JPH0640048A - ドットプリンター用ハンマーおよびその接触子 - Google Patents

ドットプリンター用ハンマーおよびその接触子

Info

Publication number
JPH0640048A
JPH0640048A JP21572992A JP21572992A JPH0640048A JP H0640048 A JPH0640048 A JP H0640048A JP 21572992 A JP21572992 A JP 21572992A JP 21572992 A JP21572992 A JP 21572992A JP H0640048 A JPH0640048 A JP H0640048A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hammer
dot printer
contact
base material
resistant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21572992A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikio Nishihata
三樹男 西畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Bell Parts Co Ltd
Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
Original Assignee
Nippon Bell Parts Co Ltd
Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Bell Parts Co Ltd, Tanaka Kikinzoku Kogyo KK filed Critical Nippon Bell Parts Co Ltd
Priority to JP21572992A priority Critical patent/JPH0640048A/ja
Publication of JPH0640048A publication Critical patent/JPH0640048A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Impact Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 長期間の高速打点に使用しても摩耗や腐食が
少なく、摩耗しても先端が丸みを帯びたり、打点の面積
が広くなったり、印字が不鮮明になったりすることがな
いドットプリンター用ハンマーとその接触子を提供する
こと。 【構成】 耐食性、耐摩耗性材料で形成したドットプリ
ンター用ハンマーの接触子であって、円柱状の接触部2
と皿状の台座3からなるドットプリンター用ハンマーの
接触子1と、ばね板9の一端に台材4を取り付け、その
台材4の先端に上記の接触子1を接合したことからなる
ドットプリンター用ハンマーである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドットプリンター用ハ
ンマーおよびその接触子に関するものであり、詳しく
は、ドットプリンター用ハンマーの打面を形成するため
の接触子とその接触子を取り付けたドットプリンター用
ハンマーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ドットプリンターは、いくつかの近接し
た打点部材をカーボンリボン等の複写材を介してタイミ
ングをとりながら記録紙上に叩いて形成される小さな
点、すなわちドットの集まりによって文字を構成する印
字方式である。そして従来から、このドットプリンター
に用いるハンマーおよび打点部材となる接触子について
種々の形状並びに材質のものが提案ないし実施されてい
る。
【0003】その代表的な1例として、特公昭57-61595
号公報に開示されているものは、「ばね板の自由端部の
側面に突起用部材を接合し、その部材先端に耐摩耗性合
金で形成した接触子を接合し、さらに前記部材と接触子
を順次先細りにしてこの両者の形状を錐状または回転放
物体状に形成してなるドットプリンターのプリントハン
マー」である。
【0004】そしてこの耐摩耗性合金としては、白金属
金属の合金、白金属金属と遷移金属の合金、白金属と遷
移金属とボロンとからなる郡から選ばれたものが用いら
れている。またインキリボンや記録用紙と良好に接触
し、鮮明な打点を形成するために、その先端の直径は小
さく、例えば0.2〜0.8mm程度であり、突起の高さは2
〜5mm程度である。図2(2)に示すものは、上記の従来
から開示されているプリントハンマーの要部の断面図で
ある。このプリントハンマーは、ばね板9、突起用部材
10、接触子11からなるものであり、順次先細りにし
て錐状の形状にしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の一般に用いられ
ていた接触子は、鋼製であるために摩耗が極めて大き
く、接触子が短くなってハンマーの揺動距離を変化さ
せ、先端の接触部が丸みを帯びて印字が不鮮明になると
いう致命的な欠陥がある。そしてこの問題を解決するた
めに炭化処理、窒化処理を施したり、タングステンカー
バイドやチタンナイトライド等の皮膜を形成する等の方
法が試みられていた。
【0006】さらに上記の問題を解決するために、前記
の白金属金属の合金等から選ばれた耐摩耗性合金を用い
て成形した接触子を用い、前記の特許公報に開示された
ようなプリントハンマーとしても、接触子は長期間の高
速打点により順次摩耗するに従い、打点の面積が広くな
り印字が不鮮明になる欠点が解消されず、満足できるも
のではない。
【0007】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は長期間の高速打点に使用しても摩
耗や腐食が少なく、摩耗しても先端が丸みを帯びたり、
打点の面積が広くなったり、印字が不鮮明になったりす
ることがないドットプリンター用ハンマーとその接触子
を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】本発明者は、
上記の課題の解決について種々検討したところ、ドット
プリンター用ハンマーの接触子として、円柱状の接触部
と皿状の台座からなる形状のものに着目した。
【0009】即ち本発明は上記の着想に基づくものであ
り、その要旨は、耐食性、耐摩耗性材料で形成したドッ
トプリンター用ハンマーの接触子であって、円柱状の接
触部と皿状の台座からなることを特徴とするドットプリ
ンター用ハンマーの接触子と、ばね板の一端に台材を取
り付け、その台材の先端に耐食性、耐摩耗性材料で形成
したドットプリンター用ハンマーの接触子であって、円
柱状の接触部と皿状の台座からなる接触子を接合したこ
とを特徴とするドットプリンター用ハンマーである。
【0010】本発明における耐食性、耐摩耗性材料とし
ては、白金属金属またはその合金、白金属金属と遷移金
属の合金を用いることができるほか、さらにタングステ
ンカーバイド、窒化珪素、炭化珪素のようなセラミック
ス焼結体等のいずれかから選択されたものが好ましい。
【0011】つぎに本発明による接触子は、上記の耐食
