JPH0639669Y2 - マウント - Google Patents

マウント

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JPH0639669Y2
JPH0639669Y2 JP1988160033U JP16003388U JPH0639669Y2 JP H0639669 Y2 JPH0639669 Y2 JP H0639669Y2 JP 1988160033 U JP1988160033 U JP 1988160033U JP 16003388 U JP16003388 U JP 16003388U JP H0639669 Y2 JPH0639669 Y2 JP H0639669Y2
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JP
Japan
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mount
vibration source
vibration
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elastic member
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Application number
JP1988160033U
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JPH0282277U (ja
Inventor
英生 塚田
Original Assignee
エヌ・オー・ケー・メグラスティック株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はマウントに関し、特に、振動発生源に設けら
れて振動の連成を阻止することのできるマウントに関す
るものである。
〔従来技術およびその問題点〕
従来、洗濯機等の振動発生源に設けられ、伝達される振
動を減衰するマウントにあっては、ゴム材等の弾性部材
から形成されたものが一般的に知られており、このマウ
ントを洗濯機等の振動発生源に取付けることによって発
生する振動を減衰するとともに、全体の荷重も支持して
いた。
しかしながら、上記のようなマウントを用いて振動を減
衰させる場合には、垂直支持となるために、洗濯機等の
振動発生源の重心にマウントの弾性中心を一致させるこ
とができず、運転時に発生する自由振動と回転振動とが
連成してしまい、そのために、伝達される振動をマウン
トで減衰しきれずに、洗濯機全体が激しく揺れたり、さ
らに振動によって騒音が発生したりする等の問題点を有
していた。
さらに、横方向の剛性が弱く、床面への密着力も弱いの
で安定性が悪い等の問題点を有していた。
この考案は、前記のような従来のもののもつ問題点を解
決したものであって、マウント内の弾性部材の振動を受
ける面を傾斜させるとともに、マウント全体の取付け角
度を調整可能にすることによって、洗濯機等の振動発生
源の重心にマウントの弾性中心を一致させることができ
るようにし、それによって運転時に発生する自由振動と
回転振動との連成を阻止できるようにし、さらに、マウ
ントの横方向の剛性を強化するとともに、マウントの底
面に複数の凹部を設けることによって床面等への密着力
を強化し、それによって安定性を向上させることのでき
るマウントを提供することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するためにこの考案は、振動発生源
と床面との間の複数箇所に設けられ、前記振動発生源を
弾性支持するマウントであって、上面側が前記振動発生
源に取り付けられるとともに、下面が振動発生源に近づ
くほど下方へ行く傾斜面に形成される保持部材と、この
保持部材の下面に対向して設けられるとともに、上面が
保持部材の下面と同一方向へ同一角度で傾斜する傾斜面
に形成され、かつ、下面側が前記床面に直接的にまたは
弾性部材を介して間接的に接触する補強部材と、この補
強部材の上面と前記保持部材の下面との間に設けられ、
両者間を一体に連結する弾性部材とを具えた手段を採用
したものである。
〔作用〕
この考案は前記のような手段を採用したことにより、各
マウントの保持部材の下面および補強部材の上面の角度
を振動発生源に近づくほど下方へ行く傾斜面に形成する
ことができるとともに、両者間に介在する弾性部材の上
下面も同一方向へ同一角度で傾斜する傾斜面に形成する
ことができる。したがって、弾性部材の上下面を振動発
生源の重心に対向させることができ、これにより、マウ
ントの弾性中心を振動発生源の重心に一致させることが
でるので、振動発生源の運転時における自由振動と回転
振動との連成を阻止できるとともに、弾性部材に圧縮応
力のみを作用させることができる。
〔実施例〕
以下、図面に示すこの考案の実施例について説明する。
第1図〜第3図にはこの考案による一実施例のマウント
が示されている。
すなわち、このマウントは、上面側が振動発生源の下部
に取り付けられるとともに、下面6bが振動発生源に近づ
くほど下方へ行く傾斜面に形成されている保持部材6
と、この保持部材6の下面6b側に対向して設けられると
ともに、上面8aが保持部材6の下面6bと同一方向へ同一
角度で傾斜する傾斜面に形成されている補強部材8と、
この補強部材8の上面8aと前記保持部材6の下面6bとの
間に設けられ、両者間を一体に連結する傾斜部2、補強
部材8の下面8b側に適宜の厚みで一体に設けられる底部
4および補強部材8の少なくとも一側に位置して前記傾
斜部2と底部4との間を一体に連結する垂下部3からな
る弾性部材1とを具えており、前記底部4の下面側には
複数の凹部5が設けられている。
なお、前記保持部材6および補強部材8は金属材等から
形成され、前記弾性部材1はゴム材等から形成されてい
る。
また、前記保持部材6の上部には、径方向に突出する突
出部6aが一体に形成されているとともに、この突出部6a
には軸方向に貫通する孔7が穿設されていて、この孔7
にボルトを挿通させることで保持部材6が振動発生源に
取り付けられるようになっている。
上記のように構成されるマウント10を、洗濯機等の振動
発生源に取付けて発生する振動を減衰させるには、第4
図〜第6図に示すように4個のマウント10を洗濯機等の
振動発生源9の下部に取付ける。
このとき、マウント10内に設けられた弾性部材1の傾斜
部2の上面2aが洗濯機等の振動発生源9の重心Gの方向
を向くようにして取付けるとともに、それぞれのマウン
ト10の取付け角度を調整することによってマウント10の
弾性中心を洗濯機等の振動発生源9の重心Gに完全に一
致させることができることとなる。
したがって、運転時に発生する自由振動と回転振動との
連成を完全に阻止できることになり、これにより、振動
発生源9である洗濯機全体が激しく揺れたり、振動によ
る騒音が発生したりすることがなくなる。この場合、各
マウント10の弾性部材1の傾斜部2には圧縮応力のみが
作用することになるので、弾性部材1の耐久性を向上さ
せることができる。
さらに、マウント10内の弾性部材1に傾斜部2を設けた
ことにより、このマウント10による支持は傾斜支持とな
り、したがって横方向の剛性を向上させることができる
ことになる。
さらに、弾性部材1の底部4に複数の凹部5を設けたこ
とにより、洗濯機等の振動発生源9の自重によって床面
等への密着力を向上させることができ、それによって洗
濯機等の振動発生源9の安定性を向上させることができ
ることとなる。
なお、この実施例においては弾性部材1の底部4に複数
の凹部5を設けたが、これに限定することなく複数の凸
部を設けたものであってもよいことは勿論である。
さらに、この実施例においては4個のマウントを用いて
振動を減衰させたが、これに限定することなく4個以上
のマウントを用いてもよいことは勿論のことである。
〔考案の効果〕 この考案は前記のように構成して、各マウントの保持部
材の下面および補強部材の上面を振動発生源に近づくほ
ど下方へ行く傾斜面に形成したことにより、それらの間
を一体に連結している弾性部材の上下面も同一方向へ同
一角度で傾斜する傾斜面とすることができ、各弾性部材
の上下面を振動発生源の重心に対向させることができ
る。したがって、各マウントの弾性中心と洗濯機等の振
動発生源の重心とを完全に一致させることができ、振動
発生源の運転時における自由振動と回転振動が連成する
ことを阻止でき、連成による揺れや騒音等の発生を完全
に阻止することができる。また、弾性部材には圧縮応力
のみが作用することになるので横方向の剛性を高めるこ
とができ、弾性体の耐久性を大幅に高めることができ
る。さらに、補強部材の下面側に弾性体の一部を位置さ
せたことにより床面への密着性を高めることができ、振
動発生源の安定性を高めることもできることになる等の
すぐれた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案によるマウントの実施例を示す概略断
面図、第2図は第1図に示すマウントの平面図、第3図
は第1図に示すマウントの下面図、第4図〜第6図は第
1図に示すマウントを振動発生源に取付けた状態を示す
図であって、第4図は正面図、第5図は側面図、第6図
は下面図である。 1……弾性部材 2……傾斜部 2a、8a……上面 3……垂下部 4……底部 5……凹部 6……保持部材 6a……突出部 6b、8b……下面 7……孔 8……補強部材 9……振動発生源 10……マウント G……重心

