JPH0639936A - 複合材料及びその製造方法 - Google Patents
複合材料及びその製造方法Info
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- JPH0639936A JPH0639936A JP4196776A JP19677692A JPH0639936A JP H0639936 A JPH0639936 A JP H0639936A JP 4196776 A JP4196776 A JP 4196776A JP 19677692 A JP19677692 A JP 19677692A JP H0639936 A JPH0639936 A JP H0639936A
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- composite material
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- polyvinylidene chloride
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- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
- Molding Of Porous Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 粒径0.01〜5mm、発砲倍率3〜100
倍のポリ塩化ビニリデン系多泡質発泡粒子10〜99体
積%と熱硬化性樹脂1〜90体積%からなる複合材料、
及びその製造方法。 【効果】 本発明の複合材料は、熱伝導率が低く、機械
的物性、緩衝性にも優れたポリ塩化ビニリデン系多泡質
発泡粒子を使用するため、得られる複合材料も断熱性能
が優れ、非常にタフな材料となる。すなわち、軽量性、
機械的物性、断熱性、遮音性に優れた複合材料である。
倍のポリ塩化ビニリデン系多泡質発泡粒子10〜99体
積%と熱硬化性樹脂1〜90体積%からなる複合材料、
及びその製造方法。 【効果】 本発明の複合材料は、熱伝導率が低く、機械
的物性、緩衝性にも優れたポリ塩化ビニリデン系多泡質
発泡粒子を使用するため、得られる複合材料も断熱性能
が優れ、非常にタフな材料となる。すなわち、軽量性、
機械的物性、断熱性、遮音性に優れた複合材料である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築材料、構造材料、
緩衝材、断熱材、スポ−ツ用品、浮力材、防音材として
用いることのできる、軽量性、断熱性、機械的物性、遮
音性に優れた複合材料に関するものである。
緩衝材、断熱材、スポ−ツ用品、浮力材、防音材として
用いることのできる、軽量性、断熱性、機械的物性、遮
音性に優れた複合材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建築材料、構造材料、断熱材とし
て発泡スチロ−ル、発泡ポリエチレンなどの各種発泡体
が利用されている。しかし、これらの発泡体単独では、
機械的強度が充分ではなく、大きな荷重のかかる用途に
は用いることは出来ない。一方エポキシ樹脂、不飽和ポ
リエステル、ポリウレタン、シリコンエラストマ−、フ
ェノ−ル樹脂、メラミン樹脂などの熱硬化性樹脂は各種
構造材料として使用されているが、これらの材料に対し
ては、軽量化、断熱性付与、及び、経済的理由によりし
ばしば発泡体との複合化が行われている。ここで用いら
れる発泡体にはガラスバル−ン、シラスバル−ンなどの
無機発泡体が一般に使用されるが、無機発泡体では軽量
化効果が十分ではなく、また緩衝性を付与することは出
来ない。
て発泡スチロ−ル、発泡ポリエチレンなどの各種発泡体
が利用されている。しかし、これらの発泡体単独では、
機械的強度が充分ではなく、大きな荷重のかかる用途に
は用いることは出来ない。一方エポキシ樹脂、不飽和ポ
リエステル、ポリウレタン、シリコンエラストマ−、フ
ェノ−ル樹脂、メラミン樹脂などの熱硬化性樹脂は各種
構造材料として使用されているが、これらの材料に対し
ては、軽量化、断熱性付与、及び、経済的理由によりし
ばしば発泡体との複合化が行われている。ここで用いら
れる発泡体にはガラスバル−ン、シラスバル−ンなどの
無機発泡体が一般に使用されるが、無機発泡体では軽量
化効果が十分ではなく、また緩衝性を付与することは出
来ない。
【0003】一方発泡スチロ−ル、発泡ポリエチレンな
どの有機発泡体を熱硬化性樹脂原料に混合すると、その
熱硬化性樹脂原料に侵されたり、熱硬化性樹脂の硬化温
