JPH0640639B2 - 周波数サブチャネル制御によるデ−タ伝送方法 - Google Patents

周波数サブチャネル制御によるデ−タ伝送方法

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JPH0640639B2
JPH0640639B2 JP59132034A JP13203484A JPH0640639B2 JP H0640639 B2 JPH0640639 B2 JP H0640639B2 JP 59132034 A JP59132034 A JP 59132034A JP 13203484 A JP13203484 A JP 13203484A JP H0640639 B2 JPH0640639 B2 JP H0640639B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
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    • H04L1/02Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by diversity reception
    • HELECTRICITY
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    • H04L5/06Channels characterised by the type of signal the signals being represented by different frequencies

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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の属する技術分野) 本発明は1対n(nは1以上の整数)のデータ伝送を行
う場合に、情報容量に合わせてあらかじめ伝送帯域内に
サブチャネルを複数割当てておき、送信側では送信する
度毎に情報容量,受信局数,回線品質によつてチャネル
数およびFSK(周波数偏移変調)のシフト(偏移)量を
決めてサブチャネル毎に送信を行うもので、これによつ
てチャネル当りの送信電力を低減することなく所要の受
信S/N(信号対雑音比)を確保し、かつインバンドダ
イバーシチ,タイムダイバーシチをも採用して良品質の
回線を形成できるようにした周波数サブチャネル制御に
よるデータ伝送方法に関するものである。
(従来の技術) 従来は伝送すべき情報の容量および相手局数によつて伝
送帯域内に必要数のサブチャネルを割当てて通信系を構
成していた。そのためたとえば伝送容量,相手受信局数
の増減に応じて任意にチャネル数を変化させることはで
きなかつたので、チャネル当りの送信電力の割当が一定
で小さすぎることがあり、所要の受信S/Nが確保でき
ず良品質の無線回線を形成できなかつた。またチャネル
数の増加に対し送信電力を増強する手段もあるが、電力
と共に設備費も急増することが欠点で、さらに受信側で
スペースダイバーシチ方式を用いて改善する手段もある
が、これも特にHF帯ではアンテナ用地と受信設備の点で
大きな負担になるという欠点があった。
(発明の目的) 本発明の実施によつて伝送すべき情報容量,受信局数お
よび回線品質に応じて伝送帯域内のサブチャネル数を増
減して通信するので、受信側S/Nをあまり低下させる
ことなく少い送信電力で良品質のFSK変調を用いた無線
回線を構成することを目的とし、情報容量増加時には伝
送可能なまでサブチャネル数を増加して送信することが
でき通信の迅速性の点で効果が得られ、また同一データ
を時分割で最適チャネルで送信し、受信側では合成受信
するタイムダイバーシチや複数サブチャネルに同一デー
タを同時に送信し、受信側ではビット単位で検波した後
S/Nの良い方を選択するインバンドダイバーシチを採
用できるという効果を得ることも目的である。
(発明の構成と作用) 第1図は通信システムの構成図で、(A)は固定局対固定
局または固定局対移動局の1対1通信システムを表わ
し、B1,B2は固定局または移動局である。また(B)は親
局となる固定局A1と複数の移動局B11,B12,……B1n
