JPH02258954A - ドットプリンタ用ワイヤ - Google Patents

ドットプリンタ用ワイヤ

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JPH02258954A
JPH02258954A JP7984389A JP7984389A JPH02258954A JP H02258954 A JPH02258954 A JP H02258954A JP 7984389 A JP7984389 A JP 7984389A JP 7984389 A JP7984389 A JP 7984389A JP H02258954 A JPH02258954 A JP H02258954A
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JP
Japan
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wire
less
wear resistance
carbides
tool steel
Prior art date
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Pending
Application number
JP7984389A
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English (en)
Inventor
Yoji Ishikura
洋二 石倉
Norimasa Uchida
内田 憲正
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Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ドツトマトリックス型プリンタヘッドに用い
られる改良された粉末高速度工具鋼製の印字ワイヤーに
関するものである。
〔従来の技術〕
現在、ドツトマトリックス型プリンタヘッドに用いられ
る印字ワイヤとして、要求されている材質特性は下記の
3点である。
1、ワイヤの耐摩耗性が高いこと。ワイヤ先端は、イン
クリボンを101回以上も打点するため、先端が摩耗し
、印字が不明瞭となる。また、ワイヤはガイドと常に摺
動しているため、ワイヤ側面が摩耗して印字精度を悪く
する原因ともなっている。
2、ワイヤが軽量であること。印字ワイヤは高速度で運
動しなければならず、印字速度を大きくするためには、
ワイヤが軽量であることが必要である。
3、ワイヤの靭性が高いこと、ワイヤは中間のガイドに
よって湾曲されて配置されているため、ワイヤ組立中や
印字中に折損し易いので、靭性の高い材質であることが
必要である。
従来、この種の印字ワイヤには一般に超硬合金細線、タ
ングステン細線、高速度工具鋼細線等が用いられている
。このうち超硬合金は、耐摩耗性には優れているが、比
重が大きいためワイヤが重く、高速印字には適さない。
また、靭性も低いので使用中または組立中に折損する等
、信頼性の点で十分でない。
タングステンは比重が大きいため、ワイヤが重いこと、
強度の塑性加工のため、ファイバー組織が発達し、二枚
割れを発生し易いこと、耐摩耗性が十分でないこと等の
欠点がある。
高速度工具鋼は、超硬合金やタングステンに比較すると
比重が約半分と小さく、靭性も高い。しかも1Iv70
0〜900の高硬度が得られ、かつ適量の未固溶炭化物
を分散しているために耐摩耗性にも優れており、ドツト
プリンタ用印字ワイヤとして現在量も多量に使用されて
いる。高速度工具鋼には通常の溶製法によるものと、粉
末冶金法により製造されたものとがあるが、粉末高速度
工具網は炭化物生成元素の含有量を高められるので溶製
法のものと比較してより耐摩耗性が高い。粉末高速度工
具鋼からなるドツトプリンタワイヤとしては、特開昭5
8−175673号および特開昭61−199055号
などが知られている。ところが、印字プリンタのより以
上の高速化および高寿命化および高寿命化のためには、
前記の粉末高速度工具鋼でも耐摩耗性がまだ不十分であ
り、耐摩耗性の改善が必要である。
さらに、印字ワイヤの耐摩耗性をを向上させる技術とし
ては、例えば特開昭52−110121号に開示される
ように、ワイヤの先端に硬質合金のチップを接合する方
法や、特開昭54−54713号に開示されるような、
先端部をレーザー照射等で衝撃焼入する方法、#開閉5
2−96119号に開示されるワイヤ表面を化学気相メ
ツキ法により硬質化合物で被覆する方法等が提案されて
いる。
〔発明が解決しようとする課題〕
印字ワイヤの耐摩耗性を向上させようとする従来の方法
のうち、ワイヤ先端に硬質合金のチップを接合する方法
、先端部をレーザー照射等で衝撃焼入する方法、ワイヤ
表面を化学気相メツキ法により硬質化合物で被覆する方
法等は量産性に乏しく、コストが高くなる問題があり現
時点では工業的規模での実用化はなされていない。
以上の従来技術に対し本願出願人は、粉末高速度工具鋼
の未固溶炭化物の平均粒径を1.0μm以上とすること
により、耐摩耗性の向上を図ったドツトプリンタのワイ
ヤ材を提案している(特開昭61−199055号)、
シかしながら、本ワイヤ材は、耐摩耗性の向上には効果
があるものの、前記炭化物の粒径が大きすぎる場合には
、引抜性にやや問題があり、細線製造の引抜き作業時に
破断する場合があるという問題点を知見するに至った。
そこで本発明は、ドツトプリンタ用ワイヤに供される粉
末高速度工具鋼細線の引抜き作業時の破断を抑え、かつ
耐摩耗性のある適正な組成範囲にすることにより、高速
化、高寿命化に対応できる印字ワイヤを提供しようとす
るものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、組成が重量比でC1,8〜2.7%、 Si
2.0%以下、Mn1.0%以下、Cr 2.0〜8.
