JP2837621B2 - ドットプリンタヘッド及びそのワイヤのろう付け方法 - Google Patents

ドットプリンタヘッド及びそのワイヤのろう付け方法

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JP2837621B2 JP26448893A JP26448893A JP2837621B2 JP 2837621 B2 JP2837621 B2 JP 2837621B2 JP 26448893 A JP26448893 A JP 26448893A JP 26448893 A JP26448893 A JP 26448893A JP 2837621 B2 JP2837621 B2 JP 2837621B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドットプリンタヘッド
及びそのワイヤのろう付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図5(a)に示すように、ヨーク
18と一体に形成されたコア17にコイル16を巻回
し、コア17の吸引面(先端面)17aに対向するアー
マチュア8の先端にワイヤ9を結合し、ワイヤ9を複数
のガイドチップ10により摺動自在に保持し、アーマチ
ュア8を起伏自在に保持する支点部18aをヨーク18
に形成し、通常はアーマチュアスプリング6によりアー
マチュア8をストッパ13に当接させるとともに支点押
えばね7により支点部18aに押え、コイル16に電流
を流すことにより、図5(b)に示すように、コア17
でアーマチュア8を吸引し、ワイヤ9の先端をプラテン
24上の用紙(図示せず)に当接させるようにしたドッ
トプリンタヘッドがある。
【0003】高速印字における追従性と耐久性とを考慮
すると、ドットプリンタヘッドに用いられるワイヤは軽
量で靱性及び耐摩耗性の優れた特性である必要がある。
この条件を満足させるために、特公平5−3387号公
報に記載されているように、粉末冶金法により製造され
た高速度工具鋼によって形成したワイヤを用い、このワ
イヤをアーマチュアにろう付けしたものがある。
【0004】図5においては、ワイヤ9を駆動するアー
マチュア8は一つしか図示していないが、実際には環状
に配列されている。この場合、各ワイヤ9の先端は直線
上で近接配置されているが、後端は環状に配列されたア
ーマチュア8の先端に結合されるため、ワイヤ9は曲げ
モーメントが与えられた状態でガイドチップ10に保持
されている。また、アーマチュア8の先端が支点部18
aを中心に梃子運動するのに対し、ワイヤ9は直線運動
するようにガイドチップ10に保持されているため、ア
ーマチュア8がコア17に吸引されることにより、図5
(b)に示すように、ワイヤ9の付け根部9bには矢印
B方向の力が作用する。さらに、比較的質量が大きいア
ーマチュア8がコア17に当接するときの衝撃力がろう
付け部を介してワイヤ9に伝達され、アーマチュア8に
対するワイヤ9の接合部に応力が集中する。
【0005】一方、高速度工具鋼により形成されたワイ
ヤ9に焼入れと焼戻しとを施すと硬度が増し、本来の耐
久性を発揮するものであるが、アーマチュア8にワイヤ
9をろう付けするときに加えられる温度は、ろう材とし
て銀ろうを用いた場合でもオーバーテンパーとなり、こ
れにより、ろう付け時に温度の影響を受けたワイヤ9の
熱影響部は硬度低下を起こし抗折力が低下する。これに
よりワイヤ9がアーマチュア8に対する付け根部9bか
ら折損することがある。
【0006】このようなことから、特公平5−3387
号公報に記載されているように、アーマチュアの印字端
側の面から該印字端側にかけての部分における接合に伴
う熱影響部と非熱影響部との平均硬度の差を、ビッカー
ス硬度で80〜30に定めた発明がある。すなわち、図
5(b)を参照して説明すると、この発明は、アーマチ
ュア8の印字端側の面8a側の先端における最も折れ易
いワイヤ9の付け根部9bでのろう付け時の硬度低下量
を制限することにより、ワイヤ9の抗折力の低下を制限
し、ワイヤ9の折損を防止するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】特公平5−3387号
公報に記載された発明は、アーマチュアに対するワイヤ
の付け根部の折損を防止することはできる。しかし、ろ
う付け時にワイヤの硬度低下量を制限するためにはろう
付け温度を制限するしかなく、ろう材が溶けずアーマチ
ュアとワイヤとの間に浸透し難くなり、この結果、ワイ
ヤがろう付け部においてアーマチュアから剥離すること
がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
コイルが巻回されたコアに対向する起伏自在のアーマチ
ュアの先端に、ワイヤガイドに摺動自在に保持されたワ
イヤの後端部を銀ろうでろう付けしてなるドットプリン
タヘッドにおいて、前記ワイヤを粉末冶金法により製造
された高速度工具鋼によって形成し、前記アーマチュア
の印字端側の面よりも前記ワイヤの後端側に寄った部分
と、前記ワイヤのろう付け温度による影響を受けない部
分との平均硬度の差をビッカース硬度で90〜150に
設定した。
【0009】請求項2記載の発明は、コイルが巻回され
たコアに対向する起伏自在のアーマチュアの先端に、ワ
イヤガイドに摺動自在に保持されたワイヤの後端部を銀
ろうでろう付けしてなるドットプリンタヘッドにおい
て、前記ワイヤを粉末冶金法により製造された高速度工
具鋼によって形成し、前記アーマチュアの印字端側の面
よりも前記ワイヤの後端側に寄った部分と、前記ワイヤ
のろう付け温度による影響を受けない部分とにおける平
均硬度の差をビッカース硬度で90〜150に設定とな
るように、前記ワイヤの後端を側集中的に加熱してその
ワイヤと前記アーマチュアとを銀ろうでろう付けするよ
うにした。
【0010】
【作用】アーマチュアの印字端側の面よりもそのワイヤ
の後端側に寄った部分と、ワイヤのろう付け温度による
影響を受けない部分との平均硬度の差をビッカース硬度
で90〜150に設定することにより、ワイヤの後端側
でのろう付け温度を高めることを可能とし、これによ
り、銀ろうを確実に溶かしてアーマチュアとワイヤとの
接合部に銀ろうを十分に浸透させることができ、これに
より、アーマチュアからのワイヤの剥離を防止すること
ができ、しかも、ろう付け温度による硬度低下が最大値
のなる部分をアーマチュアの印字端側の面よりもワイヤ
の後端側に設定することにより、アーマチュアの印字端
側の面の先端における最も折れ易いワイヤの付け根部の
硬度低下量を制限することができ、したがって、ワイヤ
の付け根部の折損を防止することが可能となる。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例を図1ないし図4に基づい
て説明する。図5において説明した従来例と同一部分は
同一符号を用いて説明する。1はプリンタのキャリア
(図示せず)に固定される取付部材、2は一端開口の容
器状のハウジングである。このハウジング2の底部から
突出するワイヤガイド3の一端にはハウジング2の底面
に当接するアーマチュアガイド4が一体に形成されてい
る。このアーマチュアガイド4には、複数のガイドピン
5とアーマチュア8の両側を案内する突片(図示せず)
とが形成されているとともに、アーマチュアスプリング
6と支点押えばね7とがガイドピン5の内側と外側とに
配置されて保持されている。また、アーマチュア8の内
方端に固定された複数のワイヤ9は、ワイヤガイド3に
固定された複数のガイドチップ10に摺動自在に保持さ
れている。さらに、アーマチュアガイド4には複数のス
トッパ受け11が嵌め込まれている。そして、ワイヤ9
をガイドチップ10に挿通しながらアーマチュア8をガ
イドピン5に挿入し、ハウジング2の底面と、ストッパ
受け11と、非磁性材料により形成されたフィルム12
と、スペーサ12aと、ストッパ13とを積層して螺子
14で結合することにより、アーマチュアブロック15
が形成されている。
【0012】前記ワイヤ9は粉末冶金法により製造され
た高速度工具鋼によって形成され、印字動作の必要な靱
性と耐摩耗性とを得るために熱処理により所望の硬度に
調質されている。また、前記アーマチュア8は珪素鉄に
より形成されニッケルメッキを施したものが用いられて
いる。そして、図3(b)に示すように、ワイヤ9の後
端9aからアーマチュア8対する付け根部9bの範囲に
おいて各ワイヤ9の後端部がアーマチュア8の先端に銀
ろうAによってろう付けされている。ワイヤ9は後端9
aからアーマチュア8に対する付け根部9bに至る範囲
の略2倍の範囲がろう付け温度の影響を受ける熱影響部
であり、その先は非熱影響部である。
【0013】本発明は、アーマチュア8の印字端側の面
よりもそのワイヤ9の後端側に寄った部分9cと、ワイ
ヤ9のろう付け温度による影響を受けない部分との平均
硬度の差をビッカース硬度で90〜150に設定となる
ようにワイヤ9の後端を側集中的に加熱してそのワイヤ
9とアーマチュア8とを銀ろうでろう付けしている。な
お、ワイヤ9の硬度低下を少なくするためには、錫、
鉛、亜鉛等、はんだ類の溶解温度の低い軟ろうが好まし
いが、高強度が得られないので硬ろうとしての銀ろうA
を用いた。また、印字に際し、ワイヤ9にはアーマチュ