り成る1対2以上の通信システムを表わしている。この
システムではたとえば親局A1よりある決められた運用周
波数nでデータを送信した場合にB11〜B1n各局は同時
に受信するものとする。
第2図は固定局または移動局の通信装置の構成例図、第
3図(1)は伝送帯域内の帯域幅△中に複数のサブチャ
ネルを割当てた変調方式のスペクトル図である。
本発明では第3図(1)に示すように運用周波数nの伝送
帯域内の△内に複数のサブチャネル0102,……
0nを割当ててこのサブチャネル単位に異種のデータを
送受信する方式(たとえば第1図(B)のシステムの場
合)や、1つのデータ情報をビット毎に各サブチャネル
に割当てて伝送速度をm倍(mはサブチャネル数)まで
高めて伝送する方式が可能であつて、後者は第1図(A)
のようなシステムに主として採用される。これをさらに
詳しく説明する。
システム構成が第1図(B)の場合、運用周波数nの伝送
帯域内のサブチャネルの中でA1よりB11に送信する情報
01,A1よりB12に送信する情報は02,A1よりB13
03,A1よりB1nには0nにそれぞれ割当て、データ
はFSK(周波数偏移キーイング)またはPSK(位相偏移キ
ーイング)の変調方式にて変調信号に変換し、HF〜UHF
の無線周波にて発射される。なおHF回線のようにフェジ
ング,マルチパス,混信等により無線伝送路の途中で回
線品質の劣化が起き易い場合は、1チャネル当りの伝送
速度は最高100〜150ボー(ビット/秒)が限度であり、
各サブチャネル間隔はサブチャネル周波数スペクトラム
の広がりによる隣接チャネルの影響を考慮して約100Hz
程度にとる。第1図(B)のようなシステムではあらかじ
め送受信側でサブチャネルの割当は取決められているの
で、受信側B11〜B1nでは割当てられたサブチャネルを選
択して復調,検波の上端末にデータを出力する。このよ
うにすれば多数の移動局また固定局が限られた運用周波
数の中で多数の情報を迅速かつ確実に送受信することが
できる。
なお無線回線の伝送品質向上を目的として各移動局B11
〜B1nにサブチャネルを複数個ずつ割当てて、送信側で
はその複数サブチャネルに同一情報を同時に変調して送
信し、受信側では複数割当チャネルのS/Nを監視し良
い方のデータを選択するいわゆるインバンドダイバーシ
チ方式のデータ伝送を用いることもできる。この場合各
移動局にサブチャネルを2つずつ割当てれば全体のデー
タ伝送量は1/2となる。また同じデータを時間をおいて
送信するタイムダイバーシチ方式も使用可能で、この場
合はたとえばA1局よりB12局へ時刻t1では02サブチャ
ネルで送信し、時刻t2では同じデータを0nサブチャネ
ルで送信する。従つてたとえばもしB12局がt1には受信
不能であつたとしてもt2時刻には受信できることになろ
う。
次にシステム構成が第1図(A)の場合はそのデータ伝送
方式を示す第4図のように送信のときは端末(たとえば
印刷電信機,テープリーダ,コンピュータなど)より出
力される2進デジタル符号11100……1,101……1を
010nのサブチャネルに1フレーム(t1,t2は1フレ
ーム=1ワードの時間でt1=t2)ごとに1ビットずつ順
に割当て前記FSKまたはPSKの変調信号に変換して無線周
波で並列伝送する。受信側ではすべてのサブチャネル毎
に復調して1つの端末に合成出力する。たとえば伝送帯
域内に16のサブチャネルを割当てた場合に、1サブチャ
ネル当りの伝送速度を75BPS とすれば全伝送速度は16倍
の1200BPS(ビット/秒)となり、HF回線のようにチャ
ネル当りの伝送速度が低い無線回路でも高速のデータ伝
送を行うことができる。
なお受信側のデータのビット同期回路はサブチャネル別
に異種のデータを受信する方式ではサブチャネル毎に設
け、上記のように1対1のデータ伝送で行う場合には1
つのサブチャネルのみ(たとえば0n)を同期チャネル
+受信チャネルとし他のサブチャネルのビット同期はこ
の同期チャネルに追従させればよい。同期方法について
は後に説明する。
ここで再び第3図に戻つて説明する。第3図(1)のよう
に伝送帯域内の△の範囲に複数のサブチャネルを割当
てて送受信を行うデータ伝送方式では、伝送情報量の増
加に対して単一チャネルの伝送に比較して高速の伝送が
でき、しかも第1図(B)のような通信系では異種データ
