JPH0640223A - 空気入りタイヤのビード部構造 - Google Patents

空気入りタイヤのビード部構造

Info

Publication number
JPH0640223A
JPH0640223A JP4196962A JP19696292A JPH0640223A JP H0640223 A JPH0640223 A JP H0640223A JP 4196962 A JP4196962 A JP 4196962A JP 19696292 A JP19696292 A JP 19696292A JP H0640223 A JPH0640223 A JP H0640223A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rim
curved flange
tire
bead
bead portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4196962A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3213062B2 (ja
Inventor
Hiroshi Imai
弘 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP19696292A priority Critical patent/JP3213062B2/ja
Publication of JPH0640223A publication Critical patent/JPH0640223A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3213062B2 publication Critical patent/JP3213062B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Tires In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車輪のユニフォミティを向上させてRFVを
有効に抑制し、併せて、ビード部外面とリムフランジと
の間への異物の侵入を防止してビード部を保護する。 【構成】 タイヤビード部2に、リム3の湾曲フランジ
8と、これに対向するビード部外面との接触に先だっ
て、リム3の隅丸凹部7に密着する膨出ヒール9を設
け、その膨出ヒールのゴム硬度をJIS硬度で65度以上
とし、また、それぞれのビード部2の、湾曲フランジ8
より外周側に位置する部分に環状突条10を設け、タイヤ
1の、リム組み内圧充填姿勢で、環状突条10のピーク部
分の直径D1 を、湾曲フランジ8の最大直径D2 と同一
もしくはそれよりわずかに大きい寸法とするとともに、
環状突条10のピーク部分のタイヤ幅W1 を、それぞれの
湾曲フランジ8の最大距離W2 以上とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、リム組みタイヤ、い
いかえれば車輪の、すぐれたユニフォミティをもたらす
空気入りタイヤ、とくにはそのビード部構造に関し、二
つ割りリム、深底リム、広幅深底リムその他の、JAT
MA等で規格が定められたリム(以下「規格リム」とい
う)に組立てた車輪のユニフォミティの向上を実現し
て、ラジアルランナウト(以下「RRO」という)を低
減し、チジアルフォースバリエーション(以下「RF
V」という)を有効に抑制することに加え、ビード部外
面とリムフランジとの間への石噛み、水の侵入などを阻
止して、ビード部をその損傷から有効に保護するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来は、車輪のRFVの低減を目的とし
て、タイヤそれ自体のRFVをその全周にわたって測定
して、その測定値が最大となった位置を、そのタイヤを
組付ける規格リムの、外周振れの最も小さい位置に一致
させてリム組みを行うことが広く一般に行なわれてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、近年におい
ては、リムの加工精度が大きく向上したことにより、上
述したような手法をもってしても、車輪のRFVを有効
に低減させることができず、むしろ、車輪のRFVの、
最大値と最小値との差が、タイヤのそれ自体のRFVの
同様の差より大きくなってしまうことがしばしばあっ
た。
【0004】これは、加工精度の高いリムに、RROの
良好なタイヤを組付けた場合であっても、車輪としての
RROが小さくならないことを意味するものであり、そ
の原因は、タイヤのリム組みの際における偏心装着にあ
ると考えられている。
【0005】すなわち、従来タイヤでは、それをリム組
みするに際し、図6に例示するように、タイヤ21のビー
ド部22の外面と、リム23の隅丸凹部24から湾曲フランジ
