JPH0639353Y2 - 回転ベゼル装置 - Google Patents
回転ベゼル装置Info
- Publication number
- JPH0639353Y2 JPH0639353Y2 JP1985151319U JP15131985U JPH0639353Y2 JP H0639353 Y2 JPH0639353 Y2 JP H0639353Y2 JP 1985151319 U JP1985151319 U JP 1985151319U JP 15131985 U JP15131985 U JP 15131985U JP H0639353 Y2 JPH0639353 Y2 JP H0639353Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bezel
- rotating bezel
- rotating
- rotary
- leaf spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Electric Clocks (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は携帯時計の回転ベゼル装置に関し、特に潜水時
計などに使用するための品質の安定した回転ベゼル装置
に関するものである。
計などに使用するための品質の安定した回転ベゼル装置
に関するものである。
従来の一方向回転ベゼル装置は第4図の様に回転ベゼル
12と胴11との間に設けられた板ばね13の上下方向の弾性
のみで回転トルクおよびクリック感を出す構成となって
いた。この構成では回転ベゼルの径方向のがた、および
回転トルクのむらが生じ易いため高精度感のある装置が
得られなかった。
12と胴11との間に設けられた板ばね13の上下方向の弾性
のみで回転トルクおよびクリック感を出す構成となって
いた。この構成では回転ベゼルの径方向のがた、および
回転トルクのむらが生じ易いため高精度感のある装置が
得られなかった。
本考案は前述の様な従来の回転ベゼル装置における問題
点である回転ベゼルの径方向のがたをなくし、かつ回転
トルクのむらを解消し、安定した高精度感のある回転ベ
ゼル装置を得ることにあり、また回転ベゼルの組立、分
解性を良くし、安全性、信頼性をも向上させることを目
的とするものである。
点である回転ベゼルの径方向のがたをなくし、かつ回転
トルクのむらを解消し、安定した高精度感のある回転ベ
ゼル装置を得ることにあり、また回転ベゼルの組立、分
解性を良くし、安全性、信頼性をも向上させることを目
的とするものである。
本考案の回転ベゼル装置は、胴または胴に固定されたガ
ラス固定リングと、前記胴またはガラス固定リングとの
間に回転ベゼルパッキンを介して回転可能に装着された
回転ベゼルと、前記胴の外周部に前記回転ベゼルの底面
に対向して設けられた溝部に位置決めされると共に前記
回転ベゼル底面と係合する板ばねと、前記胴に着脱可能
に装着されると共に前記回転ベゼルと係合し前記回転ベ
ゼルの上方向の動きを規制する回転ベゼル保護部材を有
し、前記回転ベゼルは前記回転ベゼル底面にクリック溝
が形成され、前記板ばねは前記クリック溝と係合する屈
曲部と前記溝部に位置決め取着する足部とが一体に形成
され、前記回転ベゼルの回転方向が一方向に規制される
と共に前記溝部の周辺部が前記回転ベゼルの下方向の動
きを規制するように構成したことを特徴とする。
ラス固定リングと、前記胴またはガラス固定リングとの
間に回転ベゼルパッキンを介して回転可能に装着された
回転ベゼルと、前記胴の外周部に前記回転ベゼルの底面
に対向して設けられた溝部に位置決めされると共に前記
回転ベゼル底面と係合する板ばねと、前記胴に着脱可能
に装着されると共に前記回転ベゼルと係合し前記回転ベ
ゼルの上方向の動きを規制する回転ベゼル保護部材を有
し、前記回転ベゼルは前記回転ベゼル底面にクリック溝
が形成され、前記板ばねは前記クリック溝と係合する屈
曲部と前記溝部に位置決め取着する足部とが一体に形成
され、前記回転ベゼルの回転方向が一方向に規制される
と共に前記溝部の周辺部が前記回転ベゼルの下方向の動
きを規制するように構成したことを特徴とする。
本考案の実施例を図面により説明すると、第1図および
第2図において、1は携帯時計の胴でステンレススチー
ルもしくはチタニウムから成っており、内径段部1aには
ガラスパッキン7を介して高強度無機ガラス6が装着さ
れている。5はステンレススチールもしくはチタニウム
から成るガラス固定リングで、前記胴のねじ部に係合
し、上部のスパナ溝5aにより胴部に強固に固定される。
第2図において、1は携帯時計の胴でステンレススチー
ルもしくはチタニウムから成っており、内径段部1aには
ガラスパッキン7を介して高強度無機ガラス6が装着さ
れている。5はステンレススチールもしくはチタニウム
から成るガラス固定リングで、前記胴のねじ部に係合
し、上部のスパナ溝5aにより胴部に強固に固定される。
2は上部に表示板8をかしめ固着した回転ベゼルでステ
ンレススチールもしくはチタニウムから成っている。2a
は回転ベゼル底面に設けた60分割もしくは120分割のク
リック溝で断面形状は形状もしくは 形状を成しており、ステンレスもしくはSフレックス材
から成る板ばね3の端部に形成された屈曲部3aが係合す
る構成となっている。板ばね3の一部には折り曲げ加工
により足部3bを形成し、前記胴1に形成した溝部の穴1b
に係合し回転方向の位置決めを行なっている。第3図に
前記板ばねの見取図を示す。
ンレススチールもしくはチタニウムから成っている。2a
は回転ベゼル底面に設けた60分割もしくは120分割のク
リック溝で断面形状は形状もしくは 形状を成しており、ステンレスもしくはSフレックス材
から成る板ばね3の端部に形成された屈曲部3aが係合す
る構成となっている。板ばね3の一部には折り曲げ加工
により足部3bを形成し、前記胴1に形成した溝部の穴1b
に係合し回転方向の位置決めを行なっている。第3図に
前記板ばねの見取図を示す。
4は回転ベゼルパッキンでDOS(ディオクチルセバゲー
ト)の自己潤滑剤を約10%含んだNBR(ニトリルブタジ
エンラバー)から成っており、前記回転ベセル2の内周
溝に装着され、胴1の外壁1cとの間で径方向に締代を有
して構成されている。径方向の締代はつぶし率で5〜25
%とするのが回転操作性および不用意に回転しないため
の回転トルクとして好ましい。さらに板ばね3の反力の
大小でも調整できる。
ト)の自己潤滑剤を約10%含んだNBR(ニトリルブタジ
エンラバー)から成っており、前記回転ベセル2の内周
溝に装着され、胴1の外壁1cとの間で径方向に締代を有
して構成されている。径方向の締代はつぶし率で5〜25
%とするのが回転操作性および不用意に回転しないため
の回転トルクとして好ましい。さらに板ばね3の反力の
大小でも調整できる。
9はステンレススチール,チタニウムもしくは部分安定
化高強度ジルコニアセラミックスなどから成る回転ベゼ
ル保護部材で部分的に切欠9aを構成し、指で回転ベゼル
2を操作できる様に形成され、胴1に結合ねじ10により
複数個所ねじ止め固定することにより着脱可能に構成さ
れている。上下方向の回転ベゼルの保持は前記回転ベゼ
ル保護部材のフランジ部9bと回転ベゼルのフランジ部2b
との係合により行っている。
化高強度ジルコニアセラミックスなどから成る回転ベゼ
ル保護部材で部分的に切欠9aを構成し、指で回転ベゼル
2を操作できる様に形成され、胴1に結合ねじ10により
複数個所ねじ止め固定することにより着脱可能に構成さ
れている。上下方向の回転ベゼルの保持は前記回転ベゼ
ル保護部材のフランジ部9bと回転ベゼルのフランジ部2b
との係合により行っている。
しかし、回転ベゼルが下方向に強い力でおさえつけられ
たときは、回転ベゼルを胴で受ける構成となる。すなわ
ち、胴の回転ベゼル底面に対向する部分に溝を設け、板
ばねを溝部に位置決め取着することにより、回転ベゼル
を下方向に移動させたとき胴が回転ベゼルの下方向の動
きを規制することになり、回転ベゼルが強い力で押し下
げられても板ばねには過大な荷重が加わることなく、回
転ベゼルの耐久性、信頼性を高めることができる。
たときは、回転ベゼルを胴で受ける構成となる。すなわ
ち、胴の回転ベゼル底面に対向する部分に溝を設け、板
ばねを溝部に位置決め取着することにより、回転ベゼル
を下方向に移動させたとき胴が回転ベゼルの下方向の動
きを規制することになり、回転ベゼルが強い力で押し下
げられても板ばねには過大な荷重が加わることなく、回
転ベゼルの耐久性、信頼性を高めることができる。
ガラス部のガラス固定構造についてはガラス固定リング
が胴内壁のねじ係合でなく、胴外壁のねじ係合としても
良いし、板ばねについてはクリックのための屈曲部は18
0°の相対位置でなく177°もしくは183°の位置など3
°位相をずらした位置に設けると回転ベゼル溝数が60の
場合でもクリック装置としては120分割の高精度のクリ
ック装置が可能となり、178.5°もしくは181.5°の位置
など1.5°位相をずらした位置として回転ベゼル溝数を1
20とすると240分割のさらに高精度のクリック装置が可
能となる。
が胴内壁のねじ係合でなく、胴外壁のねじ係合としても
良いし、板ばねについてはクリックのための屈曲部は18
0°の相対位置でなく177°もしくは183°の位置など3
°位相をずらした位置に設けると回転ベゼル溝数が60の
場合でもクリック装置としては120分割の高精度のクリ
ック装置が可能となり、178.5°もしくは181.5°の位置
など1.5°位相をずらした位置として回転ベゼル溝数を1
20とすると240分割のさらに高精度のクリック装置が可
能となる。
この構成によると、回転ベゼルパッキンにより径方向に
がたがなく、かつ回転トルクの均一な高精度感のある回
転ベゼルが得られる。また、板ばねにより回転ベゼルの
回転が一方向に規制され、万一回転ベゼルが不用意に回
転した場合の安全性が向上すると共に、板ばねの屈曲部
および足部を一体に形成することにより単一部品で胴へ
の位置決めおよび回転ベゼルの回転方向規制が可能とな
り、部品コストの低減並びに組立性に優れた回転ベゼル
装置が得られる。
がたがなく、かつ回転トルクの均一な高精度感のある回
転ベゼルが得られる。また、板ばねにより回転ベゼルの
回転が一方向に規制され、万一回転ベゼルが不用意に回
転した場合の安全性が向上すると共に、板ばねの屈曲部
および足部を一体に形成することにより単一部品で胴へ
の位置決めおよび回転ベゼルの回転方向規制が可能とな
り、部品コストの低減並びに組立性に優れた回転ベゼル
装置が得られる。
また、回転ベゼル保護部材を取り外すだけで回転ベゼ
ル、板ばねを取り外して分解、組立が可能な組立性、分
解・修理性に優れた回転ベゼル装置が実現できる。
ル、板ばねを取り外して分解、組立が可能な組立性、分
解・修理性に優れた回転ベゼル装置が実現できる。
さらに、胴の回転ベゼル底面に対向する部分に溝を設
け、板ばねを溝部に位置決め取着することにより、回転
ベゼルを下方向に移動させたとき胴が回転ベゼルの下方
向の動きを規制するため、回転ベゼルが強い力で押し下
げられても板ばねに過大な荷重が加わることなく、回転
ベゼルの耐久性、信頼性を飛躍的に高めることができ
る。
け、板ばねを溝部に位置決め取着することにより、回転
ベゼルを下方向に移動させたとき胴が回転ベゼルの下方
向の動きを規制するため、回転ベゼルが強い力で押し下
げられても板ばねに過大な荷重が加わることなく、回転
ベゼルの耐久性、信頼性を飛躍的に高めることができ
る。
第1図は本考案の回転ベゼル装置における全体の縦断面
図、第2図は本考案の板ばね係合部の部分断面図、第3
図は板ばねの実施例を示す見取図であり、第4図は従来
の構造の実施例を示す縦断面図である。 1,11……胴 2,12……回転ベゼル 3,13……板ばね
図、第2図は本考案の板ばね係合部の部分断面図、第3
図は板ばねの実施例を示す見取図であり、第4図は従来
の構造の実施例を示す縦断面図である。 1,11……胴 2,12……回転ベゼル 3,13……板ばね
Claims (1)
- 【請求項1】胴または胴に固定されたガラス固定リング
と、前記胴またはガラス固定リングとの間に回転ベゼル
パッキンを介して回転可能に装着された回転ベゼルと、
前記胴の外周部に前記回転ベゼルの底面に対向して設け
られた溝部に位置決めされると共に前記回転ベゼル底面
と係合する板ばねと、前記胴に着脱可能に装着されると
共に前記回転ベゼルと係合し前記回転ベゼルの上方向の
動きを規制する回転ベゼル保護部材を有し、前記回転ベ
ゼルは前記回転ベゼル底面にクリック溝が形成され、前
記板ばねは前記クリック溝と係合する屈曲部と前記溝部
に位置決め取着する足部とが一体に形成され、前記回転
ベゼルの回転方向が一方向に規制されると共に前記溝部
の周辺部が前記回転ベゼルの下方向の動きを規制するよ
うに構成したことを特徴とする回転ベゼル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985151319U JPH0639353Y2 (ja) | 1985-10-02 | 1985-10-02 | 回転ベゼル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985151319U JPH0639353Y2 (ja) | 1985-10-02 | 1985-10-02 | 回転ベゼル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6259880U JPS6259880U (ja) | 1987-04-14 |
JPH0639353Y2 true JPH0639353Y2 (ja) | 1994-10-12 |
Family
ID=31068283
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985151319U Expired - Lifetime JPH0639353Y2 (ja) | 1985-10-02 | 1985-10-02 | 回転ベゼル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0639353Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015108512A (ja) * | 2013-12-03 | 2015-06-11 | セイコーエプソン株式会社 | 回転ベゼル付時計 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0648460Y2 (ja) * | 1988-08-17 | 1994-12-12 | シチズン時計株式会社 | 逆転防止レジスターリング構造 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5811032A (ja) * | 1981-07-13 | 1983-01-21 | Daido Steel Co Ltd | 粒状化装置 |
JPS59112179U (ja) * | 1983-01-18 | 1984-07-28 | シチズン時計株式会社 | レジスタリングの回転ロツク構造 |
-
1985
- 1985-10-02 JP JP1985151319U patent/JPH0639353Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015108512A (ja) * | 2013-12-03 | 2015-06-11 | セイコーエプソン株式会社 | 回転ベゼル付時計 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6259880U (ja) | 1987-04-14 |
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