JPH0640815A - 殺虫方法 - Google Patents

殺虫方法

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JPH0640815A
JPH0640815A JP5146766A JP14676693A JPH0640815A JP H0640815 A JPH0640815 A JP H0640815A JP 5146766 A JP5146766 A JP 5146766A JP 14676693 A JP14676693 A JP 14676693A JP H0640815 A JPH0640815 A JP H0640815A
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JP
Japan
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active ingredient
flowers
plant
insects
days
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Pending
Application number
JP5146766A
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English (en)
Inventor
Shinichi Tsuboi
真一 坪井
Shuzo Kaji
集三 加持
Nobuhiro Yamashita
修宏 山下
Ikuya Saito
郁哉 斉藤
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Bayer CropScience KK
Original Assignee
Nihon Bayer Agrochem KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、果菜類又は花き類を加害する昆虫
を防除するための新しい殺虫方法を提供する。 【構成】 本発明の方法は、果菜類又は花き類を加害す
る昆虫を防除するに、活性成分として、1−(6−クロ
ロ−3−ピリジルメチル)−N−ニトロイミダゾリジン
−2−イリデンアミンを予め調製した形状組成物の形
で、該植物の茎部に埋め込むか、又は挿入することから
成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、果菜類又は花き類を加
害する昆虫を防除する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭61−106854号に記載され
るニトロイミノ化合物は、従前の有機リン系並びにカー
バメート系殺虫剤に比し、極めて低薬量で、的確に作用
する殺虫性化合物である。薬剤を含浸させた担体や、針
状成形物に付着させた該成形物を、不要樹木類の樹幹に
さし込んで、不要樹木類を枯殺する方法がすでに知られ
ている。(特開昭49−55837号、同60−224
601号)
【0003】
【発明が解決しようとする課題と手段】農薬の使用に際
しては、各種の製剤型態で使用されるが、その多くは、
概して、乳剤、水和剤、粉剤、粒剤による散布である。
従前の散布は、多少とも土壌残留、作物残留、散布時に
おける作業者の薬剤被曝、作業労働条件の困苦、環境へ
の拡散、散布効果維持のための過度の使用、作業効率性
等々、多くの解決すべき課題を抱えている。本発明者等
は、斯かる課題を解決するために、特開昭61−106
854号に特定される化合物を用いて、果菜類又は花き
類を加害する昆虫を効率的に防除する新しい有効的確な
方法を見出した。すなわち、果菜類又は花き類を加害す
る昆虫を防除するに、活性成分として、1−(6−クロ
ロ−3−ピリジルメチル)−N−ニトロイミダゾリジン
−2−イリデンアミンを予め調製した形状組成物の形
で、該植物の茎部に埋め込むか、又は挿入することから
成る、果菜類又は花き類を加害する昆虫を防除する方
法。
【0004】本発明で用いられる上記活性成分は、前記
のように、特開昭61−106854号に記載されるニ
トロイミノ化合物であり、それ自体、極めて低薬量で、
的確な殺虫作用、特には、半翅目虫に卓越した殺虫効果
を現す。本発明の方法に従えば、活性成分を形状組成物
の形で植物体に埋め込む、又は挿入するため、活性成分
が徐々に、植物体に吸収し、長期に亘って、対象害虫を
防除することができる。本発明の方法に於いて、該活性
成分は、従前の散布の方法に比べ、1/10以下の薬量
で、的確な殺虫効果を現すことから、その効果は、これ
までの極めて低薬量での散布効果をも、更にしのぐ極々
低薬量での作用効果である。
【0005】本発明に於いて、対象植物の果菜類及び花
き類の具体例としては、例えば、キュウリ、トマト、ナ
ス、メロン、スイカ、ピーマン、ホップ、イチゴ等々の
果菜類、キク、バラ等の花き類を例示することができ
る。本発明における防除対象の加害昆虫の具体例として
は、アブラムシ類(ワタアブラムシ、モモアカアブラム
シ等)に代表される同翅目虫(Homoptera )及びミナミ
キイロアザミウマに代表されるアザミウマ類(Thysanop
tera)をあげることができる。
【0006】本発明における活性成分の有効量は、一植
物体当たり、通常約1.0mg〜約4.0mgであるが、こ
こで該有効量は、栽培植物の生育状態で適宜、変更する
ことも可能である。そして、斯かる活性成分を、対象植
物に施用するに際しては、該植物の茎部に、極小の穴を
開け、そこに予め調製された活性成分の形状組成物を埋
め込むことにより、達成され、また予め調製された活性
成分の形状組成物を、植物の茎部に穴を開けずに、直に
挿入することによっても、達成される。
【0007】ここで、該形状組成物の具体例としては、
一般に農業資材の分野で用いられる粒剤形態のものであ
り、その大きさ及び形状は、例えば、約1.0mm〜約
3.0mmの粒径分布を有する粒状のものを例示でき、ま
た直径約0.5mm〜約3.0mmで、長さ約2.0mm〜約
7.0mmの円柱状のもの、及びそれに類する形状のも
の、更には直径約0.5mm〜約3.0mmで、長さ約5.
