JPH0640784U - 冷蔵庫 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷蔵庫本体の外側から容易に確認でき、蒸発
皿カバーの着脱作業や工具使用なしで、冷蔵庫本体の傾
きを修正することができる冷蔵庫を提供すること。 【構成】 冷蔵庫本体Ａの正面下部にある蒸発皿カバー
３の両側に調節ダイヤル２を設ける。これの軸５の先端
には傘歯車２ｂが配置されており、調節脚１の傘歯車１
ａに噛み合わされている。尚、調節脚１は取り付け板４
に螺合されている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、電気冷蔵庫の調節脚に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の電気冷蔵庫には冷蔵庫本体を支える４個の脚が配置されており、その内 、前方にある２個が調節可能に構成されている。この調節脚は手動もしくは冷蔵 庫に付属の工具などを用いて適宜に回転させることにより、冷蔵庫本体の底部を 床面との間に生じる傾きを修正するものであっった。 ところが、この種の調節 脚というのは、前記本体前面下部に取り付けられている蒸発皿カバーを取り外し 調節脚を調節し、作業終了後は、更に蒸発皿かバーを取り付けなければならない ものであった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、調節脚の調節に当たっては蒸発皿カバーを取り外す作業や、工 具を用いて調節脚を回転させていたため、冷蔵庫本体から調節部分が確認できな いことや、工具の使用方法及び保管に関して、説明書を読まなければ分からない 部分が多く、作業する手間が多いという問題があった。

【０００４】 それ故に、本考案の目的は簡単な操作によって冷蔵庫本体との隙間をバランス よく調節できる冷蔵庫を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

従って、本考案は、上述の目的を達成するために、冷蔵庫本体の下方部分に調 節脚を配置した冷蔵庫において、前記冷蔵庫本体の壁面に調節ダイヤルを配置す ると共に、調節ダイヤルと調節脚とを傘歯車によって結合したものである。

【０００６】

【実施例】 本考案の一志実施例について、図１〜図３を参照して説明する。

【０００７】 図１は、電気冷蔵庫前方下部の正面図である。１は冷蔵庫本体Ａの底部に配設 された調節脚であって、前方の２個は、調節ダイヤル２を左右に回すことにより 、それぞれの傘歯車１ａ，２ｂが噛み合って調節脚１が回転し、上下して本体Ａ と床面との隙間によって生じる傾きを修正する。また、蒸発皿カバー３と調節ダ イヤル２とは分離しており、蒸発皿カバー３が着脱可能に装着されている。

【０００８】 次に動作について説明する。図２において調節ダイヤル２を回転させることに より、傘歯車２ｂ部が回転し傘歯車１ａに伝わり、調節脚１が回転し調節脚取り 付け板４を上下して本体Ａと床面との隙間の傾きを修正する。

【０００９】 また、本体Ａを調節するときは、調節ダイヤル２を本体の手前方向へ引き、操 作して操作後は、調節ダイヤル２を押しダイヤルストッパー７を軸受６にはめ込 み調節ダイヤル２の逆回転防止となっている。

【００１０】

【考案の効果】

以上説明したように本考案は、電気冷蔵庫本体前面下部に設置したため、調節 装置の有無の確認と、ダイヤル式にすることにより、操作が簡易的であり、工具 を使用することも無くなるという実用的効果を有する。また、現在多ドアの電気 冷蔵庫もあるが設置時の傾きによって生じるこの種の前記冷蔵庫の左右の扉のズ レを容易に確認でき、修正ができる効果もある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示す要部正面図である。

【図２】図１の要部断面図である。

【図３】図２のＣ部断面図である。

【符号の説明】

Ａ 冷蔵庫本体 １ 調節脚 １ａ，２ｂ 傘歯車 ２ 調節ダイヤル

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 冷蔵庫本体の下方部分に調節脚を配置し
   た冷蔵庫において、前記冷蔵庫本体の壁面に調節ダイヤ
   ルを配置すると共に、調節ダイヤルと調節脚とを傘歯車
   によって結合したことを特徴とする冷蔵庫。