JPH0640519B2 - 樹脂中間膜ラミネ−ト・エレクトロ・ルミネッセンスの製造方法 - Google Patents

樹脂中間膜ラミネ−ト・エレクトロ・ルミネッセンスの製造方法

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JPH0640519B2
JPH0640519B2 JP61009457A JP945786A JPH0640519B2 JP H0640519 B2 JPH0640519 B2 JP H0640519B2 JP 61009457 A JP61009457 A JP 61009457A JP 945786 A JP945786 A JP 945786A JP H0640519 B2 JPH0640519 B2 JP H0640519B2
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JP
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resin
intermediate film
light emitting
resin intermediate
glass
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富雄 渡辺
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Fukuvi Chemical Industry Co Ltd
Showa Shell Sekiyu KK
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Fukuvi Chemical Industry Co Ltd
Showa Shell Sekiyu KK
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、樹脂中間膜により発光層を封止することを特
徴とするガラス基板型のエレクトロ・ルミネッセンス
(以下、ELという)に関する。
〔従来の技術〕 ELは交流電場を加えると、電気エネルギーが光エネル
ギーに変換され発光現象を起こすものであるが、消費電
力が少ない、均一な発光面が採れる、一次電池や二次電
池さらには一般商用電源が使用できる、発熱しない、多
様な発光色(グリーン、ブルー、オレンジ、ホワイトな
ど)が得られる、軽量である、デザイン創造性が豊かで
任意のデザインが可能である。等様々な特徴を有し、そ
の応用が注目されている。
因みに、ELの用途を見ると、電卓やデジタル時計、
計器盤、カメラ、情報機器等のバックアップ光源、番
号表示やネーム表示、道標、交通標識、自動車オートバ
イ等のナンバープレイトのような表示照明、室内照
明、街路灯、庭園灯、懐中電灯、携帯用ランプ、内照
明時計灯の屋外照明、非常用階段、手摺、非常灯、工
事用標識、野立看板、インテリア、エクステリア、PO
P(ポイントオブパーチェス)等の広告装飾、ライト
テーブル、ポジ用ライトボックス等の事務用品、その他
広い範囲での利用が考えられるが、従来は、主として上
記のうちや自動車のマスコットライトに僅かに利用さ
れているにすぎない。
ところで、ELは、発光素子が硫化亜鉛(ZnS)であ
るため、吸湿性が高く、空気中で徐々に劣化する。この
欠点は、性能やライフを損なう要因となっており、発光
素子の吸湿を防止するための対策がEL開発の1つの重
要なポイントとなっている。
従来一般に行われているフレキシブルELの封止は、P
CTFE(ポリクロロトリフロスエチレンフイルム)等
により発光層を包み、熱融着またはのり付けをして封止
したものである。
しかし、上記のフレキシブルELは、外包フイルムがプ
ラスチックフイルムであるため、耐湿性が十分でない。
この欠点を改善するためにガラス型ELが考案されてい
る。ガラス型ELの一般的な構造は、第2図に示すよう
に発光層を2枚のガラス板ではさむか、またはガラス板
と金属板等の間にはさみ、周辺を樹脂で封止したもので
ある。
樹脂による封止は、一般には流動性樹脂を2枚のガラス
板の間のEL発光層の周辺部に流し込み、加熱または紫
外線硬化などの方法によって硬化することによって行わ
れる。したがって、封止工程に極めて手間がかかる。
本発明は、上記の問題点を解決するものであって、耐吸
湿の高いガラス基板型ELの簡便な製造法を提供するこ
とを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のガラス基板型のELは、透明電極付ガラス板上
に発光層、絶縁層および背面電極を積層したものに樹脂
中間膜と背面保護膜(ガラス板あるいは金属保護板等)
を重ねて加熱した後、減圧圧着または減圧・加圧圧着し
て製造するものである。
なお、ガラス基板型ELを樹脂中間膜を用いて封止する
方法としては上記の他に第3図に示す方法がある。
これは、ガラス板上に樹脂中間膜を置き、その上に未封
止のフレキシブルELを発光層を下向きにして重ね、更
に樹脂中間膜と背面保護膜(ガラス板または金属保護
板)を重ねて加熱し、減圧圧着または減圧・加圧圧着す
る方法である。
しかし、この方法ではガラス板と発光層の間に樹脂層が
形成され、その厚さを発光面全面で均一にすることが難
しく、発光面に波状の模様が見え美観を損なうという欠
点がある。
〔作用〕
本発明のガラス基板型ELは、透明電極付ガラス板上に
発光層、絶縁層および背面電極を積層したものに樹脂中
間膜と背面保護膜(ガラス板あるいは金属保護板等)を
