JP3222325B2 - 手書きボード - Google Patents

手書きボード

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JP3222325B2
JP3222325B2 JP17179094A JP17179094A JP3222325B2 JP 3222325 B2 JP3222325 B2 JP 3222325B2 JP 17179094 A JP17179094 A JP 17179094A JP 17179094 A JP17179094 A JP 17179094A JP 3222325 B2 JP3222325 B2 JP 3222325B2
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賢三 有山
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Elemex Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえば幼児が絵や
文字などの画像を筆記具を用いて手書き面上に手書きで
描くときに使用し、またその手書き内容を保存したりコ
ピーしたりファクシミリ送信したりする等のときに使用
する手書きボードに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の中には、たとえば卓上の手書きボ
ードとして、図33に示すように、磁力に反応する液を
封入してボード本体1の表面に手書き面2を設けるとと
もに、その手書き面2の下縁に沿って直線溝3を形成し
てその直線溝3内を左右に移動自在に消去操作つまみ4
を設けたものがある。
【0003】そして、マグネットペン5やマグネットス
タンプ6などの磁力を発生する特殊筆記具を用い、手書
き面2上に、たとえば図34に示すように絵や文字など
の書込みを行う。その手書き内容は、消去操作つまみ4
を持ってボード本体1内の図示省略するマグネット部材
を移動することにより、図35に示すように簡単に消去
することができるようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、そのような
従来のものでは、新しい書込みを行うときは前の書込み
を消さなければならない。このため、従来では、たとえ
ば幼児が描いた絵や文字などの手書き内容を幼児期の記
念として長らく保存することができなかったし、さら
に、その手書き内容をコピーしたりファクシミリ送信し
たりするなど利用することもできなかった。
【0005】そこで、この発明の目的は、手書き面に書
き込んだ手書き内容を長らく保存し、さらにその手書き
内容をコピーしたりファクシミリ送信などしたりして有
効に利用できるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのため、この発明の手
書きボードは、たとえば以下の図示実施例に示すよう
に、書込み窓10cを有するケース10と、そのケース
10内に走行可能に設けて一部を前記書込み窓10cか
ら外部へと臨ませてそこを手書き面dとするエンドレス
ベルト18と、そのエンドレスベルト18と同期して回
転する同期ローラ20と、その同期ローラ20に走行ロ
ーラ25を押し当ててその走行ローラ25の回転に合わ
せて走行中の前記エンドレスベルト18上の手書き内容
Pを読み取るスキャナ12を、着脱自在に取り付けるス
キャナ取付部11と、を備えてなることを特徴とする。
【0007】請求項2に記載のものは、たとえば以下の
図示実施例に示すように、請求項1に記載の手書きボー
ドにおいて、前記スキャナ12に代えて前記スキャナ取
付部11に交換部品58を取り付け、前記エンドレスベ
ルト18を走行した場合にそのエンドレスベルト18上
の転写シート60のようなシートが自身の腰で該エンド
レスベルト18から離れたとき前記同期ローラ20との
間でそのシートを挾んでそれを搬送する押圧ローラ59
を、前記同期ローラ20に押し当てて前記交換部品58
に備えてなる、ことを特徴とする。
【0008】請求項3に記載のものは、たとえば以下の
図示実施例に示すように、請求項2に記載の手書きボー
ドにおいて、その交換部品58が筆入れを兼ねてなる、
ことを特徴とする。
【0009】
【作用】そして、この発明では、手書きボードとして利
用するときは、たとえば適宜消去具等で消去しながら、
