JPH0640056A - サーマルプリンタ - Google Patents

サーマルプリンタ

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JPH0640056A
JPH0640056A JP20001592A JP20001592A JPH0640056A JP H0640056 A JPH0640056 A JP H0640056A JP 20001592 A JP20001592 A JP 20001592A JP 20001592 A JP20001592 A JP 20001592A JP H0640056 A JPH0640056 A JP H0640056A
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ultraviolet
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Kenji Negishi
賢治 根岸
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリント時間を延長したり、装置を大型化,
高価格化させることなく、感熱記録材料を十分に定着す
る。 【構成】 サーマルヘッド12によってイエロー画像が
熱記録された感熱記録材料10は、紫外線ランプ16と
リフレクタ18との間に形成された円弧状の通路19に
案内される。紫外線ランプ16の通路19に面した範囲
には紫外線反射膜23が設けられておらず、感熱記録材
料10は通路19を搬送される間にほぼ420nmの紫
外線を十分に照射され、イエロー感熱発色層が定着され
る。感熱記録材料10は切換ガイド板28によって再び
記録位置に戻されてマゼンタ画像の記録が行われた後、
切換ガイド板15によって搬送方向が通路20に変更さ
れ、紫外線ランプ17によりマゼンタ感熱発色層が定着
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感熱記録材料にビデオ
画像等を熱記録するサーマルプリンタに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】サーマルプリンタには、感熱プリンタと
熱転写プリンタがあるが、これらのうち感熱プリンタは
感熱記録材料に直接に画像を熱記録することができるた
め、広く用いられる傾向にあり、例えばファクシミリの
殆どはモノクロの感熱プリンタが組み込まれている。最
近では、例えば、特開昭61ー213169号公報に記
載されているように、支持体上にマゼンタ感熱発色層,
シアン感熱発色層,イエロー感熱発色層を順次層設し
て、フルカラーの画像を直接に熱記録することができる
ようにしたカラー用の感熱記録材料も提案されている。
【0003】このような感熱記録材料はプラテンドラム
に巻き付けられて搬送される間に、サーマルヘッドによ
り熱記録された後、プラテンドラムの近傍に設けられた
定着用光源から個々の感熱発色層に特有な波長域の紫外
線が照射されて定着される。定着用光源としては、一般
に円筒形状の紫外線ランプが用いられ、この周面には、
プラテンドラムに面した範囲を除いて紫外線反射膜が設
けられている。この紫外線反射膜により、紫外線の不要
な拡散を防止するとともに、プラテンドラム側に放出さ
れる紫外線量の増大が図られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような紫外線ランプでは、反射膜は紫外線を完全に反
射することができず、これを透過する紫外線がある。例
えば紫外線反射膜による反射領域を270度とし、透過
領域を90度とすると、約20%のロスがあることが分
かった。このため、定着を十分に行うには、紫外線ラン
プとして発光量の大きなものを使用するか、又は定着時
間を長くするようにしている。しかし、発光量の大きな
紫外線ランプを用いると、装置が大型になり、かつ高価
になるという問題がある。他方、定着時間を長くする
と、プリントスピードが遅くなるという問題がある。
【0005】本発明は、プリント時間を長くしたり、装
置を大型化,高価格化させることなく、感熱記録材料を
十分に定着することができるサーマルプリンタを提供す
ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のサーマルプリン
タは、紫外線ランプの外周を感熱記録材料がまわりなが
