JPH0639304B2 - シャフトレスボビン巻取装置および巻取方法 - Google Patents

シャフトレスボビン巻取装置および巻取方法

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JPH0639304B2
JPH0639304B2 JP63260030A JP26003088A JPH0639304B2 JP H0639304 B2 JPH0639304 B2 JP H0639304B2 JP 63260030 A JP63260030 A JP 63260030A JP 26003088 A JP26003088 A JP 26003088A JP H0639304 B2 JPH0639304 B2 JP H0639304B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、電線のような線条体を巻取るボビンをシャフ
トなしで巻取テーブルに固定することができるシャフト
レスボビン巻取装置およびシャフトレス巻取方法に関す
るものである。
[従来の技術] 一般に、細物サイズの電線はボビンに巻取られることが
多い。
この電線の巻取りにおいては、ボビンを回転駆動可能な
巻取テーブルに固定させ、テーブルを回転させることに
よりボビンを回転させて線条体を巻取るのが通常であ
る。
従来、上記巻取テーブルにボビンを固定するには、ボビ
ンの軸穴にシャフトを挿入してから適当な固定方法で固
定する方法がとられてきた。
例えば、巻取テーブルのシャフトにボビンの軸穴を貫通
させ、そのシャフトの先端ネジにナットを締め付けてボ
ビンのツバ面を押え付けてロックするか、或いはテーブ
ル上に置かれたボビンの軸穴にロッドを挿入し、挿入さ
せたロッドをその状態で90度廻してロッド先端の半月
状のピン穴にシャフトに設けられているピンを引掛けロ
ックするか等である。
[発明が解決しようとする課題] 上記のシャフトにボビンを挿入しナットで締付け固定す
る方法の場合、ナットがきつく締まりすぎて作業者の力
ではなかなか外れなくなってしまうことが多く、取外す
のに手間がかかる上、満巻のボビンを作業者が入力でシ
ャフトから抜き取る作業が必要であり、作業効率が悪い
という問題がある。
また、ボビンの軸穴にロッドを挿入し固定する方法で
は、作業者が挿入したロッドを廻してピンとピン穴を嵌
合させる作業が必要であり、ボビンの種類によってはこ
の嵌合作業に非常に手間取ることが多い。
これを改善するために、ロッド先端にテーパー付きのハ
ンドルを設け、ボビンの軸穴における芯合せとロックと
を同時に行なわせ得るようにしたものもあるが、ボビン
の軸穴は同種類のボビンであっても多少差異があり、テ
ーパー部により具合よくロックさせることは必ずしも容
易とはいえない。このほかにも前記同様満巻ボビンの取
外しの問題があり、作業効率を低下させる大きな要因と
なっていた。
本発明の目的は、上記したような従来技術の問題点を解
消し、ボビンの着脱に手間のかかるシャフトを排除し、
巻取ボビンの着脱が非常に容易であって作業効率が大巾
に改善され、それによって作業時間の短縮および生産性
の向上を達成することができるシャフトレスボビン巻取
装置および巻取方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の要旨は、ボビンを載置して回転させる巻取テー
ブルの上面に、ボビンの軸穴に挿入可能であってかつボ
ビンの半径方向に開閉可能なボビンロック用の複数の爪
を突設させたことにある。
[作用] 本発明のシャフトレスボビン巻取装置および巻取方法で
は、巻取テーブルの上に突出してある閉じた爪にボビン
をその軸穴を介して載置した後、回転シャフトを駆動さ
せると爪はその爪の下端側に固定されているナット、該
ナットに螺挿している回転軸、該回転軸の一端側に固定
されている爪可動ベベルギア、該爪可動ベベルギアを駆
動できる駆動ベベルギア、該駆動ベベルギアの軸穴内に
その上端部分が挿通固定されている回転シャフト及び該
回転シャフトを回転する駆動モーターを介して半径方向
に移動して爪をボビンの軸穴内でそれぞれ開いて軸穴内
壁に当接ロックし、それからその当接ロックした状態で
回転シャフトの駆動を続ければ巻取テーブル、ボビン、
ナット、回転軸、爪可動ベベルギア及び駆動ベベルギア
が一体的に回転し、それによりボビンの胴部に線条体を
連続的に巻取ることができ、その結果入力を一切使用す
ることなくボビンのロックと巻取回転とが自動的に行う
ことができる。
しかもボビンに線条体が満巻になれば、一旦回転シャフ
トの駆動を止め、それから逆回転することにより爪の軸
穴内でのロックが解除され、容易に満巻ボビンを巻取テ
ーブルから下ろすことができる。
その結果本発明によれば、作業者は単にボビンを巻取テ
ーブルに上げ下げする作業をすればボビンの当接ロック
および当接ロックの解除は単に回転シャフトの正逆回転
で迅速且つ容易にでき、しかもボビンを当接ロック後に
そのまま回転シャフトに駆動力を与えればボビンを回転
させ得るから、線条体巻取作業の省力化と生産性とを顕
著に向上することができる。
[実施例] 以下に、本発明のシャフトレスボビン巻取装置および巻
取方法の実施例について図面により説明する。
第1図は、本発明のシャフトレスボビン巻取装置の一実
施例を示した断面説明図である。
第1図において、2,2は巻取テーブル1より上方に突
設され、ボビン20の軸穴21に挿通可能な複数の爪で
ある。この爪は、例えば120度の配置間隔をもって3
個の爪を設置することもできる。
これらの爪2,2はボビン20の軸穴21を中心として
ボビン20の半径方向に軸に沿って前進後退できるよう
に構成される。
4は、前記爪2の移動方向に平行に設置された横型の回
転軸であり、該回転軸4の外周にはネジ山5が形成され
ていて、当該ネジ山5に係合する内部ネジ山を有する例
えばナット3が螺挿されている。
そしてナット3はナット固定板22を介して前記爪2と
一体に連結固定されていて、前記回転軸4が正逆回転す
ることで、これに螺挿しているナット3、即ちこれと一
体的に固定されている爪2を前進後退させ得る構成とな
っている。
回転軸4の一端側には爪可動ベベルギヤ6が取付けら
れ、該爪可動ベベルギヤ6は駆動ベベルギヤ7を介して
回転シャフト8に連結されており、そして回転シャフト
8が回転駆動されることにより爪可動ベベルギヤ6と駆
動ベベルギヤ7を介して回転軸4にその回転駆動力が伝
達される構成となっている。
また、回転軸4の他端側にはベアリング24を介して回
転軸固定座25に固定され、更にこの回転軸固定座25
は巻取テーブル1の側面部フレーム23に固定されてい
る。
次に、上記のように構成されたシャフトレスボビン巻取
装置を用いてボビン20に図示していない線条体を巻取
る場合について説明する。
まず、回転シャフト8を爪2,2が閉じる方向に回転さ
せ、爪2,2を閉じさせておいてボビン20の軸穴21
に爪2,2を挿通させながら巻取テーブル1上にボビン
20を載置する。この作業は前述したシャフトにボビン
を挿入させあるいはさらにロッドを挿入する場合に比較
して非常に簡易なものであることはいうまでもない。
上記のようにしてボビン20を巻取テーブル1上にセッ
トしたら、回転シャフトを前記爪2,2の閉じる方向と
は逆方向すなわち爪2,2が開く方向に回転起動させ
る。かくして、回転シャフト8の回転力はベ爪可動ベベ
ルギヤ6と駆動ベベルギヤ7とを介して回転軸4を回転
させ、これに螺挿されたナット3を移動させることによ
り爪2,2を開かせる。爪2,2が開き出しても、ボビ
ン20の軸穴21の内壁に当接することによりその移動
が止まる。この爪2,2の当接力によりボビン20は巻
取テーブル1に当接ロックされる。
このようにボビン20がロック状態を得るまでは、回転
シャフト8の回転力は爪2,2の移動に費やされ、巻取
テーブル1への回転力とはならない。
しかし、爪2,2が上記のようにロックされると、それ
に伴い爪2,2を移動させていた回転軸4の回転もロッ
クされ、同時に爪可動ベベルギヤ6と駆動ベベルギヤ7
もロックされて、回転シャフト8の回転力が巻取テーブ
ル1に伝達移行され、ベアリング9,10により支持台
11に対して回動可能に支持された巻取テーブル1全体
を前記ロックされたベベルギア6,7を介して回転しは
じめる。これによりボビン20の回転が生じ線条体を巻
取ることができる。
ボビン20が満巻になったら、回転シャフト8の回転を
止め、ついでこれを逆回転してやれば、爪2,2が閉
じ、爪2,2によるボビン20のロックが解放されるか
ら、そのままボビン20を巻取テーブル1上より下ろせ
ばよい。このボビン20を下ろす作業も前述した従来例
のシャフトよりの取外し作業に比較して格段に容易かつ
迅速に行ない得るものであることはいうまでもない。
以上のように、本発明によれば、作業者は単にボビンを
巻取テーブルに上げ下げする作業をするのみでよく(こ
の作業を機械力で行なわせることも容易に可能であ
る)、ボビンのロックおよびロックの解除はすべて回転
シャフトの正逆の回転で達成され、しかも前述したよう
にボビンをロック後にそのままロック力を与えつつボビ
ンを回転させ得るものであり、その効率化と省力化は特
筆に値するということができる。
なお、第1図においては明示されていないが、爪2,2
の外側面をボビン20の軸穴21の内壁面に丁度具合よ
く接するテーパー面に形成しあるいはさらに表面にロー
レット加工を施すようにすれば、爪2,2によるボビン
20のロック効果がそれだけ大きくなり、爪2,2の形
状をその分小さくでき、作業の容易性をより増大させ得
るメリットがある。回転シャフトを駆動するモータとし
ては、爪ならびに巻取る線条体に無理な力が負荷される
のを防止する意味でトルクモータを用いるのが適当であ
る。
上記実施例においては、爪2,2の開閉を回転シャフト
の回転力により行なわせる場合を説明したが、ほかにも
やり方がある。
第2図に示すように、ホース14に取付けられたエアノ
ズル13を有するエアシャフト15をシリンダ16によ
り上下させ、エアチャック12を動作させることで爪
2,2を開閉させるようにすることも可能である。
第3図はさらに別な例を示すものである。この例は上述
した爪2に代えてトグルクランプ17を用いるものであ
り、巻取テーブル1上のボビン20をトグルクランプ1
7の回転挟持部材18により挟持し、ボビン20を巻取
テーブル1と挟持部材18との間で挟持ロックするもの
である。この例では、ハンドル19を上下するという簡
単な操作でボビン20を容易にセットしかつ取外すこと
ができる特徴を有する。
[発明の効果] 本発明に係るシャフトレスボビン巻取装置および巻取方
法によれば、ボビンを固定するためのシャフトおよびナ
ットやロッド類が一切排除されることとなり、いわばボ
ビンをワンタッチで着脱でき、簡易かつ迅速な段取りを
行ない得ることによる省力化および生産性の向上効果が
大きく、併せてシャフトレスとしたことによる回転の円
滑化およびそれによる巻取性能ひいては巻取られた線条
体の品質向上に寄与し得るなど、その工業上における価
値は非常に大きなものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る装置の実施例を示す断面説明図、
第2図は本発明とは異なる手法に係る装置の例を示す説
明図、第3図は本発明とは異なる手法に係る装置の例を
示す見取説明図である。 1:巻取テーブル、 2:爪、 3:ナット、 4:回転軸、 5:ネジ山、 6:爪可動ベベルギヤ、 7:駆動ベベルギヤ、 20:ボビン、 21:軸穴。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボビンを載置し該ボビンを回転できる巻取
    テーブルの上面より突出してあり該突出し部がボビンの
    軸穴内に挿通可能である複数のボビン固定用爪と、該複
    数の爪の下端側に固定してあるナットと、該ナット内に
    螺挿され且つその一端側に爪可動ベベルギアが固定され
    ており且つその他端側は前記巻取テーブルの側面部フレ
    ームに支持されしかもナットが前記ボビンの半径方向に
    往復動可能な横型回転軸と、該回転軸の爪可動ベベルギ
    アと螺合して爪可動ベベルギアを駆動できる駆動ベベル
    ギアと、該駆動ベベルギアの軸穴内にその上端部分が挿
    通固定されていることにより該駆動ベベルギアを回転で
    きる回転シャフトと、該回転シャフトの下端側を回動可
    能に支持できる固定支持台とから成ることを特徴とする
    シャフトレスボビン巻取装置。
  2. 【請求項2】巻取テーブルの上面に該巻取テーブルの表
    面より上部側が突出している複数の爪にボビンをその軸
    穴が挿通するように載置した後、該複数の爪を該複数の
    爪の下端側に固定されているナット、該ナットに螺挿し
    ている回転軸、該回転軸の一端側に固定されている爪可
    動ベベルギア、該爪可動ベベルギアを駆動できる駆動ベ
    ベルギア、該駆動ベベルギアの軸穴内にその上端部分が
    挿通固定されている回転シャフト及び該回転シャフトを
    回転する駆動モーターを介して半径方向に移動させるこ
    とにより前記複数の爪を前記ボビンの軸穴内でそれぞれ
    開かせて軸穴内壁に当接ロックさせ、然る後その当接ロ
    ックさせた状態で前記回転シャフトを駆動させることに
    より前記巻取テーブル、前記ボビン、前記ナット、前記
    回転軸、前記爪可動ベベルギア及び前記駆動ベベルギア
    を一体的に回転させ、それにより前記ボビンの胴部に線
    条体を巻取ることを特徴とするシャフトレス巻取方法。
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JPS6080804U (ja) * 1983-11-07 1985-06-05 新キャタピラ−三菱株式会社 リング加工用取付装置

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