性、耐摩耗性の材料を用いて製作するが、その形状は摩
耗しても頭径が変化しないよう円柱状の接触部と、後述
の台材とのろう接強度を高めるために、その円柱部分の
根元により直径の大きい皿状の台座を設けて形成するも
のである。従って、いわゆるリベット状の形状からなる
ものである。そしてこのリベット状の形状の接触子を製
作する場合は、上記の材料を用い焼結法あるいは切削加
工法により製造することが可能であり、さらに時硬効果
材料を使用すればヘッダー加工も可能となるので、その
製造工程を簡素化することができる
【0012】上記のように、本発明に係る接触子は接触
部と一体の台座を設けた形状とすることにより、前記の
従来例のような円錐状ではなく、先端部と根元部が同径
の円柱状とすることができる。従って、接触子が打点に
使用されて摩耗する過程においても、その打面の形状は
変化することがない。
【0013】さらに本発明に係るドットプリンター用ハ
ンマーを製造するには、その先端に接触子の台座を接合
する台材と接触子を別々に製作する。つぎにこの接触子
の台座と台材を例えば銀ろうを用いてろう接して組立
て、その台材の他端をかしめ等の手段でばね板の一端に
取り付ける。従ってこの台材は、例えばCu−Ni30、
Fe−Ni42、SK材等の軟らかい材料で製作すること
が望ましい。
【0014】そして接触子と台材を接合する際の接合強
度は、それぞれの部品の構成材料より強いことが望まれ
るが、ろう材の強度には限界がある。その点本発明にお
いては、上記のように接触子の下部に台座を設けること
により、ろう接面積を広くすることが可能であり、結果
として台材との接合強度を高めることができる。
【0015】
【実施例】以下実施例に基いて本発明を説明する。直径
0.3mmのPd-Ru10%合金線を、1200℃で真空焼鈍した
後、ヘッダー加工にて接触子を製作した。それは図1
(1)に示すものであり、接触子1の円柱状の接触部2の
頭径が0.3mm、皿状の台座3のつばの厚さ0.2mm、同
じく直径0.5mm、全長0.8mmのリベット状に成形した
ものである。このリベット状の接触子を、真空炉にて70
0℃1時間で時効硬化させたところ、ビッカース硬さは
表面硬さで420Hv(100)であった。
【0016】つぎに別の材料Fe−Ni42を用いて、台
材を製作した。それは図1(2)に示すものであり、台材
4の軸5の直径0.8mm、つば6の厚さ0.4mm、同じく
直径1.2mmである。そしてこの台材4の軸5の先端
に、上記の接触子1の台座3の部分を、銀ろうを用いて
ろう接したものが図1(3)に示すものであり、本発明に
係るドットプリンター用ハンマーの頭部に相当するもの
である。そして図1(3)の7はその接合部である。
【0017】さらに図1(4)は、上記の図1(3)に示すハ
ンマーの頭部の、台材の下部8をばね板9の一端にかし
めて取り付けたところを示すものであり、本発明に係る
ドットプリンター用ハンマーである。さらに、図2(1)
に示すものはその要部の拡大断面図であり、円柱状の接
触部2と台座3からなる接触子1を、軸5並びにつば6
からなる台材4に、接合部7においてろう接してなるハ
ンマーの頭部と、このハンマーの頭部を構成する台材4
の下部8をばね板9の一端にかしめて取り付けたところ
を示すものである。このようにして製作したハンマーを
プリンターに組み込み、実装テストを行った結果、2×
108回の動作に耐え、印字の鮮明度も損なわれず、充
分に使用できることが確認された。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、耐食性、耐摩耗性材料
で形成したドットプリンター用ハンマーの接触子であっ
て、円柱状の接触部と皿状の台座からなる接触子である
から、長期間の高速打点に使用しても摩耗や腐食が少な
く、摩耗しても打面の形状が変化しないので、先端が丸
みを帯びたり打点の面積が広くなったりして、印字がか
すれたりにじんだりすることがない。また接触子を、円
柱状の接触部と皿状の台座からなるいわゆるリベット状
にしたことにより、台材との接合強度を強くすることが
できるので、技術的信頼性が高くなる。さらに時硬効果
材料を使用すれば上記のリベット状の接触子の加工はヘ
ッダー加工も可能となるので、その製造工程を簡素化す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(1)は、本発明に係るドットプリンター用
ハンマーの接触子の拡大斜視図、図1(2)は同じくその
台材の拡大斜視図、図1(3)は同じくドットプリンター
用ハンマーの頭部の拡大斜視図、図1(4)は同じくドッ
トプリンター用ハンマーの側面図である。
【図2】図2(1)は、本発明に係るドットプリンター用
ハンマーの要部の拡大断面図、図2(2)は、従来から開
示されているプリントハンマーの要部の拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1 接触子 2 柱状の接触部 3 台座 4 台材 5 台材の軸 6 台材のつば 7 接合部 8 台材の下部 9 ばね板 10 突起用部材 11 接触子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐食性、耐摩耗性材料で形成したドット
    プリンター用ハンマーの接触子であって、円柱状の接触
    部と皿状の台座からなることを特徴とするドットプリン
    ター用ハンマーの接触子。
  2. 【請求項2】 耐食性、耐摩耗性材料が、白金属金属ま
    たはその合金、白金属金属と遷移金属の合金、タングス
    テンカーバイド、窒化珪素、炭化珪素から選択されるも
    のである請求項1に記載のドットプリンター用ハンマー
    の接触子。
  3. 【請求項3】 ばね板の一端に台材を取り付け、その台
    材の先端に耐食性、耐摩耗性材料で形成したドットプリ
    ンター用ハンマーの接触子であって、円柱状の接触部と
    皿状の台座からなる接触子を接合したことを特徴とする
    ドットプリンター用ハンマー。
  4. 【請求項4】 耐食性、耐摩耗性材料が、白金属金属ま
    たはその合金、白金属金属と遷移金属の合金、タングス
    テンカーバイド、窒化珪素、炭化珪素から選択されるも
    のである請求項3に記載のドットプリンター用ハンマ
    ー。
JP21572992A 1992-07-22 1992-07-22 ドットプリンター用ハンマーおよびその接触子 Pending JPH0640048A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21572992A JPH0640048A (ja) 1992-07-22 1992-07-22 ドットプリンター用ハンマーおよびその接触子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21572992A JPH0640048A (ja) 1992-07-22 1992-07-22 ドットプリンター用ハンマーおよびその接触子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0640048A true JPH0640048A (ja) 1994-02-15