25にわたる部分との間に、比較的大きな閉止間隙26が発
生するとともに、その閉止間隙26の位置および大きさ
が、タイヤ周方向で種々に変化することになり、これが
車輪のRROの悪化の大きな要因であると考えられてい
る。
【0006】そこで、このような閉止間隙26の、タイヤ
周方向での変動を少なくすべく、特開平3−18920
1号公報では、車輪のショルダー部におけるRROを周
上で測定して、その値の大きい個所で、タイヤのビード
部とリムのフランジとの間にスペーサを介装することと
しているが、このことによれは、リム組みおよび内圧充
填操作を反覆することが必要になって作業性が悪いこと
に加え、車輪に大きな外力が作用することによって、タ
イヤとリムとの相対位置が変化して再度の修正が必要に
なるという問題があった。
【0007】この発明は、従来技術の有するかかる問題
点を解決することを課題としてなされたものであり、リ
ムへのタイヤの組付けに当たり、とくには、タイヤビー
ド部と、リムの隅丸凹部との間への隙間の発生を防止す
ることによって、タイヤの同心装着を容易に実現して車
輪のユニフォミティを高め、そのRFVを有効に低減さ
せることができ、併せて、ビード部をその損傷から有効
に保護することができる、空気入りタイヤのビード部構
造を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の、空気入りタ
イヤのビード部構造は、傾斜ビードシートと、この傾斜
ビードシートの幅方向外側に順次に連なる隅丸凹部およ
び、外向きに反曲する湾曲フランジとを具える規格リム
の、前記傾斜ビードシートにタイヤのビード部を緊密に
嵌合させる空気入りタイヤにおいて、前記ビード部に、
リムの湾曲フランジと、これに対向するビード部外面と
の接触に先だって、リムの隅丸凹部に対しその全周にわ
たって密着する膨出ヒールを設け、その膨出ヒールのゴ
ム硬度をJIS硬度で65度以上とし、また、それぞれの
ビード部の、前記湾曲フランジより外周側に位置する部
分に少なくとも一条の環状突条を設け、タイヤのリム組
み内圧充填姿勢で、湾曲フランジに最も近接して位置す
る環状突条のピーク部分の直径を、湾曲フランジの最大
直径と同一もしくはそれよりわずかに大きい寸法とする
とともに、前記環状突条のピーク部分でのタイヤ幅を、
それぞれの湾曲フランジの最大距離以上としたものであ
る。
【0009】以下にこのことを図1に示すところに基づ
いてより具体的に説明する。図中1はタイヤを、2はそ
のビード部をそれぞれ示し、3は、タイヤ1のビード部
2を嵌め合わせる規格リムを示す。また4は、タイヤの
サイドウォール部を、そして5は、ビード部2に埋設し
たビードコアをそれぞれ示す。ここで規格リム3は、た
とえば5°±1°の角度で傾斜する傾斜ビードシート6
と、この傾斜ビードシート6の幅方向外側に連続する隅
丸凹部7と、それのさらに外側に連続して外向きに反曲
する湾曲フランジ8とを具える。
【0010】そしてこの発明では、ビード部2に、リム
3の隅丸凹部7に密着する膨出ヒール9を設ける。この
膨出ヒール9の、タイヤの加硫成形時における膨出量d
は、リム3の、図示のような幅方向断面内で、傾斜ビー
ドシート6を隅丸凹部側へ延長した直線lと、湾曲フラ
ンジ8に接触してリム3の中心軸線に直交する直線mと
の交点Pと対応する、タイヤ設計上予定される基点Qを
通り、そこからタイヤ中心軸線に下した垂線nを基準と
して定められ、ここではその膨出量dを2mm以上とす
る。
【0011】このようなビード部2において、少なくと
も膨出ヒール9の部分は、JIS硬度が65度以上の硬質
ゴムにて形成し、また好ましくは、そのビード部2に埋
設したビードコア5の、ビード部高さ方向のコード積上
げ段数を、ビード部幅方向のコード並列本数と同一もし
くはそれ以上とする。
【0012】さらにここでは、それぞれのビード部2
の、湾曲フランジ8より外周側に位置する部分に、図で
は山形をなす一条の環状突条10を設け、タイヤをリム組
みしてそこへ内圧を充填した状態の下で、その環状突条
10のピーク部分の直径D1 を、湾曲フランジ8の最大直
径D2 と同一もしくはそれよりわずかに大きい寸法、よ
り好ましくは、直径D1 が最大直径D2 の1.00〜1.06倍
の範囲となるよう選択するとともに、その環状突条10の
ピーク部分でのタイヤ幅W1 を、それぞれの湾曲フラン
ジ8の最大離隔距離W2 以上とする。
【0013】なお以上に述べたところにおいて、膨出ヒ
ールを図2(a) に示すように、そこに埋設した輪状芯11
によって補強することもでき、また、図2(b) に示すよ
うな角張った局部突条とすることもできる。ここで輪状
芯11はスチールコード、有機繊維コードなどを用いた非
伸長性の無端バンドとすることが好ましい。
【0014】そしてまた、環状突条は、図3に示すよう
に、尖ったピークを有しない、曲線状横断面形状を有す
るものとすることができる他、図4に示すように、図3
に示す環状突条10のピーク部分を平坦に切除した如き形