ら搬送されるようにするとともに、この紫外線ランプは
感熱記録材料がまわる範囲を紫外線の透過領域とし、こ
れ以外を反射領域としたものである。紫外線ランプは、
透過領域の方が反射領域よりも広くとれるので、紫外線
のロスが小さくなる。
【0007】
【実施例】図1において、感熱記録材料10は、搬送ロ
ーラ対11により記録位置に向かって給送される。記録
位置には、サーマルヘッド12とゴムローラ13とが対
面して設けられ、その下流には搬送ローラ14及び切換
ガイド板15を介して紫外線ランプ16,17が配置さ
れている。サーマルヘッド12は、多数の発熱素子が主
走査方向にライン状に配列されており、各発熱素子は画
素の濃度に応じた熱エネルギーを発生する。
【0008】紫外線ランプ16は発光ピークがほぼ42
0nmの棒状をしたイエロー定着用であり、紫外線ラン
プ17は発光ピークがほぼ365nmのマゼンタ定着用
である。これらの紫外線ランプ16,17の背後には、
ガイドケース18が設けられ、紫外線ランプ16,17
の外周面とガイドケース18との間には円弧状の通路1
9,20が形成されている。前記切換ガイド板15は、
感熱記録材料10の定着すべき感熱発色層に応じて感熱
記録材料10の搬送方向を選択的に切り換え、感熱記録
材料10を通路19もしくは通路20に案内する。
【0009】紫外線ランプ16,17の内周面には蛍光
体21,22が塗布され、通路19,20に面した領域
を除いた例えばほぼ1/4の領域に紫外線反射膜23が
設けられている。このように紫外線が放出される領域が
全周面のほぼ3/4に設定され、かつこの領域が通路1
9,20に面しているため、感熱記録材料10に照射さ
れる紫外線量のロスが従来の1/3(6〜7%)程度に
減少される。したがって、感熱記録材料10は、通路1
9,20を通る間に十分な紫外線を受けて迅速に定着さ
れる。
【0010】通路19,20の出口25側には、搬送ロ
ーラ対26,27が設けられ、その下流には、搬送方向
を変更する切換ガイド板28が回動自在に設けられてい
る。この切換ガイド板28は、感熱記録材料10を再び
記録位置に戻すリターン位置と、記録,定着が完了した
感熱記録材料10を排出する排出位置との間で回動され
る。即ち、切換ガイド板28は、プリントスタートから
シアン画像の記録が始まるまで図1に示したリターン位
置にあり、その後は図2に点線で示す排出位置28aに
回動される。
【0011】図3は、感熱記録材料の一例を示すもので
ある。支持体31の上に、シアン感熱発色層32,マゼ
ンタ感熱発色層33,イエロー感熱発色層34,保護層
35が順次層設されている。これらの各感熱発色層32
〜34は、熱記録される順番に表面から層設されている
が、例えばマゼンタ,イエロー,シアンの順番に熱記録
する場合には、イエロー感熱発色層とマゼンタ感熱発色
層との位置が入れ換えられる。
【0012】前記支持体31としては、不透明なコート
紙又はプラスチックフイルムが用いられ、またOHPシ
ートを作成する場合には透明なプラスチックフイルムが
用いられる。シアン感熱発色層32は、電子供与性染料
前駆体と電子受容性化合物を主成分として含有し、加熱
されたときにシアンに発色する。マゼンタ感熱発色層3
3としては、最大吸収波長が約365nmであるジアゾ
ニウム塩化合物と、これと熱反応してマゼンタに発色す
るカプラーとを含有している。このマゼンタ感熱発色層
33は、サーマルヘッド12でマゼンタ画像を熱記録し
た後に、365nm付近の紫外線を照射するとジアゾニ
ウム塩化合物が光分解して発色能力が失われる。
【0013】イエロー感熱発色層34は、最大吸収波長
が約420nmであるジアゾニウム塩化合物と、これと
熱反応してイエローに発色するカプラーとを含有してい
る。このイエロー感熱発色層34も、420nm付近の
近紫外線を照射すると光定着して発色能力が失われる。
この為、これよりもエネルギーが高い365nmの近紫
外線によっても光定着する。これらのマゼンタ感熱発色
層33及びイエロー感熱発色層34には、ジアゾニウム
塩化合物が含まれているため、感熱記録材料10はもと
もと薄黄色をしている。これらの感熱発色層33,34
が光定着されると、感熱記録材料10の未記録部分が薄
黄色から黄色から無色に変化する。
【0014】このように構成されたプリンタの作用を説
明する。図1に示すように、搬送ローラ対11は、感熱
記録材料10をニップして記録位置に向けて搬送する。
感熱記録材料10の記録エリアの先端がサーマルヘッド