重ねて加熱し、減圧圧着または減圧・加圧圧着すること
を特徴とするものであり、従来のような樹脂液を用いた
封止方法と比べて効率の良い製造方法を提供できる。し
かも、透明電極付ガラス板と発光層との間に樹脂膜が介
在しないので、波状模様の発生が無く、発光面を滑らか
に仕上げることができる。
〔実施例〕
以下、図面を参照しつつ実施例を説明する。
第1図は本発明に係わる樹脂中間膜ラミネートELの実
施例を示す構造断面図である。図中、1は透明電極付板
ガラス、2は透明電極、3は発光層、4は絶縁層、5は
背面電極、6は樹脂中間膜、7は背面保護膜を示す。
先ず透明電極付ガラス板の電極面に発光層、絶縁層、背
面電極を通常のスクリン印刷法によって積層し、エアオ
ーブンまたは遠赤外線乾燥器によって十分乾燥する。
真空ラミネータの加熱板上にガラスの非積層側を下にし
て置き、この上にガラス板と少なくとも同サイズの樹脂
中間膜(エチレン酢酸ビニルコポリマー(以下「EV
A」と称す)のシート)および背面保護膜(アルミ板の
両面を樹脂でラミネートしたもの)を重ねる。樹脂中間
膜が温度上昇によって軟化・溶融したところで減圧する
ことによって脱泡と圧着が同時に行われる。
従って、従来のフイルムで積層体全体を包み封止するの
ではなく、また第2図のように四辺に溶融樹脂を充填す
る方法とはまったく違うものである。
本発明で使用されるEVAは、特に溶融点が低く、80
℃付近から溶融し、120℃〜130℃程度の温度領域
になると粘度が下がり脱泡がしやすくなり、150℃程
度で架橋が始まりそれからさらに高温になると劣化が始
まる。また、ガラスその他の材料に対する接着性がよ
く、徐々に温度を上げてゆくと、80℃付近から溶融軟
化し、120℃付近では粘度が下がり真空で脱泡、除湿
すると共に機材間を接着する。そして、150℃付近で
一定時間例えば10〜20分程度加工すると架橋が始ま
り硬化(キュアリング)してしまう。この150℃付近
における加工時間によって架橋率が決まる。
このようにEVAを加熱して真空脱泡しながら溶解せし
め、脱泡キュアリングすることによって、比較的簡便に
機材保護層間を接着し、発光素子を密封することができ
る。すなわち、透明電極付ガラス板上の積層体に樹脂中
間膜を重ねる場合には、ペースト状或いは糊状の樹脂を
塗布する場合と違い、透明電極付ガラス板上の積層体と
の間に全く隙間をなくすることは難しい。しかし、本発
明では、このような隙間ができ空気が入ったとしても、
樹脂中間膜が溶融または軟化する温度まで加熱して真空
脱泡するので、溶融または軟化した樹脂中間膜を通して
隙間の空気を抜き出すことができる。
なお、本発明は、種々の変形が可能であり、上記実施例
に限定されるものではない。例えば、第1図に示す例の
透明電極付ガラスの材料として、強化板ガラスに紫外線
透過防止を施したものを使用することができる。また、
背面保護膜としては、アルミ板に限らずガラス板その他
の透湿性の小さい材料を使用することができる。本発明
に係わるELに他の材料、例えば太陽電池モジュール、
液晶モジュール、その他電子材料等を組み込んで一体化
したELとしてもよいことはいうまでもない。
〔発明の効果〕
吸湿性が低く且つ加工性、接着性のよい樹脂中間膜を用
いた本発明による封止方法を採用することによって、簡
便な方法で耐湿性の高いガラス基板型ELを製造するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明に係わる樹脂中間膜ラミネートELの実
施例を示す構造断面図、第2図は従来のガラス型ELの
構造断面図、第3図は未封止のフレキシブルELを樹脂
フイルムによってガラス板に加熱・減圧圧着する比較例
を示す図である。 図中、1は透明電極付板ガラス、2は透明電極、3は発
光層、4は絶縁層、5は背面電極、6は樹脂中間膜、7
は背面保護膜。 10は第1のガラス基板、11は透明電極膜、14は第
2のガラス基板、16は背面電極体、17は誘電体層、
18は蛍光体層、20は封止樹脂。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−17389(JP,A) 特開 昭58−117676(JP,A) 特開 昭58−188093(JP,A) 特開 昭60−143594(JP,A) 特開 昭59−129197(JP,A) 特公 昭45−1574(JP,B1)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明電極付ガラス板上に少なくとも発光層
    と背面電極を積層し、その上にエチレン酢酸ビニルコポ
    リマーよりなる樹脂中間膜および背面保護膜を重ね、樹
    脂中間膜が溶融または軟化する温度まで加熱して真空脱
    泡し、しかる後一定時間で硬化させることにより、樹脂
    中間膜を用いて透明電極付ガラス板上の積層体を封入す
    ることを特徴とする樹脂中間膜ラミネート・エレクトロ
    ルミネッセンスの製造方法。
JP61009457A 1986-01-20 1986-01-20 樹脂中間膜ラミネ−ト・エレクトロ・ルミネッセンスの製造方法 Expired - Lifetime JPH0640519B2 (ja)

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JPS62188197A JPS62188197A (ja) 1987-08-17
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