状とすることもでき、さらには図5に示すように、二条
の環状突条10を並設することもできる。ところで、図4
および5に示す場合には、環状突条10の、前述したピー
ク部分の直径D1 は、それぞれ、湾曲フランジ8に近接
して位置する側の角部およびピーク部分での直径を意味
するものとする。
【0015】
【作用】一般にタイヤ1には、前述した直線lと直線m
との交点Pからリム中心線までの距離を半径とする円の
直径で定義されるリム径Dに対して適切な締め代がビー
ド部2に付与されている。
【0016】このようなビード部2を具えるタイヤ1
の、リム上への配設は、それぞれのビード部2につき、
規格リム3の湾曲フランジ8の周りでそれを部分的に順
次に乗り越えさせることによって行われ、その後に続く
タイヤ1の組付けは、そのタイヤ内へ、規定内圧に達す
るまで内圧を充填して、タイヤビード部2を傾斜ビード
シート6に沿って、ビード部外面が湾曲フランジ8に接
触するまで外側方向へ押し進めることにより行なわれ
る。
【0017】このリム組みの進行状況を、図6に示す従
来タイヤについてみるに、ビード部22は、それが傾斜ビ
ードシート上を外側方向へ移動するにつれて緊締嵌合度
合いが高まることになるが、その移動の妨げとなるビー
ド部22の摩擦抵抗は、その全周にわたって必ずしも均一
とはならないので、ビード部外面の多くの部分は、はじ
めに、リム23の湾曲フランジ25に接触することになり、
この接触状態は、ビード部外面の周方向位置によって相
違することになる。そして、このような接触状態が一旦
発生すると、ビード部外面とリム23との間の閉止間隙26
に封じ込められた空気が、ビード部22の、傾斜ビードシ
ートに沿うそれ以上の外側方向移動を、それの圧力増加
によって制限するので、その閉止間隙26の半径方向位
置、大きさなどがタイヤの周方向位置によって相違する
ことに起因して、タイヤそれ自体が十分なユニフォミテ
ィをもって加硫成形されていても、車輪としてのRRO
が大きくなり、結果としてRFVが大きくなる。
【0018】これに対し、この発明によれば、上述した
ようなリム組みの進行に際し、はじめに、膨出ヒール9
がリム3の隅丸凹部7に密着し、次いで、その膨出ヒー
ル9の圧縮変形下でビード部外面が湾曲フランジ8に接
触することになるので、ビード部外面とリムとの間の、
前述したような閉止間隙26の発生が十分に防止されて、
タイヤ1の中心軸線は、規格リム3の中心軸線に容易
に、かつ高い精度をもって整合することになり、それ故
に、車体のRROを低減してRFVを有効に抑制するこ
とができる。
【0019】ここで、膨出ヒール9の膨出量dは、前述
したような閉止間隙26を埋め込むに十分な寸法とし、通
常の乗用車用タイヤにおいては、2mm〜4mmの範囲とす
ることが好ましい。
【0020】またビード部2は、少なくとも膨出ヒール
9において、ゴム硬度をJIS硬度で65度以上とするこ
とにより、膨出ヒール9、ひいてはビード部2を隅丸凹
部7に、強固に嵌め込み固定することができ、また、そ
の膨出ヒール9の隅丸凹部7に対する全周での均等接触
を有利に導くことができるが、その硬度は、硬すぎると
リムとタイヤとの間のコンプレッション量が確保でき
ず、空気性に問題が生ずるため、80度までとすることが
好ましい。
【0021】ところで、ビード部2に埋設するビードコ
ア5のコード本数は、そのビードコア5の横断面積その
他との関連において自ずと制限されることになるが、コ
ード本数が一定の場合には、ビード部2の高さ方向の積
み上げ段数を、ビード部幅方向のコード並列本数と同一
もしくはそれ以上とすることにより、ビード部外面と、
隅丸凹部7から湾曲フランジ8にかけての部分との高圧
接触領域を広げて、車輪のRROの一層の低減をもたら
すとともに、RFVのより長期にわたる抑制を可能なら
しめることができる。
【0022】なお、図6に示すような従来タイヤでは、
ビード部22の、サイドウォール部に近接した部分が、湾
曲フランジ25に高い圧力で接触することから、ビード部
22と湾曲フランジ25との間への、石、泥、水などの異物
の侵入が阻止されることになるところ、この発明の前述
した構成によれば、膨出ヒール9が隅丸凹部7にとくに
強く接触することになるため、ビード部2の、サイドウ
ォール部4への近接部分と湾曲フランジ8との接触面圧
が低下して、その湾曲フランジ8とビード部2との間に
異物が侵入するおそれがあり、その異物がビード部2に
損傷を与えるおそれがある。
【0023】そこでここでは、ビード部2の、湾曲フラ
ンジ8より外周側に位置する環状突条10をもって、ビー
ド部2と湾曲フランジ8との間への異物の侵入を防止す
る。この環状突条10では、タイヤ1のリム3への組付け
を容易ならしめるためには、タイヤのリム組みおよび内
圧充填の終了状態において、それのピーク部分の直径D
1 を、湾曲フランジ8の最大直径D2 以上の寸法とする
ことが必要であり、また、異物の侵入を有効に防止する