度で発泡構造が破壊され、所望の複合体を得ることは困
難である。比較的耐熱性に優れ、熱硬化性樹脂に侵され
にくい発泡体としてミクロパ−ル(松本油脂製薬(株)
製)のポリ塩化ビニリデン系マイクロバル−ンがある
が、これはきわめて高価な発泡体であり、また発泡体が
モノセル構造であるため断熱性、緩衝性を向上させる効
果は小さい。また、これらの発泡体を熱硬化性樹脂の原
料に混合する際の共通の問題点として比重差があるため
均一混合が困難であるということが挙げられる。
どの有機発泡体を熱硬化性樹脂原料に混合すると、その
熱硬化性樹脂原料に侵されたり、熱硬化性樹脂の硬化温
度で発泡構造が破壊され、所望の複合体を得ることは困
難である。比較的耐熱性に優れ、熱硬化性樹脂に侵され
にくい発泡体としてミクロパ−ル(松本油脂製薬(株)
製)のポリ塩化ビニリデン系マイクロバル−ンがある
が、これはきわめて高価な発泡体であり、また発泡体が
モノセル構造であるため断熱性、緩衝性を向上させる効
果は小さい。また、これらの発泡体を熱硬化性樹脂の原
料に混合する際の共通の問題点として比重差があるため
均一混合が困難であるということが挙げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、軽量性、機械的物性、断熱性、遮音性に優
れた熱硬化性樹脂/発泡体の複合材料を得ることであ
る。
する課題は、軽量性、機械的物性、断熱性、遮音性に優
れた熱硬化性樹脂/発泡体の複合材料を得ることであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意研究を行った結果、特定の素材、
構造、発泡倍率、粒径をもった発泡体と熱硬化性樹脂と
の複合材料が目的とする物性を満足することを見いだ
し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、
粒径0.01〜5mm、発泡倍率3〜100倍のポリ塩
化ビニリデン系多泡質発泡粒子10〜99体積%と、熱
硬化性樹脂1〜90体積%からなる複合材料を提供する
ものであり、また粒径0.005〜2mmの、発泡剤を
含むポリ塩化ビニリデン系未発泡ビ−ズと熱硬化性樹脂
原料とを、ビ−ズ/熱硬化性樹脂原料=100/1〜1
/30の重量比で混合し、熱硬化性樹脂の硬化時の反応
熱、及び、その反応熱と外部からの加熱により、硬化と
同時に発泡させることを特徴とする上記複合材料の製造
方法を提供するものである。
を解決するために鋭意研究を行った結果、特定の素材、
構造、発泡倍率、粒径をもった発泡体と熱硬化性樹脂と
の複合材料が目的とする物性を満足することを見いだ
し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、
粒径0.01〜5mm、発泡倍率3〜100倍のポリ塩
化ビニリデン系多泡質発泡粒子10〜99体積%と、熱
硬化性樹脂1〜90体積%からなる複合材料を提供する
ものであり、また粒径0.005〜2mmの、発泡剤を
含むポリ塩化ビニリデン系未発泡ビ−ズと熱硬化性樹脂
原料とを、ビ−ズ/熱硬化性樹脂原料=100/1〜1
/30の重量比で混合し、熱硬化性樹脂の硬化時の反応
熱、及び、その反応熱と外部からの加熱により、硬化と
同時に発泡させることを特徴とする上記複合材料の製造
方法を提供するものである。
【0006】本発明においては、発泡剤を含浸させたポ
リ塩化ビニリデン系ビ−ズ、または、そのビ−ズを発泡
させることにより得られる発泡粒子を用いることが必須
要件である。ここでいうポリ塩化ビニリデン系多泡質発
泡粒子とは特公昭63−33781号、特公昭63−3
3782号、特開昭63−170435号、特願平2−
199125号などに記載されているもので、非晶質の
塩化ビニリデン系ビ−ズに発泡剤を含浸し発泡させたも
のである。ここで言う非晶質の塩化ビニリデン系ビ−ズ
とは、塩化ビニリデンが10重量%以上、85重量%以
下、共重合可能なモノマ−が15重量%以上、90重量
%以下からなる共重合樹脂のことである。塩化ビニリデ
ンが10重量%未満であると、塩化ビニリデン樹脂本来
の特長である耐油性、耐薬品性、機械的強度及びバリア
性が低下する。85重量%を越えると塩化ビニリデン系
ビ−ズは結晶性となり、発泡性が低下する。
リ塩化ビニリデン系ビ−ズ、または、そのビ−ズを発泡
させることにより得られる発泡粒子を用いることが必須
要件である。ここでいうポリ塩化ビニリデン系多泡質発
泡粒子とは特公昭63−33781号、特公昭63−3
3782号、特開昭63−170435号、特願平2−
199125号などに記載されているもので、非晶質の
塩化ビニリデン系ビ−ズに発泡剤を含浸し発泡させたも
のである。ここで言う非晶質の塩化ビニリデン系ビ−ズ
