JPH064044U - 粘着テープの剥がし具 - Google Patents

粘着テープの剥がし具

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JPH064044U
JPH064044U JP4035292U JP4035292U JPH064044U JP H064044 U JPH064044 U JP H064044U JP 4035292 U JP4035292 U JP 4035292U JP 4035292 U JP4035292 U JP 4035292U JP H064044 U JPH064044 U JP H064044U
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JP
Japan
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adhesive tape
tip
piece
blade
blade portion
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Application number
JP4035292U
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English (en)
Inventor
伝蔵 中田
Original Assignee
株式会社エフシー製作所
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 1対の開閉操作可能な挾持片の一方の先端部
に、先端が断面鋭角に尖った断面三角形の差込み刃部を
形成し、他方の挾持片の先端部に、上記刃部の片面に対
向して該面との間に粘着テープ片を挾みうる押さえ部を
形成する。 【効果】 テープ剥がし具を片手に持ち、上記差込み刃
部を被着体に貼られ粘着テープ片の下側に、例えばその
コーナー部において3mm程度差込む。次いで、該テー
プ片を押さえ部で前記刃部の片面との間に挾んでそのま
まめくり上げることにより、粘着テープ片を簡単かつ確
実に、しかも安全に剥離除去することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、粘着テープ片をその貼着対象面から剥がし取るのに使用される用 具、特に例えば写真用フィルム処理用リーダーに貼着された粘着テープ片を、リ ーダーの再使用ために剥離除去するのに用いられる粘着テープ剥がし具に関する 。
【0002】
【従来の技術】
写真用フィルムの現像処理は、該フィルムをリーダーに接続し、該リーダーで フィルムを牽引誘導することによって、現像、定着、水洗の各処理槽に順次導通 させ処理するものとしている。而して、上記リーダー(21)へのフィルム(20) の接続は、図5に示すように粘着テープ片(22)を用いて行っており、処理後に おいては次のプリント作業への移行を迅速に行うために、同図に示すようにフィ ルム(20)の端末部分を鋏(23)で切断してリーダー(21)から分離し、然るの ち、該リーダーに付着残存する粘着テープ片(22)を手指の爪とかナイフ等で剥 がし取り、リーダー(21)を再使用に供するものとしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記のようなリーダー(21)からの粘着テープ片(20)の剥がし取 り作業は、該テープ片が平面状のリーダー(21)面にぴったりと全面が強固に付 着しているため、相当に厄介である。このため例えば爪で掻き取るときは指先を 傷めるおそれがあるだけでなく、粘着テープ片(20)の一部が破れてリーダー( 21)側に残存することも多く、その完全な除去にいささか多くの手間がかかる。 また、ナイフを用いて剥がし取るときは、リーダー(21)の面を損傷するおそれ があり、かつ危険でもある。
【0004】 この考案は、上記のような問題点に鑑み、粘着テープ片を、被着体から簡単に 剥がし取ることのできる専用の便利な用具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案は、上記の目的において、開閉操作可能な1対の帯状挾持片を有し、 一方の挾持片の先端部に、先端にいくにしたがって肉厚が減少した断面三角形を 呈する差込み刃部が形成され、他方の挾持片の先端部に前記差込み刃部の先端よ りやや退入した位置において該刃部の一面に対向して該一面との間に粘着テープ を挾み込む押さえ部が形成されてなることを特徴とする粘着テープの剥がし具を 要旨とする。
【0006】 上記差込み刃部は、押さえ部と反対側の他面側のみを斜面とする片面刃の態様 に形成するものとすることが作業上有利である。
【0007】
【作用】
粘着テープ片の剥がし取りに際しては、差込み刃部を粘着テープ片の下側に僅 かに差込み、次いで押さえ部で粘着テープ片の一部を刃部の片面との間に挾み、 そのまま粘着テープ片を引き剥がす。
【0008】
【実施例】
図1ないし図3に示す実施例において、(1)(2)は手指で開閉操作可能な 1対の挾持片であり、幅7〜15mm程度の帯状金属板からなる。これらの挾持 片(1)(2)は、後端がばね弾性を発現するU字状屈曲部(3)を介して一連 に接続されており、該屈曲部(3)の弾力で常時は両挾持片(1)(2)が開い た開放状態を維持し、手指で押し挾めることにより、先端部間を閉じ合わせうる ものとなされている。両挾持片(1)(2)の背面には、それぞれ合成樹脂製等 の当て片(5)(6)が固着されており、手指での握り作業を行い易くするもの としている。
