JPH0639791Y2 - 篩渣等の定量供給装置 - Google Patents

篩渣等の定量供給装置

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JPH0639791Y2
JPH0639791Y2 JP1988099246U JP9924688U JPH0639791Y2 JP H0639791 Y2 JPH0639791 Y2 JP H0639791Y2 JP 1988099246 U JP1988099246 U JP 1988099246U JP 9924688 U JP9924688 U JP 9924688U JP H0639791 Y2 JPH0639791 Y2 JP H0639791Y2
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sprinkling
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JP1988099246U
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勝夫 三好
浩己 谷口
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石川島播磨重工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は篩渣等の定量供給装置に係わり、特に下水処理
設備の沈砂池等で捕集した篩渣を、定量的に洗浄装置に
供給するための篩渣等の定量供給装置に関する。
[従来の技術] 一般に、汚染されている篩渣を廃棄処分前に洗浄するた
めの洗浄装置には、運搬されてくる篩渣を定量的に洗浄
装置へ供給していくための定量供給装置が設けられてい
る。
第2図に示すように、従来この種の定量供給装置は、基
台1上に略水平に設置された円筒状のケーシング2の内
部に、スクリュコンベア3が設けられて成る。そしてケ
ーシング2の一端に形成された投入口4に起立して接続
されたホッパ5に篩渣Sを投入し、その篩渣Sをスクリ
ュコンベア3の回転によって、他端側に設けられたシュ
ート6まで移送し、その下方に備えられたベルトコンベ
ア7上に排出するようになっている。スクリュコンベア
3は、軸8の外周に螺旋状のねじ羽根9が等ピッチに設
けられてなり、軸方向外方に設けられたモータ10によっ
て、スプロケット11,12及び駆動チェン13を介して所定
の速度で回転されることで、定量的に排出するようにな
っている。
[考案が解決しようとする課題] ところで、上記従来の定量供給装置においては、篩渣S
の性状とは無関係に駆動されるようになっていた。しか
しながら篩渣Sの性状(含水量,固まりの大きさ等)
は、各下水処理場の状況、あるいは季節・日毎に変化す
るものであるために、次工程の洗浄装置における洗浄効
果にバラツキが出て、安定した処理となるのを妨げてい
るという問題があった。
さらに、スクリュコンベア3のねじ羽根9と、ケーシン
グ2の内壁との間には、若干の隙間tがあるために、排
出されなかった篩渣Sが残留し、腐敗して異臭を放つな
どのおそれがあった。
そこで本考案は、上記事情に鑑み、篩渣Sの性状の調節
ができ、しかもケーシング2内に残留することのない定
量供給装置を提供すべく創案されたものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、スクリュコンベアを収納したケーシングの一
端側にホッパを設け、このホッパ内に投入された篩渣を
他端側へ定量的に排出して次工程に供給する篩渣等の定
量供給装置を改良したものであり、上記ホッパ内に投入
された篩渣の含水量を検出するための含水量検出手段
と、排出される篩渣に散水を行う水供給手段と、上記含
水量検出手段により検出された含水量から設定含水量に
させる散水量を演算し、その散水量に調整すべく上記水
供給手段を作動させる散水制御手段と、ホッパ内に投入
された篩渣が所定量にまで減ったときにこれを検出する
レベル計と、レベル計の検出から所定時間だけ遅延させ
て水供給手段による散水の停止を作動させるタイマとを
備えたものである。
[作用] 上記構成によって、水供給手段は、散水制御手段によっ
て求められた演算値に基づき、設定された含水量になる
まで、投入された篩渣に散水する。スクリュコンベアは
含水量が増えた篩渣を、次工程たる洗浄槽へと排出す
る。
レベル計およびタイマは、排出を完了する時点までに、
スクリュコンベアによっては排出されなかったケーシン
グ内に残留する篩渣を、排出させる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を、添付図面に従って説明する。
第1図は、本考案に係る篩渣等の定量供給装置に一実施
例を示したものであり、従来と同じ構成のものについて
は同一符号を付してある。
この装置は、スクリュコンベア21を収容するケーシング
2に、ホッパ5およびシュート6を備えて構成されてお
り、さらに本考案の特徴となる含水量検出手段22と、水
供給手段23と、散水制御手段24とが設けられている。
含水量検出手段22は、篩渣Sの含水量を検出すると共
に、その情報を信号として出力するサンプリング装置と
して形成され、ホッパ5の上部に挿入されて、投入され
た篩渣Sを適宜抽出し、検出できるようになっている。
水供給手段23は、ホッパ5の上部およびケーシング2の
内のスクリュコンベア21の搬出端上方に設けられたノズ
ル25,26と、水槽27の水を吸い上げて吐出するポンプ28
と、ノズル25,26とポンプ28とを結ぶ給水路29とからな
る。そして給水路の途中には主電磁弁30と流量調整弁31
とが設けられ、その前後及びこれらと並列状に手動弁3
2,33,34が設けられている。ノズル25,26は、給水路29を
通って水が供給されたときに、その下方の篩渣Sに略ま
んべんなく散水できるように適宜並設されている。
散水制御手段24は、含水量検出手段22からの情報により
必要な値を算出する演算処理器35と、流量調整弁31を作
動させる出力部(図示せず)とからなる。演算処理器35
は、含水量検出手段22によって検出された含水量情報に
よって含水率(量)を算出し、あらかじめ入力されてい
た設定含水量と比較し、その設定含水量にするための散
水量を算出し、流量調整弁31の開度を決定するようにな
っている。そして出力部は、その開度になるように流量
調整弁31を作動させることになる。この設定含水量は、
洗浄装置の処理能力等から要求される値として経験的に
求めたものである。
そして、ホッパ5の下部に設けられた第一のレベル計36
と、第一のレベル計36に結線されていると共に主電磁弁
30およびモータ10の作動回路37,38に設けられたタイマ3
9とが備えられている。第一のレベル計36は、投入され
た篩渣Sが次第に移送されてホッパ5内の量が減ってき
て、その設置位置の高さに篩渣Sが存在しなくなったと
きに、これを感知すると共に、そのときに主電磁弁30を
閉成させる作動信号を出力するようになっている。タイ
マ39は、その閉成信号を所定時間だけ遅らせて、主電磁
弁30を作動させるようになっている。この所定時間は、
スクリュコンベア21が、第一のレベル計36の高さまで存
在する篩渣Sを、移送させて排出完了となる時間を実験
的に求めて、設定したものである。またモータ10は、主
電磁弁30が閉成された後に、停止されるようになってい
る。
さらに本実施例のスクリュコンベア21は、篩渣Sの固ま
りを細かく分解すると共にこれを円滑に移送できるよう
に改良が成されている。
すなわち、従来のスクリュコンベア3においては、ねじ
羽根9が等ピッチに設けられているので、あらゆる大き
さの篩渣の固まりに対応出来ず、特に大きい固まりであ
ったときにケーシング2との間に詰まってしまい、モー
タ10に負担がかかると共に、篩渣の排出が定量的に行わ
れなくなるという問題があった。
この対策として、スクリュ軸40を、移送方向A下流側へ
ゆくにしたがって細くなるテーパ状に形成すると共に、
ねじ羽根41のピッチを不等ピッチにしてある。またケー
シング2の上部には、移送される篩渣Sを一定量せきと
めたのち、通過させる可動バッフル42,43が設けられて
いる。ねじ羽根41のピッチは、移送方向A上流側である
基端部で広く、先端部で狭く成され、ねじ羽根41による
篩渣Sの粉砕作用が向上するようになっている。可動バ
ッフル42,43は、ケーシング2に設けられたサポート部
材44に、移送方向Aに所定の間隔を隔てて揺動自在に設
けられている。そしてその上部には、移送方向Aの揺動
範囲を制限するためのウェイト45,46がそれぞれ設けら
れている。またその下端部は、ねじ羽根41の外周に沿っ
て半円弧状に切り欠かれている。
このほか、ホッパ5の上端部には、篩渣Sがケーシング
2内及びホッパ5内に満杯になったことを検知する第二
のレベル計47が設けられている。
次に本実施例の作用を説明する。
ホッパ5を経由して、ケーシング2内に篩渣Sが投入さ
れ、ホッパ5内に満たされた状態になると、含水量検出
手段22は、篩渣Sをサンプリングしてその含水量データ
を演算処理器35に送る。演算処理器35は、そのデータか
ら篩渣Sの含水率を計算し、予め設定した含水率との差
から、必要な散水量を算出する。このとき、水供給手段
23のポンプ28を駆動しておくと共に、手動弁32,33及び
主電磁弁30を開放の状態にしておく。そして流量調整弁
31は、必要な散水量となるような開度に調節され、給水
路29に水を通し、ノズル25,26によって散水させる。こ
れで篩渣Sは、所定の含水量に成される。
スクリュコンベア21による排出が進み、第一のレベル計
が所定の量まで減ってきたのを感知すると、タイマ39に
よって所定の時間経過後に、主電磁弁30が全閉され、散
水が終了する。この全閉がなされた時点で、モータ10が
停止される。
このように、定量供給される篩渣Sの含水率を一定にす
るようにしたので、次行程たる洗浄装置の運転が安定し
て行われるようになると共に、実質的に含水量が増える
ために篩渣Sの拡散が促進され、洗浄効果が更に向上す
る。
また、散水を、ケーシング2内の篩渣Sが完全に排出さ
れるまで継続させるようにしたので、残留篩渣Sからの
臭気発生がなくなり、周囲の環境保全が成される。
さらに、本実施例のスクリュコンベア21においては、篩
渣Sがより細かく粉砕されると共にスムースに移送され
て排出され、安定した供給がなされるという効果があ
る。そして可動バッフル42,43によって一定量ごとに仕
切られるようになっているので、定量供給が確保され
る。また、この構成において、スクリュコンベア21とケ
ーシング2との隙間Tは、大きな固まりの篩渣Sも排出
できるように従来よりも広くなされているが、散水を行
う構成であるので、この間隙Tに篩渣Sが残留するおそ
れはない。
なお、含水量検出手段22は、篩渣Sの精密な含水率を求
めるためのものでなく、散水量を決定できるデータが得
られればよいので、例えば篩渣Sの単位体積重量を計測
して、過去の経験則によって含水量を推定できるように
してもよい。
また、本実施例にあっては、水供給手段23の主弁として
電磁弁を用いたが電動弁を採用してもよい。
[考案の効果] 以上要するに本考案によれば、篩渣の含水量が適宜調節
され、次行程の洗浄装置における安定操業及び洗浄効果
の向上が達成されると共に、投入された篩渣を完全に排
出することができ、臭気発生が防止されて周囲の環境保
全が達成される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る篩渣等の定量供給装置の一実施例
を示した構成図、第2図は従来の篩渣等の定量供給装置
を示した構成図である。 図中、5はホッパ、21はスクリュコンベア、22は含水量
検出手段、23は水供給手段、24は散水制御手段である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−99397(JP,A) 特開 昭63−44928(JP,A) 特公 昭52−10101(JP,B2) 特公 昭54−30220(JP,B2) 特公 昭51−28543(JP,B2) 日本粉体工業協会編「混合混練技術」 (昭55−8−20)日刊工業新聞社P.230 〜232 井伊谷 鋼一編「粉体工学ハンドブッ ク」(昭40−3−5)朝倉書店P.434〜 437