を複数局に同時送受信することもできる。特に短波回線
では大電力で遠距離のデータ伝送を行う場合には、サブ
チャネルの数に比例してチャネル当りの送信電力が減少
しそれだけ受信側S/Nが劣化する。通常サブチャネル
数がmなら理論的には1チャネルで送信する場合の電力
の1/m2に減少するが、各チャネルの位相を換算すると実
際には約1/4mとなる。従つて本発明では伝送すべき情報
量および相手受信局数〔第1図(B)〕に応じて第3図(2)
に示すようにチャネル数を(a)から(b)のように減らして
チャネル当りの電力の減少を防止することができる。
また特に短波(HF)回線では伝送帯域が狭帯域(3kH
z)でこの中にサブチャネルを配列するので、変調方式
がFSKの場合にはマーク,スペースのシフト周波数が限
定される。たとえばサブチャネルを16程配列しようとす
れば各サブチャネルのシフトは約±42.5Hzとなる。この
ときHF回線のようなフェージングのある回線ではフェー
ジング速度が約100〜200Hz程度となり、第3図(3)のサ
ブチャネルのシフト幅変更時のエネルギ分布図の(a)に
示すように、そのA1〜A2が100〜200Hzのフェージングが
生じる場合には、受信側でマーク(周波数 スペース 両方のエネルギが減少し、良品質な復調データは得られ
ない。このため受信側のビット誤りを生じやすい。HF回
線ではこのような現象の対策として通常約±150〜200Hz
程度の広帯域シフトを採用している。第3図(3)の(b)は
この広帯域シフトのマーク,スペースの受信エネルギ分
布図で、フェージング速度の幅がA11〜A22でも両方同時
に減少することはなく、復調後フェージングの影響は少
い。図中の はマーク周波数、 はスペース周波数、 はセンタ周波数である。前記のサブチャネル当りの電力
を増大するには、情況によつてサブチャネル数を減らす
と共に、チャネルの減少した分だけシフト幅を広くす
る。第3図(2)の(c)はこれを示したもので、同図の(a)
から(c)のように情報量と相手受信局数により適宜サブ
チャネル数とシフト幅を変化させれば良品質のデータ伝
送を確保することができる。
ここで第2図の通信装置の構成について説明する。01〜
0nはサブチャネルごとに設けた端末(装置)で、たとえ
ばn種類のデータを受信する場合はn台の端末を設備す
る。端末としてはコンピュータ,印刷電信機,紙テープ
リーダ,パンチャなどが使用される。11〜1nは送信時に
端末からデジタル信号を受けて無線周波で送信するため
の変調器と、受信時に受信機から無線周波を低周波に変
換して入力される信号をデジタル信号に変換し端末に出
力する復調器を含む変復調器(モデム)で、サブチャネ
ル数だけ設けてある。2は合成分配器で、送信時には各
サブチャネルの変調信号を合成して送信機TXへ規定レベ
ルで送出する合成器と、受信時には受信機RXからの低周
波信号を各サブチャネルごとの復調器へ分配する分配器
から成立つている。ATは送信アンテナ、ARは受信アンテ
ナである。
第5図は第1図(B)の通信系のタイムチャートである。
図の左端の1)〜5)は固定局A1(送信側)のタイムチャー
ト、6)〜10)は移動局B11〜B1n(受信側)のタイムチャ
ートである。1)は第2図の端末01〜0nのいずれかの送信
側から送信要求を出した場合で、時点で送信開始しON
AIRとなる。第2図のはこの送信制御線を示してい
る。次に2)はこの送信機のON AIRのタイムチャートで、
送信機の立上り時間は△tである。前記のように伝送帯
域内のサブチャネルをNo.1〜No.nとして3)はNo.1、
4)はNo.2、5)はNo.nの各サブチャネルの送信データと
する。これらについてb11,b12……b1nはそれぞれ移動
局B11,B12……B1n の呼出し符号で、通常M系列コード
(2n−1ビット、n=1,2…)で構成される。たとえ
ばn=3なら23−1=7ビットで構成される。D1,D2
…Dnは情報データで、b21,b22,……b2nはデータ終了
を示す制御コードで、これにもM系列コードが用いられ
る。
第6図は第2図の11〜1n内の変調器の構成例図で、61は
端末からのデイジタル信号を入力するインターフェイ
ス、62は呼出し符号を付加する同期信号付加部、63はFS
KまたはPSKの変調部、64はバッファ回路、65はクロック