とは、塩化ビニリデンが10重量%以上、85重量%以
下、共重合可能なモノマ−が15重量%以上、90重量
%以下からなる共重合樹脂のことである。塩化ビニリデ
ンが10重量%未満であると、塩化ビニリデン樹脂本来
の特長である耐油性、耐薬品性、機械的強度及びバリア
性が低下する。85重量%を越えると塩化ビニリデン系
ビ−ズは結晶性となり、発泡性が低下する。
【0007】共重合可能なモノマ−としては、塩化ビニ
ル、(メタ)アクリロニトリル、スチレン、α−メチル
スチレン、およびアクリル酸メチルといったアクリル酸
エステル類、メタアクリル酸メチルといったメタアクリ
ル酸エステル類、N−フェニルマレイミドといったN−
置換マレイミド等が挙げられる。これらは単独、もしく
は2種以上を組み合わせて用いてもよい。
ル、(メタ)アクリロニトリル、スチレン、α−メチル
スチレン、およびアクリル酸メチルといったアクリル酸
エステル類、メタアクリル酸メチルといったメタアクリ
ル酸エステル類、N−フェニルマレイミドといったN−
置換マレイミド等が挙げられる。これらは単独、もしく
は2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0008】また、塩化ビニリデン系ビ−ズは、架橋構
造にしてもよい。架橋構造を持たせると発泡粒子の多泡
質構造が安定になり、緩衝効果は向上する。架橋剤とし
ては、ジビニルベンゼン、ネオペンチルグリコ−ルジ
(メタ)アクリレ−ト、1,6−ヘキサンジオ−ルジ
(メタ)アクリレ−ト、エチレングリコ−ル系ジ(メ
タ)アクリレ−ト、プロピレングリコ−ル系ジ(メタ)
アクリレ−ト等を挙げることができる。架橋度の目安と
してテトラヒドロフラン(以下、THFと略す)への不
溶分の量(以下、ゲル分率と言う)として表すことがで
きる。
造にしてもよい。架橋構造を持たせると発泡粒子の多泡
質構造が安定になり、緩衝効果は向上する。架橋剤とし
ては、ジビニルベンゼン、ネオペンチルグリコ−ルジ
(メタ)アクリレ−ト、1,6−ヘキサンジオ−ルジ
(メタ)アクリレ−ト、エチレングリコ−ル系ジ(メ
タ)アクリレ−ト、プロピレングリコ−ル系ジ(メタ)
アクリレ−ト等を挙げることができる。架橋度の目安と
してテトラヒドロフラン(以下、THFと略す)への不
溶分の量(以下、ゲル分率と言う)として表すことがで
きる。
【0009】このゲル分率は、本発明でいう塩化ビニリ
デン系ビ−ズ1〜2g(C0 )を100mlのTHF中
に40℃、1時間攪拌下に抽出させた後、THF不溶分
を濾別し、THFを除去することにより得られる残渣量
C1 を測定し、以下の式より算出することができる。ゲ
ル分率が80%以下であると多泡構造の安定化が図ら
れ、良好な発泡粒子を生成することができる。 ゲル分率(%)=(C0 −C1 )/C0 ×100
デン系ビ−ズ1〜2g(C0 )を100mlのTHF中
に40℃、1時間攪拌下に抽出させた後、THF不溶分
を濾別し、THFを除去することにより得られる残渣量
C1 を測定し、以下の式より算出することができる。ゲ
ル分率が80%以下であると多泡構造の安定化が図ら
れ、良好な発泡粒子を生成することができる。 ゲル分率(%)=(C0 −C1 )/C0 ×100
【0010】次に本発明で使用するポリ塩化ビニリデン
系ビ−ズの製造例をのべるが、これに限定されるもので
はない。重合方法としては公知の重合方法、例えば懸濁
重合、乳化重合、溶液重合、塊状重合、分散重合等の中
から任意の方法を用いて製造することができる。特に懸
濁重合は樹脂の分離が容易であり、また、そのまま発泡
剤を含浸させることができるため、非常に良好である。
粒径の制御も使用する懸濁剤の種類、量及び重合時の攪
拌動力の選択により容易に行うことができ、従来品のモ
ノセル構造のポリ塩化ビニリデン系マイクロバル−ンで
は自由に粒径を制御することは困難である点に比べ非常
に有効な方法といえる。
系ビ−ズの製造例をのべるが、これに限定されるもので
はない。重合方法としては公知の重合方法、例えば懸濁
重合、乳化重合、溶液重合、塊状重合、分散重合等の中
から任意の方法を用いて製造することができる。特に懸
濁重合は樹脂の分離が容易であり、また、そのまま発泡
剤を含浸させることができるため、非常に良好である。
粒径の制御も使用する懸濁剤の種類、量及び重合時の攪
拌動力の選択により容易に行うことができ、従来品のモ
ノセル構造のポリ塩化ビニリデン系マイクロバル−ンで
は自由に粒径を制御することは困難である点に比べ非常
に有効な方法といえる。
【0011】懸濁剤は一般的なセルロ−ズ系、ポリビニ
ルアルコ−ル系等が使用できる。また、生成粒子を調整
