JPH0142176B2 - - Google Patents

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JPH0142176B2
JPH0142176B2 JP59221945A JP22194584A JPH0142176B2 JP H0142176 B2 JPH0142176 B2 JP H0142176B2 JP 59221945 A JP59221945 A JP 59221945A JP 22194584 A JP22194584 A JP 22194584A JP H0142176 B2 JPH0142176 B2 JP H0142176B2
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JP59221945A
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JPS61101134A (ja
Inventor
Kazu Moryama
Mitsuhiko Kitajima
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Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPH0142176B2 publication Critical patent/JPH0142176B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/02Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by diversity reception
    • H04L1/04Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by diversity reception using frequency diversity

Description

【発明の詳細な説明】
(発明の属する分野) 本発明は固定局が複数の運用周波数を用いて、
1対n(nは1以上の整数)局に対する放送形式
にてデータを送信し、これを各移動局が受信する
にはあらかじめ経験的または取決めてある運用周
波数を2系統の受信系、すなわちスペース・偏波
面ダイバーシテイ方式による2組の受信アンテナ
と受信部よりなる2つの受信系にて受信し、各受
信出力のS/N(信号対雑音比)をビツト単位に
検出しながら回線品質の良好な方の受信系の出力
を選択切替えて取出し、受信途中で最適受信周波
数を変更したい場合には、一方の受信系はそのま
まとし他方の受信系の受信周波チヤネルを手動ま
たは自動的に時分割で切替えて最適な受信チヤネ
ルを選択し、以後はその選択チヤネルにもう一方
の受信系も切替えこの間連続に受信できるように
し、それ以後も前記ダイバーシテイ方式にて受信
し、常に良品質の受信が得られるようにしたダイ
バーシテイ受信方式に関するものである。 (従来の技術) 固定局から複数の移動局に対し複数の運用(搬
送)周波数を用いて放送形式でデータを送信する
場合に、従来は受信側ではそのつど時期、時間、
場所などによつて最適とみなした運用周波数およ
びアンテナ等を選定してモニタし良好ならばデー
タの送受信を行つているが、連続して長時間良品
質のデータを受信することは困難であり、しかも
広い地域に移動局が散在する場合には最適運用周
波数は時々刻々変化するので、この対策としての
送信電力の増強、周波数を多数確保すること、送
信機または送信所の増設等は実際問題として難し
く、経費が莫大となる点からも実現が著しく困難
であつた。このため迅速かつ良品質の放送形式の
移動体向けデータ伝送が行われなかつた。 (発明の具体的な目的) 本発明では移動局が地理的にどの位置に散在し
ていても常時は最適周波数さえ選択してあればス
ペース・偏波面入射角ダイバーシテイ受信方式に
よる受信出力のS/Nをビツト単位に常時比較し
て良い方のデータを選択出力できるようにするこ
とを目的としている。このことは特にHF(短波)
回線で発生するフエージング、マルチパス等の雑
音障害抑圧に有効で良品質の回線が確保できるこ
とになる。また移動体が受信する時間および地理
的な移動によつて時々刻々変化する回線品質に対
して、2つの受信系中の一方の受信系で最適周波
数を自動選択した後、この最適周波数に対する前
記ダイバーシテイ受信方式で連続して受信できる
ようにし、1対n局の放送形式の遠距離データ受
信を良品質で行うことを目的としている。 (発明の構成と動作) 第1図は本発明を実施した通信システムの系統
図で、固定局A0は複数移動局A1,A2,……Ao
対して割当てられた運用周波数12,……o
用いてデジタル信号伝送方式にて同時発射し、移
動局はこのうちの最適周波数を選択して受信する
場合を示している。 第2図は第1図中の固定局A0の送信系の構成
図である。図中の21は送信端末で、コンピユー
タ、テレタイプライタなどの端末が使用され、デ
イジタル信号を出力する。22はデイジタル信号
入力から無線回線で伝送するための変調信号を作
成する変調器(MOD)で、特にHF回線のよう
に電離層伝搬による遠距離通信には、搬送波の伝
送周波数帯域内に複数サブチヤネルを配列した周
波数分割多重(FDM:Frequency Division
Multiplex)によるPSK(位相偏移)またはFSK
(周波数偏移)変調方式が適用される。また短波
回線ではサブチヤネル当りのシンボルレートは
100〜150BPSが限度であり、伝送容量を考慮す
るとPSK変調方式が有利であるから、以下には
PSK変調方式を用いたダイバーシテイ受信方式
の場合を説明する。なおPSK変調方式について
は後に詳しく説明するが、サブチヤネルには通常
別々なデータを送る。 23は変調器22よりのPSKアナログ変調信
号の同一データを同時に複数の無線周波数で送信
するための分配器、TX1,TX2,……TXoはHF
用の送信機で、それぞれ専用のアンテナに接続さ
れている。アンテナには通常短波用のコニカル、
インバーテツドコーン、回転ログペリアンテナ等
が使用される。 第3図は第1図の移動局A1,A2,……Aoの受
信装置の構成図で1局分を示す。その詳細な構成
は第8図によつて後に説明するが、各局は2つの
アンテナと2台の受信機RX1,RX2を備えて、2
つのアンテナはある間隔だけ離して設け、入射偏
波面の相異を利用したスペース・偏波面入射角に
よるダイバーシテイ受信方式を採用用する。3
3,34は受信機からの低周波信号を入力して復
調する復調器で2進デジタル信号を出力する。3
5はS/N比較器で、常時復調器間でビツト単位
のS/Nを比較し、S/Nの良い方の復調器出力
のみを切替器36を制御して選択し制御回路37
に出力する。 また受信途中で複数波(1o)のうち良品質
の周波数を選択して受信したい場合は、切替器3
6および制御回路37によつてRX1,RX2の2つ
の受信機のうちたとえばRX1は現在運用している
周波数波をそのまま受信して復調器の一系統
DEM1を用いて出力し、他方RX2は受信周波数チ
ヤネルを時分割(たとえば20〜3ワード分)で逐
次変更し、もう1つの復調器DEM2によつて受信
周波数毎の回線品質をエツクし、最終的には最も
良品質の無線周波チヤネルを決定し、これを連続
してそのチヤネルを受信するというような一部周
波数ダイバーシテイをも採用した方式である。 この場合周波数チヤネルの選択は、S/N比較
器からの回線品質信号を受けて制御部37からの
周波数チヤネル変換信号により、一方の受信機
(前記の例ではRX2)のプリセツトチヤネルを時
分割で逐次変更する。 回線品質の判定は受信周波数のサブチヤネルの
S/Nまたは誤り検出結果にて判定するが、具体
的な回路は第8図によつて後に説明する。また3
8は受信端末装置で、コンピユータ、タイプライ
タ、紙テープパンチヤなどが使用できる。 第4図はHF回線で採用されている変調信号の
スペクトラムの一例図である。伝送帯域Δ(たと
えば3kHz)内に101112,……o-1oの複
数サブチヤネルを配列し、各サブチヤネル毎に
PSK(またはFSKの変調波)を作り出す。 第5図は上記のサブチヤネルの中の1チヤネル
2相PSK変調信号作成時の波形図で、図中の1
は搬送波、2は送信端末21より送信せんとする
デジタル符号で、この例では010110……という2
進符号である。3はPSK変調された波形で、2
の符号が前のビツトと同じなら(たとえば11また
は00)符号の変換点で搬送波の位相は変化しない
が、前のビツト符号が異なるとき(01または10)
は位相はπラジアンだけ進んだり遅れたりする。
3の波形でA、B、C、E各点では位相がπラジ
アン変化し、D点では位相変化がないことを示し
ている。 第6図は受信側のPSK復調器の位相変化θ対
出力電圧Vの特性を示すもので、これによつて
1、0のデジタル信号を検出することができる。 第7図1は4相PSK変調波作成回路の構成例
図である。2相PSKの場合の位相変化は0とπ
であるが、4相PSKの場合にはπ/2刻みで位