信号発生部である。この変調器で作られた変調信号が送
信機から無線周波で発射される。
第5図に戻つて6)は移動局B11の受信信号で、無線回線
途中のビット誤りによりb11がb′11,D1がD′1,b21
がb′21のようになる。B11局はサブチャネルのNo.1を
受信しb′11のコードを受信判定すると7)の時点より
受信データを端末装置へ出力する。そしてb′21を受信
判定すると、時点で受信は終了する。8)は端末への出
力データで、9)は移動局B12のNo.2サブチャネル受信デ
ータ、10)は移動局B1nのNo.nサブチャネル受信データ
をそれぞれ示している。このように運用周波数1波の中
の複数サブチャネルを各移動局へあらかじめ割当ててお
き複数の異種データを移動局ごとに伝送することができ
る。
第7図はインバンドダイバーシチ方式を用いた場合の送
受信側のタイムチャートである。インバンドダイバーシ
チ方式は無線回線の品質劣化によるデータのビット誤り
を改善するために、伝送帯域内の複数サブチャネルに同
じデータを同時に送信し、受信側ではその各サブチャネ
ルの信号対雑音比(S/N)を監視し、良い方のデータ
を選択受信する方法である。この図中の1)〜8)は送信
側、9)〜13)は受信側それぞれのタイムチャートであ
る。1)は送信開始で′はスタートの時を示し、2)は送
信機の送出すなわちON AIRの状態を示している。3)と4)
はたとえばそれぞれNo.1とNo.3のサブチャネルに同一
データを送信する例を示し、5)と6)はNo.5とNo.6のサ
ブチャネルの同時同一送信データを示す。7)と8)は同様
にたとえばNo.n-1とNo.nのサブチャネルの同時同一送
信データを示している。またb11〜b1nは各移動局の呼出
し制御コードで、M系列コードで構成される。D1〜Dn
送信データ、b21〜b2nはデータ終了の制御コードであ
る。受信側ではたとえば複数移動局のうち9)と10)で同
一データをそれぞれNo.1とNo.3サブチャネルで受信
し、インバンドダイバーシチの手法にて12)の品質改善
されたデータを得る。b′11,b″11,b′21,b″21
は受信制御コードデータ、D′1,D″1は受信情報デー
タで、インバンドダイバーシチの結果12)の改善データ
が得られる。また11)は受信時間を示し、13)はB1n局の
インバンドダイバーシチの結果のデータである。なおイ
ンバンドダイバーシチの手法については後に説明する。
次に第8図は第2図の11〜1nの変復調器のうち復調器の
構成例図で、これによつて復調部分の動作を説明する。
ただし入力変調波はFSK変調とする。第8図中の一点鎖
線で囲んだブロック11〜1nはサブチャネル毎の変復調器
11〜1n中の復調器に相当する。受信機RXから分配器2を
経てa1〜anにそれぞれ入力される復調波はレベル整合用
増幅器81に与えられる。82〜84はNo.1サブチャネルのF
SK復調信号のマーク信号,中心周波数成分、およびスペ
ース信号の各エネルギをそれぞれ抽出する帯域波器
(BPF)、85〜87は帯域制限後のレベル調整用増幅器、8
8〜90はそれぞれマーク信号,中心周波数成分,スペー
ス信号の検波器、91は信号を取出すためのマーク,スペ
ース両信号の差動合成回路、92はマーク,スペース両信
号の直流合成回路で、その出力は89よりの中心周波数成
分と93の回路で差動合成する。この93は受信信号のS/
Nを監視する回路である。その理由は次のようである。
通常1つのサブチャネルのFSK信号の周波数成分は第9
図(1)のように分布する。
はマーク周波数、01は中心周波数、 はスペース周波数である。S/Nが劣化してくると の共通の雑音成分Nが01附近に増加して第9図(2)の
ように分布する。従つて の直流(DC)成分と01のDC成分を差動合成してS/N
の変化を求めることができる。この合成によるS/N信
号は後記のように回路監視やスケルチ回路102を通じて
ゲート回路101を動作させ受信ビット同期追従オン・オ
フの判定に用いられる。
第8図の94はマーク,スペース両信号の差動合成後の増
幅器、95はマークとスペースの信号を判定する積分回
路、96は95の出力よりサンプルトリガ信号、すなわち2
進のDC信号を取出すサンプルトリガ出力回路である。
第10図は積分器95からDC信号を取出すタイムチャート