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スクリュコンベアを収納したケーシングの
    一端側にホッパを設け、該ホッパ内に投入された篩渣を
    他端側へ定量的に排出して次工程に供給する篩渣等の定
    量供給装置において、上記ホッパ内に投入された篩渣の
    含水量を検出するための含水量検出手段と、排出される
    篩渣に散水を行う水供給手段と、上記含水量検出手段に
    より検出された含水量から設定含水量にさせる散水量を
    演算し、その散水量に調整すべく上記水供給手段を作動
    させる散水制御手段と、ホッパ内に投入された篩渣が所
    定量にまで減ったときにこれを検出するレベル計と、該
    レベル計の検出から所定時間だけ遅延させて上記水供給
    手段による散水の停止を作動させるタイマとを備えたこ
    とを特徴とする篩渣等の定量供給装置。
JP1988099246U 1988-07-27 1988-07-27 篩渣等の定量供給装置 Expired - Lifetime JPH0639791Y2 (ja)

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JPH0220930U JPH0220930U (ja) 1990-02-13
JPH0639791Y2 true JPH0639791Y2 (ja) 1994-10-19

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5128543A (en) * 1974-09-03 1976-03-10 Nippon Steel Corp Teisuiso * kojinseisenkoyosetsuyo furatsukusu
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Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
井伊谷鋼一編「粉体工学ハンドブック」(昭40−3−5)朝倉書店P.434〜437
日本粉体工業協会編「混合混練技術」(昭55−8−20)日刊工業新聞社P.230〜232

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JPH0220930U (ja) 1990-02-13

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