するために界面活性剤を併用してもかまわない。界面活
性剤としては一般的に使用されているものを挙げること
ができる。重合開始剤としては、ラウリルパ−オキサイ
ド、ベンゾイルパ−オキサイド、イソプロピルパ−オキ
シジカ−ボネイト等公知のラジカル開始剤が使用でき
る。
ルアルコ−ル系等が使用できる。また、生成粒子を調整
するために界面活性剤を併用してもかまわない。界面活
性剤としては一般的に使用されているものを挙げること
ができる。重合開始剤としては、ラウリルパ−オキサイ
ド、ベンゾイルパ−オキサイド、イソプロピルパ−オキ
シジカ−ボネイト等公知のラジカル開始剤が使用でき
る。
【0012】含浸方法については当該ビ−ズに発泡剤を
ガス状、液状で直接接することにより含浸する直接含浸
法や、当該ビ−ズのスラリ−液に発泡剤を添加し、水中
で接触させることにより含浸させる水中懸濁含浸法や、
重合中に発泡剤を添加することにより含浸させる重合含
浸法等が使用できる。発泡剤としては、例えばプロパ
ン、ブタン、イソブタン、ペンタン等の脂肪族炭化水素
類、塩化メチル、塩化エチル、塩化メチレン等の塩素化
炭化水素類、モノクロロジフルオロエタン、トリクロロ
エタン、ジフロロエタン、ジクロロトリフロロエタン、
1,1−ジクロロ−1フロロエタン、2,2−ジクロロ
−1,1,1トリフロロエタン、1,1,1,2−テト
ラフロロエタン、トリクロロモノフルオロメタン、ジク
ロロジフルオロメタン等の塩素化フッ素化炭化水素類お
よびこれらの混合物や、酸素、窒素、空気及び二酸化炭
素等の無機のガスが使用できる。
ガス状、液状で直接接することにより含浸する直接含浸
法や、当該ビ−ズのスラリ−液に発泡剤を添加し、水中
で接触させることにより含浸させる水中懸濁含浸法や、
重合中に発泡剤を添加することにより含浸させる重合含
浸法等が使用できる。発泡剤としては、例えばプロパ
ン、ブタン、イソブタン、ペンタン等の脂肪族炭化水素
類、塩化メチル、塩化エチル、塩化メチレン等の塩素化
炭化水素類、モノクロロジフルオロエタン、トリクロロ
エタン、ジフロロエタン、ジクロロトリフロロエタン、
1,1−ジクロロ−1フロロエタン、2,2−ジクロロ
−1,1,1トリフロロエタン、1,1,1,2−テト
ラフロロエタン、トリクロロモノフルオロメタン、ジク
ロロジフルオロメタン等の塩素化フッ素化炭化水素類お
よびこれらの混合物や、酸素、窒素、空気及び二酸化炭
素等の無機のガスが使用できる。
【0013】本発明で使用するポリ塩化ビニリデン系ビ
−ズの発泡剤量(以下、含浸量と言う)は、発泡に適し
た量が必要である。発泡時の温度により膨張能力は違う
が、含浸量は1%以上が良好であり、更に良好な含浸量
は6%以上である。含浸量は、当該ビ−ズ(重量X0 )
を180℃、15分、30〜50mmHgの減圧下で処
理した後のビ−ズの重量X1 を測定し、以下の式より算
出することができる。 含浸量(%)=(X0 −X1 )/X1 ×100
−ズの発泡剤量(以下、含浸量と言う)は、発泡に適し
た量が必要である。発泡時の温度により膨張能力は違う
が、含浸量は1%以上が良好であり、更に良好な含浸量
は6%以上である。含浸量は、当該ビ−ズ(重量X0 )
を180℃、15分、30〜50mmHgの減圧下で処
理した後のビ−ズの重量X1 を測定し、以下の式より算
出することができる。 含浸量(%)=(X0 −X1 )/X1 ×100
【0014】ポリ塩化ビニリデン系発泡粒子及び、その
発泡前のビ−ズは、耐薬品性に優れているため不飽和ポ
リエステルの原料である低分子ポリエステル/スチレン
混合物、エポキシ樹脂の原料である、エポキシ化合物、
アミン類、ポリウレタンの原料であるポリオ−ル、イソ
シアネ−ト類などにより侵され、発泡性を低下すること
がない。従って、熱硬化性樹脂に発泡粒子を混合させた
後、硬化させることにより軽量性、断熱性、機械的物
性、緩衝性、遮音性の優れた複合材料を得ることができ
る。
発泡前のビ−ズは、耐薬品性に優れているため不飽和ポ
リエステルの原料である低分子ポリエステル/スチレン
混合物、エポキシ樹脂の原料である、エポキシ化合物、
アミン類、ポリウレタンの原料であるポリオ−ル、イソ
シアネ−ト類などにより侵され、発泡性を低下すること
がない。従って、熱硬化性樹脂に発泡粒子を混合させた
後、硬化させることにより軽量性、断熱性、機械的物
性、緩衝性、遮音性の優れた複合材料を得ることができ
る。
【0015】ここで使用するポリ塩化ビニリデン系発泡
粒子の粒径は、0.01〜5mmが良好である。0.0
1mm未満では、熱硬化性樹脂原料との混合作業性がわ
るい。5mm超えると、複合材料の機械的物性が低下す
る。発泡倍率は、3〜100倍が良好である。3倍未満
では、複合材料の軽量化が不充分であり、100倍を超
えると、機械的物性が低下する。発泡粒子と熱硬化性樹
脂との混合比率は、発泡粒子10〜99体積%が良好で
ある。10体積%未満では、複合材料の軽量化が不充分
であり、99体積%超えると機械的物性が低下する。
粒子の粒径は、0.01〜5mmが良好である。0.0
1mm未満では、熱硬化性樹脂原料との混合作業性がわ
るい。5mm超えると、複合材料の機械的物性が低下す
る。発泡倍率は、3〜100倍が良好である。3倍未満
では、複合材料の軽量化が不充分であり、100倍を超
えると、機械的物性が低下する。発泡粒子と熱硬化性樹
脂との混合比率は、発泡粒子10〜99体積%が良好で
ある。10体積%未満では、複合材料の軽量化が不充分
であり、99体積%超えると機械的物性が低下する。
【0016】本発明の複合材料を製造する方法として、
一つは、あらかじめ発砲させたポリ塩化ビニリデン系粒
子を、熱可塑性樹脂と混合し硬化させる方法がある。他
の一つは、発泡前のビ−ズを熱硬化性樹脂原料に混合し
た後、硬化時の反応熱や、その反応熱と外部からの加熱
により硬化と同時に発泡させることで、目的とする複合
材料を得る方法がある。この方法では、発泡した粒子
を、熱硬化性樹脂原料に混合し、硬化させる方法に比
べ、予備発泡工程が省略でき、また発泡体が均一に分散
した複合材料を製造し易い特徴がある。
一つは、あらかじめ発砲させたポリ塩化ビニリデン系粒
子を、熱可塑性樹脂と混合し硬化させる方法がある。他
の一つは、発泡前のビ−ズを熱硬化性樹脂原料に混合し
た後、硬化時の反応熱や、その反応熱と外部からの加熱
により硬化と同時に発泡させることで、目的とする複合
材料を得る方法がある。この方法では、発泡した粒子
を、熱硬化性樹脂原料に混合し、硬化させる方法に比
べ、予備発泡工程が省略でき、また発泡体が均一に分散
した複合材料を製造し易い特徴がある。
【0017】この製造方法の具体的な一例としては、発
泡剤を含有した発泡前ビ−ズに、熱硬化性樹脂原料を混
合する。次に目的に応じた金型にこの混合物を、目標と
する複合体密度になるように充填し、熱硬化性樹脂の硬
化時の反応熱及び、その反応熱と外部からの加熱するこ
とにより得ることが出来る。また上記のほか、発泡粒子
と熱硬化性樹脂原料を混合させて、連続的に発泡、硬化
させて複合材料を得ることもできる。
泡剤を含有した発泡前ビ−ズに、熱硬化性樹脂原料を混
合する。次に目的に応じた金型にこの混合物を、目標と
する複合体密度になるように充填し、熱硬化性樹脂の硬
化時の反応熱及び、その反応熱と外部からの加熱するこ
とにより得ることが出来る。また上記のほか、発泡粒子
と熱硬化性樹脂原料を混合させて、連続的に発泡、硬化
させて複合材料を得ることもできる。
【0018】ここで使用するポリ塩化ビニリデン系ビ−
ズの粒径は、0.005〜2mmが良好である。0.0
05mm未満では、熱硬化性樹脂原料との混合作業性が
わるい。2mmを越えると、複合材料の機械的強度が低
下する。ポリ塩化ビニリデン系ビ−ズと熱硬化性樹脂原
料との比率は、100/1〜1/30の重量比が良好で
ある。1/30未満では、複合材料の軽量化が不充分で
あり、100/1を超えると機械的物性が低下する。
ズの粒径は、0.005〜2mmが良好である。0.0
05mm未満では、熱硬化性樹脂原料との混合作業性が
わるい。2mmを越えると、複合材料の機械的強度が低
下する。ポリ塩化ビニリデン系ビ−ズと熱硬化性樹脂原
料との比率は、100/1〜1/30の重量比が良好で
ある。1/30未満では、複合材料の軽量化が不充分で
あり、100/1を超えると機械的物性が低下する。
【0019】本発明で言う熱硬化性樹脂として、エポキ
シ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、
シリコンエラストマ−、フェノ−ル樹脂、メラミン樹脂
等をあげることができる。上記以外にポリ塩化ビニリデ
ン発泡体を侵さず、50℃〜200℃で硬化するもので
あれば使用することができる。本発明の複合材料は、熱
伝導率の低いポリ塩化ビニリデン系多泡質発泡粒子を使
用するため、得られる複合材料も断熱性能の優れた複合
材料になる。また、当該発泡粒子は機械的強度、緩衝性
にも優れいるため、得られる複合材料は、非常にタフな
材料となる。更に、ポリ塩化ビニリデン系樹脂は難燃性
にも優れているため、複合材料の燃焼性も改良される。
シ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、
シリコンエラストマ−、フェノ−ル樹脂、メラミン樹脂
等をあげることができる。上記以外にポリ塩化ビニリデ
ン発泡体を侵さず、50℃〜200℃で硬化するもので
あれば使用することができる。本発明の複合材料は、熱
伝導率の低いポリ塩化ビニリデン系多泡質発泡粒子を使
用するため、得られる複合材料も断熱性能の優れた複合
材料になる。また、当該発泡粒子は機械的強度、緩衝性
にも優れいるため、得られる複合材料は、非常にタフな
材料となる。更に、ポリ塩化ビニリデン系樹脂は難燃性
にも優れているため、複合材料の燃焼性も改良される。
【0020】本発明の複合材料の用途としては、優れた
軽量性、断熱性、機械的強度、遮音性を生かして、建築
材料、構造材料、緩衝材料、断熱材料、スポ−ツ用品、
浮力材料、防音材料などが挙げられる。このように適用
範囲の広いものであるため、上記に記述した用途には限
定されない。また、本発明の複合材料に物性改良の目的
で、他のフィラ−を併用することも可能である。
軽量性、断熱性、機械的強度、遮音性を生かして、建築
材料、構造材料、緩衝材料、断熱材料、スポ−ツ用品、
浮力材料、防音材料などが挙げられる。このように適用
範囲の広いものであるため、上記に記述した用途には限
定されない。また、本発明の複合材料に物性改良の目的
で、他のフィラ−を併用することも可能である。
【0021】尚、本発明で使用した物性値は、以下の評
価方法により測定した値を示している。 複合体の密度:JIS−K−6767に基づく。 熱伝導度:ASTM D−518に基づく。 圧縮強度:ASTM D−1621に基づき、圧縮歪み
を5%として求めた。
価方法により測定した値を示している。 複合体の密度:JIS−K−6767に基づく。 熱伝導度:ASTM D−518に基づく。 圧縮強度:ASTM D−1621に基づき、圧縮歪み
を5%として求めた。
【0022】
【実施例】以下に例を挙げて本発明を説明する。
【0023】
【実施例1】エポキシ樹脂(AER331、旭化成工業
製)100重量部、硬化剤として、ジエチレントリアミ
ン10.8重量部の混合物を70体積%に、粒径1〜3
mm、発泡倍率60倍に予備発泡したポリ塩化ビニリデ
ン多泡質発泡粒子(旭化成工業製、セルモア)30体積
%を混合した。次に、その混合物190gを所定の金型
(寸法100mm×100mm×25mm)内に充填
し、金型を0.2kg/cm2 ・Gの飽和蒸気により1
0分間加熱する。金型を冷却後、金型より生成した複合
体を取り出す。得られた複合体の密度は750kg/m
3 であり軽量化された、複合体であった。各物性は、以
下に示す通りであった。断熱性にすぐれ、機械的強度に
も優れた複合体であった。 圧縮強度 500kg/cm2 熱伝導率 0.084kcal/m・hr・℃
製)100重量部、硬化剤として、ジエチレントリアミ
ン10.8重量部の混合物を70体積%に、粒径1〜3
mm、発泡倍率60倍に予備発泡したポリ塩化ビニリデ
ン多泡質発泡粒子(旭化成工業製、セルモア)30体積
%を混合した。次に、その混合物190gを所定の金型
(寸法100mm×100mm×25mm)内に充填
し、金型を0.2kg/cm2 ・Gの飽和蒸気により1
0分間加熱する。金型を冷却後、金型より生成した複合
体を取り出す。得られた複合体の密度は750kg/m
3 であり軽量化された、複合体であった。各物性は、以
下に示す通りであった。断熱性にすぐれ、機械的強度に
も優れた複合体であった。 圧縮強度 500kg/cm2 熱伝導率 0.084kcal/m・hr・℃
【0024】
【実施例2】ポリオ−ル(アクリディクA−801、大
日本インキ化学工業製)100重量部に、硬化剤(デュ
ラネ−ト24A−100,旭化成工業製)15重量部の
混合物を20体積%に、粒径0.2〜0.5mm、発泡
倍率15倍に予備発泡したポリ塩化ビニリデン多泡質発
泡粒子(旭化成工業製、セルモア)80体積%を混合し
た。次に、その混合物65gを所定の金型(寸法100
mm×100mm×25mm)内に充填し、金型を0.
4kg/cm2 ・Gの飽和蒸気により15分間加熱す
る。金型を冷却し、金型より生成した複合体を取り出
す。得られた複合体の密度は250kg/m3 であり軽
量化された、複合体であった。各物性は、以下に示す通
りであった。断熱性にすぐれ、機械的強度にも優れた複
合体であった。 圧縮強度 100kg/cm2 熱伝導率 0.040kcal/m・hr・℃
日本インキ化学工業製)100重量部に、硬化剤(デュ
ラネ−ト24A−100,旭化成工業製)15重量部の
混合物を20体積%に、粒径0.2〜0.5mm、発泡
倍率15倍に予備発泡したポリ塩化ビニリデン多泡質発
泡粒子(旭化成工業製、セルモア)80体積%を混合し
た。次に、その混合物65gを所定の金型(寸法100
mm×100mm×25mm)内に充填し、金型を0.