で、図中のa)は積分器95の入力信号で、無線回線の品質
劣化等の原因で図示のような波形のくずれがあるものと
する。b)は1ビット分ずつの積分器出力波形より“1”
か“0”かを判定するためのサンプリング・クロック
で、第8図ではタイミング回路108より与えられるクロ
ック2に相当する。c)は1ビットずつの積分終了時間を
決定するためのクエンチパルスで、第8図は同じタイミ
ング回路108よりのクロック1に相当する。これらのサ
ンプリングパルスおよびクエンチパルスは後に説明する
ように、受信信号よりビット変換点(1→0または0→
1の立下りまたは立上り)を取出し、これに受信側タイ
ミング回路(108)の位相を追従させてb),c)のタイミ
ングを作り出す。通常サンプリングパルスはクエンチパ
ルスよりも△t11だけタイミングをずらせる。d)は積分
器出力で、“1”,“0”の符号に従つて出力が正と負
になる。波形中のとは“1”、とは“0”の符
号出力で、これらをb)のサンプリングパルスすなわちク
ロック2でトリガすると、e)のようなDC出力信号を取り
出すことができる。なおd)に対しては′、は
′、は′……としてデジタル符号で出力される。
第8図の97〜101はビット同期抽出用回路である。97は
低域波器(LPF)で復調出力から高調波を除去し基本
波成分のみ通過させる。(たとえば1チャネルの伝送速
度が100bpsならLPFのカットオフ周波数は75Hz程度にと
る。)98と99はそれぞれ振幅制限器(リミタ)と増幅
器、100はビット変換点(受信クロックの立上りと立下
り)を抽出する微分回路である。受信側では受信信号の
うちS/Nの良い時のみこの変換点に追従して自局のタ
イミング回路の位相を補正することが必要である。101
(G1)はS/Nスケチル102からの信号を受けて、100よ
りの変換点パルスを位相補正回路に出力するか否かを決
定するデータ回路である。また103は受信信号が到来し
たかどうかを判定するスタート信号検出回路(ST)であ
る。
104〜108は受信側タイミング発生回路で、104は固定周
波数発振器、105は第1分周器、106はゲート回路で、ST
103よりの検出信号により第1分周器の出力をタイミン
グ回路に出力することを決定する。107は第2分周器、1
08はタイミング発生回路である。このゲート106からタ
イミング発生回路108までの適切な個所に101よりの変換
点パルスを入力させビット周期,フレーム同期等を抽出
するためのクロックを位相補正しながら108から後記の
ようにタイミングクロックを出力させる。
第11,第12図および第13図はそれぞれスタート信号検出
回路の構成例図、シフトレジスタとメモリの回路図およ
び同期信号抽出後のタイムチャートを示す。まず第11図
は第8図の103STに当るもので、111は半ビット遅延回路
(DELAY)、112はスタート信号検出回路、113はメモリ
である。112よりの検出信号はメモリ113へ1ワード分ず
つメモリし、第8図の第2ゲート(G2)106へ出力す
る。これらの動作は第13図によつて明らかにする。
第13図のタイムチャートにおいてスタート信号検出回路
103の入力信号は1ワードの情報を5ビット構成とし、
その前にスタートST、その後にストップSPの各信号を付
加する。これは図の第1行(1)で示してある。(2)は第11
図の半ビット遅延回路111の出力で、この(2)のSTの半ビ
ット後に(3)のゲート制御により104〜108のタイミング
発生回路が動作し、(3)のa〜b間の制御信号がメモリ1
13に一時記憶される。(4)は第10図c)のクエンチパルス
のタイムチャートで、1ビットの終了時(すなわち積分
終了時)にタイミング発生回路から発生され、第8図で
はクロック1である。(5)はサンプリングパルスで、第1
0図のb)と同じく、第8図ではクロック2である。(6)は
第8図96のサンプル出力DC出力信号をシフトレジスタに
よる一時記憶回路(図示せず)へメモリするためのシフ
トパルスで、スタート信号以後1〜5の5ビット情報が
1ビットずつメモリへシフトされる。(7)はセットパル
スで、フレーム同期(文字同期)が設定されると受信の
ストップ信号ビットの後部で1ビット発生し、他のバッ
ファメモリへデータを移すことを1ワード受信する度に
行うためのものである。
第12図はこのシフトレジスタ用メモリ121とデータを移
