JPH0640618Y2 - ロープ - Google Patents

ロープ

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Publication number
JPH0640618Y2
JPH0640618Y2 JP1989034436U JP3443689U JPH0640618Y2 JP H0640618 Y2 JPH0640618 Y2 JP H0640618Y2 JP 1989034436 U JP1989034436 U JP 1989034436U JP 3443689 U JP3443689 U JP 3443689U JP H0640618 Y2 JPH0640618 Y2 JP H0640618Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rope
stretchable
electric wire
cable
present
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1989034436U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02125994U (ja
Inventor
秀雄 小原
章吾 荒木
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Publication date
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  • Insulated Conductors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、導電線を組み込むことによって、通信機能や
送電機能を持たせたロープに関するものである。
[考案の背景] 高張力繊維紐等を多数本撚合わせてなるロープは、引っ
張り強度が優れていると共に可撓性にも優れていること
から、各種物品の牽引用や吊り下げ用等に汎用されてい
る。
ところで、ロープによって連結されている牽引端と牽引
物品間、あるいは吊り下げ端と吊り下げ物品間におい
て、通信や給電を行う必要が生じることがある。例え
ば、ビル清掃用ゴンドラをロープで吊り下げると共に上
下動させる巻き取り装置を、清掃者がゴンドラより制御
しようとする場合や、対岸とロープで連結され水上や水
底に配置された機械器具を、対岸に設置した牽引装置で
前記機械器具側からの指示により曳航させる場合等が挙
げられる。
このような場合、高張力を考慮して鋼心入りキャブタイ
ヤケーブル等の電気ケーブルを別布設するか、あるいは
ケーブルをロープに捲回添装する方法等が考えられる
が、前者ではケーブルとロープとを別々に巻き取る装置
が必要となり装置が複雑化・大型化するという欠点があ
り、後者ではロープの柔軟性を悪くすると共にロープ巻
き取りドラムの胴径を大きくする必要がある等の不都合
がある。
従って本考案は、ロープ本来の特性を損なうことなく、
且つ牽引・吊り下げ装置等の付随設備を大型化すること
なく、通電機能を具備せしめたロープを提供することを
目的とする。
[考案の構成] 本考案は上記事情に鑑みて提案されたものであり、その
要旨とするところは、多数本の繊維紐を撚合わせてなる
ロープにおいて、伸縮性電線2上に伸縮性シース11を施
してなる伸縮性ケーブル1を中心材として、その上に多
数本の繊維紐3を撚合わせて構成したことを特徴とする
ものである。
[実施例] 以下図面に基づいて本考案の一実施例を詳細に説明す
る。
第1図は本考案に係るロープ4の断面図を示している。
図において、3はナイロン繊維等の高張力繊維を集合し
てなる繊維紐であり、1は三芯の伸縮性電線2及びその
上に被覆される伸縮性シース11からなり、長手方向に伸
長し得る伸縮性ケーブルである。ロープ4は、前記伸縮
性ケーブル1を中心材として、その上に多数本の繊維紐
3が撚合わされて構成されている。通常繊維紐3からな
るロープ4は、長手方向に引張力が加わると伸長するた
め、従ってロープ4内部に組み込まれる電線として伸縮
性を具備するものを用いる必要がある。伸縮性ケーブル
1を中心材として、その上に多数本の繊維紐3を撚合わ
せることにより、伸縮性ケーブル1をロープ4の中心部
付近に位置させることができるので、伸縮性ケーブル1
を外傷から保護することができる。また、伸縮性ケーブ
ル1は多数本の繊維紐3の撚合わせ芯材となるだけで実
質的に伸縮性ケーブル1自身は撚られることはなく、繊
維紐3の撚合わせ締め付け力が加わりにくくなり伸縮性
電線2の圧潰や断線等の問題を回避できる。
本実施例では、三本の伸縮性電線2上に伸縮性シース11
を施してなる伸縮性ケーブル1を用いた場合を例示して
いるが、伸縮性電線2を単芯で用いても、それ以上の多
芯で用いても良く、芯線数は必要に応じて決定される。
伸縮性シース11は、ロープ4の伸長時や屈曲時に伸縮性
電線2に加わる半径方向内向きの緊縮力を緩和させると
共に、隣接する繊維紐3との間の摩擦力が直接伸縮性電
線2に加わるのを防ぐ働きをする。
第2図は、本考案で使用される伸縮性電線2の一例を示
す斜視図である。該電線2は、ウレタン等の伸縮性を有
する復元性ポリマーからなる芯糸21の外周に、銅箔等の
導電性線材22を螺旋状に捲回し、その上にウレタン等の
絶縁被覆23が施されてなっている。このように構成され
た伸縮性電線2は、長手方向に引っ張り力が断続的に加
わっても、芯糸21が伸縮すると共に導電性線材22もそれ
に追随して伸縮することが可能であるため、断線の心配
のない良好な伸縮性を示すものである。通常の電線では
なく、かかる伸縮性電線2を用いれば、ロープ4内へ組
み込んでもロープ4本来の柔軟性を悪化させることはな
い。この他に、伸縮性電線2として各種公知のものを用
いることが可能である。
[効果] 以上説明した通り本考案によれば、各種物品の牽引用、
吊り下げ用等に用いられるロープに伸縮性電線を組み込
んだので、ロープを電気信号や電力の伝送媒体としても
利用することができ、ロープの利用価値を格段と向上さ
せることができる。また、ロープで連結された牽引端と
牽引物品間あるいは吊り下げ端と吊り下げ物品間で通信
や給電を行う必要がある場合でも、別途電気ケーブルを
布設せずとも本考案のロープを用いればこと足り、従っ
てロープの巻き取り装置等を複雑化・大型化する必要も
ない等、優れた実用的効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るロープの一実施例を示す断面図、
第2図は本考案で用いられる伸縮性電線の一例を示す斜
視図である。 1……伸縮性ケーブル、2……伸縮性電線、3……繊維
紐、4……ロープ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数本の繊維紐を撚合わせてなるロープに
    おいて、伸縮性電線2上に伸縮性シース11を施してなる
    伸縮性ケーブル1を中心材として、その上に多数本の繊
    維紐3を撚合わせて構成したことを特徴とするロープ。
JP1989034436U 1989-03-27 1989-03-27 ロープ Expired - Lifetime JPH0640618Y2 (ja)

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JP1989034436U JPH0640618Y2 (ja) 1989-03-27 1989-03-27 ロープ

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Publication Number Publication Date
JPH02125994U JPH02125994U (ja) 1990-10-17
JPH0640618Y2 true JPH0640618Y2 (ja) 1994-10-26

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5146076U (ja) * 1974-10-03 1976-04-05
JPS6322027U (ja) * 1986-07-28 1988-02-13

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02125994U (ja) 1990-10-17

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