JP2712386B2 - プリントハンマ - Google Patents

プリントハンマ

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JP2712386B2
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啓司 渡辺
孝男 阿部
孝良 朽木
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Koki Holdings Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J9/00Hammer-impression mechanisms
    • B41J9/02Hammers; Arrangements thereof
    • B41J9/133Construction of hammer body or tip

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明はインパクト式プリンタに用いられるチタン合
金製プリントハンマに関するものである。
〔発明の背景〕 第1図はインパクト式プリンタの印字部の機構概略図
である。その動作は次の通りである。アーマチュアコイ
ル5によってアーマチュア6を吸引しプッシュロッド7
を介してプリントハンマ4を動作させ、プリントハンマ
4の回転軸2を支点としてハンマ印字面すなわち打撃面
1を活字バンド8に打撃する。この場合、打撃面1とプ
ラテン11上を摺動する活字バンド8との間に挿入されて
いる印字用紙9を、インクリボン10を介して印字する。
これらの機構において問題となるのは、打撃面1の寿
命すなわち耐摩耗性である。現在までチタン合金製プリ
ントハンマの耐摩耗処理として、窒化処理あるいは超硬
合金の溶射が適用あるいは検討されてきた。しかし、窒
化処理において窒化ムラが発生し易く、またムラなく窒
化処理ができたとしても有効な硬化層10μm以下と薄く
使用に耐えない。一方、超硬合金の溶射は、硬化層80μ
m以上と厚くすることが可能であるが、超硬合金溶射部
とプリントハンマとの接合が拡散接合を伴わずに形成さ
れているため接合強度が低く、超硬合金溶射部の一部又
は全体が剥離する場合があり使用に耐えないのが現状で
ある。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、上記した従来技術の欠点をなくし、
耐摩耗性に優れたプリントハンマを提供することであ
る。
〔発明の概要〕
本発明は、高速化を要求させるインパクト式プリンタ
用プリントハンマの軽量化及び長寿命化を図るためチタ
ン合金を用い、打撃面に炭化タングステン系の硬質合金
を拡散接合させたものである。この拡散接合を得るため
に種々検討した結果、チタン合金のチタンと金属学的に
固溶度を持つ金属としてNiを選び、Ni合金を含む炭化タ
ングステン系化学組成のグリーンシート(焼成前の生シ
ート)材が優れていることが分かった。
炭化タングステン系のグリーンシート材の組成は、炭
化タングステン25〜85Wt%とする。また、結合剤として
フッ素系あるいはアクリル系などの樹脂を1〜2Wt%加
え、厚さ0.3〜3mmのグリーンシートに製作し、これを打
撃面の大きさに切断し、打撃面に載せ加熱接合するもの
である。ここでNi系合金は市販のNiロウあるいはNi基の
自溶性合金でも良い。
本化学組成中、Ni系合金を15〜75Wt%としたのは、Ni
系合金75Wt%以上では接合後の硬質合金のビッカース硬
さは800以下で、その耐摩耗性の効果が少ないためであ
る。一方、プリントハンマの打撃面の硬さは、耐摩耗性
の点でできるだけ硬い方が好ましいが、Ni合金を15Wt%
以下とすると、その硬さはビッカース硬さ1600となる
が、Ni系合金が少ないためNiのチタン合金への拡散が不
十分で接合強度が低下し、印字動作中に剥離する恐れが
ある。
また、炭化タングステン系のグリーンシート材の厚さ
を0.3〜3mmとしたのは、0.3mm以下では炭化タングステ
ン系のグリーンシート材が接合前に破損し易く取扱いが
困難であり、3mm以上では接合後の硬質合金の厚さが1.0
mm以上と厚くなり、これに付随してプリントハンマの重
量が重くなるので高速動作を阻害する。
次に、プリントハンマの打撃面とこの炭化タングステ
ン系グリーンシート材の接合方法は、種々考えられる
が、プリントハンマ全体の加熱よりもプリントハンマボ
ディ部への熱影響による強度低下を防ぐために、抵抗溶
接法、光ビーム法、レーザ加熱法などの局部加熱式が好