相を変化させることを後に説明する。この図中7
1は搬送波発振器、72は信号分配器で入力を2
つに分けて出力し、1つはレベル調整用の減衰器
73へ、1つはπ/2だけ位相を遅らせるπ/2
移相器75に送つて、第7図2に示す位相関係に
あるL1とL2の出力を作り出す。74は端末装か
らのデジタル信号Aに応じて第5図で説明した
0、πの位相変化を作り出す変調器、76は74
と同じくデジタル信号Bに応じて0、πの位相変
化を作り出す位相変調器である。74,76より
の各2相PSK波P1とP2を混合器77で合成する
と4相PSK波が得られる。4相PSK波はこのよ
うに1つのサブチヤネルにA,B各1チヤネルず
つ合計2チヤネルのデジタル信号で変調すること
ができるので、同じサブチヤネルで2相PSKに
比べて2倍の伝送容量を得ることができる。した
がつてFDM(Frequency Division Multiplex)
の4相PSKでは、1チヤネル当りのシンボルレ
ートが75BPSでサブチヤネルの数がたとえば16
の場合の伝送速度は、75BPS×2×16=
2400BPSとなる。 第7図3〜6は端末装置からのAチヤネル、B
チヤネルの入力信号に応じて発生される4相
PSKの変調信号である。たとえば入力信号を Aチヤネル 0101…… Bチヤネル 0011…… のように入力すると、A=0、B=0の場合は第
7図3のように、Aチヤネルの変調波のベクトル
がOP1、Bチヤネルの変調波のベクトルがOP2
なり合成ベクトルはOP01になる。A=1、B=
0の場合は第7図(4)のようにAチヤネルのみが0
→1に変化するので、OP1のみがπだけ位相が進
み合成ベクトルはOP02となる。A=0、B=1
の場合は第7図5のように、Bチヤネルのみぱ0
→1に変化するので、OP2のみがπだけ位相が進
み合成ベクトルはOP03となる。同様にA=1、
B=1の場合は第7図6のように、A、Bチヤネ
ルが共に0→1に変化するのでOP1,OP2が共に
3に対してπだけ位相が進み合成ベクトルは
OP04となる。このようにサブチヤネル1チヤネ
ル当り第7図1のような構成の変調回路を設けて
4相PSK波を作ることをサブチヤネル数だけ行
えば、HF回線による高速通信用の変調器が得ら
れることになる。 第8図は第3図の受信装置に対応する4相
PSK波の受信回路構成例図である。RX1,RX2
は受信機で、通常はこの2台の受信機とアンテナ
によつてスペース・偏波面のダイバーシテイ方式
による受信を行い、ビツト単位にS/Nの判定を
してS/Nの良い方の受信信号を最終出力とす
る。 第8図の81,82は分配器で、各受信機から
の低周波復調信号をサブチヤネル別に分配するた
めの帯域波器群にて構成される。CH1〜
CHn、CH21〜CH2nはサブチヤネル毎の回
路で、各サブチヤネルにはまず遅延検波回路が設
けられる。CH1の85〜89と810はこの部
分で4相PSK波の検波回路を形成している。 いま4相PSK波のサブチヤネルの1チヤネル
当りのPSK波を E=Acos(ωt+φi) ……(1―1) とする。4相の場合には φi=π/2ni+φ0 ……(1―2) ただしniは2つの系統(たとえば第7図のA、
Bチヤネル)のPCM符号のi番目の符号2つの
組合わせによつて決まる4値符号(ni=0、1、
2、3)である。従つて式(1―2)における
φi-1は φi-1=π/2ni-1+φ0 ……(1―3) である。すなわちPSK波Eおよび1符号(1ビ
ツト)分遅延されたPSK波Edは次のようになる。 E=Acos(ωt+π/2ni+φ0) ……(1―4) Ed=Adcos(ωt+π/2ni-1+φ0) (1―5) 第8図の遅延回路87の出力は(1―5)で表わ
され、遅延量はτ=Tとなり1ビツト分である。 さて入力Eを2分しその一方の位相をπ/2遅
延させるとその出力Epは Ep=Asin(ωt+π/2ni+φ0) ……(1―6) となり第8図の85のπ/2移相器の出力の波形
はこの式で表わされる。またEdの波形をπ/4
移相器88でπ/4遅らせるとその出力E′dは E′d=Adcos(ωt+π/2ni-1+φ0−π/4)(1
―7) 次にE′dを2分し、そのそれぞれとEおよびEp
を89,810の乗積回路にそれぞれ入力させ直
流分を取り出す。乗積回路89,810それぞれ
の出力をR1,R2とすれば R1=A・Ad/2sin{π/2(ni−ni-1)+π/4} (1―8) R2=A・Ad/2cos{π/2(ni−ni-1)+π/4} (1―9) となる。ここでni-1、niは4進数(0、1、2、
3)であるから、ni−ni-1は−3、−2、−1、…
