JPH0640119U - 壁パネルの組付け構造 - Google Patents

壁パネルの組付け構造

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JPH0640119U
JPH0640119U JP8161992U JP8161992U JPH0640119U JP H0640119 U JPH0640119 U JP H0640119U JP 8161992 U JP8161992 U JP 8161992U JP 8161992 U JP8161992 U JP 8161992U JP H0640119 U JPH0640119 U JP H0640119U
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wall panels
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パネル工法における壁パネルの相互の連結の
ために施される加工をより簡単な作業としかつ壁パネル
内への埋木などの他の部材の設置を不要とすること。 【構成】 結合すべき壁パネル101の木口面101a
に、該壁パネル101とほぼ同様の厚さと結合金具を取
り付けるための凹部14を形成可能な幅の両側面21
a,21bとを有する結合材20を固定した。この結合
材20には予め所定箇所に前記凹部14が形成されてお
り、該結合材20に対し連結すべき他の壁パネル10
2,103をそれらの木口面102a,103aで連結
できるようにした。これにより、壁パネル100が大型
であるため面倒であった凹部14の形成作業を小型の結
合材20及び連結すべき壁パネルの木口面のみに対して
行えば良いこととなり、その作業の簡略化が達成され
る。また、結合材20自体に凹部14が形成されるの
で、壁パネル100の芯材16の内側に埋木などを補助
部材として設置する必要もなくなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、いわゆるパネル工法における建築用壁パネルをT字状に連結する場 合の壁パネル組付け構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
いわゆるパネル工法においては、壁パネルを複数連結結合することにより壁部 が構築される。そのため、結合される壁パネルにはそれぞれ連結するための構造 が付加されている。
【0003】 特に、T字状に連結される壁パネルにおいては、それぞれの壁パネルを連結す るために、壁パネルの表面もしくは裏面の縁部または木口面に相互の連結のため の結合金具を取り付けるようにしている。この結合金具は、壁パネルに形成した 凹部内に設置され、結合金具相互を連結させた際に壁パネル相互が面接触し得る ように構成されている。
【0004】 従って、壁パネルの表面もしくは裏面の縁部または木口面のいずれかまたはそ れら全てに結合金具を設置するための凹部を形成する作業が行われている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、壁パネルへの凹部の形成は、カッターなどを備えた加工機械を 用いる必要があるが、このような加工機械は比較的大掛りなものであるため、簡 単な移動動作を行うことができない。
【0006】 従って、図4(A)に示したように凹部を形成すべき壁パネル100に対し表 面側、裏面側及び木口面側にそれぞれ1台ずつ3台の加工機械12を設置するこ とが必要となる。また、同図(B)に示したように1台の加工機械12を用いる 場合には、壁パネル100を三方向に位置変えするという面倒な作業が必要とな る。
【0007】 さらに、上記図(A)に示されているように、壁パネル100の表面側または 裏面側に凹部14を形成する場合、その凹部14の幅が壁パネル100の芯材1 6の厚さよりも広くなる場合があることから、芯材16の内側に埋木18を固着 しなければならない。このような埋木18の設置は、壁パネル10の製造の簡略 化にとって好ましくないものとなっている。
【0008】 本考案は、上記種々の問題点を解決することを課題としてなされたものであり 、その目的は壁パネルの連結のために用いられる凹部の形成作業をより簡単なも のとし、かつ壁パネル内に枠体以外の埋木などを設置する必要のない壁パネルの 連結構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案に係る壁パネルの連結構造は、 方形の枠状に組まれた所定厚さを有する芯材の表・裏面にボードを固着して形 成した壁パネルを建築物の構築のため床部上に複数立設し、かつ各壁パネル同士 を雌雄構造の結合金具にてT字状に連結する壁パネル組付け構造において、 壁パネル相互の結合部は、 第1の壁パネルの木口面には、壁パネルと同じ厚さを有し、壁パネルの厚さの 半分の幅を有する結合材を固着し、 前記第1の壁パネルの前記ボード固着面側であるパネル面および前記結合材の 側面に、第2の壁パネルの木口面をその厚さ方向の略中心位置を前記パネル面の 端縁に位置させて当接させ、前記結合材と対応位置の前記第2の壁パネルの木口 面とを前記雌雄構造の結合金具を介して連結し、 前記結合材の、前記第1の壁パネルとの固着面に対向する面と第3の壁パネル の木口面とを前記雌雄構造の結合金具を介して連結することを特徴としている。
【0010】
【作用】 上記構成の壁パネルの組付け構造によれば、壁パネルをT字状に連結するための 結合金具を固定する凹部が、結合材に形成されている。この結合材は、壁パネル と同様の厚さでかつ上記凹部を形成可能な幅の両側面を有していながらも、比較 的小さな部材であることから、加工機械による凹部の形成作業が、極めて簡単に なる。
【0011】 また、この結合材を壁パネルの木口面に固定すると、壁パネルはその結合材の 分だけ伸長した構成となる。そして、固定された結合材の前記凹部を用いて結合 金具の取付を行うことができる。
【0012】 従って、T字状に交わる方向の他の壁パネルとの連結は、この結合材の凹部に 取り付けられた結合金具によって行うことができるので壁パネルの表面または裏 面の縁部に凹部を形成する必要がなくなり、壁パネルの枠体の内側に埋木等を設 置する必要性も解消される。
【0013】
【実施例】
以下図面に基づいて本考案の実施例について詳細に説明する。
【0014】 図1は3つの壁パネル100を本考案に係る壁パネル組付け構造によってT字 状に連結する実施例を示している。
