JPH0639253Y2 - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JPH0639253Y2
JPH0639253Y2 JP1985164926U JP16492685U JPH0639253Y2 JP H0639253 Y2 JPH0639253 Y2 JP H0639253Y2 JP 1985164926 U JP1985164926 U JP 1985164926U JP 16492685 U JP16492685 U JP 16492685U JP H0639253 Y2 JPH0639253 Y2 JP H0639253Y2
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和雄 浅田
伸文 小原
敏弘 林田
正 瀧口
研介 徳永
洋昭 小野
桂次 遠藤
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TOYO. SS. CO., LTD.
Takenaka Corp
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TOYO. SS. CO., LTD.
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、冷温水を利用して室内などの冷暖房を行うた
めに用いる空調器等の熱交換器、詳しくは、復数本の熱
交換用チューブと、供給用の冷温水配管からの冷温水を
前記熱交換用チューブに供給分配する管状のサプライヘ
ッダと、前記熱交換用チューブからの冷温水を集めて排
出用の冷温水配管へ排出する管状のレターンヘッダとを
備え、かつ、熱交換用チューブの腐食促進やキャビテー
ションの発生の原因となる熱交換用チューブ内への空気
の入り込みを防止するように、前記サプライヘッダ及び
レターンヘッダ内の空気を排出するための空気抜き手段
を備えたものに関する。
〔従来の技術〕
この種の熱交換器として従来では、特開昭55−128614号
公報で開示されているものが知られている。
この特開昭55−128614号公報で開示された従来技術は、
前記サプライヘッダ及びレターンヘッダの夫々をそれら
の長手方向の一端が他端よりも上方に位置する姿勢に配
設し、そのサプライヘッダ又はレターンヘッダの一方の
上端部を他方の上端部よりも低く位置させ、高い側(他
方側)のヘッダの頂部に上方にのびる注水パイプからな
る注水口を設け、低い側(一方側)のヘッダの上端部
を、それよりも上方に位置する他方側のヘッダの注水口
にエアーブリードパイプで連通連結し、もって、両ヘッ
ダ内それぞれの空気を浮力で上端部に移動させ、低い側
のヘッダの上端部に上昇した空気をエアブリードパイプ
を介して高い側のヘッダの上端部に移動させ、注水口を
空気抜きとして高い側のヘッダ上端部に集合した空気を
その注水口から外部に排出することにより、両ヘッダ内
の空気を排出するようにしたものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、前記従来技術によるときは、両ヘッダを上下向
き姿勢にさせ、エアブリードパイプを設けたことによっ
て、両ヘッダ内の空気を確実に排出することができるも
のの、集合させた空気を注水口から外部に排出するので
あって、集合させた空気を排出用の連温水配管に排出す
るようになっていなかったから次のような欠点があっ
た。
すなわち、複数の空調機を接続してなる空調設備のよう
に、複数の熱交換器を接続した系を考えた場合、一つ一
つの熱交換器に空気抜きを設けるよりも、各熱交換器の
空気を排出用の冷温水配管に排出させ、機械室等の1箇
所に配管からの空気抜きを設ける方が、空気抜きのため
の操作や空気抜きに伴う排水の処理等、空気抜きに関す
る操作、構造の簡素化が可能で合理的である。しかし、
上記従来の技術によるときは、熱交換器から排出用の冷
温水配管に空気を排出するようになっていなかったか
ら、複数に熱交換器を接続した空調設備等に適用する場
合、上記の合理的な構成を採用することができなかっ
た。
本考案の目的は、サプライヘッダ及びレターンヘッダ内
の空気を排出用の冷温水配管に確実円滑に排出すること
ができる熱交換器を提供する点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案による熱交換器の特徴構成は、前記空気抜き手段
を構成するに、前記サプライヘッダ及びレターンヘッダ
の夫々をそれらの長手方向の一端が他端よりも上方に位
置する姿勢に配設し、そのサプライヘッダの上端部をレ
ターンヘッダの上端部よりも低く位置させ、前記サプラ
イヘッダの上端部を、前記レターンヘッダのうちサプラ
イヘッダの上端部よりも上方に位置する部分に空気抜き
用のバイパス管で連通連結し、前記レターンヘッダの上
端部に前記排出用の冷温水配管を接続してある点にあ
る。
〔作用〕
サプライヘッダ及びレターンヘッダの夫々を、長手方向
の一端が他端よりも上方に位置する姿勢に配設してある
ため、サプライヘッダ及びレターンヘッダ内の空気は、
浮力によりサプライヘッダ及びレターンヘッダの一端
に、つまり、上端に移動して集まる。そして、サプライ
ヘッダの上端部をレターンヘッダの上端部よりも低く位
置させて、そのサプライヘッダの上端部をそれよりも高
く位置するレターンヘッダ部分にバイパス管で連通連結
してあるから、サプライヘッダの上端部にまで浮力で上
昇して集まった空気は、バイパス管内を浮力で移動し、
レターンヘッダ内に排出されてレターンヘッダ内の空気
とともにそのレターンヘッダの上端部に集合し、サプラ
イヘッダ内に残留しない。しかも、そのようにレターン
ヘッダの上端部に両ヘッダ内の空気が集合することを利
用して、レターンヘッダの上端部に排出用の冷温水配管
を接続してあるから、レターンヘッダの上端部に浮力で
上昇して集まったレターンヘッダ及びサプライヘッダ内
の空気は、レターンヘッダから排出用の冷温水配管への
特別な空気抜き管を要することなく、しかも、浮力によ
る抵抗を受けることなく、レターンヘッダから排出用の
冷温水配管に流入する冷温水とともにその排出用の冷温
水配管に排出させることができる。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案によれば、サプライヘッダ及びレ
ターンヘッダ内の空気をその浮力でレターンヘッダの上
端部に集合させ、かつ、集合した空気を浮力で阻害され
ることなく、排出用の冷温水配管に排出させることがで
きるから、レターンヘッダ及びサプライヘッダ内の空気
の排出用の冷温水配管への排出を確実、かつ、円滑に行
なわせることができ、これによって、複数の空調器を接
続してなる空調設備のように、複数の熱交換器を接続し
た系に適用した場合、例えば、機械室の1箇所に配管か
らの空気抜きを設けるだけで良くて、空気抜きのための
操作や空気抜きに伴う排水の処理等、空気抜きに関する
操作、構造の簡素化が可能な合理的な空気抜き形態を採
用することができる。しかも、レターンヘッダの上端部
から排出用配管への空気の排出に特別な排出管を用いる
必要がないから、構造簡単である。
〔実施例〕
本考案の実施例を図面に基づいて説明すると、復数本の
銅製の熱交換用チューブ(1)とフィン(2)を有する
冷温水式の空調ユニット(3)の一側部に、鋼や銅製の
サプライヘッダ(4)とレターンヘッダ(5)とを設け
て、冷温水式空調器(熱交換器の一例)が構成されてい
る。
前記サプライヘッダ(4)は、管状のヘッダ本体(4b)
と、入口管(4a)とから成り、ヘッダ本体(4b)と入口
管(4a)とは、それらが屈折配置する状態でそれらの長
手方向の端部においてほぼ45度の角度で突き合せ接続さ
れている。
前記レターンヘッダ(5)は、管状のヘッダ本体(5b)
と、出口管(5a)とから成り、ヘッダ本体(5b)と出口
管(5a)とは、それらが屈折配置する状態でそれらの長
手方向の端部においてほぼ45度の角度で突き合せ接続さ
れている。
そして、前記サプライヘッダ(4)は、ヘッダ本体(4
b)の長手方向を上下向きとさせるとともに、入口管(4
a)の長手方向を水平向きとさせ、かつ、入口管(4a)
を下方に位置させる姿勢で配置されており、前記レター
ンヘッダ(5)は、ヘッダ本体(5b)の長手方向を上下
向きとさせるとともに、出口管(5a)の長手方向を水平
向きとさせ、かつ、出口管(5a)を上方に位置させる姿
勢で配置されている。
前記熱交換用チューブ(1)は、上下方向に分散配置さ
れており、一端においてサプライヘッダ(4)のヘッダ
本体(4b)に、かつ、他端においてレターンヘッダ
(5)のヘッダ本体(5b)に夫々連通連結されている。
また、前記サプライヘッダ(4)の入口管(4a)は、フ
ランジ(6)を介して供給用の冷温水配管(7)に連通
連結され、レターンヘッダ(5)の出口管(5a)は、フ
ランジ(8)を介して排出用の冷温水配管(9)に連通
連結されている。
もって、冷温水式空調器は、供給用の冷温水配管(7)
からの冷温水を前記サプライヘッダ(4)によって熱交
換用チューブ(1)に供給分配し、熱交換用チューブ
(1)からの冷温水を前記レターンヘッダ(5)によっ
て集めて排出用冷温水配管(9)へ排出するように構成
されている。
前記サプライヘッダ(4)の上端部(10)は、レターン
ヘッダ(5)の上端部(11)よりも低い位置に設けら
れ、かつ、サプライヘッダ(4)の上端部(10)は、第
3図に詳しく示すように、溶接によって固着された盲板
(12)で閉鎖されている。そして、この盲板(12)には
銅製のバイパス管(13)の一端部が固着されてサプライ
ヘッダ(4)の上端部(10)に連通され、このバイパス
管(13)の他端部がレターンヘッダ(5)の上端部(1
1)に連通連結されている。同様に、レターンヘッダ
(5)の下端部(14)も、第3図に詳しく示すように、
溶接によって固着された盲板(15)で閉鎖され、この盲
板(15)に最下端の熱交換用チューブ(1)に連通連結
の銅製のレターンチューブ(16)が固着されて、レター
ンヘッダ(5)の下端部(14)に連通されている。
次に作用について説明すると、供給用冷温水配管(7)
からの冷温水は、サプライヘッダ(4)を通って複数本
の熱交換用チューブ(1)に供給分配される。その際、
この実施例のものでは、サプライヘッダ(4)の下端部
(17)に冷温水中の異物などが滞留するようなことはな
い。つまり、本実施例のものでは、ヘッダ本体(4b)と
入口管(4a)とを突き合わせ状に連結してあるため、サ
プライヘッダ(4)の下端部(17)に異物などが滞留し
て腐食を促進させるようなことはない。また、冷温水中
に混入していた空気は、浮力により上昇してサプライヘ
ッダ(4)の上端部(10)に集まり、その空気はバイパ
ス管(13)を通ってレターンヘッダ(5)の上端部(1
1)へバイパスされるので、熱交換用チューブ(1)内
に入り込むことはない。このようにして熱交換用チュー
ブ(1)に供給分配された冷温水は、空調ユニット
(3)内を通過してレターンヘッダ(5)によって集め
られて排出用冷温水配管(9)へ排出される。その際、
空気については、レターンヘッダ(5)の上端部(11)
に集まり、排出用冷温水配管(9)に冷温水とともに排
出され、また、異物については、下端部(14)に滞留す
るようなことがない。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の実施例を示し、第1図は正面
図、第2図は側面図、第3図は要部の一部切欠き側面図
である。 (1)……熱交換用チューブ、(4)……サプライヘッ
ダ、(5)……レターンヘッダ、(7)……供給用冷温
水配管、(9)……排出用冷温水配管、(10)……サプ
ライヘッダの上端部、(11)……レターンヘッダの上端
部、(13)……バイパス管。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 浅田 和雄 大阪府大阪市東区本町4丁目27番地 株式 会社竹中工務店大阪本店内 (72)考案者 小原 伸文 大阪府大阪市東区本町4丁目27番地 株式 会社竹中工務店大阪本店内 (72)考案者 林田 敏弘 大阪府大阪市東区本町4丁目27番地 株式 会社竹中工務店大阪本店内 (72)考案者 瀧口 正 大阪府大阪市東区本町4丁目27番地 株式 会社竹中工務店大阪本店内 (72)考案者 徳永 研介 大阪府大阪市東区本町4丁目27番地 株式 会社竹中工務店大阪本店内 (72)考案者 小野 洋昭 大阪府大阪市東区本町4丁目27番地 株式 会社竹中工務店大阪本店内 (72)考案者 遠藤 桂次 神奈川県大和市下鶴間1634番地 (56)参考文献 特開 昭55−128614(JP,A) 実開 昭49−130449(JP,U) 実開 昭59−163785(JP,U) 実開 昭49−74559(JP,U) 実開 昭56−47389(JP,U) 実開 昭60−76784(JP,U) 特公 昭52−24709(JP,B2) 実公 昭59−34499(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数本の熱交換用チューブ(1)と、供給
    用の冷温水配管(7)からの冷温水を前記熱交換用チュ
    ーブ(1)に供給分配する管状のサプライヘッダ(4)
    と、前記熱交換用チューブ(1)からの冷温水を集めて
    排出用の冷温水配管(9)へ排出する管状のレターンヘ
    ッダ(5)と、前記サプライヘッダ(4)及びレターン
    ヘッダ(5)内の空気を排出するための空気抜き手段と
    を備えた熱交換器であって、前記空気抜き手段を構成す
    るに、前記サプライヘッダ(4)及びレターンヘッダ
    (5)の夫々をそれらの長手方向の一端が他端よりも上
    方に位置する姿勢に配設し、そのサプライヘッダ(4)
    の上端部(10)をレターンヘッダ(5)の上端部(11)
    よりも低く位置させ、前記サプライヘッダ(4)の上端
    部(10)を、前記レターンヘッダ(5)のうちサプライ
    ヘッダ(4)の上端部(10)よりも上方に位置する部分
    に空気抜き用のバイパス管(13)で連通連結し、前記レ
    ターンヘッダ(5)の上端部(11)に前記排出用の冷温
    水配管(9)を接続してある熱交換器。
JP1985164926U 1985-10-26 1985-10-26 熱交換器 Expired - Lifetime JPH0639253Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985164926U JPH0639253Y2 (ja) 1985-10-26 1985-10-26 熱交換器

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JP1985164926U JPH0639253Y2 (ja) 1985-10-26 1985-10-26 熱交換器

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Publication Number Publication Date
JPS6275389U JPS6275389U (ja) 1987-05-14
JPH0639253Y2 true JPH0639253Y2 (ja) 1994-10-12

Family

ID=31094490

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JP1985164926U Expired - Lifetime JPH0639253Y2 (ja) 1985-10-26 1985-10-26 熱交換器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49130449U (ja) * 1973-03-05 1974-11-08
JPS59163785U (ja) * 1983-04-19 1984-11-02 三菱電機株式会社 空気冷却器

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Publication number Publication date
JPS6275389U (ja) 1987-05-14

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