0mm〜約30.0mmの尖頭棒状物を例示することができ
る。該形状組成物は、一般には農薬製剤分野で行なわれ
ている公知の方法で製造できる。斯かる製造方法は、例
えば、活性成分を固体希釈剤又は担体、場合によっては
界面活性剤を混合することによって行なわれる。
【0008】固体希釈剤としては、土壌天然鉱物(例え
ば、カオリン、クレー、タルク、チョーク、石英、アタ
パルガイド、モンモリロナイト又は珪藻土等)、土壌合
成鉱物(例えば、高分散ケイ酸、アルミナ、ケイ酸塩
等)を挙げることができる。固体担体としては、粉砕且
つ分別された岩石(例えば、方解石、大理石、軽石、海
泡石、白雲石等)、無機及び有機物粉の合成粒、そして
有機物質(例えば、おがくず、ココやしの実のから、と
うもろこしの穂軸そしてタバコの茎等)の細粒体を挙げ
ることができる。界面活性剤としては、非イオン及び陰
イオン乳化剤〔例えば、ポリオキシエチレン脂肪酸エス
テル、ポリオキシエチレン脂肪酸アルコールエーテル
(例えば、アルキルアリールポリグリコールエーテル、
アルキルスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、アリールスル
ホン酸塩等)〕を挙げることができる。
【0009】固着剤も、製剤に使用することができ、斯
かる固着剤としては、カルボキシメチルセルロースそし
て天然及び合成ポリマー(例えば、アラビアゴム、ポリ
ビニルアルコールそしてポリビニルアセテート等)を挙
げることができる。着色剤を使用することもでき、斯か
る着色剤としては、無機顔料(例えば酸化鉄、酸化チタ
ンそしてプルシアンブルー)、そしてアリザリン染料、
アゾ染料又は金属フタロシアニン染料のような有機染料
そして更に、鉄、マンガン、ボロン、銅、コバルト、モ
リブデン、亜鉛のそれらの塩のような微量要素を挙げる
ことができる。
【0010】該形状組成物は、一般には、前記活性成分
を約0.1〜80重量%、好ましくは約0.5〜60重
量%含有することができる。本発明に於いて、該形状組
成物は、前記活性成分の外に、更に他の殺虫及び/又は
殺菌活性化合物を混合することができる。斯かる活性化
合物は通常それ自体が植物体中で浸透移行性を示すもの
であれば足り、その例としては、1−(4−クロロフェ
ノキシ)−3,3−ジメチル−1−(1,2,4−トリ
アゾール−1−イル)−2−ブタノン、all−rac
−1−(ビフェニル−4−イルオキシ)−3,3−ジメ
チル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イ
ル)ブタン−2−オール等を例示することができる。
【0011】次に本発明を下記の実施例により、具体的
に説明するが、本発明はこれのみに限定されるべきもの
ではない。
【0012】
【実施例】
生物試験:− 形状組成物の調製 活性成分 2.0 重量部 ベントナイト 38.0 重量部 クレー 60.0 重量部 上記のものをよく混合し、通常の造粒法により粒状の形
状組成物を調製する。
【0013】試験例 ワタアブラムシの防除試験 (方法)約180cmに生育させたキュウリ(品種:シャ
ープワン)に有機リン剤及びカーバメート剤抵抗性ワタ
アブラムシを自然発生させる。各供試植物に、一葉当た
りおよそ70頭前後の生虫が発生している状態で、上記
調製の形状組成物の所定量を埋め込み、28℃の温室に
放置し、処理3日、7日、14日、21日及び28日後
に夫々生虫数を判定し、下記の式で防除効果(%)を算
出した。結果を第1表に示す。
【0014】
【数1】
【0015】
【表1】 第 1 表 ─────────────────────────────────── 活性成分の濃度 防除効果 % mg/植物体 7日 14日 21日 28日 ─────────────────────────────────── 3.0 100 100 100 95 2.5 100 100 98 93 2.0 98 100 95 90 1.5 93 96 90 85 ─────────────────────────────────── 上記結果に対応する無処理区の生虫数(一葉当たり) ─────────────────────────────────── 処理前 7日 14日 21日 28日 ─────────────────────────────────── 頭数 65 173 566 845 840 ───────────────────────────────────
【0016】
【発明の効果】本発明の方法は、果菜類又は花き類を加
害する昆虫を防除するための方法として、上記試験例の
結果から、極めて、低薬量で、的確に作用し、更に、長
期に亘って、残効性も有することがわかる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 果菜類又は花き類を加害する昆虫を防除
    するに、活性成分として、1−(6−クロロ−3−ピリ
    ジルメチル)−N−ニトロイミダゾリジン−2−イリデ
    ンアミンを予め調製した形状組成物の形で、該植物の茎
    部に埋め込むか、又は挿入することから成る、果菜類又
    は花き類を加害する昆虫を防除する方法。
  2. 【請求項2】 活性成分の有効量が、一植物体当たり、
    約1.0mg〜約4.0mgである請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 加害昆虫が主に、同翅目虫(Homoptera
    )及びアザミウマ類(Thysanoptera)である請求項1
    の方法。
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