JPH0639515Y2 - 回路部品の取付装置 - Google Patents

回路部品の取付装置

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JPH0639515Y2
JPH0639515Y2 JP1988080785U JP8078588U JPH0639515Y2 JP H0639515 Y2 JPH0639515 Y2 JP H0639515Y2 JP 1988080785 U JP1988080785 U JP 1988080785U JP 8078588 U JP8078588 U JP 8078588U JP H0639515 Y2 JPH0639515 Y2 JP H0639515Y2
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JP
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circuit component
circuit
wiring board
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jigs
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JP1988080785U
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尚夫 中北
智久 小林
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Denso Ten Ltd
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Denso Ten Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、回路部品を配線基板に自動的に取付ける回路
部品の取付装置に関し、もつと詳しくは配線基板に取付
けられるべき回路部品を把持した状態でその回路部品の
位置決めを行うとともに、その回路部品の電気定数を計
測するようにした回路部品の取付装置に関する。
従来の技術 従来から、配線基板に抵抗またはダイオードなどの回路
部品を自動的に実装する取付装置が用いられている。こ
の取付装置は、多数の電気定数の異なる回路部品が収納
されたリール内から順次的にその回路部品を吸着して取
出し、その取出した回路部品を搬送経路に沿つて搬送さ
れた配線基板の直上に配置し、この状態で位置決めを行
つた後、配線基板に回路部品を取付けるように構成され
ている。
このような取付装置において、多数の回路部品が収納さ
れたリール内には電気定数の異なる回路部品が混入して
いる場合があり、このような定数の異なる回路部品を誤
つて配線基板上に実装してしまうことを防止するため
に、回路部品の実装後、予め定めた数の配線基板に対し
て電気定数の抜取り検査を行つていた。
このような先行技術では、実装後の全ての配線基板に対
して検査が行われないため、回路部品の装着ミスを確実
に防止できない。また第5図に示されるように、配線層
1a,1b間に抵抗値の異なる抵抗r1,r2,r3が並列に接続さ
れた等価回路3において、たとえば抵抗r1の抵抗値を計
測するために接点P1,P2に検出電極を接触させても、残
余の抵抗r2,r3の抵抗値がより小さいときには、電流が
抵抗r2,r3側へ流れてしまい、抵抗r1の抵抗値を求める
ことができない。すなわち、抵抗r1の抵抗値をR1,抵抗r
2の抵抗値をR2、および抵抗r3の抵抗値をR3とすると、
接点P1,P2間の抵抗値Rは、第1式によつて示される。
したがつて、このような等価回路3においては、抵抗r
1,r2,r3の抵抗値を個別的に正確に計測することができ
ないという問題があつた。
このような問題を解決するために従来では、配線基板上
に回路部品を仮付けした状態で、計測すべき回路部品の
端子間に検出電極を接触させて、その電気定数を計測す
る場合がある。このようにして回路部品の電気定数を計
測すると、その回路部品が配線基板上に接着剤などで仮
付けされた状態であるため、検出電極を回路部品の電極
に接触させた際にその押圧力によつて回路部品が配線基
板から離脱してしまう場合が生じる。したがつてこのよ
うな先行技術では、配線基板から離脱した回路部品を再
びその回路基板に仮付けし直さなければならず、手間を
要してしまい、効率よく回路部品を配線基板に取付ける
ことができない。
考案が解決しようとする課題 本考案の目的は、上述の技術的課題を解決し、別途に回
路部品の電気定数を計測するための工程を設けることな
く、配線基板に実装されるべき回路部品の電気定数を計
測して装着ミスを確実に防止することができるようにし
た回路部品の取付装置を提供することである。
課題を解決するための手段 本考案は、吸着手段が設けられた回路部品の搬送手段
と、 前記吸着手段の移動方向に沿う回路部品の吸着位置と、
