JPH0639625A - シャリング機における被切断部材の位置決め装置 - Google Patents

シャリング機における被切断部材の位置決め装置

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JPH0639625A
JPH0639625A JP16384892A JP16384892A JPH0639625A JP H0639625 A JPH0639625 A JP H0639625A JP 16384892 A JP16384892 A JP 16384892A JP 16384892 A JP16384892 A JP 16384892A JP H0639625 A JPH0639625 A JP H0639625A
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Mitsuo Mitani
三谷  充男
Ryuichi Nakano
龍一 中野
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Nihon Spindle Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シヤリング機に供給する被切断部材の位置決
めを自動的に行う。 【構成】 供給される被切断部材Wの切断刃2側(X方
向)及び縦方向(Y方向)のそれぞれに設けられる位置
決め部材21、22及び被切断部材Wの回転中心を支持
する支持部材3と、該支持部材をX方向に前後進させる
駆動機構8と、これらを制御する制御機構23とを備え
る。各位置決め部材21、22は被切断部材Wに当接す
る突子25、42を備え、制御機構23は被切断部材寸
法及び切断円の寸法から、各位置決め部材21、22及
び支持部材3の位置を計算し、各突子25、42及び支
持部材3を計算した所定位置に移行する。 【効果】 被切断部材Wの寸法及び切断円の寸法を制御
機構にインプツトするのみで被切断部材の位置決めが可
能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は角形金属板を円形に切断
する通常サークルシヤーと呼ばれるシヤリング機におけ
る被切断部材の位置決め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記シヤリング機は、固定位置に設けら
れた切断刃と、該切断刃とは所定距離に位置し、被切断
部材の中心点を支持する支持部材を備え、切断刃は上下
対をなす回転刃からなり、該回転刃の回転により被切断
部材を回転させつゝ切断する構造が採られている。従っ
て、被切断部材を切断する場合、切断円の寸法から切断
する半径を決定し、切断刃に対し支持部材を上記半径に
相当する距離に移行し、かつ被切断部材の一側辺から切
断円までの距離を計算し切断刃に対する被切断部材の横
方向及び縦方向(以下横方向をX方向、縦方向をY方向
という)の端縁の位置を決定する必要があり、その作業
は通常手作業により行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしこの場合、同一
寸法のものを多数切断する場合には、供給する被切断部
材の位置決めとしてX方向及びY方向にそれぞれストツ
パを設けることにより、被切断部材の位置決め作業は容
易であるが、少量多品種のそれぞれ寸法の異なる円盤を
形成する場合には、位置決めに多大の手数を要する等の
問題がある。
【0004】本発明はかゝる点に鑑み、被切断部材の寸
法および切断円の寸法を制御機構にインプツトすること
により、これら支持部材および被切断部材の位置決めを
自動的に行うことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の被切断部材に対する位置決め装置は、被切断
部材の中心点を支持し、所定半径位置に上下対をなす切
断刃を備え、該切断刃の回転により被切断部材を回転さ
せ所要の円形部材を切断するシヤリング機において、供
給される被切断部材の切断刃側(X方向)及び先端方向
(Y方向)のそれぞれの端縁位置を決定する位置決め部
材及び被切断部材の回転中心部を支持する支持部材と、
該支持部材を切断刃に対し前後進させる駆動機構と、そ
れぞれの位置決め部材及び駆動機構を制御する制御機構
とを備え、位置決め部材は被切断部材を当接支持する突
子を備え、上記制御機構は被切断部材の縦横寸法及び切
断円の寸法の入力により、各位置決め部材及び支持部材
の位置を算出し、それぞれの突子及び支持部材を算出し
た所定位置に移行するようにしたものである。