…3の値となる。なお86はレベル調整用の減衰
器で、これによる位相変動はない。 ni、ni-1の各値に対するR1,R2を計算すると第
1表のようになる。すなわちこれが遅延検波の場
合の位相と検波出力を表わすものである。ただし
A・Ad/2=√2とする。 さてni−ni-1は4進数であるから、−3、−2、−
1はそれぞれ括弧内に示すように1、2、3と読
み替えることができる。またR1,R2が−1のと
きは1、1のときは0と読み替える。このように
すればR1,R2は0、1の2進符号で表わした遅
延検波後の出力となる。 第8図の811と814は直流増幅器、812
と815は積分器、813と816はサンプリン
グ回路、817は前記2系統の検波出力R1,R2
によるサンプリング出力を830のS/N比較
(切替)回路出力によつて切替え、符号処理器8
3に送出する切替器を示す。第9図は第8図の8
11〜817の各部波形図である。
【表】 第9図において(1)はR1系の乗積回路89の出
力で、Tは1ビツト長とする。(サブチヤネル当
りのシンボルレートが75BPSならT=1/75
13.3msとなる。)2は積分器812の出力であ
り、3と4は水晶発振器826、分周器827、
タイミング(発生)回路828の系で作られたク
エンチパルスとサンプリングパルスである。クエ
ンチパルスは1ビツトずつの積分終了を決定する
クロツクCK1,CK21で、サンプリングパルス
は1、0を判定するためのクロツクCK2,CK2
2である。5は切替器817より取出されたR1
系の最終のデイジタル信号(サンプル信号)で、
切替器817はR1系とR2系のサンプル信号を交
互に出力することになる。(6)は(5)の出力を微分器
821で微分して得られ変換点パルスで、このパ
ルスは826,827,828のタイミング発生
回路系にある切替器A829に送られ、R1,R2
各系のビツト同期を抽出する位相の補正を行う。
この切替器Aには後に説明するビツト単位のS/
N判定によるダイバーシテイ切替を行うS/N切
替回路(COMP)830の出力すなわち受信選
択信号によつて、受信系RX1,RX2よりの変換点
パルス6等をビツト単位に切替えて選択された変
換点パルスをタイミング828に出力して、クロ
ツク従つてビツト同期を補正する。なお微分器8
21は検波出力のデイジタル信号より6のような
ビツト変換点パルスを抽出し、3,4の各クロツ
クの位相補正を常時行うもので、CK1,CK2,
CK21,CK22がこれによつて得られている。 第8図の85〜817で示した遅延検波回路
は、サブチヤネル分だけ同じものをRX1側(CH
1〜CHn)、RX2側(CH21〜CH2n)の両方
に設け、ダイバーシテイ方式にて2系統の受信を
行い、1ビツトずつのS/Nを比較判定し、ビツ
ト単位に品質の良い方のデイジタル信号に切替え
て取り出す。 次に通常の受信時のダイバーシテイ受信におい
てS/N判定によるビツト選択の方法を説明す
る。以上に述べたような伝送帯域内の周波数分割
多重通信の方式では、RX1とRX2の各受信系の
S/Nを判定するのに各サブチヤネルにすべての
S/Nを判定するのが最もよいが、これではS/
N判定回路の構成が複雑になるから、通常は複数
サブチヤネルのうちの1つのチヤネルを選択して
S/Nを判定し全体のS/Nとして用いる。たと
えば第8図ではRX1系はCH1を、RX2系はCH
21をそれぞれ選んで、この両者のS/Nを比較
し良好な方にダイバーシテイ出力を切替える。4
相PSK波のS/N判定を行う場合には、第7図
の3〜6で説明したように符号によつて変調信号
のベクトルがOP01,OP02,OP03,OP04のように
異なるので、S/Nの良い場合には少くとも第1
0図に示すように破線にて囲んだ範囲内が信号成
分のベクトルを表わすものと考え、それ以外は混
信または外来雑音等による雑音成分とする。すな
わちR1,R2の各系の遅延検波出力を位相角θ対
電圧V特性(第6図参照)を利用して第8図の
S/N判定回路818において信号成分と雑音成
分を取出し、これを積分器819で1ビツトずつ
積分し、第9図の2のようなS/N信号の積分出
力を得る。4相PSKの場合にはR1,R2の各S/
N信号を818で合成して積分する。この積分時
間を決定するクエンチパルスCK1、およびS/
N信号レベルを判定するサンプリングパルスCK
2は第9図の3,4と全く同じ位相のクロツクを
使用する。従つてビツト単位毎に同期のとれたク
ロツクとなり、この積分出力をサンプリング回路
820から取り出し、このRX1受信系のS/N判