ケース10の書込み窓10cを通してエンドレスベルト
18の手書き面d上に書込みを行う。スキャナ取付部1
1にスキャナ12を取り付け、たとえばスタートキー2
6のようなスタートボタンを押してエンドレスベルト1
8を走行すると、そのエンドレスベルト18の走行とと
もに同期ローラ20が回転してそれにともない走行ロー
ラ25を回転し、その走行ローラ25の回転に合わせて
スキャナ12で走行中のエンドレスベルト18の手書き
面d上に形成した手書き内容Pを読み取る。これによ
り、たとえばその読取り内容をプリントしてコピーを
得、ファクシミリで所望の相手先へと伝送し、またワー
ドプロセッサ75等に入力する。
【0010】請求項2に記載のものでは、スキャナ12
に代えてスキャナ取付部11に交換部品58を取り付
け、エンドレスベルト18を走行した場合、そのエンド
レスベルト18上のシートが自身の腰で該エンドレスベ
ルト18から離れたとき、同期ローラ20と押圧ローラ
59との間でそのシートを挾んで搬送する。
【0011】請求項3に記載のものでは、スキャナ取付
部11に交換部品58を取り付けないとき、その交換部
品58を、たとえば手書き面dに書込みを行う筆記具等
を収納する筆入れとして使用する。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照しつつ、この発明の実施例
を説明する。図3ないし図5に、この発明の一実施例で
ある手書きボードの外観構成を、スキャナ取付状態にお
いて示す。
【0013】図中符号10でその手書きボードのケース
を示す。ケース10は、底板10aとその底板10a上
の上ケース10bとで比較的薄くてやや横長の箱形に形
成し、表側に大きな矩形の書込み窓10cおよび把手兼
筆記具入れの長溝10dを設ける。さらに、長さ方向左
側に水平な原稿排出路10eを設け、その原稿排出路1
0eと書込み窓10c間にスキャナ取付部11を設け
る。
【0014】スキャナ取付部11は、ケース10の幅方
向に長い収納カバー部11aを設ける。収納カバー部1
1aは、その上面の一部と原稿排出路10e側の図3中
左側面を開放し、そこにスキャナ取付口11bを設け
る。そして、スキャナ取付口11bからスキャナ12を
入れて収納カバー部11a内で着脱自在に取り付けてな
る。一方、スキャナ取付口11bと反対の右側面に、図
4に示すように、原稿セット位置を表示するマーク11
cを設ける。なお、マーク11cの下側には、シート送
入口10fを設けてなる。
【0015】また、この手書きボードは、図1および図
2にその内部機構を示すように、ケース10内でその長
さ方向左右両側に、駆動ローラ15および従動ローラ1
6を配置し、それらローラ軸の両端を対向側板17(一
方側板図示省略)で支持する。そして、両ローラ15・
16間にエンドレスベルト18を掛け渡す。しかして、
エンドレスベルト18を、従動ローラ16をスプリング
19で付勢して両ローラ15・16間に張り渡す。そう
して、エンドレスベルト18の内側に裏板21を設け、
その裏板21でエンドレスベルト18の上側内面を裏当
てし、その裏当てした部分の表面側を書込み窓10cか
ら外部へと臨ませてそこをフラットな手書き面dとす
る。
【0016】さらに、駆動ローラ15の原稿排出路10
e側には、複数の同期ローラ20を設ける。同期ローラ
20のローラ軸20aには、その一端にウォームホイー
ル20bを設ける。そして、ウォームホイール20b
を、その上の可逆モータ22のウォームギヤ22aに噛
み合わす。しかして、該モータ22の駆動力を、ウォー
ムギヤ22aとウォームホイール20bの噛み合いを介
し同期ローラ20に伝達してそれを回転可能とするとと
もに、図2に示すようにベルト33を介して駆動ローラ
15に伝達してエンドレスベルト18を走行可能とす
る。
【0017】またさらに、ケース10内には、図1に示
すように、上述のシート送入口10fの近くで、複数の
押圧コロ23を支持軸23aで回転自在に支持する。し
かして、その押圧コロ23をスプリング24で付勢して
なり、後述するコピー原稿のコピーを取るとき図示の如
くエンドレスベルト18に押し当てる。それ以外のとき
自動または手動操作により押圧コロ23をエンドレスベ
ルト18から離した退避位置としてなる。
【0018】そして、この手書きボードには、長溝10
dの図4中右側に、モータ22のスタートキー26およ
び停止キー27と、モータ22の駆動方向を切り換える