【0006】なお第2の発明は、それぞれの位置決め部
材の突子は被切断部材の受止め位置と退避位置とに選択
移行するようにしたものである。
【0007】
【作用】被切断部材の寸法並びに切断円の寸法を制御機
構に入力する。制御機構はこれに基づいて円の中心位置
及び被切断部材を支持するX方向及びY方向の位置を決
定し、支持部材をその中心位置に移行する。同時にX方
向及びY方向の位置決め部材を作動し、それぞれの突子
を所定位置に移行する。
【0008】
【実施例】図は本発明の実施例を示す。シヤリング機1
は切断刃2と被切断部材Wの中心部を支持する支持部材
3とを備える。切断刃2は上刃2aと下刃2bとからな
り、下刃2bは固定位置に回動自在に取付けられ、上刃
2aは上下方向に揺動可能とし、共に適宜の駆動手段
(図示省略)により回動される。支持部材3は受台4と
上部押え杆5とからなり、これら受台4、押え杆5はそ
れぞれ支持アーム6の先端の上下に回動自在に取付けら
れている。この支持アーム6は前記切断刃2に対し被切
断部材Wの寸法変更に伴い駆動機構8により前後に進退
すべく案内バー7に沿って移行可能に支持されている。
駆動機構8は、駆動モータ9により回動される螺杆10
に螺合する螺筒11を備え、螺筒11は支持アーム6に
連結されている。
【0009】15は被切断部材Wの受板で、先端は上記
支持アーム6と一体に取付けられる支持枠16に連結さ
れ、支持アーム6に形成された被切断部材Wの挿入溝1
2に挿入されて手前の作業者側に延びている。
【0010】上記シヤリング機1に対する被切断部材の
位置決め装置20は、上記支持アーム6の駆動機構8
と、切断刃2の近くに設けられる横方向(X軸方向)の
位置決め部材21と、支持枠16に取付けられ被切断部
材Wの送り込み方向(Y軸方向)の位置決め部材22
(以下、前者をX軸位置決め部材、後者をY軸位置決め
部材という)とこれらを制御する制御機構23とからな
る。上記駆動機構8の螺杆10には回転計例えばパルス
エンコーダ24を連結し、支持アーム6即ち支持部材3
の切断刃2に対する進退量を制御機構23にフイードバ
ツクする。
【0011】X軸位置決め部材21は切断刃2に近接し
て設けられる突子25と、この突子25を出入させる出
入シリンダ26と、該シリンダ26を取付け、位置決め
シリンダ28により移動される移動筒27とからなる。
この位置決めシリンダ28は、パルスエンコーダを内蔵
する所謂セルコンシリンダーを用いる。なお、突子25
は、出入シリンダ26に対する切換え弁29への通電時
は被切断部材Wの支持位置に突出するも、通電の遮断時
は突子25は退避位置に引き上げられる。30は位置決
めシリンダ28に対する圧力油を切換える切換え弁を示
す。
【0012】Y軸位置決め部材22は、支持枠16に摺
動可能に支持される摺動杆40と、該摺動杆40の駆動
モータ41と、摺動杆に取付けられる複数の突子42と
を備える。駆動モータ41には螺杆43が取付けられ、
この螺杆43には螺筒44を螺合し、この螺筒44に前
記摺動杆40を連結し、かつ螺杆43には螺筒44の移
行量を検出するための回転計例えばパルスエンコーダ4
5を連結する。なお、突子42は前記X軸位置決め部材
21の突子25と同様にシリンダ46による切換え弁4
7への通電時は被切断部材Wに対する支持位置に突出す
るも、通電の遮断時には突子47は下方の退避位置に移
行する。なお、図中、17は被切断部材の受板15に形
成され、前記突子47を上方に突出させるための切欠溝
である。
【0013】上記構成において、被切断部材Wの切断に
際しては、図6に示す如く角形の被切断部材Wの長さ及
び巾寸法(通常は正方形に形成されている)Aと切断す
べき円Bの半径Rを制御機構23に入力する。制御機構
23は演算回路50において切断刃2を基準として支持
部材3までの距離Rと、被切断部材Wの切断円Bと外縁
までX軸方向の距離a、及び切断刃2と支持部材3とを
結ぶ線を基準としてY軸方向の距離(R+a)を決定
し、出力回路51にその数値を印加する。出力回路51
はこれにより、支持アームに取付けた支持部材3を切断
すべき切断円Bの中心位置O、即ち切断刃2と支持部材
3との間隔をRの長さとなるよう駆動モータ9を駆動す
る。このときの移行距離は、エンコーダ24により制御
機構23にフイードバツクされる。
【0014】同時に出力回路51は、X軸位置決め部材
21の突子25を切断刃2の後方(支持部材3とは反対
側)に該長さaと等しくなる距離に移行するよう位置決
めシリンダ28を作動し、かつ出入シリンダ26を作動
して突子25を突出した状態に保持する。また、同時に