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】振動発生源(9)と床面との間の複数箇所
    に設けられ、前記振動発生源(9)を弾性支持するマウ
    ントであって、上面側が前記振動発生源(9)に取り付
    けられるとともに、下面(6b)が振動発生源(9)に近
    づくほど下方へ行く傾斜面に形成される保持部材(6)
    と、この保持部材(6)の下面(6b)に対向して設けら
    れるとともに、上面(8a)が保持部材(6)の下面(6
    b)と同一方向へ同一角度で傾斜する傾斜面に形成さ
    れ、かつ、下面側が前記床面に直接的にまたは弾性部材
    (4)を介して間接的に接触する補強部材(8)と、こ
    の補強部材(8)の上面(8a)と前記保持部材(6)の
    下面(6b)との間に設けられ、両者間を一体に連結する
    弾性部材(1)とを具えたことを特徴とするマウント。
JP1988160033U 1988-12-09 1988-12-09 マウント Expired - Lifetime JPH0639669Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988160033U JPH0639669Y2 (ja) 1988-12-09 1988-12-09 マウント

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JP1988160033U JPH0639669Y2 (ja) 1988-12-09 1988-12-09 マウント

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0282277U JPH0282277U (ja) 1990-06-26
JPH0639669Y2 true JPH0639669Y2 (ja) 1994-10-19

Family

ID=31441750

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988160033U Expired - Lifetime JPH0639669Y2 (ja) 1988-12-09 1988-12-09 マウント

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JP (1) JPH0639669Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5348552U (ja) * 1976-09-29 1978-04-24
JPS61170496U (ja) * 1985-04-10 1986-10-22

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0282277U (ja) 1990-06-26

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