定積分出力はS/N比較回路である830の一方
の入力となる。RX2受信系も同様にCH21より
得られたS/N判定の積分出力を830のもう一
方の入力とする。S/N比較回路830では2つ
のS/N信号入力よりS/Nの優れた方の受信系
の選定出力を発生し、この信号を切替信号として
切替器831に送ると、切替器831ではその2
つの入力である符号処理器83と84よりの入力
のうち良品質の側のデイジタル信号のみをビツト
単位に選んで出力させるダイバーシテイ処理が行
われる。なお符号処理回路83と84はRX1
RX2の各受信系の各サブチヤネル信号を1ビツト
ずつ並列に入力し、文字同期および誤り訂正等の
処理を行うためのものであり、切替器831への
信号出力は各受信系毎の全サブチヤネルのデータ
信号である。 次に周波数ダイバーシテイ方式を用いた場合の
送、受信について説明する。第11図はこの場合
の送受信タイムチヤートで、1と2は送信側、3
〜10は受信側である。まず送信側の1は送信機
のONAIRの状況を示し、2は送信信号のタイム
チヤートで、1情報(1電文)ずつデータを放送
形式にて02,……oの複数周波で同時同一放
送を行う。2においてSYNCはデータの送出に先
立つて送られる同期信号で、受信相手局とのビツ
ト、文字同期(フレーム同期)を設定するに用い
られ、通常は2n−1(nは2以上の整数)ビツト
よりなるM系列コードで構成される。これに続い
てデータ(DATA1、DATA2……等)を送出
し、最後にデータ終了を示すEND信号を送る。
END信号もM系列コードで構成されることが通
例である。受信側に移つて3はダイバーシテイ受
信状況を示すもので、たとえばA→Cの時間は前
記のスペース偏波面ダイバーシテイ方式で、2つ
の受信系RX1,RX2を用い1o中の任意の1周
波(たとえば3)を選択受信する。(通常はこの
モードで受信する)4は3の内容を示したもの
で、A〜Bは受信した同期信号で、ビツト同期を
受信側に補正しながらB時点で文字同期を設定す
る。それ以後のDATA1′はこのダイバーシテイ
方式で受信したデータである。図のC点より第8
図の832で示した受信制御部(CONT)を手
動(または自動)操作して、たとえばRX2受信系
は従前通り3波のみの受信を行い、RX1受信系は
受信機の受信周波数を1o間またはその間の複
数波を時分割で逐次切替受信し、復調検波処理後
符号処理部83にて誤り検出処理を行つて、どの
周波数が最もビツト誤りが少いかを判定する。こ
の状態は送信側の2中のCHの部分を受信側では
拡大して示している。なお誤り検出符号にはハミ
ング、BCH符号のような誤り検出符号が使用さ
れる。また信号の実効伝送速度を下げることが運
用上許されず符号の冗長度がとれない場合には、
前記のビツト毎のS/N判定方式を用い、周波数
ごとのS/N値を一定時間加算し、S/Nの最良
のものを最適受信周波数とする方法もある。ただ
し前者の方がハードウエアは重くなるが混信や雑
音対策に対しては優れている。 第11図の説明に戻つて、3はC〜Hの間は前
記の最適受信周波数をRX1受信系で選択している
時間T0に相当し、この間5のD〜HではRX2
信系で復調検波後のデータを処理して受信端末装
値へ出力している。6のD〜E期間は第8図83
2の受信制御部で周波数2の受信波に対して行つ
た判定データ、(7)のE〜F期間は4波で、(8)のG
〜H期間はo波でそれぞれ受信判定したデータと
し、これらのうち最も誤りの少なかつた(または
最もS/Nのよかつた)周波数チヤネルを選択し
てRX1,RX2の受信機へチヤネル選択信号を送
り、以後は選択された受信チヤネルによる受信を
行う。9はこの受信周波数の切替を示すタイムチ
ヤートで、AからCまでは周波数3を用い、スペ
ースと偏波面のダイバーシテイ方式でRX1,RX2
の2系統受信を行うが、CからHまでは一方の受
信系は3波によるデータの受信を続け、他方の受
信系は最適の受信周波数の選択を行う。そしてH
より後はその最適周波数(2とする)にRX1
RX2の受信チヤネルを切替えて受信することを表
わしている。(10)はデータ受信の結果を示すもの
で、DATA1′〜DATA3′は送信データをでき
るだけ誤りなく受信した結果である。 以上詳しく説明したように、PSKまたはFSK
変調(ただし本発明はPSKについて示した)を
用い複数周波数で同時に発射されたデータを、通
常はスペース・偏波面のダイバーシテイ方式2系
統で受信し、ビツト単位にそのS/Nを監視して
良い方のチヤネルを選択する。受信途中でその時
の最適周波数を選択して変更したい場合には、ダ