すメモリ122の回路構成図(第8図の96のDC出力に続く
回路)で、122は上記の他のバッファメモリに当る。メ
モリ122から最終的には受信端末、たとえば第2図の01
〜0n中の1つに出力される。図中の123は第8図のサン
プルトリガ回路96よりのDC出力信号(第13図(1)信
号)、124は第13図(6)のシフトパルス入力、125は第13
図(7)のセットパルス入力である。このようにして第11
図(第8図の103)のスタート信号検出回路により、タ
イミングクロックが第13図のように受信信号の1ワード
毎に発生するが、これらのクロックは後記変換点パルス
によつて位相補正されるビット同期用クロックおよびフ
レーム同期用クロックから作られる。
第14図はビット同期補正用の変換点パルス抽出過程を示
すタイムチャートである。図中のa)は第8図の97(LP
F)の入力波形で、91(マーク,スペース差動合成回
路)の復調出力を示し、高調波成分が含まれる。b)はこ
のLPFの出力波形で基本波成分のみとなる。b)波形は9
8,99の振幅制限回路と増幅器によつてc)の矩形波に整
形され、更に第8図の微分回路100とゲート回路(G1)101
によつてe)のような変換点パルス1として出力される。
d)はスタートパルスの波形で、マークからスペースに変
化したときに極性が変わり、ゲート回路(G2)106へスタ
ート信号検知を通知する。
第15図は受信の変換点パルスより位相補正してビット同
期用クロックを作成するまでのタイムチャートである。
1)は受信信号、2)は1)の信号の変換点パルス、3)はビッ
ト同期が正しくとれていない場合の繰返しクロック、4)
はビット同期補正が正しく行われた場合の繰返しクロッ
クである。ビット同期が正しい位置にない時は変換点に
追従して△t1だけ位相を補正する。この繰返しクロック
はたとえば伝送速度が100bpsの場合には100Hzとなる。
そして常に受信変換点パルスを監視して△Tの範囲(約
±15%)に変換点パルスに合わせて位相補正を行う。
次に第16図は前に第7図に示したインバンドダイバーシ
チのタイムチャートに対する回路構成例図である。この
回路では第7図で説明したように送信側では伝送帯域内
のたとえばNo.1とNo.3の複数サブチャネルにて同時に
同一データを送信し、受信側では第8図のように復調出
力後のS/N監視回路92,93によつてビット単位で復調
後S/Nの良い方の信号を選出してデータ出力とする。
第16図においてRX1はたとえばNo.1サブチャネルの受信
出力で、161〜163はその信号再生部で第8図の94〜96と
同様であり、RX2はたとえばNo.2サブチャネルの受信出
力で、164〜166はその信号再生部、167〜169は第8図の
ようにして得られるRX1,RX2のS/N信号を差動増幅回
路167に通じてビット単位でどちらのS/Nの方が良い
かを判定して、ゲート回路170にその制御信号を送出す
る回路である。なお161と164は振幅調整用増幅回路、16
2,165,168は95同様のマーク,スペース信号判定のた
めの積分回路、163,166,169は96同様のサンプルトリ
ガ出力回路である。またクロック1,クロック2には10
4〜108の同期タイミング発生回路によつて受信信号より
抽出したクエンチおよびサンプリングのパルスをそれぞ
れ用いる。このようにすればもし一方のサブチャネルの
回線品質が劣化しても他方のサブチャネルの良好なビッ
トを選択できるので、回線の品質を良好に保持すること
ができる。
なお同期回路は第1図(B)のように伝送帯域内の各サブ
チャネル毎に異種のデータを受信する場合にはサブチャ
ネル別に設ける。このような回路構成ではハードウエア
は重くなるが、その反面、混信等によりビット同期また
はフレーム同期がずれて誤字が発生しても、複数サブチ
ャネルのうち1サブチャネルのみがこの状態になるだけ
で他のサブチャネルには影響しないという利点がある。
従つて良いサブチャネルを選択してデータを受信するこ
とができる。
他方第1図(A)のように1対1の通信においては伝送帯
域内の複数サブチャネルのうち1サブチャネルのみの同
期回路を用い、他のサブチャネルはこの同期回路から得
られたタイミングパルスによつてデータをサンプリング
する。この場合にはハードウエアが非常に軽くなり、も