ためには、これも同様の内圧充填状態で、環状突条10の
ピーク部分でのタイヤ幅W1 を、それぞれの湾曲フラン
ジ8の最大離間距離W2 以上とすることが必要である。
またここで、異物の侵入を一層効果的に防止するために
は、ピーク部分の直径D1 を、湾曲フランジ8の最大直
径D2 の1.06倍以下とすることが好ましい。
【0024】
【実施例】以下に、膨出ヒールの膨出量、膨出ヒールの
ゴム硬度、環状突条のピーク部分の直径および、そのピ
ーク部分でのタイヤ幅が、車輪のRRO(mm)、RFV
(kgf)、異物の侵入などに与える影響について述べる。
【0025】タイヤ種を乗用車用チューブレスタイヤと
し、そのサイズを205 /65 R 15とするとともに、適
用リムを15×6JJとした車輪において、膨出ヒール9
のゴム硬度を70度とし、環状突条10のピーク部分直径D
1 を、湾曲フランジ最大直径D2 の1.02倍とするととも
に、ピーク部分タイヤ幅W1 を湾曲フランジ最大距離W
2 と同一として、膨出ヒール10の膨出量dを0mm〜4mm
の範囲で変化させた場合には、RROおよびRFVのそ
れぞれは表1に示す通りとなった。
【0026】
【表1】
【0027】表1によれば、RROおよびRFVとも
に、膨出量dを2.0 mm以上とすることによって顕著に改
善されることが解る。
【0028】また、上述したところにおいて、膨出量d
を2.0 mm、ピーク部分直径D1 を1.02D2 とするととも
に、ピーク部分タイヤ幅W1 を湾曲フランジ最大距離W
2と同一とし、膨出ヒール10のゴム硬度を55度〜80度の
範囲で変化させた場合にはRROおよびRFVは表2に
示す値となった。
【0029】
【表2】
【0030】これによれば、65度以上のゴム硬度におい
て、RROおよびRFVがとくに低減されることが明ら
かである。
【0031】そして、膨出量dを2.0 mm、膨出ヒール10
のゴム硬度を70度、ピーク部分直径D1 を1.02D2
し、ピーク部分タイヤ幅W1 と湾曲フランジ最大距離W
2 との差(W1 −W2 )を、0mm、±2mm、+4mmに変
化させたときの、RRO,RFVおよび、異物の侵入状
況は表3に示す通りとなった。
【0032】
【表3】
【0033】この場合、リム組み車輪のユニフォミティ
にはほとんど変化はないが、4万kmの実車走行を行なっ
た後、リムを外して、湾曲フランジ8およびビード部2
のそれぞれを観察したところ、W1 <W2 では異物の侵
入が認められたが、W1 ≧W 2 では異物の侵入がなかっ
た。
【0034】さらに、膨出量dを2.0 mm、膨出ヒール10
のゴム硬度を70度、ピーク部分タイヤ幅W1 と湾曲フラ
ンジ最大幅W2 との差(W1 −W2 )を2.0 mmとし、ピ
ーク部分直径D1 を、0.98D2, 1.02 D2, 1.06 D2
よび1.08D2 に変化させたときの、RRO,RFVおよ
び、異物の侵入状況は表4に示す通りとなった。
【0035】
【表4】
【0036】この場合、D1 <D2 ではリム組みが困難
になることに加えて、車輪のユニフォミティが低下する
ことになり、一方、D1 >1.08D2 では、前述の場合と
同様に観察した結果、異物の侵入が認められた。
【0037】
【発明の効果】この発明によれば、リムの形状に変更を
加えない慣用のものを用い、リム組み操作にも格別な考
慮を払う必要もなく、膨出ヒールの、隅丸凹部への的確
な着座が行われるので、リム組みした車輪のRROを小
さくして、RFVを有効に抑制することができる。
【0038】しかもここでは、膨出ヒールのJIS硬度
を65度以上とすることによって、その膨出ヒールを隅丸
凹部に、より均等に固定して、RFVを一層有効に抑制
することができ、また、膨出ヒールを、一定の位置に長
期にわたって強固に維持固定することができる。
【0039】そしてさらには、環状突条のピーク部分の
直径および、そのピーク部分でのタイヤ幅のそれぞれ
を、リム寸法との関連において特定することにより、タ
イヤのリム組みを容易ならしめてなお、ビード部と湾曲
フランジとの間への異物の侵入を十分に防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例をリム組み前後の態様で示す
説明図である。
【図2】膨出ヒールの他の例を示す部分断面図である。
【図3】環状突条の他の例を示す部分断面図である。
【図4】環状突条のさらに他の例を示す部分断面図であ
る。
【図5】二条の環状突条を設けた例を示す部分断面図で
ある。
【図6】従来タイヤのリム組み状態を示す部分断面図で
ある。
【符号の説明】
1 タイヤ 2 ビード部 3 リム 4 サイドウォール部 5 ビードコア 6 傾斜ビードシート 7 隅丸凹部 8 湾曲フランジ 9 膨出ヒール 10 環状突条 d 膨出量 D1 ピーク部分直径 D2 湾曲フランジ最大直径 W1 ピーク部分タイヤ幅 W2 湾曲フランジ最大距離