0%以下、■5.0〜9.0%と、W S、O〜15.
0%、Mo1.5〜3.5%の1種または2種の合計で
W+2Moで11.0〜20.0%と残部Feおよび不
可避的不純物からなり、組織がマトリックス中に2μm
以下の炭化物がほぼ均一に分散していることを特徴とす
るドツトプリンタ用ワイヤ、および組成が重量比で01
.8〜2.7%、Si2.0%以下、Mn1.0%以下
、Cr 2.0〜8.0%以下、V 5.0−9.0%
と、W 8.0−15.0%、Mo 1.5−3.5%
の1種または2種の合計でW+2Moで11.0〜20
.0%、ならびにCo 12.0%以下、Ni 3.0
%以下、Cu 3.0%以下のうち1種または2種以上
を合計で16.0%以下含有し、残部Feおよび不可避
的不純物からなり、組織がマトリックス中に2μm以下
の炭化物がほぼ均一に分散していることを特徴とするド
ツトプリンタ用ワイヤである。
本発明の特徴は、引抜き作業を始めとしたat線加工時
の破断を抑え、かつ耐摩耗性のある組成のワイヤとする
ために粉末高速度工具鋼の、特にC1Cr、W、Mo、
■といった炭化物生成元素を適正値にしたところに特徴
がある。
〔作用〕
以下に本発明の成分限定理由を述べる。
Cは、マルテンサイトの格子ひずみを大きくして硬いマ
トリックスとし、ワイヤの耐アブレツシブ摩耗性を向上
せしめる効果がある。さらに、Cr、W、Mo、Vと反
応して硬い炭化物を形成し、耐アブレッシブ摩耗性をよ
り一層向上させる。Cが1.8%未満では従来の粉末高
速度工具鋼とあまり変りがなく、上記効果が十分でない
、またCが2.7%を越えるとマトリックスが異常に脆
くなって靭性が失われるので、本発明の目的の一つであ
る細線加工が困難あるいはできなくなるので、Cは1.
8〜2.7%とした。
Crは、炭化物を形成して耐摩耗性を高める効果および
焼入性、耐酸化性を高める効果がある。
Cr2%未満では、この効果が十分でなく、逆に8%を
越えると靭性の低下がおこるのでCr 2.0〜8.0
%とした。
WおよびMoは、Crと同じくCと結合して硬い炭化物
を形成するのでアブレッシブ摩耗に有効な元素であると
同時に、焼もどし時に二次硬化を生ゼしぬるので、高温
に加熱されても硬さの低下を少なくする効果も併せ持っ
ている。そのために、ワイヤをアマチュアにろう相接合
する際に、接合部の硬さの低下を最小限に抑えることが
でき、疲労寿命の大幅向上に効果があるので、Wは8.