【0009】 一方の挾持片(1)の先端部は、図3に示すように外側面側が斜面(6a)に形 成されることによって先端に至るに従って肉厚が漸次減少され、先端の尖った断 面三角形の片刃形態の差込み刃部(6)に形成されている。該刃部(6)は先端 、すなわち刃先は鋭利に尖っていると危険であるため、丸めて切れなくしてある 。 他方の挾持片(2)の先端部は、前記差込み刃部(6)の方向に折曲されて おり、端面(7a)が該刃部(6)の片面に、その刃先より僅かに退入した位置に おいて対向した押さえ部(7)により、刃部(6)との間に粘着テープ片(20) を挾み付けうるものとなされている。
【0010】 上記において、粘着テープ片(20)を剥すさいは、図2に示すように差込み刃 部(5)を粘着テープ片(20)のコーナー部においてその下側に例えば3〜5m m程度の深さにおいて差込む。そして両挾持片(1)(2)を閉じ合わせるよう にして、押さえ部(7)の端面(7a)により粘着テープ片(20)の一部を刃部( 6)の片面との間に挾み、そのまま粘着テープ片(20)をリーダー(21)面から 強制的に剥離する。
【0011】 図4に示す他の実施例は、瓜切りの態様に構成したものであり、両挾持片(11 )(12)が後端部において合掌状態に接合され、それらの先端部寄りの位置にて こ用のピン(14)が取付けられている。該ピン(14)は一端が一方の挾持片(11 )に固着され、他端部が他方の挾持片(12)をその厚さ方向に貫通し、その外面 側において該他端部にてこ用のレバー(13)の先端部が枢着されている。従って 、レバー(13)を挾持片(12)側へ揺動させることにより、てこの作用で両挾持 片(11)(12)を閉じ合わせうるものとなされている。
【0012】 その他の構成及び作用は前記図1の実施例の場合と同様であり、相当部分を同 一の符号で示し説明を省略する。
【0013】 なお、上記実施例では、いずれも差込み刃部(6)の刃先を直線状に形成した ものを示したが、山形ないしヘ字状の刃先を有するものに形成しても良い。この 場合、粘着テープ片(20)の直線状の側辺の中間部において刃部(6)を差し込 んで使用するのに好適である。
【0014】 また、この考案に係るテープ剥がし具は、リーダー(21)からの粘着テープ( 20)の剥し取り用に限定されるものではなく、一般の事務用として各種被着体に 貼られた粘着テープの引き剥がし用にも同様に使用しうるものであることは勿論 である。
【0015】
【考案の効果】
この考案によれば、上述のように、差込み刃部(6)を被着体に貼着された粘 着テープ片(20)の周縁の一部にくぐり込ませるようにして差込み、押さえ部( 7)で挾んでめくり上げることにより、簡単な操作で確実に、しかも安全に粘着 テープ片(20)を引き剥がすことができる。従って、例えばリーダー(21)に付 着残存された粘着テープ片(20)の剥離作業を容易かつ迅速に行うことができ、 ひいては現像処理を終ったフィルムをリーダーから分離する際にも、従来のよう に鋏でフィルムを切断する作業を省いて、直接粘着テープ片を剥がし取って迅速 に分離することができ、現像処理からプリント作業に移行する際の作業能率を向 上しうる。
【0016】 また、請求項2のように、差込み刃部(6)を挾持片(1)の片面側のみを斜 面(6a)とする態様で形成するときは、図3の参照によって明らかなように上記 斜面(6a)を被着体面に沿わせながら刃部(6)を粘着テープ片(20)の下側に 差込むことにより、被着体面を傷つけるおそれなく一層容易に上記差込み操作を 行うことができる点で有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第一実施例を示す側面図である。
【図2】図1の剥がし具による粘着テープ片の引き剥が
し作業時の使用態様を示す平面図である。
【図3】同上の要部の拡大断面図である。
【図4】この考案の第2実施例の側面図である。
【符号の説明】
(1)(11)…挾持片 (2)(12)…挾持片 (6)…差込み刃部 (7)…押さえ部 (20)…粘着テープ片

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉操作可能な1対の帯状挾持片を有
    し、一方の挾持片の先端部に、先端にいくにしたがって
    肉厚が減少した断面三角形を呈する差込み刃部が形成さ
    れ、他方の挾持片の先端部に前記差込み刃部の先端より
    やや退入した位置において該刃部の一面に対向して該一
    面との間に粘着テープを挾み込む押さえ部が形成されて
    なることを特徴とする粘着テープの剥がし具。
  2. 【請求項2】 差込み刃部は、押さえ部と反対側の他面
    側のみを斜面とする片面刃の態様に形成されてなる請求
    項1記載の粘着テープの剥がし具。
JP4035292U 1992-06-12 1992-06-12 粘着テープの剥がし具 Pending JPH064044U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60171587U (ja) * 1984-04-25 1985-11-13 水内 謹一 選穀網
JP4600789B1 (ja) * 2010-03-03 2010-12-15 善正 鈴木 シール等剥がし具
JP2015203110A (ja) * 2014-04-14 2015-11-16 株式会社マーキス 剥離紙剥し器

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