Family

ID=16677226

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21572992A Pending JPH0640048A (ja) 1992-07-22 1992-07-22 ドットプリンター用ハンマーおよびその接触子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0640048A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060078738A1 (en) Coating formed on base metal surface, heat-resistant machinery part, nozzle for processing machine, contact tip for welding, method of forming coating, method of manufacturing heat-resistant machinery part, method of manufacturing nozzle for processing machine, and method of manufacturing contact tip for welding
US4155660A (en) Dot printing wire
JPH0640048A (ja) ドットプリンター用ハンマーおよびその接触子
US4307966A (en) Printer wire for printer wire assembly, assembly and method for producing same
KR940006290B1 (ko) 도트 프린터용 와이어
EP0333116A2 (en) Method of producing a movable part of a wire-dot print head and movable part of a wire-dot print head
JP2003156046A (ja) 摺動部材
JP2847899B2 (ja) ドットラインプリンタの印字ヘッド
JPS582600Y2 (ja) ドツトプリンタのプリントハンマ−
JPS62199461A (ja) ドツトプリンタ用印字部品
US4687355A (en) Printing head for use in dot printers
JPH01258870A (ja) アーク溶接用コンタクトチップ
JPS5998868A (ja) インパクト型ドット印字ヘッドの製造方法
JPS63312846A (ja) ドットプリンタ用印字ワイヤ
JP3883023B2 (ja) ドットラインプリンタ用印字ハンマ及びその製造方法
JPS6313754A (ja) ドツトプリンタ用プリントワイヤ
JP2542200B2 (ja) ワイヤ−ドットヘッド
JP2712386B2 (ja) プリントハンマ
JP2837621B2 (ja) ドットプリンタヘッド及びそのワイヤのろう付け方法
JPS5936591B2 (ja) ドツトプリンテイングワイヤ−
JPH0412229B2 (ja)
JPH02258954A (ja) ドットプリンタ用ワイヤ
JP2824324B2 (ja) ヘッダー加工用金型
JPS60219064A (ja) ドツトワイヤ−
JPS59111862A (ja) ワイヤ式ドツトマトリツクスプリントヘツド