ア8に対する付け根部9bに局部的に外力が作用するの
で、この部分の硬度及び抗折力の低下を最も制限する必
要があるので、ろう付けのための加熱の中心は、なるべ
くワイヤ9の後端面a側にし、且つ、必要部分のみに誘
導電力を集中して昇温させる高周波ろう付け法によりろ
う付けを行った。
【0014】次いで、それぞれコイル16が装着された
複数のコア17がヨーク18とともに一体に形成され、
コイル16が接続された基板19をヨーク18の背面に
固定することによりヨークブロック20が形成されてい
る。基板19には外部回路に接続されるコネクタ21が
固定されている。そして、前記取付部材1と前記ハウジ
ング2と前記ストッパ受け11とに通した螺子22をヨ
ーク18に螺合することにより、ドットプリンタヘッド
が完成される。この状態では、アーマチュア8の内面は
前記コア17の吸引面17aに対向されるとともに、支
点押えばね7の圧力により前記ヨーク18に形成された
支点部18aに前記フィルム12を介して支えられてい
る。この支点部18aはヨーク18の環状のエッジであ
る。
【0015】このような構成において、選択的にコイル
16を励磁させることにより、アーマチュア8がコア1
7の吸引面17aに吸引され、ワイヤ9がインクリボン
を介してプラテン24上の用紙25に衝突し、これによ
り、印字がなされる。コイル16への通電が途絶えた時
に、アーマチュア8がアーマチュアスプリング6の付勢
力により復帰してストッパ13により復帰位置が定めら
れる。
【0016】本実施例においても前述した従来例と同様
に、図5(b)に示すように、ワイヤ9の付け根部9b
には矢印B方向の力が作用し、アーマチュア8がコア1
7に当接するときの衝撃力がろう付け部を介してワイヤ
9に伝達され、アーマチュア8に対するワイヤ9の接合
部に応力が集中するが、耐久実験結果を図2のグラフを
参照して述べる。
【0017】アーマチュア8の印字端側の面8aよりも
ワイヤ9の後端側に寄った部分9cと、そのワイヤ9の
ろう付け温度による影響を受けない部分とにおける平均
硬度の差、すなわち、ワイヤ9の後端9a側の部分9c
(図3参照)におけるろう付け温度によるワイヤ9の部
分9cの硬度低下量が異なるサンプルをA,B,Cのグ
ループに分ける。グループAのサンプルA1〜A10は
160〜200、グループBのサンプルB1〜B10は
本発明での設定範囲に含まれる100〜140、グルー
プCのサンプルC1〜C10は40〜80である。これ
らの硬度低下量の単位は何れもビッカース硬度である。
【0018】このように区別されたサンプルを組み込ん
だドットプリンタヘッドを実際に駆動することにより実
験を行った結果を図2に示す。グループAのサンプル
は、10個中8個までが約0.7億ドット〜約1.6億
ドットのインパクト回数でワイヤ9がアーマチュア8に
対する付け根部9bから折損し(図4(a)参照)、1
0個中2個がアーマチュア8から剥離する途中で折損し
た(図4(b)参照)。グループAの各サンプルは硬度
低下量が大きい。これはろう付け温度が高いために非熱
影響部に対してアーマチュア8に対するワイヤ9の付け
根部9bの硬度及び抗折力の低下量が大きくなり、その
ためにワイヤ9の付け根部9bで折損したものである。
この折損は初期に発生するものではなく、印字の繰り返
し動作による疲労破壊である。
【0019】ここで、グループAのサンプル中、硬度低
下の勾配の異なるサンプルA3,A8について考察す
る。図3(a)に示すように、アーマチュア8に対する
ワイヤ9の付け根部9bの硬度を比較すると、サンプル
A3よりサンプルA8の方が大きいことが分かる。これ
により、付け根部9bにおける硬度(抗折力)が低いサ
ンプルA3は、付け根部9bで折損し、付け根部9bに
おける硬度(抗折力)が高いサンプルA8は、付け根部
9bで折損し始める前にろう付け部が剥離したものと考
えられる。
【0020】また、グループCのサンプルは、全てがア
ーマチュア8とワイヤ9とのろう付け部が剥離した(図
4(c)参照)。この剥離に至るインパクト回数は、1
0個中8個までが約1.8億ドット以下、10個中1個
が約2億ドット、10個中1個が約2.1億ドットであ
る。このグループCは最も硬度の低下量が低いグループ
で、平均的な耐久回数を示したサンプルC6の硬度低下
勾配は、図3(a)に示すように、アーマチュア8に対
するワイヤ9の付け根部9bにおける硬度(抗折力)が
最も高い。この結果、ワイヤ9の折損に至るものはな
い。しかし、ろう付け時の硬度の低下量を低くするには
ろう付け温度を低くする必要があるため銀ろうAが溶解
し難くなり、アーマチュア8とワイヤ9との接合部に銀