配線基板への前記回路部品の取付位置との間に配置さ
れ、それぞれ導電性材料から成る位置決め治具を有し、
前記吸着手段が電子部品を吸着した状態で位置決めを行
う位置決め装置とを備え、 前記位置決め治具において回路部品の電極に臨む特定対
以外の残余の対の少なくとも表面に電気絶縁層を形成
し、前記特定対を用いて回路部品の電気定数を計測する
ことを特徴とする回路部品の取付装置である。
作用 本考案によれば、吸着手段によつて吸着位置で回路部品
が吸着され、その状態で搬送手段によつて吸着手段がそ
の移動方向に駆動されて、配線基板の取付位置にその回
路部品がもたらされる。このような吸着位置と取付位置
との間には、位置決め装置が設けられる。この位置決め
装置には位置決め治具が設けられ、前記吸着手段によつ
て吸着された回路部品の電極に臨む特定対の治具によつ
てその電子部品の電極が挟持される。また、前記回路部
品の電極に臨む特定対以外の残余の位置決め治具によつ
て、その回路部品の電極以外の部分が挟持される。これ
らの各一対の治具によつて、吸着手段が電子部品を吸着
した状態で回路部分が位置決めされるとともに、前記回
路部品の電極に臨む特定対の治具によつてその回路部品
の電気定数が計測される。
実施例 第1図は本考案の一実施例の平面図であり、第2図はそ
の側面図である。相互に平行に延びる一対の案内レール
1a,1bに沿つて搬送方向Aに向けて搬送される配線基板
2に臨んで、その配線基板2に取付けられるべき複数の
回路部品3が収納されたリール4が配置される。この回
路部品3は、たとえば抵抗器、コンデンサ、あるいはダ
イオードである。リール4内には、前記回路部品3を異
なる電気定数毎に仕切るための複数の仕切壁5が設けら
れる。この仕切壁5によつて、前記リール4は複数の収
納空間6a,6b,…6hに分割されている。
前記案内レール1aとリール4との間には、回路部品3の
搬送手段である回転テーブル7が配置される。この回転
テーブル7は、回転軸8の回転軸線まわりに回転駆動さ
れ、周方向に沿つて回転軸線方向に延びる複数の吸着手
段9が設けられる。この吸着手段9は、図示しない真空
ポンプなどによつて実現される吸引源に接続されてお
り、リール4の案内板10に沿つて取出された回路部品3
のうち最前部に配置された回路部品3aを吸着位置で吸着
することができるように構成されている。このような吸
着手段9の吸着面11に吸着された電子部品3は、回転テ
ーブル7が回転軸線まわりに矢符B方向に向けて180度
角変位した状態で配線基板2上の取付位置に取付けられ
る。
このような回路部品3の吸着位置と取付位置との間に
は、位置決め手段12が配置される。位置決め手段12は、
それぞれ相互に近接/離反駆動される導電性材料から成
る複数対の位置決め治具13a,13b;14a,14bを備える。こ
れらの治具13a,13b;14a,14bは、基板15に枢軸16a,16b;1
7a,17bの軸線まわりに角変位自在に軸支されている。基
板15の中央部付近には、挿通孔18が形成されている。こ
のような位置決め手段12の下方には案内板19が配設さ
れ、後述するように配線基板2に取付けられるべき回路
部品3の電気定数が異なる場合には、各治具13a,13b;14
a,14bが相互にそれぞれ離間して、その回路部品3が挿
通孔18を挿通して案内板19上に落下して案内され、案内
板19の一端部19a付近に配置された容器20内に収容する
ことができるように構成されている。
第3図は、位置決め手段12の回路部品3の位置決めおよ
び電気定数の計測を行なうための概略的構成を示す図で
ある。相互に近接/離反駆動される一対の治具13a,13b
には、抵抗値などを計測する計測器25から延びるライン
26,27が接続される。また、治具14a,14bの相互に対向す
る面には、ゴムなどの電気絶縁性材料から成る絶縁層2
8,29がそれぞれ形成される。これらの治具14a,14bの前
記絶縁層28,29が形成された側とは反対側の側部には、
引張ばね30a,30b;31a,31bがそれぞれ取付けられる。引
張ばね30a,30bの一端部は、固定位置にそれぞれ固定さ
れ、他端部は治具14aの両端にそれぞれ固定される。ま
た、引張ばね31a,31bの一端部は固定位置に固定され、
他端部は治具14bに固定される。これらの引張ばね30a,3
0b;31a,31bによつて治具14a,14bは、相互に離反する方
向にばね付勢される。
このような治具14a,14bの背後側には、偏心カム32,33が
設けられる。これらのカム32,33は、各回転軸線まわり
に角変位駆動される駆動軸34,35に固定される。したが
つて、これらの駆動軸34,35が各回転軸線まわりに角変
位することによつて、偏心カム32,33は駆動軸34,35の各
回転軸線と共通な回転軸線まわりにそれぞれ角変位駆動
される。これらの偏心カム32,33には、前記引張ばね30
a,30b;31a,31bによつて相互に離間する方向にばね付勢
された治具14a,14bの当接面36,37が弾発的に当接してお
り、偏心カム32,33が駆動軸34,35の各回転軸線まわりに
それぞれ角変位駆動されることによつて、治具14a,14b
は相互に近接/離反変位駆動される。これによつて治具
14a,14bの絶縁層28,29間に、前記吸着手段9によつて吸
着された回路部品3を挟持することができる。
このようにして治具14a,14bによつて回路部品3が挟持
されると、治具13a,13bが図示せぬカム機構等の駆動機
構によつて、治具14a,14bと同様に相互に近接する方向
に変位駆動されて、回路部品の端子3a,3bに治具13a,13b
の各接触面36a,36bが接触して、たとえば回路部品3が
抵抗である場合には電気定数である抵抗値を計測器25に
よつて計測することができる。
第4図は、位置決め手段12による回路部品3の位置決め
および計測動作を説明するための図である。まず第4図
(1)に示されるように、各対を成す治具13a,13b;14a,
14bは、それぞれ離間した状態で吸着手段9によって吸
着された回路部品3が、仮想線37で示されるように所定
位置からずれた状態となつている。
このような状態で、偏心カム32,33が駆動軸34,35の各回
転軸線まわりに角変位駆動されると、治具14a,14bが相
互に近接する方向に変位駆動されて、絶縁層28,29によ
って回路部品3が挟持される。このように治具14a,14b
の絶縁層28,29によって回路部品3が挟持された状態で
は、回路部品3の各接点3a,3bが治具14a,14bの金属部分
に接触しないので、電気的絶縁状態を保つたままで回路
部品3を挟持して位置決めすることができる。
このような状態で、第4図(2)に示されるように、回
路部品3の軸線と垂直方向(第4図の上下方向)の位置
決めが行われた後、第4図(3)に示されるように、治
具13a,13bが相互に近接する方向に変位駆動されて、回
路部品3の各接点3a,3bに当接面36a,36bがそれぞれ当接
して押圧し、回路部品3の軸線方向(第4図の左右方
向)の位置決めが行われるとともに、回路部品3の抵抗
値などの電気定数の計測が行われる。こうして計測され
た電気定数が予め定めた許容値の範囲内であれば、回転
テーブル7が回転軸8の軸線まわりに90度角変位して、
配線基板2に回路部品3が取付けられる。また計測され
た電気定数が許容値の範囲内でない場合には、治具13a,
13b;14a,14bがそれぞれ離反し、回路部品3は挿通孔18
を挿通して19上に落下して容器20内に収容される。その
後、再び新たな回路部品3が吸着されて、上述した第4
図(1)〜第4図(3)の動作が行なわれる。
考案の効果 以上のように本考案によれば、位置決め手段によつて前
記吸着手段が電子部品を吸着した状態で回路部品を位置
決めするとともに、電気定数を計測するように構成され
ているため、別途に計測するための工程を設ける必要が
なく、したがつて取付装置全体の構成を大形化すること
なく回路部品の計測を行うことができる。また、配線基
板に取付けられるべき回路部品は、位置決め手段によつ
て全て計測されるので、装着ミスなどを確実に防止し
て、効率よく回路部品の取付動作を行うことができる。
これによつて配線基板に回路部品を迅速に取付けること
が可能となり、取付作業の効率を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の平面図、第2図はその側面
図、第3図は位置決め手段12の回路部品3の位置決めお
よび電気定数の計測を行なうための概略的構成を示す
図、第4図は位置決め手段12による位置決めおよび計測
動作を説明するための図、第5図は先行技術の問題点を
説明するための等価回路図である。 2……配線基板、3……回路部品、4……リール、9…
…吸着手段、12……位置決め手段、13a,13b;14a,14b…
…治具、28,29……絶縁層

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸着手段が設けられた回路部品の搬送手段
    と、 前記吸着手段の移動方向に沿う回路部品の吸着位置と、
    配線基板への前記回路部品の取付位置との間に配置さ
    れ、それぞれ導電性材料から成る位置決め治具を有し、
    前記吸着手段が電子部品を吸着した状態で位置決めを行
    う位置決め装置とを備え、 前記位置決め治具において回路部品の電極に臨む特定対
    以外の残余の対の少なくとも表面に電気絶縁層を形成
    し、前記特定対を用いて回路部品の電気定数を計測する
    ことを特徴とする回路部品の取付装置。
JP1988080785U 1988-06-17 1988-06-17 回路部品の取付装置 Expired - Lifetime JPH0639515Y2 (ja)

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JPH022898U JPH022898U (ja) 1990-01-10
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