し同期がずれて誤字などが発生したような場合には、受
信側で手動補正をして同期させるかまたは送信側へ再送
要求を出す。1対1通信の場合には1対n通信の場合に
比べてデータ伝送速度も速いのでこのような対策は問題
にならない。
以上のように通信構成によつて伝送帯域内のサブチャネ
ルのデータ伝送方式を変えて固定局と移動局との間のデ
ータ伝送を行えば、迅速かつ確実なデータ伝送が可能で
あり、運用周波数の有効利用にも効果がある。
(発明の効果) 本発明は特に移動速度の速い複数航空機や船舶に対して
デジタル伝送を行う場合に良品質の無線回線を構成する
ことができ、かつ最小設備で実現できるという効果があ
る。また特にHF回線のように時々刻々変化する無線回線
品質に対して従来困難であつたものを大幅に改善し、送
受信設備費用の縮少および伝送効率の改善に大きく貢献
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は1対1および1対nの局間通信システムの構成
図、第2図は通信局の通信装置の構成例図、第3図はサ
ブチャネルの帯域内配列の一例図およびシフト幅変更に
よるエネルギ分布の一例図、第4図は1対1局間のデー
タ伝送方式の説明図、第5図は1対n局間のデータ伝送
のタイムチャートの一例図、第6図は第2図の変調部の
構成例図、第7図はインバンドダイバーシチ方式のデー
タ伝送タイムチャート、第8図は第2図の復調部の構成
例図、第9図は変調信号の周波数対エネルギ分布図、第
10図は第8図の積分器よりDC信号出力を取出すまでのタ
イムチャート、第11図はスタート信号検出回路の構成例
図、第12図はシフトレジスタとメモリの回路構成例図、
第13図は同期信号抽出後のタイムチャート、第14図はビ
ット同期補正用変換点パルス抽出のタイムチャート、第
15図はビット同期用クロック作成のタイムチャート、第
16図はインバンドダイバーシチの回路構成例図である。 01〜0n……端末装置、11〜1n……変復調器、2……分配
合成器、010n……サブチャネルの割当周波数、b
11〜b1n……局呼出信号、D1〜Dn……情報データ、b21
b2n……データ終了信号、61……入力インターフェイ
ス、62……同期信号付加部、63……変調器、64……バッ
ファ、65……クロック発生部、81……増幅器、82〜84…
…BPF、85〜87……増幅器、88〜90……検波器、91……
差動合成回路、92……直流合成回路、93……差動合成回
路、94……増幅器、95……積分器、96……サンプルトリ
ガ出力回路、97〜101……ビット同期抽出部、97……LP
F、98……リミタ、99……増幅器、100……微分回路、10
1……ゲート、102……S/Nスケルチ回路、103……ス
タート検出回路、104〜108……タイミング発生回路、10
4……発振器、105……No.1分周器、106……ゲート、10
7……No.2分周器、108……タイミング発生回路、111…
…半ビット遅延回路、112……スタート信号検出回路、1
13……メモリ、121……シフトレジスタメモリ、122……
バッファメモリ、123……DC出力信号入力、124……シフ
トパルス入力、125……セットパルス入力、161,164…
…増幅器、162,165,168……積分器、163,166,169…
…サンプルトリガ出力回路、170……ゲート。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】短波無線回路の1つの運用搬送波の伝送帯
    域内にそれぞれ周波数偏移変調を行う複数のサブチャネ
    ルが設けられ、1つの特定局が複数の相手局に対して行
    うデータ伝送方法において、 前記複数の相手局のうち送信毎の相手局の数および伝送
    すべき情報量に応じて前記複数のサブチャネルから2つ
    以上のサブチャネルをそれぞれ割り当て、各送信相手局
    に対して、割り当てた該2つ以上のサブチャネルによっ
    て同一データを送信するか、またはサブチャネルの数を
    減らし周波数偏移幅を拡大して送信するようにサブチャ
    ネルを制御することを特徴とする周波数サブチャネル制
    御によるデータ伝送方法。
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