12に到達すると、このサーマルヘッド12によってイ
エロー画像が1ラインずつ熱記録される。このイエロー
画像の熱記録では、サーマルヘッド12の各発熱素子
は、イエロー感熱発色層34の発色特性を考慮した温度
に発熱される。感熱記録材料10の先端が切換ガイド板
15に達すると、紫外線ランプ16が点灯されるととも
に、感熱記録材料10は通路19に案内される。感熱記
録材料10は、通路19を搬送される間に、紫外線ラン
プ16によりほぼ420nm付近の近紫外線が照射さ
れ、次のマゼンタ感熱発色層33の熱記録時にイエロー
が発色しないように光定着される。
【0015】イエロー感熱発色層34が定着された感熱
記録材料10は、リターン位置にある切換ガイド板28
によって再び記録位置に案内され、マゼンタ画像がマゼ
ンタ感熱発色層33に1ラインずつ熱記録される。この
マゼンタ画像の熱記録時には、イエロー用の紫外線ラン
プ16は消灯されて代わりにマゼンタ用の紫外線ランプ
17が点灯される。そして、図2に示すように、切換ガ
イド板15が回動され、感熱記録材料10は通路20に
案内される。ここで、ほぼ365nm付近の紫外線が感
熱記録材料10に照射され、マゼンタ感熱発色層33が
光定着される。
【0016】感熱記録材料10は、切換ガイド板28に
よって3度目の記録位置に案内され、サーマルヘッド1
2によってシアン画像が1ラインずつ熱記録される。こ
のシアン感熱発色層32は、感熱発色するに必要な熱エ
ネルギーがほぼ80mJ/mm2 以上であるため、通常
の保管状態では発色することはない。シアン画像が記録
された感熱記録材料10は、切換ガイド板15によって
通路20に案内され、ここを通る間にさらに紫外線が照
射される。これよって、未記録部分,例えば白枠や背景
の白部が黄色味を帯びたままになることがなく漂白され
て無色となる。この間に、ガイド28が排出位置28a
に回動され、全ての記録,定着が完了した感熱記録材料
10は排出される。
【0017】以上説明した実施例では、シアン画像の記
録後に紫外線ランプ17を点灯させて漂白を行っている
が、これを省略してもよい。また、紫外線反射膜は蛍光
体の表面に配置したが、例えばガラス管と蛍光体の間や
ガラス管の外表面に設けてもよい。
【0018】上記実施例は、サーマルヘッド又は感熱記
録材料を副走査方向に相対移動して記録するラインプリ
ンタであるが、本発明は二次元に相対移動して記録する
シリアルプリンタに対しても適用することができる。こ
のシリアルプリンタでは、発熱素子が主走査方向に配列
され、熱記録時に副走査方向に移動するサーマルヘッド
が用いられ、そして感熱記録材料は主走査方向に移動す
る。
【0019】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のサ
ーマルプリンタによれば、感熱記録材料を紫外線ランプ
の周りにまわすとともに、紫外線ランプは感熱記録材料
がまわる範囲を紫外線の透過領域とし、これ以外を反射
領域としたので、紫外線ランプから発生される紫外線が
無駄なく有効に感熱記録材料に照射されるようになり、
プリント時間を延長したり、装置を大型化,高価格化さ
せることなく、感熱記録材料を十分に定着することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】イエロー感熱発色層を光定着している状態を示
すサーマルプリンタの概略図である。
【図2】マゼンタ感熱発色層を光定着している状態を示
すサーマルプリンタの概略図である。
【図3】感熱記録材料の層構造を示す説明図である。
【符号の説明】
10 感熱記録材料 12 サーマルヘッド 15,28 切換ガイド板 16,17 紫外線ランプ 19,20 通路 23 紫外線反射膜

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒形の紫外線ランプを備え、感熱記録
    材料の感熱発色層を熱記録してから紫外線ランプからの
    紫外線を照射して定着するサーマルプリンタにおいて、 前記紫外線ランプの外周を感熱記録材料がまわりながら
    搬送されるようにするとともに、この紫外線ランプは感
    熱記録材料がまわる範囲を紫外線の透過領域とし、これ
    以外を反射領域としたことを特徴とするサーマルプリン
    タ。
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