ベルト送りキー28およびベルト戻しキー29を備えて
なる。
【0019】ところで、上述したスキャナ12は、たと
えば図示省略する密着イメージセンサを内蔵し、図6に
示すように、長手の本体部12aに凸状の把手部12b
を設け、その把手部12bから接続コード30を引き出
してなる。また、本体部12aの図6中上面側を読取面
とし、そこに読取用長窓31を設け、その長窓31の両
端にそれぞれギャップ保持凸部12cを設けてなる。さ
らに、読取面から一部を露出させて2つの走行ローラ2
5を回転自在に支持してなる。そして、本体部12aに
は、図7にスキャナ12を裏返し状態で示すように、把
手部12bと反対側の側面に、読取原稿の基準位置を表
示するマーク12dを設けてなる。
【0020】しかして、スキャナ12をスキャナ取付部
11に取り付けるときは、この裏返し状態で収納カバー
部11a内に入れる。そして、図1に示すように、スキ
ャナ12を取り付けたとき、収納カバー部11a内に設
ける板ばね32を上から押し当て、その板ばね32でス
キャナ12を付勢してギャップ保持凸部12cをエンド
レスベルト18に圧接してなる。そして、読取面とエン
ドレスベルト18との間に微小間隔をあけるとともに、
走行ローラ25を同期ローラ20に押し当てた状態で設
置してなる。
【0021】さて、図示実施例において、このスキャナ
12は、本来この発明の手書きボートとは別の製品であ
り、たとえば図8に示すように、接続コード30を介し
て電話器35と接続してなる。図中符号40でその電話
器の器本体を示す。
【0022】その器本体40は、図9に示すように、本
体ケース36とその本体ケース36上のカバー37とで
箱形に形成し、図9中手前の正面側に原稿挿入口35a
をあけ、その下側に原稿セット台35bを設ける。そし
て、原稿セット台35bの上に、原稿サイズに応じて図
中左右にスライド自在に原稿ガイド38を設け、原稿セ
ット台35bの下にスキャナ取付口を設ける。一方、図
10に示すように、背面側に原稿排出口35cおよびそ
の下の記録紙排出口35dを設け、その記録紙排出口3
5dの下側から電源コード39を引き出してなる。そし
て、この器本体40は、図11中矢示するごとく、スキ
ャナ取付口からスキャナ12を入れて着脱自在に備えて
なる。
【0023】また、器本体40は、カバー37の上面に
操作部41を設けるとともに、その図11中左側に受話
器受部37aを形成してなる。そして、受話器受部37
aに、受話器コード42を有する受話器43を載置す
る。操作部41には、数多くの操作キーを備える。すな
わち、10キー44の他に、FAXスタートキー45
と、コピーキー46等を備える。
【0024】さらに、器本体40内では、その電気的構
成を図12および図13に示すように、操作部41を、
それを操作して信号を入力する入出力制御部48に接続
する。その入出力制御部48には、表示用のLED49
(図13に示す)を接続し、またシリアルプリンタのよ
うな記録手段Aおよひモータ47を駆動するドライバ5
0を接続するとともに、データバス・アドレスバス51
を介してCPU52と、ROM・RAM等の記憶手段
(メモリ)Bと、伝送手段Cを接続する。CPU52に
は、スキャナ12を接続する。伝送手段Cは、変調復調
変換部(モデム)53と、伝送制御部54と、FAX/
受話器切換部55と、回線制御部56とを備えてなる。
そして、回線制御部56を外部の公衆電話回線と接続
し、FAX/受話器切換部55に上述の受話器43を接
続してなる。
【0025】ところで、上述した手書きボードには、た
とえば図14中符号58で示す交換部品を備える。交換
部品58は、スキャナ12とほぼ同じ外形状をなす箱部
材で形成し、上ケース58aを下ケース58bに対し開
閉自在に設け、その下ケース58bの底部に押圧ローラ
59を回転自在に保持してなる。
【0026】そして、スキャナ12をスキャナ取付部1
1に取り付けないとき、スキャナ12に代えて、この交
換部品58をスキャナ取付部11に取り付けて収納カバ
ー部11aのスキャナ取付口11bを塞ぐ。そして、交
換部品58をスキャナ取付部11に取り付けたとき、押
圧ローラ59を同期ローラ20に押し当ててなる。一
方、交換部品58をスキャナ取付部11に取り付けない
ときは、手書き面dに書込みを行う筆記具等を収納する
筆入れとして使用する。
【0027】さて、スキャナ12を電話器35に取り付
けて、たとえば原稿のコピーを取るときは、原稿挿入口
