JPH07307822A - 手書き伝送機器 - Google Patents

手書き伝送機器

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JPH07307822A
JPH07307822A JP12310594A JP12310594A JPH07307822A JP H07307822 A JPH07307822 A JP H07307822A JP 12310594 A JP12310594 A JP 12310594A JP 12310594 A JP12310594 A JP 12310594A JP H07307822 A JPH07307822 A JP H07307822A
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JP
Japan
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handwriting
content
sheet
original
transmission device
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Application number
JP12310594A
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English (en)
Inventor
Kenzo Ariyama
賢三 有山
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Ricoh Elemex Corp
Original Assignee
Ricoh Elemex Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 手書き面に書き込んだ手書き内容を長らく保
存できる手書き伝送機器を提供する。 【構成】 搬送手段Aのエンドレスベルト15に手書き
面dを形成するとともに、その手書き面d上の内容を読
み取る読取手段Bと、その読取手段Bで読み取った内容
のうち伝送するものを記憶しまたは他のファクシミリか
らの受信内容を記憶する記憶手段と、その記憶手段に記
憶する読取内容を他のファクシミリに送信する伝送手段
と、記憶手段に記憶する受信内容を用紙に記録しまたは
読取手段Bで読み取った内容のうち保存するものを用紙
に記録する記録手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえば幼児が絵や
文字などの画像を筆記具を用いて手書き面上に手書きで
描くときに使用し、またその手書き内容を保存したりコ
ピーしたり他のファクシミリに送信したりする等のとき
に使用する手書き伝送機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の中には、たとえば卓上の手書きボ
ードとして、図25に示すように、磁力に反応する液を
封入してボード本体1の表面に手書き面2を設けるとと
もに、その手書き面2の下縁に沿って直線溝3を形成し
てその直線溝3内を左右に移動自在に消去操作つまみ4
を設けたものがある。
【0003】そして、マグネットペン5やマグネットス
タンプ6などの磁力を発生する特殊筆記具を用い、手書
き面2上に、たとえば図26に示すように絵や文字など
の書込みを行う。その手書き内容は、消去操作つまみ4
を持ってボード本体1内の図示省略するマグネット部材
を移動することにより、図27に示すように簡単に消去
することができるようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、そのような
従来のものでは、新しい書込みを行うときは前の書込み
を消さなければならない。このため、従来では、たとえ
ば幼児が描いた絵や文字などの手書き内容を幼児期の記
念として長らく保存することができなかった。
【0005】そこで、この発明の目的は、手書き面に書
き込んだ手書き内容を長らく保存できるようにすること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのため、この発明の手
書き伝送機器は、たとえば以下の図示実施例に示すよう
に、適宜消去しながら手書きで書込みを行う手書き面d
と、その手書き面dを搬送する搬送手段Aと、その搬送
手段Aで前記手書き面dを搬送するとき、その手書き面
d上の内容を読み取る読取手段Bと、その読取手段Bで
読み取った内容のうち伝送するものを記憶しおよび他の
ファクシミリからの受信内容を記憶する記憶手段Dと、
その記憶手段Dに記憶する読取内容を他のファクシミリ
に送信する伝送手段Eと、前記記憶手段Dに記憶する受
信内容を用紙Sに記録し、および前記読取手段Bで読み
取った内容のうち保存するものを用紙Sに記録する記録
手段Cと、を備えてなることを特徴とする。
【0007】請求項2に記載のものは、たとえば以下の
図示実施例に示すように、請求項1に記載の手書き伝送
機器において、前記手書き面d上に原稿Gをセット可能
とする一方、その原稿Gを前記搬送手段Aで前記手書き
面dとともに搬送可能とし、その搬送手段Aで搬送する
原稿Gの原稿内容を前記読取手段Bで読み取り可能とし
てなる、ことを特徴とする。
【0008】請求項3に記載のものは、たとえば以下の
図示実施例に示すように、請求項2に記載の手書き伝送
機器において、前記手書き面dの搬送方向イロを左右に
向けて壁掛け可能とし、その手書き面dの下縁10iに
沿って前記原稿Gのセット基準受け部70を設けてな
る、ことを特徴とする。
【0009】請求項4に記載のものは、たとえば以下の
図示実施例に示すように、請求項3に記載の手書き伝送
機器において、前記セット基準受け部70を、前記手書
き面dにセットした前記原稿Gが前記手書き面dから浮
き上がることを阻止する形状に形成してなる、ことを特
徴とする。
【0010】請求項5に記載のものは、たとえば以下の
図示実施例に示すように、請求項3に記載の手書き伝送
機器において、前記垂直な壁掛け状態と水平な卓上載置
状態のいずれか一方で使用するとき開いて筆記具置きと
し、他方で使用したとき閉じた格納位置とする、トレイ
69を備えてなる、ことを特徴とする。
【0011】
【作用】そして、この発明では、手書きボードとして利
用するときは、適宜消去しながら手書き面d上に手書き
で書込みを行う。その手書き面d上の内容を記録すると
きは、搬送手段Aで手書き面dを搬送しながら、その手
書き面d上の内容を読取手段Bで読み取り、その読取内
容を記録手段Cで用紙Sに記録する。手書き面d上の内
容を送信するときは、同じく搬送手段Aで手書き面dを
搬送しながら、その手書き面d上の内容を読取手段Bで
読み取り、その読取内容を記憶手段Dでいったん記憶
し、その記憶内容を伝送手段Eで他のファクシミリに送
信する。他のファクシミリからの受信内容を記録すると
きは、その受信内容を記憶手段Dでいったん記憶し、そ
の記憶内容を記録手段Cで用紙Sに記録する。
【0012】請求項2に記載のものでは、たとえばコピ
ーを取りたいとき、原稿Gを手書き面d上にセットし、
その手書き面dとともに搬送手段Aで原稿Gを搬送しな
がら、その原稿Gの原稿内容を読取手段Bで読み取り、
その読取内容を記録手段Cで用紙Sに記録する。
【0013】請求項3に記載のものでは、壁掛け状態に
して使用する場合に、原稿Gを手書き面d上にセットし
たとき、その原稿Gをセット基準受け部70で受けて所
定セット位置に位置決めする。
【0014】請求項4に記載のものでは、その手書き面
dにセットした原稿Gが、セット基準受け部70により
手書き面dから浮き上がることを阻止する。
【0015】請求項5に記載のものでは、載置状態と壁
掛け状態のいずれか一方で使用するときトレイ69を開
いて筆記具置きとし、他方で使用したとき閉じた格納位
置とする。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照しつつ、この発明の実施例
を説明する。図5ないし図7に、この発明の一実施例で
ある手書き伝送機器の外観構成を示す。
【0017】図中符号10でその手書き伝送機器の機器
本体を示す。機器本体10は、底板10aとその底板1
0a上の上ケース10bとで比較的薄くてやや長手の箱
