し、この
雌テーパ面22に口金9aの外周に形成した雄テーパ面21を
摩擦嵌合して、これらの両テーパ面間に生じる摩擦力で
両者の相対回動が抑止される。
C.考案の効果 以上のように本考案によれば各口金は環状に形成され、
その各口金の外周部に対し周方向に相対位置調節可能に
摩擦嵌合する環状の口金装着孔を有する口金ホルダが、
コンクリートシリンダに着脱可能に固着されるので、口
金の周方向の一部が局部的に摩耗すると、口金を口金ホ
ルダに対し相対回動させてその周方向取付位置を変更す
ることにより、これを新品と交換することなく有効に再
使用することができ、口金の寿命を大幅に延長させるこ
とができる。
また斯かる口金の周方向取付位置の変更を何回か行うこ
とにより口金の全部が摩耗した場合には、口金のみを交
換して口金ホルダは引き続きそのまま有効に使用するこ
とができる。
更に口金ホルダに設けられる前記環状の口金装着孔は、
口金の外周部に対し吸送室側から抜差可能であると共
に、1つの口金に対応して1つ形成されるから、口金に
対する口金ホルダの係脱を支障なく行わせるために該ホ
ルダを1つの口金に対し複数のホルダ部分に特別に分割
構成する必要はなくなり、それだけ口金ホルダ自身の部
品点数を少なくしてコストダウンが達成されると共にそ
の部品管理が簡易となり、のみならず、口金ホルダのコ
ンクリートシリンダに対する固着部を極力少なくして該
ホルダの脱着作業能率の向上に寄与することができる。
また、口金ホルダの先端面を口金の先端面と同一面にし
たので、揺動管の揺動時に口金外周と揺動管用口金との
間で生コンクリートを剪断することが無くなり、口金外
周の摩耗を防止できるとともに揺動管用口金の摺接面の
シールを常時高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置を装備したピストン式コンクリート
ポンプにおける吸送部切換装置の平面図、第2図は同装
置の一部破断側面図、第3図は第2図のIII-III線一部
省略断面図、第4図は第2図のIV-IV線一部省略断面
図、第5図は口金を装着した口金ホルダの平面図、第6A
図は第2図の要部拡大図、第6B図は他の実施例を示す同
要部拡大図、第7図は口金の摩耗状態を示す図である。 C……生コンクリート、1……ホッパ、3……吸送室、
5……吐出管、6、6′……コンクリートシリンダ、7
……揺動管、9、9′、9a……口金、10、10a……口金
ホルダ、12、12′、12a……口金装着孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホッパ(1)下部の吸送室(3)に揺動管
    (7)を揺動可能に支承し、この揺動管(7)の回動端
    を吐出管(5)の基端に常時連通すると共に、その揺動
    管(7)の揺動端を一対のコンクリートシリンダ(6、
    6′)の吐出端に、該吐出端にそれぞれ対応して設けら
    れる口金(9、9′、9a)を介して交互に連通できるよ
    うにし、前記一対のコンクリートシリンダ(1、1′)
    から交互に吸送される生コンクリートを前記揺動管
    (7)を通して前記吐出管(5)に圧送することができ
    るようにしたピストン式コンクリートポンプにおける吸
    送部切換装置において、前記各口金(9、9′、9a)は
    環状に形成され、その各口金(9、9′、9a)の外周部
    に対し前記吸送室(3)側から抜差可能に且つ周方向に
    相対位置調節可能に摩擦嵌合する環状の口金装着孔(1
    2、12、′12a)を1つの口金(9、9′、9a)に対応し
    て1つ有する口金ホルダ(10、10a)が、前記コンクリ
    ートシリンダ(1、1′)に着脱可能に固着されるとと
    もに口金ホルダ(10、10a)の先端面が口金(9、
    9′、9a)の先端面と同一面になるように形成されたこ
    とを特徴とするピストン式コンクリートポンプにおける
    吸送部切換装置の口金装置。
JP1986126970U 1986-08-20 1986-08-20 ピストン式コンクリ−トポンプにおける吸送部切換装置の口金装置 Expired - Lifetime JPH0640943Y2 (ja)

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