JPH0640087Y2 - 食品等容器 - Google Patents

食品等容器

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JPH0640087Y2
JPH0640087Y2 JP1989107993U JP10799389U JPH0640087Y2 JP H0640087 Y2 JPH0640087 Y2 JP H0640087Y2 JP 1989107993 U JP1989107993 U JP 1989107993U JP 10799389 U JP10799389 U JP 10799389U JP H0640087 Y2 JPH0640087 Y2 JP H0640087Y2
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JP
Japan
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film layer
container
polyphenylene ether
present
layer
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JP1989107993U
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JPH0345813U (ja
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久高 林
達男 谷口
裕司 伊藤
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Kaneka Corp
Original Assignee
Kaneka Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は食品等容器に関し、更に詳しくは耐熱性、ガス
バリヤー性及び熱成形性に優れ、特にレトルト食品等に
適した容器に関する。
〔従来技術と問題点〕
今日、レトルト食品は当初の単なる保存食としてではな
く、内容がバラエティに富むところから、インスタント
食品として広く多用されている。
従来、レトルト食品容器としては加熱殺菌処理(120℃
×30分以上)に耐える安価な発泡シートが世の中に存在
しないため、未発泡ポリプロピレンシートからの成形容
器が使用されている。しかし乍ら、未発泡ポリプロピレ
ン容器は電子レンジ調理時において容器全体が熱くな
り、手で持ち運びできない、容器が変形する等の問題を
内包している。
本考案は電子レンジでの調理によっても容器が変形する
ことがなく、しかもそれ程熱くならず手で触れたり持ち
運びの可能な容器を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案はかかる実情に鑑み従来品の問題点を解消し、上
記目的を達成するべく鋭意研究の結果、完成されたもの
である。
即ち、本考案はエチレンビニルアルコールフィルム層及
びハイインパクトポリスチレンフィルム層を順次ポリフ
ェニレンエーテル発泡体層の表面に積層してなる食品等
容器を内容とするものである。
〔実施例〕
本考案を実施態様を示す図面に基づいて説明すると、第
1図は本考案容器の斜視図、第2図は第1図のX−X拡
大断面図で、本考案容器はエチレンビニルアルコールフ
ィルム層(1)及びハイインパクトポリスチレンフィル
ム層(2)が順次ポリフェニレンエーテル発泡体層
(3)の表面に積層されてなる。
本考案に用いられるエチレンビニルアルコールフィルム
層(1)としては、エチレン含有量20〜50重量%程度の
ものが好ましく、その厚さは10〜100μm程度のものが
好適である。具体的には「エバール(商品名、クラレ
製)」が挙げられる。
本考案に用いられるハイインパクトポリスチレンフィル
ム層(2)としては、ゴム分1〜10重量%程度のものが
好ましく、その厚さは10〜50μm程度のものが好適であ
る。
本考案に用いられるポリフェニレンエーテル発泡体層
(3)としては、例えば特開昭55-165926号に記載され
たポリフェニレンエーテルにスチレン系化合物グラフト
共重合したものを押出発泡する方法、本考案者らが見出
したポリフェニレンエーテル系ポリマーとポリスチレン
系ポリマーとをパウダー状でブレンドし混練して得られ
たペレットを押出発泡する方法等により製造することが
できるが、後者の方法がより安価且つ容易にポリフェニ
レンエーテル発泡体を提供することができるので特に好
適である。その厚さは1〜5mm程度が好適である。
上記エチレンビニルアルコール層(1)とハイインパク
トポリスチレンフィルム層(2)とは、例えばウレタン
系接着剤によるドライラミネートにより積層され、また
該ラミネートのハイインパクトポリスチレンフィルム
(2)とポリフェニレンエーテル発泡体(3)とは、例
えば加熱ロールによる熱接着(熱ラミ)により積層され
る。かくして得られた三層積層物は圧縮成形等により所
望の形状に成形され容器とされる。
第3図は本考案の他の実施態様を示す断面図で、第1図
及び第2図に示した容器において、エチレンビニルアル
コール層(1)の表面に更にポリプロピレンフィルム層
(4)が積層されている。本考案容器をレトルト食品容
器に供する場合、内容物を容器内に収容した後、通常ポ
リプロピレン−エチレンビニルアルコール−ポリプロピ
レンのフィルムをヒートシールすることにより開口部を
被覆し加熱殺菌するが、本考案容器の表面を第3図の如
くポリプロピレンフィルム層とすることにより、ヒート
シール性を一層高めることができる。
第4図は本考案の更に他の実施態様を示す断面図で、第
1図及び第2図に示した容器において、ポリフェニレン
エーテル発泡体(3)の裏面に、外層化粧用フィルム層
(5)が積層されている。外層化粧用フィルム層(5)
としては、ポリプロピレンフィルム、ハイインパクトポ
リスチレンフィルム、二軸延伸ポリスチレンフィルム等
が挙げられる。外層化粧用フィルム層には必要に応じ模
様、キャラクター等の図形の他、文字(説明文)等も印
刷され、美観及び実用性、更には強度を高めるのに有効
である。もっとも裏面もエチレンビニルアルコールフィ
ルム層及びハイインパクトポリスチレンフィルム層で被
覆してもよいが、コスト的に高くなるので、上記の如く
外層化粧用フィルム層とするのが望ましい。
〔作用・効果〕
本考案の容器は優れた耐熱性を有するポリフェニレンエ
ーテル発泡体を素材として用い、且つ優れたガスバリヤ
ー性及び熱成形性を備えているので、これらの特性の要
求されるレトルト食品容器等の分野に特に好適である。
また本考案の容器は、本考案者らの見出したポリフェニ
レンエーテル系ポリマーとポリスチレン系ポリマーとの
ブレンド→ペレット化→押出発泡成形により得られる安
価な発泡シートを用いることにより、容器コストの上昇
が抑えられ、上記したレトルト食品容器に充分に適用で
きるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の実施態様を示し、第1図は
斜視図、第2図は第1図におけるX−X拡大断面図、第
3図及び第4図はそれぞれ本考案の他の実施態様を示す
断面図である。 1……エチレンビニルアルコールフィルム層 2……ハイインパクトポリスチレンフィルム層 3……ポリフェニレンエーテル発泡体層 4……ポリプロピレンフィルム層 5……外層化粧用フィルム層

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エチレンビニルアルコールフィルム層及び
    ハイインパクトポリスチレンフィルム層を順次ポリフェ
    ニレンエーテル発泡体層の表面に積層してなる食品等容
    器。
  2. 【請求項2】前記エチレンビニルアルコールフィルム層
    の表面に、ポリプロピレンフィルム層を積層した請求項
    1記載の容器。
  3. 【請求項3】前記ポリフェニレンエーテル発泡体層の裏
    面に、外層化粧用フィルムを積層した請求項1又は2記
    載の容器。
JP1989107993U 1989-09-14 1989-09-14 食品等容器 Expired - Lifetime JPH0640087Y2 (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61130048A (ja) * 1984-11-28 1986-06-17 大日本印刷株式会社 ガスバリヤ−性と熱成形適性とを有する多層シ−ト
JPS6220269U (ja) * 1985-07-23 1987-02-06
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