【0015】 図示のように、壁パネル101の木口面101aには、結合材20が固定され る。この結合材20の固定は、釘などを用いて壁パネル101の芯材16に対し て行われる。結合材20は、その両側面21a,21bに壁パネル100の表裏 面に施されたボード22と同様のボード22が取り付けられて構成されている。 そして、結合材20の厚さは壁パネル100の厚さとほぼ同様の厚さになってい る。
【0016】 また、結合材20の一方の側面21b及び壁パネル103の木口面103aへ の固着面23にはそれぞれ凹部14が形成されている。このように、結合金具( 図示せず)を設置するための凹部14は、壁パネル100に比べて非常に小さく かつ軽量の結合材20に設けられる。従って、結合材20の取扱性が極めて良好 であることから1つの加工機械を固定設置した状態で非常に簡単な作業によって 行うことができる。
【0017】 そして、同図(B)に示したように、この結合材20を壁パネル101の木口 面101aに固定する。この段階で、凹部14への結合金具の設置作業を行って も良いが、結合材20の壁パネル101への取付前に結合金具の取付作業を行う ことも可能である。
【0018】 次に、壁パネル102及び103の連結作業が行われるが、各壁パネル102 及び103の木口面102a,103aには、それぞれ結合材20に設けられた 凹部14に対向する位置に凹部14が形成されている。従って、結合材20に取 り付けられた雄型または雌型の結合金具に対し各壁パネル102及び103に設 けられた雌型または雄型の結合金具が結合され3つの壁パネルのT字状の連結が 行われる。
【0019】 このように、結合材20の両側面21a,21bの幅Wは、少なくとも凹部1 4を形成可能な幅を有していれば足りるので、非常に小型の構成とすることが可 能である。さらに、結合材20に凹部14が形成されるので、壁パネル100の 表裏面縁部に凹部を形成する必要がなく、芯材16の内側に埋木を設置する必要 もない。このように、T字状に壁パネル100を連結する場合でも、壁パネル1 02及び103については木口面102aおよび103aに凹部14を形成すれ ば足りることとなる。従って、複数の加工機械の必要や大型の壁パネル100の 移動動作等を行う必要がなくなり凹部14の形成作業を極めて簡単なものとする ことができる。
【0020】 図2(A)及び(B)は、それぞれ両側面の幅のサイズを異なったものとした 結合材の例が示されている。同図(A)の結合材20ではその幅Wが約45mm とされ、同図(B)結合材20aの幅Wは約90mmとされている。尚、上記図 1に示された結合材20は図2(A)に示した結合材20を用いている。
【0021】 図2(B)に示した2倍の幅Wを有する結合材20aは、図3に示したように 2つの壁パネル104及び105の間に設置されるものである。そして、図示の ように設置された状態では壁パネル104及び105の上部に空間が形成され、 そして、この空間に梁24を設置するようにしたものである。従って、梁24は 約90mmの厚さのものを設置することが可能である。これによって、結合材2 0aが梁を支持する機能も同時に果すこととなる。
【0022】 本考案は上記各実施例に限定されるものではなく考案の要旨の範囲内で種々の 変形が可能である。例えば、上記実施例では壁パネル10をT字状に連結する場 合を例にとって示したが、T字状の組付け構造に、さらに壁パネルを連結して十 字状になるように連結する場合にも同様に用いることができる。そのような場合 には、結合材20において、新たに連結する壁パネルの木口面との固着面にも凹 部14を形成して、組付けを行う構成となる。
【0023】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係る壁パネルの連結構造によれば、連結のため の結合金具の取付用凹部の形成作業を1つの加工機械のみによって、かつ極めて 簡単な作業によって行うことが可能となる。また、同時に壁パネルの枠体内側へ の埋木などの他の構成部材の設置作業も不要となる。これにより、パネル工法に おけるパネル相互間の連結作業がより簡単なものとなり建築物構築作業の迅速化 を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)及び(B)はそれぞれ実施例の構成部材
説明図及び連結状態説明図である。
【図2】(A)及び(B)は本考案の特徴的構成要素で
ある結合材の構成例を示す説明図である。
【図3】幅広型の結合材の使用例を示す説明図である。
【図4】(A)及び(B)はそれぞれ従来の凹部形成作
業を示す説明図である。
【符号の説明】
14 凹部 16 芯材 18 埋木 20 結合材 22 ボード 100 壁パネル 101 第1の壁パネルに対応する壁パネル 102 第2の壁パネルに対応する壁パネル 103 第3の壁パネルに対応する壁パネル 101a,102a,103a 木口面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 方形の枠状に組まれた所定厚さを有する
    芯材の表・裏面にボードを固着して形成した壁パネルを
    建築物の構築のため床部上に複数立設し、かつ各壁パネ
    ル同士を雌雄構造の結合金具にてT字状に連結する壁パ
    ネル組付け構造において、 壁パネル相互の結合部は、 第1の壁パネルの木口面には、壁パネルと同じ厚さを有
    し、壁パネルの厚さの半分の幅を有する結合材を固着
    し、 前記第1の壁パネルの前記ボード固着面側であるパネル
    面および前記結合材の側面に、第2の壁パネルの木口面
    をその厚さ方向の略中心位置を前記パネル面の端縁に位
    置させて当接させ、前記結合材と対応位置の前記第2の
    壁パネルの木口面とを前記雌雄構造の結合金具を介して
    連結し、 前記結合材の、前記第1の壁パネルとの固着面に対向す
    る面と第3の壁パネルの木口面とを前記雌雄構造の結合
    金具を介して連結することを特徴とする壁パネル組付け
    構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022042575A (ja) * 2020-09-03 2022-03-15 ミサワホーム株式会社 半屋外空間における外周壁の構造

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