4kg/cm2 ・Gの飽和蒸気により15分間加熱す
る。金型を冷却し、金型より生成した複合体を取り出
す。得られた複合体の密度は250kg/m3 であり軽
量化された、複合体であった。各物性は、以下に示す通
りであった。断熱性にすぐれ、機械的強度にも優れた複
合体であった。 圧縮強度 100kg/cm2 熱伝導率 0.040kcal/m・hr・℃
【0025】
【実施例3】エポキシ樹脂(AER331、旭化成工業
製)100重量部に硬化剤として、ジエチレントリアミ
ン10.8重量部の混合物を17重量%に、粒径0.3
〜0.8mmの未発泡のポリ塩化ビニリデン系ビ−ズ
(旭化成工業製、セルモア)83重量%を混合した。次
に、その混合物を所定の金型(寸法100mm×100
mm×25mm)内に98g計量し、金型を0.2kg
/cm2 ・Gの飽和蒸気により10分間加熱する。金型
を冷却後、金型より生成した複合体を取り出す。得られ
た複合体の密度は385kg/m3 であり軽量化され
た、複合体であった。各物性は、以下に示す通りであっ
た。断熱性にすぐれ、機械的強度にも優れた複合体であ
った。 圧縮強度 90kg/cm2 熱伝導率 0.042kcal/m・hr・℃
製)100重量部に硬化剤として、ジエチレントリアミ
ン10.8重量部の混合物を17重量%に、粒径0.3
〜0.8mmの未発泡のポリ塩化ビニリデン系ビ−ズ
(旭化成工業製、セルモア)83重量%を混合した。次
に、その混合物を所定の金型(寸法100mm×100
mm×25mm)内に98g計量し、金型を0.2kg
/cm2 ・Gの飽和蒸気により10分間加熱する。金型
を冷却後、金型より生成した複合体を取り出す。得られ
た複合体の密度は385kg/m3 であり軽量化され
た、複合体であった。各物性は、以下に示す通りであっ
た。断熱性にすぐれ、機械的強度にも優れた複合体であ
った。 圧縮強度 90kg/cm2 熱伝導率 0.042kcal/m・hr・℃
【0026】
【実施例4】液状不飽和ポリエステル樹脂とスチレンの
混合液(ポリバンクリア−、大阪塗料工業製)100重
量部に、重合触媒(パ−メックN、大阪塗料工業製)1
重量部の混合物を5重量%に、粒径0.05〜0.3m
mの未発泡のポリ塩化ビニリデン系ビ−ズ(旭化成工業
製、セルモア)95重量%を混合した。次に、その混合
物を所定の金型(寸法100mm×100mm×25m
m)内に25g計量し、金型を0.2kg/cm2 ・G
の飽和蒸気により10分間加熱する。金型を冷却後、金
型より生成した複合体を取り出す。得られた複合体の密
度は95kg/m3 であり軽量化された、複合体であっ
た。各物性は、以下に示す通りであった。断熱性にすぐ
れ、機械的強度にも優れた複合体であった。 圧縮強度 15kg/cm2 熱伝導率 0.024kcal/m・hr・℃
混合液(ポリバンクリア−、大阪塗料工業製)100重
量部に、重合触媒(パ−メックN、大阪塗料工業製)1
重量部の混合物を5重量%に、粒径0.05〜0.3m
mの未発泡のポリ塩化ビニリデン系ビ−ズ(旭化成工業
製、セルモア)95重量%を混合した。次に、その混合
物を所定の金型(寸法100mm×100mm×25m
m)内に25g計量し、金型を0.2kg/cm2 ・G
の飽和蒸気により10分間加熱する。金型を冷却後、金
型より生成した複合体を取り出す。得られた複合体の密
度は95kg/m3 であり軽量化された、複合体であっ
た。各物性は、以下に示す通りであった。断熱性にすぐ
れ、機械的強度にも優れた複合体であった。 圧縮強度 15kg/cm2 熱伝導率 0.024kcal/m・hr・℃
【0027】
【実施例5】ポリオ−ル(アクリディクA−801、大
日本インキ化学工業製)100重量部に、硬化剤(デュ
ラネ−ト24A−100,旭化成工業製)15重量部の
混合物を90重量%に、粒径1〜2mmの未発泡のポリ
塩化ビニリニリデン系ビ−ズ(旭化成工業製、セルモ
ア)10重量%を混合した。次に、その混合物を所定の
金型(寸法100mm×100mm×25mm)内に2
5g計量し、金型を1.0kg/cm2 ・Gの飽和蒸気
により15分間加熱する。金型を冷却後、金型より生成
した複合体を取り出す。得られた複合体の密度は98k
g/m3 であり軽量化された、複合体であった。各物性
は、以下に示す通りであった。断熱性にすぐれ、機械的
強度にも優れた複合体であった。 圧縮強度 20kg/cm2 熱伝導率 0.041kcal/m・hr・℃
日本インキ化学工業製)100重量部に、硬化剤(デュ
ラネ−ト24A−100,旭化成工業製)15重量部の
混合物を90重量%に、粒径1〜2mmの未発泡のポリ
塩化ビニリニリデン系ビ−ズ(旭化成工業製、セルモ
ア)10重量%を混合した。次に、その混合物を所定の
金型(寸法100mm×100mm×25mm)内に2
5g計量し、金型を1.0kg/cm2 ・Gの飽和蒸気
により15分間加熱する。金型を冷却後、金型より生成
した複合体を取り出す。得られた複合体の密度は98k
g/m3 であり軽量化された、複合体であった。各物性
は、以下に示す通りであった。断熱性にすぐれ、機械的
強度にも優れた複合体であった。 圧縮強度 20kg/cm2 熱伝導率 0.041kcal/m・hr・℃
【0028】
【発明の効果】本発明の複合材料は、熱伝導率の低いポ
リ塩化ビニリデン系多泡質発泡粒子を使用するため、得
られる複合材料も断熱性能の優れた複合材料になる。ま
た、当該発泡粒子は機械的物性、緩衝性にも優れている
ため、得られる複合材料は、非常にタフな材料となる。
更に、ポリ塩化ビニリデン系樹脂は難燃性にも優れてい
