JPH0640139Y2 - 断熱構造を有する運搬容器等の屈曲隅部構造 - Google Patents

断熱構造を有する運搬容器等の屈曲隅部構造

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JPH0640139Y2
JPH0640139Y2 JP1150290U JP1150290U JPH0640139Y2 JP H0640139 Y2 JPH0640139 Y2 JP H0640139Y2 JP 1150290 U JP1150290 U JP 1150290U JP 1150290 U JP1150290 U JP 1150290U JP H0640139 Y2 JPH0640139 Y2 JP H0640139Y2
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研二 深島
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は内板と外板との間に断熱材が充填されたいわゆ
るサンドイッチパネルによる断熱構造の運搬容器の天井
と側壁間の交叉隅部(第7図矢印X部)、あるいは断面
L型屋根をもった側部開閉式ウイング車両における屋根
の屈曲部(第8図矢印X部)の構造(以下総称して運搬
容器等の屈曲隅部構造という)に関するものである。
(従来技術) 例えば従来のL型屋根の屈曲隅部は第5図と第6図に示
すように一枚のサンドイッチパネルAの所定位置で外板
aのみを残してV型カット部bを設け、このV型カット
部bを内側にして略直角に折り曲げ、天井cと側壁dを
構成した。そして相隣接する内板e,e間にアングルfを
当てがいリベットgで固定して補強していた。
このように構成されているL型屋根の製作に際しては、 1)長尺のサンドイッチパネルAのV型カット部bの形
成作業が難かしく、きれいな仕上げが出来ないこと、 2)V型カット部bの折り曲げ時にV型カット部bで露
出する断熱材が変形し、あるいはこれがつぶれてV型カ
ット面が折り曲げ時の角度設定の為のゲージ的役割をは
たさず、正しく直角に曲げることができないこと、ある
いは折り曲げ時にV型カット部bの先端部分が開放側に
ふくらむので曲げ線が直線状に出にくい、等の欠点があ
った。
(考案により解決しようとする課題) 本考案は従来技術の欠点を改良し、1枚物のサンドイッ
チパネルの屈曲部の加工を容易化すると共に、相隣接す
る2辺(天井と側壁等)の直角度を正確に出すことが可
能で、かつ仕上りもよく、さらには強度的にも優れた隅
部構造を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 運搬容器等の天井部と側壁部とを1枚のサンドイッチパ
ネルを屈曲させて構成する構造において、前記サンドイ
ッチパネルを隅部材を介して折曲げ、該隅部材に固定す
る構造であって、前記サンドイッチパネルは平板状態
で、外板のみを残して矩形状の切欠部を形成され、又前
記隅部材はその断面形状が直交辺と各直交辺の外側端を
結ぶ円弧部と、前記円弧部と対する側に突出した直交す
るフランジ部からなり、前記サンドイッチパネルの切欠
部に残された外板を隅部材の円弧部に沿ってわん曲させ
たのち直交辺の内側に突出するフランジ部に対し固定す
るようにした。
(実施例) 本考案は運搬容器等の屈曲隅部構造に関するものである
が、以下第8図に示す側部開放式ウイング車両における
L型屋根部の屈曲隅部構造(第8図矢印X)を例にとり
説明する。
第1図で1はサンドイッチパネルAよりなる天井、2は
同じく側壁、3は隅部材である。天井1と側壁2は1枚
の長尺サンドイッチパネルAよりなるが、隅部材3の部
分は第3図の如く外板4のみを残して内板5と断熱材6
は切欠かれ除かれている。
隅部材3(第2図)は押出型材製で断面形状で見た場
合、十字形に直交辺3aと3b及び直交辺3a,3bの外側端間
を結ぶ円弧部3cとからなっている。
直交辺3aと3bの前記円弧部3cと対向する側にはフランジ
部3a′と3b′が夫々突出し、これらの上にサンドイッチ
パネルAの内板5が載置され固定される。したがって、
直交辺3a,3bのフランジ部3a′,3b′より上部の寸法t
(第2図)はサンドイッチパネルAの厚さt′(第3
図)に略等しくなっている。
サンドイッチパネルAの内板5と断熱材6を切欠いた矩
形状の切欠部7の長さL(第3図)は隅部材3の円弧部
3cの長さL′(第2図)より若干長目になっている。
(隅部材3を使用して屈曲隅部を構成する順序) 1)第4図の如く隅部材3の円弧部3cと、直交辺3a,3b
の外表面、又はサンドイッチパネルの切欠部7の内周面
の両方又はいずれか一方に接着剤8を塗布しておく。
2)サンドイッチパネルAの切欠部7の一方の壁面に隅
部材3の片方の直交辺3aを接着し、リベット8で固着す
る。
3)隅部材3の円弧部3cに沿わせてサンドイッチパネル
Aの外板4を曲げる(第4図矢印Y)。即ち隅部材3の
円弧部3cを外板4の折り曲げ時のゲージとして使用す
る。
4)隅部材3を介し直角に折り曲げられた側のサンドイ
ッチパネルAの内板5を隅部材3のフランジ部3a′にリ
ベット9で固着する・・・完成。
(効果) 1)サンドイッチパネルAの切欠部7を予め矩形状にカ
ットするので、カット部成形加工が容易である。
2)隅部材の円弧部をサンドイッチパネルAの外板折曲
時の折り曲げ用ゲージとして使用できるので、折り曲げ
作業が容易で仕上げ精度もよくなる。
3)隅部材の直交辺間の角度によって天井と側壁の曲げ
角度を規制できるので、直角の場合以外でも任意の角度
にすることができる。
4)隅部材の円弧部の形状を円弧に限らず、任意形状に
選択できるので、屈曲隅部の稜線を意匠的に種々変化さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る屈曲隅部構造の断面図。 第2図は隅部材の斜視図。 第3図はサンドイッチパネルの切欠部の形状を示す。 第4図は隅部材に切欠部の一面を接着した状態を示す。 第5図は公知の隅部処理構造におけるサンドイッチパネ
ルの切欠部を示す。 第6図は同じく折曲げて固定した完成状態を示す。 第7図は公知バン型車両を後部から見た図。 第8図は公知ウイング車を後部から見た図。 図において; A……サンドイッチパネル 1……天井、2……側壁 3……隅部材、3a,3b……直交辺 3a′,3b′……(直交辺の内方へ突した)フランジ部 3c……円弧部、4……外板 5……内板、6……断熱材 7……切欠部、8……接着材 9……リベット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】運搬容器等の天井部と側壁部とを1枚のサ
    ンドイッチパネル(A)を屈曲させて構成する構造にお
    いて、前記サンドイッチパネル(A)を隅部材(3)を
    介して折曲げ、該隅部材に固定する構造であって、前記
    サンドイッチパネル(A)は平板状態で、外板(4)の
    みを残して矩形状の切欠部(7)を形成され、又前記隅
    部材(3)はその断面形状が直交辺(3a,3b)と各直交
    辺(3a,3b)の外側端を結ぶ円弧部(3c)と前記円弧部
    (3c)と対向する側に突出した直交するフランジ部(3
    a′,3b′)とからなり、前記サンドイッチパネル(A)
    の切欠部(7)の外板(4)を隅部材(3)の円弧部
    (3c)に沿ってわん曲させたのち、サンドイッチパネル
    (A)の内板(5)を直交辺の内側に突出したフランン
    ジ部に対し固定することを特徴とする断熱構造を有する
    運搬容器等の屈曲隅部構造。
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