形に形成し、表側に大きな矩形の窓10cおよび把手兼
筆記具入れの長溝10dを設ける。さらに、幅方向左側
の側面に原稿排出口10eを設け、その原稿排出口10
e側の上ケース10b上に開閉カバー11を設けてな
る。開閉カバー11には、その上面に操作部11aを設
けるとともに、左右方向に細長な用紙排出口11bを設
ける。また、原稿排出口10e側の左側面に受話器受台
19を設け、その受話器受台19に、コード24aを介
して機器本体10内で後述する伝送手段と接続する受話
器24を載置する。一方、原稿排出口10eと反対の右
側面に、図7に示すように、原稿セット位置を表示する
マーク11cを設ける。なお、そのマーク11cの下側
には、機器本体10の奥行き方向に、後述する原稿送入
口を設けてなる。
【0018】そして、図1ないし図3に、この機器本体
10の内部機構を示す。機器本体10内には、その幅方
向左右両側に駆動ローラ12および従動ローラ13を配
置し、それらローラ軸の両端を対向側板14(一方側板
図示省略)で支持する。そして、両ローラ12・13間
にエンドレスベルト15を掛け渡す。しかして、エンド
レスベルト15を、従動ローラ13をスプリング16で
付勢して両ローラ12・13間に張り渡す。そうして、
両ローラ12・13やエンドレスベルト15などで搬送
手段Aを構成する。そして、エンドレスベルト15の内
側に裏板17を設け、その裏板17でエンドレスベルト
15の上側内面を裏当てし、その裏当てした部分の表面
側を窓10cから臨ませてそこをフラットな手書き面d
とする。
【0019】駆動ローラ12は、そのローラ軸12aの
一端に設ける搬送ギヤ12bを、その上側の排出ギヤ2
0aと噛み合わす。排出ギヤ20aは、両端を支持アー
ム18・18で保持した駆動側排出コロ20のコロ軸2
0bの一端に設ける。そして、その一端に排出ギヤ20
aとともにウォームホイール20cを設け、そのウォー
ムホイール20cを、その下の可逆モータ22のウォー
ムギヤ22aと噛み合わす。しかして、モータ22の駆
動力を、そのウォームギヤ22aとウォームホイール2
0cの噛み合いを介し駆動側排出コロ20に伝達してそ
れを回転可能とする一方、そのコロ軸20b上の排出ギ
ヤ20aと搬送ギヤ12bの噛み合いを介し駆動ローラ
12へ伝達してエンドレスベルト15を駆動可能とす
る。
【0020】そして、駆動側排出コロ20にその下から
従動側排出コロ21を押し当て、その排出コロ20・2
1から原稿排出口10eに向けて排出路23を形成す
る。
【0021】また、支持アーム18・18は、原稿送入
口10fの近くで、奥行き方向に配置した長手の密着イ
メージセンサ25を支持する。また、そのイメージセン
サ25の両端部25aを挟んだ両側で間隔保持コロ26
を回転自在に支持する。そして、両端部25aに上から
付勢ばね28を押し当て、その付勢ばね28でイメージ
センサ25を付勢して間隔保持コロ26をエンドレスベ
ルト15に圧接してなる。しかして、イメージセンサ2
5を、その下側の読取位置aでエンドレスベルト15と
の間に、微小間隔をおいて設置してなる。また、原稿送
入口10f側のコロ軸26aには、間隔保持コロ26と
ともに、その間に多数の押圧コロ27を回転自在に設
け、その押圧コロ27もエンドレスベルト15に押し当
ててなる。そうして、これらイメージセンサ25や間隔
保持コロ26や押圧コロ27等で読取手段Bを構成す
る。
【0022】また、開閉カバー11内には、図3に示す
ように、モータ22の上側で断面ほぼ半円凹状に形成し
た用紙収納部30を設け、その用紙収納部30上に、ロ
ール紙からなる用紙Sを用紙排出口11bと同じ左右方
向に配置して収納してなる。そして、用紙排出口11b
の下方に、用紙収納部30から用紙Sを送り出す用紙搬
送ローラ31を備え、その用紙搬送ローラ31で送り出
した用紙Sに記録を行うシリアルプリンタのような記録
手段Cを備える。用紙排出口11bの対向側縁には、用
紙Sをカットするために刃状をなすカッタ34を設けて
なる。
【0023】さらに、開閉カバー11には、用紙収納部
30の上側でロール紙形状に合わせて半円筒状に突出さ
せて、図5でも示すように、そこに用紙カバー部11d
を設ける。また、操作部11aには、数多くの操作キー
を備える。すなわち、10キー45の他に、FAXスタ
ートキー46と、コピーキー35と、モータ22の正逆
切換キー36・37と、変倍選択キー38等を備える。
そして、この開閉カバー11は、図4に示すように、支
持軸41を中心として上ケース10bに対し開閉自在と
し、用紙Sの交換などの適宜メンテナンスを可能とす
る。なお、図2に示すように、上ケース10b上には、
原稿送入口10fの両端近くに、開閉カバー11を閉め
たときそれを磁気的に固定するマグネットキャッチ39
を設ける。
【0024】ところでまた、機器本体10では、その電
気的構成を図8および図9に示し、上述した操作部11
aを、それを操作して信号を入力する入出力制御部48
に接続する。その入出力制御部48には、表示用のLE
D49を接続し、また上述した記録手段Cおよひモータ
22を駆動するドライバ50を接続するとともに、デー
タバス・アドレスバス51を介してCPU52と、RO
M・RAM等の記憶手段(メモリ)Dと、伝送手段Eを
接続する。CPU52には、読取手段Bを接続する。伝
送手段Eは、変調復調変換部(モデム)53と、伝送制
御部54と、FAX/受話器切換部55と、回線制御部
56とを備えてなる。そして、回線制御部56を外部の
公衆電話回線と接続し、FAX/受話器切換部55に上
述の受話器24を接続してなる。
【0025】しかして、上述した構成の手書き伝送機器
は、たとえばテーブル等の上に載置した状態で使用す
る。その場合、まず手書きボードとして利用するとき
は、図10に示すように、水性ペン等のような筆記具4
0を使って絵や文字などを手書き面d上に描く。その手
書き内容Pは、図11に示すように、ボード拭き42で
手書き面dを拭くことにより消すことができる。また、
その前の絵などを消さないで引き続き新しい手書き面d
上に画像を描きたいときは、適宜切換キー36・37を
操作してエンドレスベルト15を適宜正逆駆動し、図1
1中矢示するごとくエンドレスベルト15を送って何も
書いていない手書き面dを繰り出す。
【0026】次に、手書き内容Pを保存したいときは、
コピーキー35を押す。すると、予め変倍選択キー38
を操作して適宜選択した速度でモータ22を駆動してエ
ンドレスベルト15を駆動する。そして、手書き面dを
図12中矢印イで示す方向に搬送しながら、手書き内容
Pを読取位置aで読取手段Bにより読み取るとともに、
用紙搬送ローラ31を回転して用紙収納部30から順次
新しい用紙Sを引き出し、その用紙Sに読取内容を記録
手段CによりたとえばA6サイズに縮小記録する。しか
して、その用紙Sを記録面が用紙排出口11bから出る
まで送ってから、その用紙排出口11bを通して外部へ
と排出する。そうして、その排出した用紙Sを持ってカ
ッタ34に掛けて引っ張り、そのカッタ34で任意の位
置で該用紙Sを適宜長さにカットする。
【0027】また次に、手書き内容Pを送信するとき
は、FAX機能を選択し、先方のFAX番号を10キー
45で入力してFAXスタートキー46を押す。そし
て、モータ22を作動してエンドレスベルト15を駆動
し、手書き面dを図13中矢印イで示す方向に搬送しな
がら、手書き内容Pを読取位置aで読取手段Bにより読
み取る。しかして、その読取内容を記憶手段Dでいった
ん記憶し、その記憶内容を伝送手段Eにより公衆電話回
線を通じて他のファクシミリに送信する。
【0028】一方、他のファクシミリから受信した場合
に、その受信内容を記録するときは、その受信内容を記
憶手段Dでいったん記憶し、その記憶内容を記録手段C
で用紙Sに記録し、その用紙Sを用紙排出口11bから
排出する。
【0029】さてまた、この手書き伝送機器を使用して
コピーを取りたいときは、図14に示すように、手書き
面d上に適宜サイズの原稿Gを載置し、マーク11cに
合わせて片側基準でセットする。
【0030】そして、たとえば実線で示すA3の原稿G
のコピーを取るときは、それを上向きにして手書き面d
上に載せてセットし、その用紙サイズに応じて左端の変
倍選択キー38を押す。そして、コピーキー35を押
し、変倍選択キー38の操作に応じて適宜選択した速度
でモータ22を駆動し、そのモータ22により駆動ロー
ラ12および排出コロ20・21を回転し、駆動ローラ
12の回転によりエンドレスベルト15を駆動し、図1
5中矢印イで示す方向に原稿Gを手書き面dとともに搬
送する。そのとき、原稿送入口10fを通って進入する
原稿Gを押圧コロ27で押えてその浮き上がりを阻止す
る。そして、原稿G上の内容を読取位置aで読取手段B
により読み取るとともに、用紙搬送ローラ31を回転し
て用紙収納部30から新しい用紙Sを引き出し、その用
紙Sに、記録手段CでA6に縮小記録する。しかして、
上記のとおり、その用紙Sを用紙排出口11bから排出
して適宜長さにカットする。一方、読取り後の原稿G
は、排出コロ20・21で排出路23を通して原稿排出
口10eから排出する。
【0031】また次に、原稿Gの原稿内容を送信すると
きは、原稿Gを手書き面d上に載せる。そして、FAX
機能を選択し、先方のFAX番号を10キー45で入力
してFAXスタートキー46を押す。しかして、手書き
内容Pをそのまま送信する場合と同様に、エンドレスベ
ルト15を駆動して手書き面dを図16中矢印イで示す
方向に搬送しながら、原稿G上の内容を読取手段Bによ
り読み取り、その読取内容を記憶手段Dでいったん記憶
し、その記憶内容を伝送手段Eにより他のファクシミリ
に送信する。そうして、読取り後の原稿Gを、同様に排
出路23を通して原稿排出口10eから排出する。
【0032】ところでまた、上述の手書き伝送機器で
は、たとえば以下のような手書き内容写し取り用の転写
シートを使用して手書き面d上の、たとえばカラーの手
書き内容Pを保存することもできる。図17に、その転
写シート60の構造を示す。転写シート60は、四角い
形状をなし、裏面に粘着層61を有する透明シート62
を備え、その透明シート62に同じく透明な粘着層61
を介して剥離シート63を貼付剥離可能に設ける。剥離
シート63には、図18に示すように、その外縁にコの
字形のスリット64を設けるとともに、そのスリット6
7の端を結んで折曲線65を設けてなる。
【0033】そして、この転写シート60を使用すると
きは、図19に示すように、透明シート62から枠部6
3aを残して剥離シート63を剥離し、その剥離部分6
3bを折曲線65で折り曲げて開いた状態とする。しか
して、透明シート62を粘着層61を下向きにして手書
き面dに貼り付ける。そうして、図20に示すように、
ヘラ51を使って透明シート62を手書き面dに押し付
けて手書き内容Pを写し取る。
【0034】その後、切換キー36を押し、今度はマニ
ュアルの所定速度でモータ22を駆動し、そのモータ2
2により駆動ローラ12および排出コロ20・21を回
転し、駆動ローラ12の回転によりエンドレスベルト1
5を駆動する。そのとき、転写シート60は、その駆動
方向前側が手書き面dに貼り付いていない枠部63aだ
から、その枠部63aが図1中左側のエンドレスベルト
15のローラ巻付け部15aに巻き付かずに自身の腰の
強さで直進し、排出コロ20・21間に入る。すると、
その排出コロ20・21間で挟んで転写シート60を引
っ張り、手書き面dに貼り付いた部分を強制的に剥がし
ながら、図21中矢印イで示す方向に転写シート60を
搬送して原稿排出口10eから外部へと排出する。
【0035】排出後、たとえば剥離シート63の剥離部
分63bを再び透明シート62に貼り付ける。そして、
手書き内容Pを保存する。しかして、図示実施例によれ
ば、カラーの手書き内容Pを、転写シート60を使用し
て簡単に転写することができる。
【0036】ところで、上述した手書き伝送機器は、図
示省略するが、たとえば前記底板10aに、壁に適宜設
けるフックに掛け止め可能な壁掛け部を備え、図22に
示すように、手書き面dの搬送方向(矢印イロ方向)を
左右に向けて壁掛け使用可能とすることもできる。
【0037】そして、この手書き伝送機器では、機器本
体10の上ケース10bにおいて、窓10cを間に挟ん
で長溝10dと反対の側に、トレイ嵌込み凹部10gを
設け、そこに長溝10dと平行に筆記具40の別の長溝
10hを形成する。一方、図23に示すように、底板1
0aに、板材をL状に曲げてつくったトレイ69を、軸
71を中心として図中矢印ハで示すように開閉自在に取
り付ける。そして、図示した壁掛け状態で使用するとき
トレイ69を開いて筆記具置きとする。また、図24に
示すように、トレイ69を閉じて格納位置としたとき、
長溝10hの蓋とする。
【0038】さらに、この手書き伝送機器は、図23お
よび図24に示すように、上ケース10bの長溝10h
の図中上側に、手書き面dの図中下縁10iに沿って原
稿Gのセット基準受け部70を設ける。そのセット基準
受け部70は、手書き面dにセットした原稿Gが手書き
面dから浮き上がることを阻止する形状、たとえば図示
のようなL状に曲げた形状に形成してなる。
【0039】なお、この発明では、上述した実施例にお
ける押圧コロ27を、エンドレスベルト15に対し適宜
接離可能に設ける構成とするとよい。そして、コピーを
取るために原稿Gを読取位置aへと搬送するとき、押圧
コロ27を原稿Gを押える押え位置とし、そのコピー以
外のときは、手書き内容Pで押圧コロ27が汚れないよ
うに、その押圧コロ27を手書き面dから離れた退避位
置に移動させる。
【0040】また、上述した図示実施例では、筆記具4
0として、手書き面dにペン先で水性インクを付けて手
書き内容Pを描くもの(水性インクを内蔵するものも含
む。)を示したが、それに限らず、先端がペン状でな
く、たとえば毛筆のもので水性インクを付けて手書き内
容Pを描くもの(筆ペンのような水性インクを内蔵する
ものも含む。)でもよい。これにより、手書き内容に習
字の趣をもたせることができる。
【0041】
【発明の効果】したがって、この発明によれば、搬送手
段で手書き面を搬送しながら、その手書き面上の内容を
読取手段で読み取り、その読取内容を記録手段で用紙に
記録することにより、手書き面にたとえば幼児が描いた
絵や文字などの手書き内容を幼児期の記念として長らく
保存することができる。
【0042】また、この発明では、一台の手書き伝送機
器によって、手書き面上に書き込んだ手書き内容を用紙
に記録することを可能にするとともに、その手書き内容
を搬送手段で搬送しながら読取手段で読み取り、その読
取内容を記憶手段でいったん記憶し、その記憶内容を伝
送手段で他のファクシミリに送信することも可能とし、
これにより、手書き伝送機器の多機能化を図ることがで
きる。
【0043】さらに、この発明によれば、手書き面上に
書き込んだ手書き内容を、そのまま伝送手段で他のファ
クシミリに送信することを可能とすることより、最近の
紙資源の節約化の要請に応えることもできる。
【0044】請求項2に記載のものによれば、一台の手
書き伝送機器によって、手書き面上に書き込んだ手書き
内容を用紙に記録可能とし、また他のファクシミリに送
信可能とするとともに、手書き面上にセットした原稿の
内容を読取手段で読み取り、その読取内容を用紙に記録
可能とし、また他のファクシミリに送信可能とし、これ
により、手書き伝送機器のさらなる多機能化を実現する
ことができる。
【0045】請求項3に記載のものによれば、手書き面
の搬送方向を左右に向けて壁掛け状態で使用可能であ
り、また、その手書き面の下縁に沿って原稿のセット基
準受け部を設けるから、壁掛け状態で使用する場合に、
セットした原稿をスキューすることなく搬送方向へ案内
することができる。
【0046】請求項4に記載のものによれば、そのセッ
ト基準受け部を、手書き面にセットした原稿が手書き面
から浮き上がることを阻止する形状に形成し、これによ
り、原稿を安定させて搬送方向へ案内することができ
る。
【0047】請求項5に記載のものによれば、載置状態
と壁掛け状態のいずれか一方で使用するときトレイを開
いて筆記具置きとして使用することができ、また、他方
で使用したとき閉じた格納位置とし、たとえば筆記具置
きの蓋としても使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である手書き伝送機器の縦
断面図である。
【図2】その横断面図である。
【図3】図1中線XーX断面図である。
【図4】開閉カバーを開けた状態の手書き伝送機器を、
その一部を省略して示す正面図である。
【図5】その手書き伝送機器全体の外観斜視図である。
【図6】その手書き伝送機器を原稿排出口側から見た側
面図である。
【図7】その反対側から見た側面図である。
【図8】その手書き伝送機器の電気的構成を示すブロッ
ク図である。
【図9】その具体的構成を示すブロック図である。
【図10】その手書き伝送機器の手書き内容の書込み状
態を示す斜視図である。
【図11】その手書き内容の消去状態を示す斜視図であ
る。
【図12】その手書き内容を用紙に記録してそれを排出
する状態を示す斜視図である。
【図13】その手書き内容を他のファクシミリに送信す
る状態を示す斜視図である。
【図14】その手書き面上に原稿を載置する状態を説明
する平面図である。
【図15】その原稿を用紙に記録してそれを排出する状
態を示す斜視図である。
【図16】その原稿の原稿内容を他のファクシミリに送
信する状態を示す斜視図である。
【図17】その手書き伝送機器で使用する転写シートの
断面図である。
【図18】その転写シートの斜視図である。
【図19】その転写シートを、剥離シートの剥離状態に
おいて示す斜視図である。
【図20】手書き内容を写し取るとき手書き面に透明シ
ートを密着させている状態を示す斜視図である。
【図21】その転写シートをエンドレスベルトから剥離
して搬送排出する状態を示す斜視図である。
【図22】この手書き伝送機器を壁に掛けて使用する状
態を示す斜視図である。
【図23】この壁掛け状態の手書き伝送機器を、トレイ
を開いて筆記具置きとして使用する状態において示す部
分拡大断面図である。
【図24】その手書き伝送機器を、トレイを閉じて筆記
具置きの蓋として使用する状態において示す部分拡大断
面図である。
【図25】従来の手書きボードの外観斜視図である。
【図26】その手書きボードに書込みを行った状態を示
す斜視図である。
【図27】その書込みを半分消去した状態を示す斜視図
である。
【符号の説明】
d 手書き面 A 搬送手段 B 読取手段 C 記録手段 D 記憶手段 E 伝送手段 G 原稿 S 用紙 イ・ロ 搬送方向 69 トレイ 70 セット基準受け部 10i 手書き面の下縁

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 適宜消去しながら手書きで書込みを行う
    手書き面と、 その手書き面を搬送する搬送手段と、 その搬送手段で前記手書き面を搬送するとき、その手書
    き面上の内容を読み取る読取手段と、 その読取手段で読み取った内容のうち伝送するものを記
    憶しおよび他のファクシミリからの受信内容を記憶する
    記憶手段と、 その記憶手段に記憶する読取内容を他のファクシミリに
    送信する伝送手段と、 前記記憶手段に記憶する受信内容を用紙に記録し、およ
    び前記読取手段で読み取った内容のうち保存するものを
    用紙に記録する記録手段と、 を備えてなる、手書き伝送機器。
  2. 【請求項2】 前記手書き面上に原稿をセット可能とす
    る一方、その原稿を前記搬送手段で前記手書き面ととも
    に搬送可能とし、その搬送手段で搬送する原稿の原稿内
    容を前記読取手段で読み取り可能としてなる、請求項1
    に記載の手書き伝送機器。
  3. 【請求項3】 前記手書き面の搬送方向を左右に向けて
    壁掛け可能とし、その手書き面の下縁に沿って前記原稿
    のセット基準受け部を設けてなる、請求項2に記載の手
    書き伝送機器。
  4. 【請求項4】 前記セット基準受け部を、前記手書き面
    にセットした前記原稿が前記手書き面から浮き上がるこ
    とを阻止する形状に形成してなる、請求項3に記載の手
    書き伝送機器。
  5. 【請求項5】 前記垂直な壁掛け状態と水平な卓上載置
    状態のいずれか一方で使用するとき開いて筆記具置きと
    し、他方で使用したとき閉じた格納位置とする、トレイ
    を備えてなる、請求項3に記載の手書き伝送機器。
JP12310594A 1994-05-12 1994-05-12 手書き伝送機器 Pending JPH07307822A (ja)

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