JPH0639468U

JPH0639468U - ファクシミリ用送信シート

Info

Publication number: JPH0639468U
Application number: JP8133092U
Authority: JP
Inventors: 健松本
Original assignee: トッパン・ムーア株式会社
Priority date: 1992-10-31
Filing date: 1992-10-31
Publication date: 1994-05-27
Anticipated expiration: 2007-10-31
Also published as: JP2588168Y2

Abstract

(57)【要約】【目的】再剥離再接着できる粘着剤を介して送信しよう
とする書面に貼着するシートによって書面側の情報が隠
蔽されずにファクシミリに読み取られるようにし、従来
の送信シートの不都合を解消する。【構成】透視可能な透明または半透明で表面に筆記適性
を有するシート本体２の裏面の少なくとも一部に、再接
着再剥離可能な粘着剤からなる貼着部３を設け、そして
シート本体２に送信情報の書き込み部４を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、ファクシミリにて書面などを送信する場合に使用する送信シートに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来からファクシミリによって書面などを送信する場合には、着信側で受取人や差出人、そして、送信内容の概略などが分かるように送信票などを用い、この送信票と前記書面などを一緒にして送るようにしている。また、前述の送信票に代わるように、裏面に再剥離再接着可能な接着力の弱い粘着剤が塗布され、表面には受取人名記載欄、差出人名記載欄などが予め記載されている送信シートも市販されるようになっており、この送信シートは、送信しようとする書面に貼着してファクシミリにかけ、送信終了後は書面からこの送信シートを取り除くようにするものであって、送信書面に直に送信情報（受取人名や差出人名など）を書き込まなくても済むように、また受信側での用紙の無駄を少なくするように便宜が図られていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、送信しようとする書面に貼着できる上記送信シートは紙製のものであって、透視することができないものである。すなわち、送信シートを書面にセットすると、この送信シートが書面に記載されている情報を覆い易いという不都合があり、よってこの送信シートを利用することができる場合が少なかった。

【０００４】そこで本考案は上記した事情に鑑みて、再剥離再接着できる粘着剤を介して送信しようとする書面に貼着するシートであって、このシートによって書面側の情報が隠蔽されずにファクシミリに読み取られるようにすることを課題とし、従来の送信シートの不都合を解消することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は上記した課題を考慮してなされたもので、透視可能な透明または半透明で表面に筆記適性を有するシート本体の裏面の少なくとも一部に、再接着再剥離可能な粘着剤からなる貼着部を設け、かつ、前記シート本体に、送信情報の書き込み部が設けられていることを特徴とするファクシミリ用送信シートを提供して、上記課題を解消するものである。

【０００６】

【作用】

本考案においては、シート本体が透明または半透明であることから、この送信シートを書面に貼り合わせて送信シートの下に書面の記載がかかるようになっても、その記載がファクシミリに読み取られるようになる。

【０００７】

【実施例】

つぎに本考案を図１から図３に示す一実施例に基づいて詳細に説明する。図中１はファクシミリ用送信シートであって、該送信シート１は、透視可能な透明又は半透明で表面に筆記適性を有する合成樹脂製のシート本体２からなるものである。このシート本体２は、横幅がＡ４版やＢ５版などの用紙幅（短辺方向）に対応し縦幅を小さくした長方形に設け、上端（長辺側）の裏面に再剥離再接着可能な粘着剤を塗布してなる貼着部３が設けられており、図３に示すように、この貼着部３を介して送信シート１が書面Ａに剥離可能にして貼り付けられる。

【０００８】また、送信シート１には、受取人名や差出人名、そして送信の概略などの送信情報を記載する書き込み部４が設けられていて、この送信シート１を書面Ａに貼り付けて前記書き込み部４に送信情報を書き込むことにより、この書面Ａが送信情報を有した状態となり、これをファクシミリにかけることによって、書面Ａの内容が送信されるとともに送信情報も送信される。また、書面Ａに記載された文章などにこの送信シート１がかかっていたような場合でも、送信シート１が透明又は半透明であることから、その文章などが送信シート１を通してファクシミリにて読み取られ、さらに送信情報もその文章部分を避けて記載できるようになる。

【０００９】なお、図において、上記書き込み部４は枠５によって囲まれた領域として示されているが、この枠５を設けずにシート本体２の表面全体を書き込み部としてもよく、更には書き込み部４の所要部分（例えば「ＴＯ」や「ＦＲＯＭ」などの文字、書き出し線など）をファクシミリにて読み取られるインキで印刷し、枠５をドロップアウトカラーのインキにて印刷し、目視可能でファクシミリには読み取られないようにするなどの対処を施すことも可能である。また、上記貼着部の位置はシート本体の裏面上端側に限定されるものではなく、シート本体の裏面の任意の場所に設定できるものである。

【００１０】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案のファクシミリ用の送信シートは、透視可能な透明または半透明で表面に筆記適性を有するシート本体の裏面の少なくとも一部に、再接着再剥離可能な粘着剤からなる貼着部を設け、かつ、前記シート本体に、送信情報の書き込み部が設けられているので、送信しようとする書面に貼着したこの送信シートがその書面の文章などの上に重なった場合でも、送信シートを通してその文章などがファクシミリにて読み取られるようになり、書面側の情報記載領域に拘ることなく送信シートが使用できるようになるなど、実用性に優れた効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係るファクシミリ用送信シートの一実
施例を示す説明図である。

【図２】一実施例の断面を示す説明図である。

【図３】使用状態を示す説明図である。

【符号の説明】

１…ファクシミリ用送信シート２…シート本体３…貼着部４…書き込み部５…枠Ａ…書面

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】透視可能な透明または半透明で表面に筆記
適性を有するシート本体の裏面の少なくとも一部に、再
接着再剥離可能な粘着剤からなる貼着部を設け、かつ、
前記シート本体に、送信情報の書き込み部が設けられて
いることを特徴とするファクシミリ用送信シート。