35aに原稿を差し込み、原稿ガイド38をその原稿の
幅に合わせて移動し、その原稿を裏返して片側基準で原
稿セット台35b上にセットする。そして、コピーキー
46を押して原稿を搬送しながら、原稿上の内容をスキ
ャナ12で読み取るとともに、図示しない用紙収納部か
らそこに収納したロール紙を引き出し、その用紙に記録
手段Aで記録を行ってから、その記録済用紙を記録紙排
出口35dから排出する。一方、読取後の原稿は、原稿
排出口35cから排出する。
【0028】また、原稿の原稿内容を送信する場合も、
同様に原稿のセット後、FAX機能を選択し、先方のF
AX番号を10キー44で入力してFAXスタートキー
45を押す。そして、上述のように原稿を搬送しなが
ら、原稿上の内容をスキャナ12で読み取り、その読取
内容を記憶手段Bでいったん記憶し、その記憶内容を伝
送手段Cにより公衆電話回線を通じて他のファクシミリ
に送信する。しかして、読取後の原稿を、原稿排出口3
5cから排出する。
【0029】一方、他のファクシミリから受信した場合
に、その受信内容を記録するときは、その受信内容を記
憶手段Bでいったん記憶し、その記憶内容を記録手段A
で用紙に記録し、その用紙を記録紙排出口35dから排
出する。
【0030】さらに、スキャナ12を電話器35から取
り外してスキャナ12を使用し、綴じ込み原稿などの原
稿挿入口35aにセットできない原稿のコピーを取るこ
ともできる。その場合には、図15に示すように、スキ
ャナ12を裏返して読取原稿G上に載せてから、コピー
キー46を押す。そして、スキャナ12を図中矢印ロ方
向に走査し、走行ローラ25の回転に同期して原稿G上
の内容を読み取るとともに、その読取内容を用紙に記録
する。また、FAX機能を選択すれば、同様にしてスキ
ャナ12で読み取った原稿内容を他のファクシミリに送
信することもできる。
【0031】さて、この発明で用いるスキャナ12で
は、上述したとおり、走行ローラ25の回転にタイミン
グを合わせて画像情報を読み取る。ところが、走行ロー
ラ25の回転速度が早過ぎると、つまり走行ローラ25
の単位送り量に対する読取り量が多くなると、今度その
読取内容を印字するときに、読取内容を完全にプリント
アウトすることができず、走査方向に縮小した形でプリ
ントアウトされることとなる。そこで、従来この種のス
キャナ12では、走行ローラ25の回転速度(つまり走
査速度)が一定以上となると、たとえば警告ランプを点
灯して「もう少しゆっくりと走査する」ように警告をし
ていた。そして、警告にしたがい一定速度以下で走査す
れば、走査方向に縮小されることなく、1対1でプリン
トアウトされるようになっていた。
【0032】ところで、この発明では、このことを逆に
利用し、読取りを行うときに、読取りのスタートキー2
6ではなく、エンドレスベルト18のベルト送りキー2
8を押し続けたとき、その送り速度を一定以上とし、こ
れによりそのエンドレスベルトベルト18に同期して同
期ローラ20を回転し、それに従動して走行ローラ25
を一定速度以上で回転する。すると、読取内容を印字す
るとき、走査方向に縮小してプリントアウトすることが
できる。よって、このようにすれば、1対1でプリント
アウトを得たいときはスタートキー26を押し、縮小し
たかたちでプリントアウトを得たいときはスタートキー
26に代えてエンドレスベルト18のベルト送りキー2
8を押すようにすればよい。なお、このようにエンドレ
スベルト18の送りを速くすると、エンドレスベルト1
8の余白部分を手早く書込み窓10c内に位置すること
ができ、使い勝手をよくすることができる利点がある。
【0033】さて次に、この発明の手書きボードの本来
の使用方法について説明する。その場合には、図16に
示すように、水性ペン等のような筆記具70を使って絵
や文字などを手書き面d上に描く。その手書き内容P
は、図17に示すように、ボード拭き71で手書き面d
を拭くことにより消すことができる。また、その前の絵
などを消さないで引き続き新しい手書き面d上に画像を
描きたいときは、適宜ベルト送りキー28およびベルト
戻しキー29を操作してエンドレスベルト18を適宜正
逆駆動し、図17中矢示するごとくエンドレスベルト1
8を送って何も書いていない手書き面dを繰り出す。
【0034】そして、この手書き内容Pを保存したいと
きは、スキャナ12を電話器35から取り外してスキャ
ナ取付部11に取り付ける。しかして、コピーキー46
を押す。そうして、スタートキー26を押してモータ2
2を駆動し、エンドレスベルト18を走行する。そし
て、手書き面dを図18中矢印イ方向に搬送しながら、
手書き内容Pをスキャナ12で読み取り、その読取内容
を電話器35内の記録手段Aで用紙Sに記録してコピー
を得る。そして、その記録済用紙Sを記録紙排出口35
dから排出する。
【0035】手書き内容Pを送信したいときは、FAX
機能を選択し、先方のFAX番号を10キー44で入力
し、FAXスタートキー45を押す。そして、スタート
キー26を押し、同様に、モータ22を駆動してエンド
レスベルト18を走行する。しかして、手書き面dを図
19中矢印イ方向に搬送しながら、手書き内容Pをスキ
ャナ12で読み取り、その読取内容を電話器35内の記
憶手段Bでいったん記憶し、その記憶内容を伝送手段C
により他のファクシミリに送信する。
【0036】さらに、スキャナ12を取り付けた手書き
ボードを利用して原稿のコピーを取ることもできる。そ
の場合は、図20に示すように、たとえばB4の原稿G
を上向きに手書き面d上に載置し、マーク12dに合わ
せて片側基準でセットする。そして、コピーキー46を
押す。しかして、スタートキー26を押してモータ22
を駆動し、手書き面dとともに原稿Gを図21中矢印イ
方向に搬送する。そのとき、シート送入口10fを通っ
て進入する原稿Gを、上述の押圧コロ23で押えてその
浮き上がりを阻止する。そして、原稿G上の内容をスキ
ャナ12で読み取り、その読取内容を記録手段Aにより
用紙Sに記録し、その用紙Sを記録紙排出口35dから
排出する。一方、読取後の原稿Gは、自身の腰でエンド
レスベルト18から離れたとき、同期ローラ20と走行
ローラ25との間で挾んで搬送し、原稿排出路10eを
通して排出する。
【0037】またさらに、FAX機能を選択すれば、同
様に、この手書きボードを利用して原稿の原稿内容を他
のファクシミリに送信することもできる。
【0038】ところで、上述の手書きボードでは、たと
えば以下のような手書き内容写し取り用の転写シートを
使用して手書き面d上の、たとえばカラーの手書き内容
Pを保存することもできる。図22に、その転写シート
60の構成を示す。転写シート60は、四角い形状をな
し、裏面に粘着層61を有する透明シート62を備え、
その透明シート62に同じく透明な粘着層61を介して
剥離シート63を貼付剥離可能に設ける。剥離シート6
3には、図23に示すように、その外縁にコの字形のス
リット64を設けるとともに、そのスリット67の端を
結んで折曲線65を設けてなる。
【0039】さて、この転写シート60を使って手書き
面d上のカラーの手書き内容Pを保存する場合は、スキ
ャナ取付部11に上述の交換部品58を取り付ける。そ
して、図24に示すように、透明シート62から枠部6
3aを残して剥離シート63を剥離し、その剥離部分6
3bを折曲線65で折り曲げて開いた状態とする。しか
して、透明シート62を粘着層61を下向きにして手書
き面dに貼り付ける。そうして、図25に示すように、
ヘラ72を使って透明シート62を手書き面dに押し付
けて手書き内容Pを写し取る。
【0040】その後、ベルト送りキー28を押し、モー
タ22を駆動してエンドレスベルト18を走行する。そ
のとき、転写シート60は、その走行方向前側が手書き
面dに貼り付いていない枠部63aだから、その枠部6
3aが図1中左側のエンドレスベルト18のローラ巻付
け部18aに巻き付かずに自身の腰の強さで直進し、す
ぐに同期ローラ20と押圧ローラ59間に入る。する
と、そのローラ20・59間で枠部63aを挟んで転写
シート60を引っ張り、手書き面dに貼り付いた部分を
強制的に剥がしながら、図26中矢印イ方向に転写シー
ト60を搬送する。そして、原稿排出路10eを通して
外部へと排出する。
【0041】排出後、たとえば剥離シート63の剥離部
分63bを再び透明シート62に貼り付ける。そして、
手書き内容Pを保存する。したがって、図示実施例によ
れば、カラーの手書き内容Pを、転写シート60を使用
して簡単に転写することができる。
【0042】ところで、上述した図示実施例では、手書
きボードの書込み窓10cをエンドレスベルト18の走
行方向イに沿って横長に形成したが、たとえば図27に
示すように、書込み窓10cをその走行方向イと直角な
方向に縦長に形成してもよい。そして、その手書きボー
ドのスキャナ取付部11にスキャナ12を取り付けて、
図28に示すように手書き内容Pのコピーをしたり、図
29に示すように原稿Gのコピーをしたりすることがで
きる。
【0043】また、この発明による手書きボードでは、
たとえば図30に示すように、ワードプロセッサ75に
備える同様なスキャナ12をスキャナ取付部11に着脱
自在に取り付け、そのスキャナ12で手書き面d上の手
書き内容を読み取り、その読取内容をワードプロセッサ
75に読み込むようにすることもできる。
【0044】このワードプロセッサ75は、たとえば入
力ペン76を備え、図31中符号Dで示す位置の下側に
取付部を設け、その取付部にスキャナ12を着脱自在に
取り付ける。そして、スキャナ12を取付部から取り外
して使用する場合は、原稿G上を走査して原稿内容を読
み取り、その読取内容をワードプロセッサ75に読み込
む。しかして、たとえば入力ペン76で画面77に直接
手書き入力して読取内容に文字等を加えて編集したりし
て使用する。
【0045】そして、図30に示すように、この発明に
よる手書きボードのスキャナ取付部11に、スキャナ1
2を取り付けて使用する場合は、走行中のエンドレスベ
ルト18の手書き面d上の手書き内容(図示省略)をス
キャナ12で読み取り、その読取内容をワードプロセッ
サ75に読み込む。しかして、同様に、入力ペン76で
読み込み内容に文字等を加えて編集したりして使用す
る。なお、図32には、ワードプロセッサ75のスキャ
ナ12を、書込み窓10cが縦長とした前記図27に示
した手書きボードに取り付けて使用する場合を示す。
【0046】
【発明の効果】したがって、この発明によれば、エンド
レスベルトを走行しながら、そのエンドレスベルトの手
書き面上に描いた内容を、スキャナで読み取ってコピー
に取ったりすることにより、たとえば幼児が描いた絵や
文字などの手書き内容を幼児期の記念として長らく保存
することができる。また、コピー機能やファクシミリ機
能付きの電話器に備えるスキャナ、あるいはワードプロ
セッサに備えるスキャナなどをスキャナ取付部に取り付
けることにより、それ自身にコピー機能やファクシミリ
機能やワードプロセッサ機能を備えることなく、本発明
の手書きボードに描いた手書き内容を、プリントしてし
てコピーを得、ファクシミリで所望の相手先へと伝送
し、またワードプロセッサ等に読み込む等することによ
り、有効に利用することを可能にする。さらには、この
多機能の電話器に備えるスキャナをスキャナ取付部に取
り付けて本発明の手書きボードを使用する場合には、留
守録など本来の各種電話機能に加えて、コピー機能やフ
ァクシミリ機能の他に、手書き内容を書き込んでその手
書き内容をコピー等したりする所謂電子黒板機能を備え
えて一層の多機能化を図ることができる。そして、その
ような多機能の電話器の近くに本発明の手書きボードを
置いて使用すれば、手軽にメモ用電子黒板として利用す
ることもできる。
【0047】請求項2に記載のものによれば、たとえば
原稿や手書き内容写し取り用の転写シートのようなシー
トを用いて手書き内容を保存する場合、走行中のエンド
レスベルト上のシートが自身の腰で該エンドレスベルト
から離れたとき、同期ローラと交換部品の押圧ローラと
の間でそのシートを挾んで搬送する構成とし、これによ
り、そのようなシートを手書き面からより簡単にかつス
ムーズに剥離することを可能にする。さらに、その交換
部品を、スキャナに代えてスキャナ取付部に取り付けた
とき、そのスキャナ取付部内を塞いで見栄えを良くし、
また、安全性も確保することができる。
【0048】請求項3に記載のものによれば、スキャナ
取付部にその交換部品を取り付けないとき、該交換部品
を、たとえば手書き内容の書き込みに使用する筆記具等
を収納する筆入れとして使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である手書きボードをスキ
ャナ取付状態において示す縦断面図である。
【図2】その横断面図である。
【図3】その手書きボード全体の外観斜視図である。
【図4】その平面図である。
【図5】この手書きボードを原稿排出路側から見た側面
図である。
【図6】スキャナの斜視図である。
【図7】そのスキャナの裏返し状態での斜視図である。
【図8】コピー機能やファクシミリ機能を備える電話器
とそのスキャナを取り付けた手書きボードを示す斜視図
である。
【図9】その電話器の斜視図である。
【図10】その電話器を前後に反転させて示す斜視図で
ある。
【図11】その電話器にスキャナを取り付ける状態を示
す斜視図である。
【図12】その電話器の電気的構成を示すブロック図で
ある。
【図13】その具体的構成を示すブロック図である。
【図14】この手書きボードに筆入れ兼用の交換部品を
取り付ける使用状態を示す斜視図である。
【図15】上記電話器からスキャナを取り外し原稿上を
走査して読み取りを行う使用状態を示す斜視図である。
【図16】この手書きボードの手書き内容の書込み状態
を示す斜視図である。
【図17】その手書き内容の消去状態を示す斜視図であ
る。
【図18】その手書き内容を用紙に記録してそれを電話
器から排出する状態を示す斜視図である。
【図19】その手書き内容を他のファクシミリに送信す
る状態を示す斜視図である。
【図20】その手書き面上に原稿を載置する状態を示す
平面図である。
【図21】その手書き面上の原稿を用紙に記録してそれ
を電話器から排出する状態を示す斜視図である。
【図22】この手書きボードで使用する転写シートの断
面図である。
【図23】その転写シートの斜視図である。
【図24】その転写シートを、剥離シートの剥離状態に
おいて示す斜視図である。
【図25】手書き内容を写し取るとき手書き面に透明シ
ートを密着させている状態を示す斜視図である。
【図26】その転写シートをエンドレスベルトから剥離
して搬送排出する状態を示す斜視図である。
【図27】書込み窓を縦長とした他の手書きボードにス
キャナを取り付けて使用する状態を示す斜視図である。
【図28】その他例の手書きボードを使用して手書き内
容を用紙に記録しそれを電話器から排出する状態を示す
斜視図である。
【図29】その手書き内容を他のファクシミリに送信す
る状態を示す斜視図である。
【図30】ワードプロセッサに備えるスキャナを手書き
ボードに取り付けて使用する状態を示す斜視図である。
【図31】そのワードプロセッサからスキャナを取り外
し原稿上を走査して読み取りを行う使用状態を示す斜視
図である。
【図32】ワードプロセッサに備えるスキャナを図27
に示した手書きボードに取り付けて使用する状態を示す
斜視図である。
【図33】従来の手書きボードの外観斜視図である。
【図34】その手書きボードに書込みを行った状態を示
す斜視図である。
【図35】その書込みを半分消去した状態を示す斜視図
である。
【符号の説明】
10 ケース 10c 書込み窓 11 スキャナ取付部 12 スキャナ 18 エンドレスベルト 20 同期ローラ 25 走行ローラ 58 交換部品 59 押圧ローラ 60 転写シート(シート) d 手書き面 P 手書き内容
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−314193(JP,A) 特開 昭62−171272(JP,A) 特開 平5−327972(JP,A) 実開 平1−151661(JP,U) 実開 平3−15194(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B43L 1/04 A63H 33/00 302 H04N 1/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 書込み窓を有するケースと、 そのケース内に走行可能に設けて一部を前記書込み窓か
    ら外部へと臨ませてそこを手書き面とするエンドレスベ
    ルトと、 そのエンドレスベルトと同期して回転する同期ローラ
    と、 その同期ローラに走行ローラを押し当ててその走行ロー
    ラの回転に合わせて走行中の前記エンドレスベルト上の
    手書き内容を読み取るスキャナを、着脱自在に取り付け
    るスキャナ取付部と、 を備えてなる、手書きボード。
  2. 【請求項2】 前記スキャナに代えて前記スキャナ取付
    部に交換部品を取り付け、前記エンドレスベルトを走行
    した場合にそのエンドレスベルト上のシートが自身の腰
    で該エンドレスベルトから離れたとき前記同期ローラと
    の間でそのシートを挾んでそれを搬送する押圧ローラ
    を、前記同期ローラに押し当てて前記交換部品に備えて
    なる、請求項1に記載の手書きボード。
  3. 【請求項3】 その交換部品が筆入れを兼ねてなる、請
    求項2に記載の手書きボード。
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