0〜15.0%の範囲、MOは1.5〜3.5%の範囲
で選択5.または複合で添加する。ただし、W+2Mo
で11.0〜20.0%とすることが必要である。これ
以上になると引抜き加工が困難となる。
VはCと結合して硬い炭化物を形成する。特にV炭化物
の硬さは約HV 3000でCr炭化物の2倍の硬さを
有しているので、アブレッシブ摩耗に対して、有効な作
用を及ぼすが、加工性にも敏感に影響を与え、9%を越
えると靭性が劣化して細線加工が困難となるのでVは5
.0〜9.0%とした。
SLは脱酸剤として添加し、マトリックスに固溶して硬
さを高める効果があるが、多すぎると靭性低下を招くの
で2%以下含有させる。
Mnも脱酸剤として添加し、焼入性を高める効果もある
が、多すぎると焼入後の硬さが低くなるので1%以下含
有させる。
Coは基地に固溶して基地の硬さを高め耐食性向上にも
効果があるが、12%を越えると脆くなるので12%以
下とする。
Niは焼入性を高め、耐食性を向上するため添加するが
、多すぎると焼入時に過度の残留オーステナイトを生成
させ硬さの低下を招くので3.0%以下で添加可能であ
る。
Cuは耐食性を向上させ、焼入性を高める効果もあるが
、多すぎると熱間加工性を害するので3.0%以下とす
る。
Co、Ni、Cuは複合添加すると耐食性向上に効果が
大きいが、多すぎるとその効果が飽和し、前記の逆効果
が生じるので、1種または2種以上を合計で16.0%
以下含有させる。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明する。
第1表に示す組成の粉末を製造し、熱間静水圧プレスと
鍛造および圧延により線材を得た。この線材を線径0.
3ma+のドツトプリンタの寸法まで引抜き加工をして
引抜加工性を評価した。引抜きのできたワイヤは、焼入
焼もどし後の硬さを測定した後、実際にプリンタに組込
み、1億ドツト打点後のワイヤ先端の摩耗量を測定した
引抜加工性の評価、硬さ測定の結果および摩耗量の測定
結果を第1表に併せて示す。摩耗量はドツトワイヤ先端
からの長さの減量を示すものである。
比較例のうち、N008はCf!にとともにW+2M。
の多いもの、No、9はVの多いものである。これらは
いずれも引き抜きの途中で線材が融断し、0.3mmま
では引抜き加工が困難であることがわかった。したがっ
て、 No、8.9の材料は温間や熱間での引抜きが必
要である。比較例のN o、 10は市場で実用化され
ている粉末高速度工具鋼の1種であり、引抜加工性は良
い。しかし、本発明と比較するとワイヤ先端の摩耗量が
多いことが第1表かられかる。
本発明のワイヤは、引抜加工性は工業的に十分行なえる
範囲であり、特に硬さが大きく、摩耗量が少ないことが
特徴である。
〔発明の効果〕
以上に述べたように1本発明によれば線材への加工が十
分できる範囲内でドツトワイヤの耐摩耗性を著しく高め
ることができ、しかも軽量で靭性も高いので高速、高寿
命のドツトプリンタ用ワイヤとして産業上顕著な効果を
有するものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 組成が重量比でC1.8〜2.7%、Si2.0%
    以下、Mn1.0%以下、Cr2.0〜8.0%以下、
    V5.0〜9.0%と、W8.0〜15.0%、Mo1
    .5〜3.5%の1種または2種の合計でW+2Moで
    11.0〜20.0%と残部Feおよび不可避的不純物
    からなり、組織がマトリックス中に2μm以下の炭化物
    がほぼ均一に分散していることを特徴とするドットプリ
    ンタ用ワイヤ。 2 組成が重量比でC1.8〜2.7%、Si2.0%
    以下、Mn1.0%以下、Cr2.0〜8.0%以下、
    V5.0〜9.0%と、W8.0〜15.0%、Mo1
    .5〜3.5%の1種または2種の合計でW+2Moで
    11.0〜20.0%、ならびにCo12.0%以下、
    Ni3.0%以下、Cu3.0%以下のうち1種または
    2種以上を合計で16.0%以下含有し、残部Feおよ
    び不可避的不純物からなり、組織がマトリックス中に2
    μm以下の炭化物がほぼ均一に分散していることを特徴
    とするドットプリンタ用ワイヤ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104818433A (zh) * 2015-05-05 2015-08-05 柳州金特新型耐磨材料股份有限公司 一种挖掘机用耐磨斗齿
CN104911459A (zh) * 2015-05-05 2015-09-16 柳州金特新型耐磨材料股份有限公司 一种挖掘机用耐磨钢主刀板的制备方法
CN107574386A (zh) * 2017-08-21 2018-01-12 柳州科尔特锻造机械有限公司 装载机底板的制备方法

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