ましい。また、接合時に不活性ガスでシールドするこも
良く、このような処理は大がかりな装置を必要とせず、
簡単にプリントハンマを製作できる。
〔発明の実施例〕
〔実施例1〕 炭化タングステン系のグリーンシート材は、炭化タン
グステン、Niロウ(JIS規格BNi−1)粒の混合粉から成
り、結合剤としてアクリル系樹脂を1Wt%添加して厚さ1
mmのグリーンシート材を製作した。
このグリーンシート材の無機物の化学組成は、下表に
示すように変化させ、5種類のグリーンシート材を用い
て、チタン合金製のプリントハンマの打撃面に抵抗溶接
法により加熱接合した。その後、打撃面に合わせて機械
加工により研磨して、プリントハンマの打撃面に所定の
硬質合金を形成した。試料1から5までの硬質合金の硬
さは夫々、750、1030、1300、1480、1630であった。
これらのプリントハンマを実機のインパクト式ライン
プリンタに組み込み、印字速度3000行/分で目標寿命2
×108回印字を行い、プリントハンマの打撃面の摩耗試
験を行った。また、比較のため、超硬合金(炭化タング
ス65Wt%、コバルト35Wt%)を溶射したプリントハンマ
も組み込んで行った。
その結果を第2図に示す。比較品の超硬合金を溶射し
たプリントハンマの打撃面の摩耗寸法量を1と表わし、
その摩耗寸法比を求めた。
この図より明らかなように、溶射品は拡散接合をとも
なっていないため、一部欠けが発生した。また、検討品
No.1は硬質合金の硬さがビッカース硬さ750と低いた
め、耐摩耗性は良くなかった。検討品No.2〜4までは摩
耗寸法比が0.5以下と小さく、2×108回まで良好な印字
品質であった。しかし、検討品No.5は硬さが高いため早
期に硬質合金の一部あるいは全体が欠け、使用不可能に
なった。
〔実施例2〕 炭化タングステン系のグリーンシート材の組成とし
て、炭化タングステン65Wt%とNi基の自溶性合金(Ni72
Wt%,B3.5Wt%,Co0.5Wt%,Fe1.5Wt%,Cr17Wt%,Si4.5Wt
%),C1.0Wt%)35Wt%の混合粉を用いた。また、結合
剤としてフッ素系樹脂を0.5Wt%添加して厚さ0.8mmのグ
リーンシート材を製作した。
このグリーンシート材を実施例1と同様に、チタン合
金製プリントハンマの打撃面に接合した。その硬さは、
ビッカース硬さ1530であった。
このプリントハンマを実施例1と同様に摩耗評価試験
した結果、実施例1の検討品No4のペリントハンマの摩
耗特性とほぼ同じになった。
〔発明の効果〕
本発明によれば、チタン合金製プリントハンマの打撃
面に耐摩耗製の優れた硬化層を厚く、高い接合強度で付
与せしめることが可能となり、印字品質が低下すること
なく2×108回の印字ができるようになった。
【図面の簡単な説明】 第1図は、インパクト式プリンタの印字部の構成図、第
2図は、プリントハンマ打撃面の摩耗試験のグラフであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−175681(JP,A) 特開 昭51−72523(JP,A) 特開 昭58−114979(JP,A) 実開 昭55−10744(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インクリボンを介して、印字用紙を活字に
    強打させるチタン合金よりなるプリントハンマであっ
    て、打撃面に炭化タングステン系からなるグリーンシー
    ト材を接合することを特徴としたプリントハンマ。
  2. 【請求項2】前記グリーンシート材の無機物の組成は炭
    化タングステン25〜85wt%、ニッケル系合金15〜75wt%
    から成り、前記グリーンシート材は接合後にビッカース
    硬さ800以上の硬質合金となることを特徴とした請求項
    1記載のプリントハンマ。
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WO2001012392A1 (en) 1999-08-13 2001-02-22 Sturm, Ruger & Company, Inc. A light-weight striking tool
US6536308B1 (en) * 1999-12-30 2003-03-25 Sturm, Ruger & Company, In. Tool having an attached working surface

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