ろうAが浸透し難くなる。この結果、ワイヤ9がろう付
け部から剥離したものと考えられる。この剥離は初期に
発生するものではなく、印字の繰り返し動作による疲労
破壊である。
【0021】しかして、硬度の低下量が本発明での設定
範囲に含まれるグループBのサンプルは、全てが2.5
億ドットのインパクト回数を満足した。図3(a)にサ
ンプルB1を代表としてその硬度変化勾配を示すが、こ
のグループBの硬度の低下量が90〜140なるように
ろう付け温度を設定したことにより、アーマチュア8に
対するワイヤ9の付け根部9bの硬度(抗折力)が、グ
ループAとグループBとのサンプルの中間値を示すこと
になる。これは印字動作における靱性及び耐摩耗性を得
るための許容範囲内に硬度(抗折力)の低下を抑制する
ろう付け温度であり、且つ、銀ろうAを確実に溶かして
アーマチュア8とワイヤ9との接合部に十分に浸透させ
ることができるろう付け温度である。このため、ワイヤ
9の折損を防止することを満足するとともに、アーマチ
ュア8からのワイヤ9の剥離を防止することができたも
のと考えられる。
【0022】
【発明の効果】本発明は上述のように、アーマチュアの
印字端側の面よりもワイヤの後端側に寄った部分と、そ
のワイヤのろう付け温度による影響を受けない部分との
平均硬度の差をビッカース硬度で90〜150に設定し
たので、ワイヤの後端側でのろう付け温度を高めること
を可能とし、これにより、銀ろうを確実に溶かしてアー
マチュアとワイヤとの接合部に銀ろうを十分に浸透させ
ることができ、これにより、アーマチュアからのワイヤ
の剥離を防止することができ、しかも、ろう付け温度に
よる硬度低下が最大値のなる部分をアーマチュアの印字
端側の面よりもワイヤの後端側に設定することにより、
アーマチュアの印字端側の面の先端における最も折れ易
いワイヤの付け根部の硬度低下量を制限することがで
き、したがって、ワイヤの付け根の折損を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すドットプリンタヘッド
の縦断側面図である。
【図2】実験結果を示すグラフである。
【図3】(a)はワイヤの硬度低下勾配を示すグラフ、
(b)はワイヤとアーマチュアとの接合部の側面図であ
る。
【図4】(a)はワイヤのアーマチュアに対する付け根
部が折損した状態を示す側面図、(b)はワイヤがアー
マチュアから剥離する途中で折損した状態を示す側面
図、(c)はワイヤがアーマチュアから剥離した状態を
示す側面図である。
【図5】従来例を示すもので、(a)は印字前の非印字
時におけるアーマチュとワイヤとの状態を示す縦断側面
図、(b)は印字時におけるアーマチュアとワイヤとの
状態を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
3 ワイヤガイド 8 アーマチュア 8a アーマチュアの印字端側の面 9 ワイヤ 9a ワイヤの後端 9c アーマチュアの印字端側の面よりワイヤの後端
側に寄った部分 16 コイル 17 コア A 銀ろう

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルが巻回されたコアに対向する起伏
    自在のアーマチュアの先端に、ワイヤガイドに摺動自在
    に保持されたワイヤの後端部を銀ろうでろう付けしてな
    るドットプリンタヘッドにおいて、前記ワイヤを粉末冶
    金法により製造された高速度工具鋼によって形成し、前
    記アーマチュアの印字端側の面よりも前記ワイヤの後端
    側に寄った部分と、前記ワイヤのろう付け温度による影
    響を受けない部分との平均硬度の差をビッカース硬度で
    90〜150に設定したことを特徴とするドットプリン
    タヘッド。
  2. 【請求項2】 コイルが巻回されたコアに対向する起伏
    自在のアーマチュアの先端に、ワイヤガイドに摺動自在
    に保持されたワイヤの後端部を銀ろうでろう付けしてな
    るドットプリンタヘッドにおいて、前記ワイヤを粉末冶
    金法により製造された高速度工具鋼によって形成し、前
    記アーマチュアの印字端側の面よりも前記ワイヤの後端
    側に寄った部分と、前記ワイヤのろう付け温度による影
    響を受けない部分とにおける平均硬度の差をビッカース
    硬度で90〜150に設定となるように、前記ワイヤの
    後端を側集中的に加熱してそのワイヤと前記アーマチュ
    アとを銀ろうでろう付けするようにしたことを特徴とす
    るワイヤのろう付け方法。
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