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傾斜ビードシートと、この傾斜ビードシ
    ートの幅方向外側に順次に連なる隅丸凹部および、外向
    きに反曲する湾曲フランジとを具える規格リムの、前記
    傾斜ビードシートにタイヤのビード部を緊密に嵌合させ
    る空気入りタイヤにおいて、 前記ビード部に、リムの湾曲フランジと、これに対向す
    るビード部外面との接触に先だって、リムの隅丸凹部に
    対しその全周にわたって密着する膨出ヒールを設け、そ
    の膨出ヒールのゴム硬度をJIS硬度で65度以上とし、 また、それぞれのビード部の、前記湾曲フランジより外
    周側に位置する部分に少なくとも一条の環状突条を設
    け、タイヤのリム組み内圧充填姿勢で、湾曲フランジに
    最も近接して位置する環状突条のピーク部分の直径を、
    湾曲フランジの最大直径と同一もしくはそれよりわずか
    に大きい寸法とするとともに、前記環状突条のピーク部
    分でのタイヤ幅を、それぞれの湾曲フランジの最大距離
    以上としてなる空気入りタイヤのビード部構造。
JP19696292A 1992-07-23 1992-07-23 タイヤ−リム組立体 Expired - Fee Related JP3213062B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19696292A JP3213062B2 (ja) 1992-07-23 1992-07-23 タイヤ−リム組立体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19696292A JP3213062B2 (ja) 1992-07-23 1992-07-23 タイヤ−リム組立体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0640223A true JPH0640223A (ja) 1994-02-15
JP3213062B2 JP3213062B2 (ja) 2001-09-25