イバーシテイ受信の一系統はそのまま前の周波数
の受信を継続し、他の一系統のみは受信機の受信
周波数チヤネルを時分割で逐次切替えて受信し、
その受信データの誤り検出または受信S/Nの一
定時間加算によつて最適受信周波数を選択決定
し、その後は両系統共その最適周波数に切替えて
ダイバーシテイ受信を続けるというのが本発明の
特徴である。 (発明の効果) 本発明によればサブチヤネル毎にデータを変調
して送信するので、特に移動速度の早い航空機あ
るいは遠距離に散在する船舶を含む移動体が、固
定局より一方的に連続して複数の周波数で送信さ
れるデータを受信する際に、最小の受信設備で良
品質の無線伝送回線を構成することが可能であ
り、また従来より時々刻々通信状態が変化し連続
して良好な受信が困難であつた無線回線の受信を
大幅に改善すること、送受信設備を簡単にするこ
と、伝送効率を改善したこと等は本発明の著しい
効果である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施した通信系統図、第2図
は第1図中の固定局送信系構成例図、第3図は移
動局のダイバーシテイ受信装置構成概要図、第4
図はHF(短波)回線に用いられている変調信号
スペクトラムの一例図、第5図は第4図に示すサ
ブチヤネル中の1チヤネルの2相PSK変調信号
作成時の波形図、第6図はPSK復調器の位相変
化と出力電圧との関係特性図、第7図は4相
PSK変調波作成回路の構成例図とPSK信号発生
の符号と変調ベクトルの関係図、第8図は第3図
の受信装置のさらに詳細な4相PSK波受信回路
構成例図、第9図は第8図の一部の各部分波形
図、第10図は4相PSK受信信号ベクトル図、
第11図は周波数ダイバーシテイ方式の場合の送
受信タイムチヤートである。 A0……固定局、A1〜Ao……移動局、1o
…送信周波数、Δ……占有帯域幅、101o……
サブ周波数、θ……位相、RX……受信機、TX
……送信機、21……送信端末、22……変調
器、23……分配器、33,34……復調器、3
5……S/N比較器、36……開閉回路、37…
…制御回路、38……受信端末、71……搬送波
発振器、72……分配器、73……減衰器、7
4,76……変調器、75……π/2移相器、7
7……混合器、81,82……分配器、83,8
4……符号処理器、85……π/2移相器、86
……減衰器、87……遅延回路、88……π/4
移相器、89,810……乗積回路、811,8
14……直流増幅器、812,815,819…
…積分器、813,816,820……サンプリ
ング回路、817……切替器、818……S/N
合成器、821……微分器、826……水晶発振
器、827……分周器、828……タイミング発
生回路、829……切替器、830……S/N切
替器、831……切替器、832……受信制御
部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 固定局より複数の移動局に対し複数の搬送周
    波数を用い放送形式のデータ伝送のために、固定
    局側では各搬送波の伝送帯域内に複数のサブチヤ
    ネルを配列し、位相偏移(PSK)または周波数
    偏移(FSK)の変調方式にてサブチヤネル毎に
    データを変調して送信した場合、これを受信する
    各移動局では通信に最適な搬送周波数を選択した
    後アンテナ2面と2系統の受信装置による空間差
    と偏波面の相違を利用したスペース・偏波面ダイ
    バーシテイ方式で各受信系統別に各サブチヤネル
    毎の復調検波受信を行い、その複数サブチヤネル
    のうちの選ばれた1チヤネルのS/Nを両受信系
    について比較して、そのS/Nの良い方の受信系
    のデータ出力のみビツト単位に選択して出力デー
    タ信号とし、もし受信途中で最適搬送周波数を設
    定変更する場合は、一方の受信系は今までの周波
    数をそのまま受信し、他方の受信系は前記放送受
    信周波数を逐次時分割で切替えて受信し、復調検
    波後の誤り検出度あるいはS/N加算値の比較に
    よつて最適受信周波数を選択し、以後はその最適
    周波数に2つの受信系を切替えて連続受信するこ
    とを特徴とするダイバーシテイ受信方法。
JP59221945A 1984-10-24 1984-10-24 ダイバ−シテイ受信方法 Granted JPS61101134A (ja)

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