るため、複合材料の燃焼性も改良される。すなわち、本
発明により、軽量性、機械的物性、断熱性、遮音性に優
れた複合材料を得ることができる。
リ塩化ビニリデン系多泡質発泡粒子を使用するため、得
られる複合材料も断熱性能の優れた複合材料になる。ま
た、当該発泡粒子は機械的物性、緩衝性にも優れている
ため、得られる複合材料は、非常にタフな材料となる。
更に、ポリ塩化ビニリデン系樹脂は難燃性にも優れてい
るため、複合材料の燃焼性も改良される。すなわち、本
発明により、軽量性、機械的物性、断熱性、遮音性に優
れた複合材料を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 105:04 B29L 31:10 4F
Claims (2)
- 【請求項1】 粒径0.01〜5mm、発泡倍率3〜1
00倍のポリ塩化ビニリデン系多泡質発泡粒子10〜9
9体積%と、熱硬化性樹脂1〜90体積%からなる複合
材料。 - 【請求項2】 粒径0.005〜2mmの、発泡剤を含
むポリ塩化ビニリデン系未発泡ビ−ズと熱硬化性樹脂原
料とを、ビ−ズ/熱硬化性樹脂原料=100/1〜1/
30の重量比で混合し、熱硬化性樹脂の硬化時の反応熱
及び、その反応熱と外部からの加熱により、硬化と同時
に発泡させることを特徴とする請求項1記載の複合材料
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4196776A JPH0639936A (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | 複合材料及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4196776A JPH0639936A (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | 複合材料及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0639936A true JPH0639936A (ja) | 1994-02-15 |
Family
ID=16363447
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4196776A Withdrawn JPH0639936A (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | 複合材料及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0639936A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2805770A1 (fr) * | 2000-03-06 | 2001-09-07 | Cera | Procede de realisation de pieces en matiere plastique allegees |
WO2001092387A1 (fr) * | 2000-05-30 | 2001-12-06 | Takashi Fujimori | Objet moule comprenant des particules de mousse de resine et des particules solides et procede de fabrication |
CN101851393A (zh) * | 2010-05-18 | 2010-10-06 | 国家海洋局第二海洋研究所 | 一种浮体材料及其制造工艺 |
WO2023281629A1 (ja) * | 2021-07-06 | 2023-01-12 | 昭和電工マテリアルズ株式会社 | 成形体の製造方法 |
-
1992
- 1992-07-23 JP JP4196776A patent/JPH0639936A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2805770A1 (fr) * | 2000-03-06 | 2001-09-07 | Cera | Procede de realisation de pieces en matiere plastique allegees |
EP1132187A1 (fr) * | 2000-03-06 | 2001-09-12 | Centre d'Etudes et Recherche pour l'Automobile ( CERA) | Procédé de réalisation de pièces en matière plastique allégée |
WO2001092387A1 (fr) * | 2000-05-30 | 2001-12-06 | Takashi Fujimori | Objet moule comprenant des particules de mousse de resine et des particules solides et procede de fabrication |
CN101851393A (zh) * | 2010-05-18 | 2010-10-06 | 国家海洋局第二海洋研究所 | 一种浮体材料及其制造工艺 |
WO2023281629A1 (ja) * | 2021-07-06 | 2023-01-12 | 昭和電工マテリアルズ株式会社 | 成形体の製造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991005 |