切断刃2と支持部材3とを結ぶ線を基準として、Y軸位
置決め部材22側のモータ41を作動し、摺動杆40を
移動し、Y軸方向の距離(R+a)に至つたとき、突子
42を突出した状態に保持する。
【0015】これにより、被切断部材Wを供給するとき
はX軸、Y軸の位置決め部材21、22のそれぞれの突
子25、42により、所定の加工位置に設定され、かつ
切断すべき円の中心点Oを支持部材3により支持され
る。位置の設定が終われば、各突子25、42は、被切
断部材の回転に支障のないように、退避位置に移行す
る。
【0016】
【発明の効果】以上の如く本発明によるときは、供給さ
れる被切断部材の寸法及び切断すべき円の寸法を制御機
構に入力することにより、該制御機構は切断刃を基準と
して、切断円の中心位置及び被切断部材端縁位置を算出
し、支持部材3を、所定の被切断部材回転中心位置に移
行させると共に、X軸位置決め部材21の突子25並び
にY軸位置決め部材22の突子42を算出した被切断部
材端縁位置に移行するようにしたから、供給される被切
断部材Wを所定位置へ確実に受入れると共に、所定の回
転中心位置を支持部材により把持することが出来る。し
かもこの位置決めは制御機構により行うようにしたか
ら、被切断部材の寸法及び形成すべき切断円の大きさが
変更しても、その数値を制御機構にインプツトするのみ
で自動的に行われるから、多品種少量生産に対しても、
能率良く被切断部材の位置決めと、切断とを行うことが
出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシヤリング機における位置決め装置の
全体説明図てる。
【図2】シヤリング機の支持部材駆動要領説明図であ
る。
【図3】上記X軸位置決め部材の正面図である。
【図4】Y軸位置決め部材の正面図である。
【図5】位置決め装置の作動回路図である。
【図6】被切断部材の平面図である。
【符号の説明】
1 シヤリング機 2 切断刃 3 支持部材 20 位置決め装置 21 X軸位置決め部材 22 Y軸位置決め部材 23 制御機構 25 X軸位置決め用突子 42 Y軸位置決め用突子 W 被切断部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被切断部材の中心点を支持し、所定半径
    位置に上下対をなす切断刃を備え、該切断刃の回転によ
    り被切断部材を回転し所要の円形部材に切断するシヤリ
    ング機において、供給される被切断部材の切断刃側(X
    方向)及び先端方向(Y方向)のそれぞれの端縁位置を
    決定する位置決め部材及び被切断部材の回転中心部を支
    持する支持部材と、該支持部材を切断刃に対し前後進さ
    せる駆動機構と、それぞれの位置決め部材及び駆動機構
    を制御する制御機構とを備え、位置決め部材は被切断部
    材を当接支持する突子を備え、上記制御機構は被切断部
    材の縦横寸法及び切断円の寸法の入力により、各位置決
    め部材及び支持部材の位置を算出し、それぞれの突子及
    び支持部材を算出した所定位置に移行することを特徴と
    するシヤリング機における被切断部材の位置決め装置。
  2. 【請求項2】 それぞれの位置決め部材の突子は被切断
    部材の受止め位置と退避位置とに選択移行されることを
    特徴とする請求項1記載のシヤリング機における被切断
    部材の位置決め装置。
JP4163848A 1992-05-29 1992-05-29 シヤリング機における被切断部材の位置決め装置 Expired - Lifetime JP2709999B2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5823540U (ja) * 1981-08-10 1983-02-14 ダイヤ魔法瓶工業株式会社 空気圧利用ポットの転倒流水防止装置
JPH0317607A (ja) * 1989-06-15 1991-01-25 Mitsubishi Electric Corp 赤外光学系の光軸調整方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5823540U (ja) * 1981-08-10 1983-02-14 ダイヤ魔法瓶工業株式会社 空気圧利用ポットの転倒流水防止装置
JPH0317607A (ja) * 1989-06-15 1991-01-25 Mitsubishi Electric Corp 赤外光学系の光軸調整方法

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