Family

ID=16366546

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19696292A Expired - Fee Related JP3213062B2 (ja) 1992-07-23 1992-07-23 タイヤ−リム組立体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3213062B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004359042A (ja) * 2003-06-03 2004-12-24 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 非対称フランジ形状のリムに装着しうる乗車用空気入りタイヤ
JP2007283779A (ja) * 2006-04-12 2007-11-01 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤ
JP2014083994A (ja) * 2012-10-24 2014-05-12 Bridgestone Corp 空気入りタイヤ
JP2020185869A (ja) * 2019-05-14 2020-11-19 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004359042A (ja) * 2003-06-03 2004-12-24 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 非対称フランジ形状のリムに装着しうる乗車用空気入りタイヤ
JP2007283779A (ja) * 2006-04-12 2007-11-01 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤ
JP2014083994A (ja) * 2012-10-24 2014-05-12 Bridgestone Corp 空気入りタイヤ
US9809064B2 (en) 2012-10-24 2017-11-07 Bridgestone Corporation Pneumatic tire
JP2020185869A (ja) * 2019-05-14 2020-11-19 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ

Also Published As

Publication number Publication date
JP3213062B2 (ja) 2001-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3905579B2 (ja) 予備加硫タイヤトレッド及びその製造方法
JPH0237003A (ja) 重荷重用チユーブレスタイヤ
JP3213127B2 (ja) 燃費にすぐれる空気入りラジアルタイヤ
JPH1034766A (ja) 空気入りタイヤ及びそのタイヤ成形用金型
JPH0640223A (ja) 空気入りタイヤのビード部構造
EP1894749B1 (en) Pneumatic tire
AU639120B2 (en) A tread for truck tires
JP3184314B2 (ja) タイヤ−リム組立体
JPS62225406A (ja) 空気入りラジアルタイヤ
US4078597A (en) Tire and wheel assemblies
JP3247512B2 (ja) 空気入りラジアルタイヤ
US20210094354A1 (en) Assembly for a Tire
JPH08216633A (ja) タイヤのビード部構造及びタイヤ製造方法
JP3210421B2 (ja) 空気入りラジアルタイヤの製造方法
JP3213133B2 (ja) 車輪ユニフォミティに優れる空気入りタイヤ
CA1210311A (en) High compression beads for tires
JP2001253216A (ja) 空気入りタイヤのビード部構造
JP3247510B2 (ja) 空気入りラジアルタイヤ
JP3222606B2 (ja) 空気入りラジアルタイヤ
JP4262965B2 (ja) 空気入りタイヤの製造方法
JP3051456B2 (ja) 空気入りラジアルタイヤの更生方法
JP3184374B2 (ja) タイヤ−リム組立体
JP3300494B2 (ja) 車輪ユニフォミティに優れる空気入りタイヤ
US20200338927A1 (en) Tire Element
JP3213061B2 (ja) タイヤ−リム組立体

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080719

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080719

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090719

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees