JP2795593B2 - 吐出樋管内蔵形冷却器 - Google Patents
吐出樋管内蔵形冷却器Info
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- JP2795593B2 JP2795593B2 JP2045693A JP2045693A JP2795593B2 JP 2795593 B2 JP2795593 B2 JP 2795593B2 JP 2045693 A JP2045693 A JP 2045693A JP 2045693 A JP2045693 A JP 2045693A JP 2795593 B2 JP2795593 B2 JP 2795593B2
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- JP
- Japan
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- cooler
- heat exchange
- discharge gutter
- discharge
- gutter tube
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- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポンプ設備等において
ディーゼル機関や歯車減速機を冷却するための吐出樋管
内蔵形冷却器に関する。
ディーゼル機関や歯車減速機を冷却するための吐出樋管
内蔵形冷却器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、大型のポンプ設備においては、ポ
ンプの吐出し水路をコンクリートで構築しており、この
吐出し水路に、ポンプ駆動に使用するディーゼル機関や
歯車減速機を冷却するための冷却器を設けている。その
構造は、例えば図4〜図5に示すようなものである。図
4〜図5において、吐出し水路1は断面形状が四角形を
なしており、吐出し水路1の両側壁2に設けた凹部3に
左右一対の冷却器4を配置している。この冷却器4は吐
出し水路1の流れ方向に沿った前後に一対のヘッダー管
5を有し、双方のヘッダー管5の間に複数の冷却管6を
設けている。そして、冷却器4はその内部において冷媒
水が双方のヘッダー管5を介して各冷却管6を交互にジ
グザグに流れるように構成している。また、冷却器4は
上部の蓋体7によって吐出し水路1の天井部8に固定し
ている。
ンプの吐出し水路をコンクリートで構築しており、この
吐出し水路に、ポンプ駆動に使用するディーゼル機関や
歯車減速機を冷却するための冷却器を設けている。その
構造は、例えば図4〜図5に示すようなものである。図
4〜図5において、吐出し水路1は断面形状が四角形を
なしており、吐出し水路1の両側壁2に設けた凹部3に
左右一対の冷却器4を配置している。この冷却器4は吐
出し水路1の流れ方向に沿った前後に一対のヘッダー管
5を有し、双方のヘッダー管5の間に複数の冷却管6を
設けている。そして、冷却器4はその内部において冷媒
水が双方のヘッダー管5を介して各冷却管6を交互にジ
グザグに流れるように構成している。また、冷却器4は
上部の蓋体7によって吐出し水路1の天井部8に固定し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の構成において、冷却器4は吐出し水路1の両側にそれ
ぞれ別途に設けており、メンテナンス時に各冷却器4を
個別に取り出さねばなず、手間がかかる問題があった。
また、冷却器4は吐出し水路1の両側にしか存在しない
ので、面間距離が長くなる問題があった。
の構成において、冷却器4は吐出し水路1の両側にそれ
ぞれ別途に設けており、メンテナンス時に各冷却器4を
個別に取り出さねばなず、手間がかかる問題があった。
また、冷却器4は吐出し水路1の両側にしか存在しない
ので、面間距離が長くなる問題があった。
【0004】本発明は上記課題を解決するもので、メン
テナンス時に一体的に取り扱うことができるとともに、
面間距離を小さくすることができる吐出樋管内蔵形冷却
器を提供することを目的とする。
テナンス時に一体的に取り扱うことができるとともに、
面間距離を小さくすることができる吐出樋管内蔵形冷却
器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の吐出樋管内蔵形冷却器は、断面形状が四角
形をなす吐出樋管の途中に介装する冷却器であって、吐
出樋管の側壁面形成した凹部に嵌装する左右一対の側部
熱交換部と、吐出樋管内の流路の上部位置に底面と対向
するように配置した上部熱交換部と、吐出樋管の天井部
に形成した開口を覆って配置し、側部熱交換部および上
部熱交換部を固定支持する蓋部とを備えた構成としたも
のである。
に、本発明の吐出樋管内蔵形冷却器は、断面形状が四角
形をなす吐出樋管の途中に介装する冷却器であって、吐
出樋管の側壁面形成した凹部に嵌装する左右一対の側部
熱交換部と、吐出樋管内の流路の上部位置に底面と対向
するように配置した上部熱交換部と、吐出樋管の天井部
に形成した開口を覆って配置し、側部熱交換部および上
部熱交換部を固定支持する蓋部とを備えた構成としたも
のである。
【0006】
【作用】上記した構成により、吐出樋管の両側壁面に位
置する側部熱交換部および流路の上部位置に配置した上
部熱交換部は、それぞれ蓋部に固定しているので一体的
に取り扱うことができる。吐出樋管の流路の両側面およ
び上面に熱交換部を配置しているので、冷却器における
熱交換面が3面となり、面間距離を小さくすることがで
き、熱交換効率が向上する。
置する側部熱交換部および流路の上部位置に配置した上
部熱交換部は、それぞれ蓋部に固定しているので一体的
に取り扱うことができる。吐出樋管の流路の両側面およ
び上面に熱交換部を配置しているので、冷却器における
熱交換面が3面となり、面間距離を小さくすることがで
き、熱交換効率が向上する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1〜図3において、冷却器21は、大型ポン
プの吐出樋管22の途中に介装するもので、ポンプ駆動
に使用するディーゼル機関や歯車減速機を冷却するため
の冷媒水と吐出樋管22を流れる流水との熱交換を行う
ものである。
明する。図1〜図3において、冷却器21は、大型ポン
プの吐出樋管22の途中に介装するもので、ポンプ駆動
に使用するディーゼル機関や歯車減速機を冷却するため
の冷媒水と吐出樋管22を流れる流水との熱交換を行う
ものである。
【0008】吐出樋管22はコンクリート製の矩体から
なり、流路断面が四角形をなしている。吐出樋管22の
途中には側壁面22aに凹部23を形成するとともに、
天井部22bに開口24を形成している。そして、冷却
器21は天井部22bの開口24から吐出樋管22の流
路内に挿入して配置している。
なり、流路断面が四角形をなしている。吐出樋管22の
途中には側壁面22aに凹部23を形成するとともに、
天井部22bに開口24を形成している。そして、冷却
器21は天井部22bの開口24から吐出樋管22の流
路内に挿入して配置している。
【0009】冷却器21は、吐出樋管22の軸心方向に
沿って複数が存在し、後述する構成によって直列に連通
している。本実施例においては冷却器21が2基の場合
について説明する。各冷却器21は吐出樋管22の左右
の側壁面22aの凹部23に嵌装する側部熱交換部25
a,25bと、吐出樋管22の流路の上部位置に配置す
る上部熱交換部26を有しており、各熱交換部25a,
25b,26は複数の伝熱管27で構成したものであ
る。
沿って複数が存在し、後述する構成によって直列に連通
している。本実施例においては冷却器21が2基の場合
について説明する。各冷却器21は吐出樋管22の左右
の側壁面22aの凹部23に嵌装する側部熱交換部25
a,25bと、吐出樋管22の流路の上部位置に配置す
る上部熱交換部26を有しており、各熱交換部25a,
25b,26は複数の伝熱管27で構成したものであ
る。
【0010】また、各熱交換部25a,25b,26の
各伝熱管27は両端においてそれぞれヘッダー管28
a,28bに連通し、各ヘッダー管28a,28bには
それぞれ継手管29a,29bを設けている。さらに、
天井部22bの開口24を覆って蓋部30を設けてお
り、蓋部30は各熱交換部25a,25b,26を固定
支持している。
各伝熱管27は両端においてそれぞれヘッダー管28
a,28bに連通し、各ヘッダー管28a,28bには
それぞれ継手管29a,29bを設けている。さらに、
天井部22bの開口24を覆って蓋部30を設けてお
り、蓋部30は各熱交換部25a,25b,26を固定
支持している。
【0011】そして、吐出樋管22の流れ方向に沿って
一対の冷却器21を配置している。双方の冷却器21は
各熱交換部25a,25b,26どうしが相対向する継
手管29a,29bを介して連通し、上流側に位置する
冷却器21の一側に配置した側部熱交換部25aの一方
の継手管29aが流入口をなし、他側に位置する側部熱
交換部25bの一方の継手管29aが流出口をなしてい
る。また、下流側に位置する冷却器21の側部熱交換部
25a,25bは双方の継手管29aをつなぐ連結管3
1を介して連通している。さらに、上流側に位置する冷
却器21の上部熱交換部26の一方の継手管29aが流
入口をなし、下流側に位置する冷却器21の上部熱交換
部26の他方の継手管29bが流出口をなしている。
一対の冷却器21を配置している。双方の冷却器21は
各熱交換部25a,25b,26どうしが相対向する継
手管29a,29bを介して連通し、上流側に位置する
冷却器21の一側に配置した側部熱交換部25aの一方
の継手管29aが流入口をなし、他側に位置する側部熱
交換部25bの一方の継手管29aが流出口をなしてい
る。また、下流側に位置する冷却器21の側部熱交換部
25a,25bは双方の継手管29aをつなぐ連結管3
1を介して連通している。さらに、上流側に位置する冷
却器21の上部熱交換部26の一方の継手管29aが流
入口をなし、下流側に位置する冷却器21の上部熱交換
部26の他方の継手管29bが流出口をなしている。
【0012】以下、上記構成における作用を説明する。
冷媒32は上流側の冷却器21の継手管29aから一側
の側部熱交換部25aに流入し、継手管29bを通って
下流側の冷却器21の継手管29aから一側の側部熱交
換部25aに流入する。そして、冷媒32は下流側の冷
却器21の一側の側部熱交換部25aから継手管29b
および連結管31を通して他側の側部熱交換部25bに
流入し、継手管29aを通って上流側の冷却器21の継
手管29bから他側の側部熱交換部25bに流入し、継
手管29aから次系に流れ出る。また、冷媒32は上流
側の冷却器21の上部熱交換部26に継手管29aから
流入し、継手管29bを通って下流側の冷却器21の上
部熱交換部26に継手管29aから流入し、継手管29
bから次系に流れ出る。
冷媒32は上流側の冷却器21の継手管29aから一側
の側部熱交換部25aに流入し、継手管29bを通って
下流側の冷却器21の継手管29aから一側の側部熱交
換部25aに流入する。そして、冷媒32は下流側の冷
却器21の一側の側部熱交換部25aから継手管29b
および連結管31を通して他側の側部熱交換部25bに
流入し、継手管29aを通って上流側の冷却器21の継
手管29bから他側の側部熱交換部25bに流入し、継
手管29aから次系に流れ出る。また、冷媒32は上流
側の冷却器21の上部熱交換部26に継手管29aから
流入し、継手管29bを通って下流側の冷却器21の上
部熱交換部26に継手管29aから流入し、継手管29
bから次系に流れ出る。
【0013】この間に、冷媒32は各熱交換部25a,
25b,26の伝熱管27を介して吐出樋管22を流れ
る流水33と熱交換し、自身の持つ熱を流水33中に放
熱する。
25b,26の伝熱管27を介して吐出樋管22を流れ
る流水33と熱交換し、自身の持つ熱を流水33中に放
熱する。
【0014】したがって、吐出樋管22の流路の両側面
および上面にそれぞれ熱交換部25a,25b,26を
配置しているので、冷却器21における熱交換面が3面
となり、面間距離を小さくすることができ、熱交換効率
が向上する。また、吐出樋管22の両側壁面22aに位
置する側部熱交換部25a,25bおよび流路の上部位
置に配置した上部熱交換部26は、それぞれ蓋部30に
固定しているので、メンテナンス時に冷却器21を取り
出す時等において一体的に取り扱うことができ、取り扱
いが容易である。
および上面にそれぞれ熱交換部25a,25b,26を
配置しているので、冷却器21における熱交換面が3面
となり、面間距離を小さくすることができ、熱交換効率
が向上する。また、吐出樋管22の両側壁面22aに位
置する側部熱交換部25a,25bおよび流路の上部位
置に配置した上部熱交換部26は、それぞれ蓋部30に
固定しているので、メンテナンス時に冷却器21を取り
出す時等において一体的に取り扱うことができ、取り扱
いが容易である。
【0015】尚、蓋部30は山形に形成して地上部に露
出する配管を内部に収めることも可能である。
出する配管を内部に収めることも可能である。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、吐出
樋管の流路の両側面および上面に熱交換部を配置するこ
とにより、冷却器における熱交換面が3面となり、熱交
換効率が向上するので面間距離を小さくして装置のコン
パクト化を図ることができる。側部熱交換部および上部
熱交換部を蓋部に固定することにより、一体的に取り扱
うことができ、メンテナンス時の作業が容易になる。
樋管の流路の両側面および上面に熱交換部を配置するこ
とにより、冷却器における熱交換面が3面となり、熱交
換効率が向上するので面間距離を小さくして装置のコン
パクト化を図ることができる。側部熱交換部および上部
熱交換部を蓋部に固定することにより、一体的に取り扱
うことができ、メンテナンス時の作業が容易になる。
【図1】本発明の一実施例を示す冷却器の平面図であ
る。
る。
【図2】図1のA−A矢視断面図である。
【図3】図1のB−B矢視断面図である。
【図4】従来の冷却器の縦断面図である。
【図5】従来の冷却器の横断面図である。
21 冷却器 22 吐出樋管 23 凹部 24 開口 25a,25b 側部熱交換部 26 上部熱交換部 27 伝熱管 30 蓋部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F01P 3/20 F28F 9/00 F02B 63/06
Claims (1)
- 【請求項1】 断面形状が四角形をなす吐出樋管の途中
に介装する冷却器であって、吐出樋管の側壁面に形成し
た凹部に嵌装する左右一対の側部熱交換部と、吐出樋管
内の流路の上部位置に底面と対向するように配置した上
部熱交換部と、吐出樋管の天井部に形成した開口を覆っ
て配置し、側部熱交換部および上部熱交換部を固定支持
する蓋部とを備えたことを特徴とする吐出樋管内蔵形冷
却器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2045693A JP2795593B2 (ja) | 1993-02-09 | 1993-02-09 | 吐出樋管内蔵形冷却器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2045693A JP2795593B2 (ja) | 1993-02-09 | 1993-02-09 | 吐出樋管内蔵形冷却器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06235323A JPH06235323A (ja) | 1994-08-23 |
JP2795593B2 true JP2795593B2 (ja) | 1998-09-10 |
Family
ID=12027579
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2045693A Expired - Fee Related JP2795593B2 (ja) | 1993-02-09 | 1993-02-09 | 吐出樋管内蔵形冷却器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2795593B2 (ja) |
-
1993
- 1993-02-09 JP JP2045693A patent/JP2795593B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06235323A (ja) | 1994-08-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080626 Year of fee payment: 10 |
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FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090626 Year of fee payment: 11 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |