JP2859457B2 - 熱交換器の出入口継手構造 - Google Patents

熱交換器の出入口継手構造

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JP2859457B2
JP2859457B2 JP3071184A JP7118491A JP2859457B2 JP 2859457 B2 JP2859457 B2 JP 2859457B2 JP 3071184 A JP3071184 A JP 3071184A JP 7118491 A JP7118491 A JP 7118491A JP 2859457 B2 JP2859457 B2 JP 2859457B2
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pipe
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澄雄 酒井
和仁 牧野
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Diesel Kiki Co Ltd
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    • F28F9/00Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、任意の位置に設けたユ
ニオンブロックに、ヘッダタンクの出入口パイプが連結
され、このユニオンにプレート継手を介して外部の配管
が接続されるパラレルフロータイプの熱交換器の出入口
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にパラレルフロータイプの熱交換器
は、互いに平行な複数の偏平チューブが波状フィンを介
して積層され、これらのチューブの両端にそれぞれヘッ
ダタンクが接続されている。また、一方のヘッダタンク
の内部が、流入室と流出室とに区画され、これら各室と
連絡し先端にユニオンが設けられた入口パイプと出口パ
イプとヘッダタンクに取着されている。そして、このユ
ニオンを介して外部の配管が接続され、熱交換媒体が熱
交換器に送受給される。すなわち、この熱交換媒体は、
配管から入口パイプを介してヘッダタンクの流入室には
入り、チューブを通過しつつ熱交換を行い、流出室に至
り、出口パイプを介して熱交換器から配管に送出され
る。
【0003】ところが、ユニオンがそれぞれ各出入口パ
イプに個別に設けられているので、配管を接続する作業
の際には、出入口パイプ単体の強度が不足気味となり、
出入口パイプが変形して破損するおそれがあった。
【0004】そこで、個別の出入口パイプを単体のブロ
ックに一体化することにより、強度を高めて接続時の変
形を防止するようにしたものが知られている(例えば、
実公平2−13951号)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の熱交
換器の出入口継手構造によれば、出入口パイプが一体化
されているので、出入口パイプが接続されるヘッダタン
クの流入室と流出室とを隣接する必要があり、これら両
室の間に中間室を設けることにより、両ヘッダタンク間
のチューブを複数の通路群に区分し熱交換媒体を複数回
ヘッダタンク間を往復通流させる多パス化できないこと
になり、熱交換器の性能が向上できないという不都合が
生じた。また、ヘッダタンクの流入室と流出室との境界
附近に、ユニオンを設ける位置が限定されることにな
り、設計の自由度が損われるという不具合がある。更
に、熱交換器が設置され外部の配管が上記ユニオンに接
続する際には、配管を保持しつつ固定操作するので両手
作業となり、配管作業が容易に行えないという不都合を
生じた。
【0006】そこで、本発明は、熱交換器の多パス化に
対応でき、配管作業性とユニオンの設計位置の自由度と
が向上できる熱交換器の出入口継手構造を提供すること
を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の熱交換器の出入
口継手構造は、互いに平行な複数のチューブがフィンを
介して積層され、チューブの両端にヘッダタンクがそれ
ぞれ接続され、熱交換媒体の出入口パイプが前記ヘッダ
タンクに設けられたパラレルフロータイプの熱交換器の
出入口継手構造であって、上記出入口パイプが接続され
入側および出側配管接続部を有するユニオンブロック
と、外部の配管の接続端に設けられ上記接続部に接続固
定されるプレート継手とを備えた構造とされている。
【0008】
【作用】ヘッダタンクに出入口パイプが個別に設けられ
ているので、ヘッダタンクの流入室と流出室とが互いに
離れて設けることができ、これら両者間に中間室を設け
ることにより熱交換器を多パス化することができる。ま
た、ユニオンブロックが出入口パイプを介してヘッダタ
ンクに固定されているので、出入口パイプを調節するこ
とによりユニオンブロックの設定位置が任意にできる。
さらに、外部の配管の接続端にプレート継手が設けら
れ、このプレート継手により配管がユニオンブロックに
接続されているので、配管を保持することなく容易に片
手で接続作業が行なえる。
【0009】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を図面に基づき説
明する。本実施例の熱交換器1は、図1および図2に示
すように互いに平行な複数の偏平チューブ2が波状フィ
ン3を介して積層され、これら偏平チューブ2の一端に
は入出ヘッダタンク4が接続される一方、他端には中間
ヘッダタンク5が接続されている。この入出ヘッダタン
ク4の側方に、ユニオンブロック6がブラケット7によ
り固定され、このユニオンブロック6に入出ヘッダタン
ク4の入口パイプ8と出口パイプ9とが接続されるとと
もに、外部の入側および出側配管がそれぞれプレート継
手12、13を介して接続されている。そして、この入
側配管10から入口パイプ8を介して、熱交換媒体が熱
交換器1に供給され、出口パイプ9を介して出側配管1
1に送給されている。
【0010】上記入出ヘッダタンク4の内部は、仕切り
板14により中央に中間室15を設けて上記入口パイプ
8と連絡された流入室16と、上記出口パイプ9と連絡
された流出室17とに区画される一方、中間ヘッダタン
ク5の内部は、仕切り板14により二室に区画され、両
ヘッダタンク4、5間の偏平チューブ2が複数の流路群
(本実施例の場合4群)を形成するように区分されてい
る。したがって、流入室16に流入した熱交換媒体が、
これらの区分された偏平チューブ2を介して両ヘッダタ
ンク4、5を複数回、往復通流され(複数パス)、流出
室17に流れ込むようになっている。尚、18は各ヘッ
ダタンク4、5の両端開口を閉塞する盲キャップを示
し、19は波状フィン3を保護するサイドプレートを示
す。
【0011】上記ユニオンブロック6は、入出ヘッダタ
ンク4にブラケット7を介して固定されており、このブ
ラケット7は複数の屈曲部を有する長板状に形成され、
基端部が上記入出ヘッダタンク4を挟持して固着され、
先端部がネジ止めによりユニオンブロック6を保持固定
している。また、上記ユニオンブロック6は、図3およ
び図4に示すように、略直方体に形成され、配管接続面
20には、入側配管接続穴21と出側配管接続穴22と
が設けられている。さらに、上記ユニオンブロック6の
配管接続面20に対して側面には、入口パイプ接続穴2
3と出口パイプ接続穴24とが設けられ、それぞれ入側
配管接続穴21および出側配管接続穴22とユニオンブ
ロック6内部で連結されている。この入口パイプ接続穴
23には入口パイプ8が接続され、出口パイプ接続穴2
4には出口パイプ9が接続され、それぞれロー付け等の
溶接により、内部を通流する熱交換媒体が漏れることが
ないように確実に固定されている。
【0012】上記入側配管接続穴21には、入側配管1
0がプレート継手12を介して接続され、このプレート
継手12がユニオンブロック6にネジ26により固定さ
れることにより、入側配管10がユニオンブロック6に
接続されている。すなわち、上記プレート継手12は、
略長板状に形成され、入側配管10の接続端に固着され
ている。また、このプレート継手12の入側配管10が
固着された一端には、入側配管10と連絡した接続管2
5が一体的に設けられ、他端にはネジ孔が貫設されてい
る。この接続管25には、Oリング27が環装され、こ
のOリング27により、ユニオンブロック6に入側配管
10が接続された場合に、ユニオンブロック6の入側配
管接続穴21と、プレート継手12の接続管25とが間
隙なく接続されることになり、熱交換媒体が漏出するこ
となく通流されるようになっている。したがって、プレ
ート継手12の接続管25を、ユニオンブロック6の入
側配管接続穴21に嵌合させ位置決めした後に、ネジ2
6によりプレート継手12をユニオンブロック6に固定
して入側配管10が接続できるので、片手作業による配
管が行なえる。
【0013】以上説明したように、本実施例の熱交換器
の出入口継手構造は、図4中矢印により示されるよう
に、入側配管10から送流されてくる熱交換媒体がユニ
オンブロック6を介して入口パイプ8に通流され、熱交
換器1内に入り、熱交換を行なった後に、出口パイプ9
に流出し、再びユニオンブロック6を介して、出側配管
11に送出される。
【0014】したがって、入出ヘッダタンクに個別に設
けられた出入口パイプがユニオンブロックに接続されて
いるので、ヘッダタンクの流入室と流出室とが隣接せず
に離して設けられることになり、両者の間に中間室を設
けて熱交換器が多パス化でき、熱交換器の性能が向上で
きる。また、ユニオンブロックが出入口パイプを介して
ヘッダタンクに固定されているので、出入口パイプを調
節することにより、ユニオンブロックの固定位置が変更
でき、設計の自由度が向上できる。さらに、配管の接続
端にプレート継手が設けられ、このプレート継手を介し
て配管がユニオンブロックに接続し固定されているの
で、容易に片手作業が行なえ配管作業性が向上できる。
さらにまた、ユニオンブロックが入口および出口パイプ
とブラケットとの三者を介してヘッダタンクに固定され
ているので、構造的な強度が大きくなり、ブラケットが
簡素化できるとともに、この構造強度が大きいことによ
りブラケットを他の部材と同様なアルミ製にでき、溶接
又はロー付けにより一括的に組立てられるので、生産コ
ストが低減され、経済性が向上する。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明の熱交換器の
出入口継手構造によれば、ヘッダタンクに個別に設けら
れた出入口パイプがユニオンブロックに接続されている
ので、ヘッダタンクの流入室と流出室とが互いに離れて
設けることができ、中間室を設けることにより、熱交換
器を多パス化して性能を向上することができる。また、
ユニオンブロックが出入口パイプを介してヘッダタンク
に固定されているので、出入口パイプを調節することに
よりユニオンブロックの固定位置が任意にでき、設計の
自由度が向上する。さらに、外部の配管の接続端にプレ
ート継手が設けられ、このプレート継手を介して配管が
ユニオンブロックに接続されているので、配管を保持す
ることなく接続操作が容易に行なえ、配管作業性が向上
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る熱交換器の正面図であ
る。
【図2】本実施例の熱交換器の側面図である。
【図3】本実施例のユニオンブロックの正面図である。
【図4】本実施例のユニオンブロックの縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 熱交換器 2 偏平チューブ 3 波状フィン 4 入出ヘッダタンク 5 中間ヘッダタンク 6 ユニオンブロック 8 入口パイプ 9 出口パイプ 10 入側配管 11 出側配管 12、13 プレート継手 21 入側配管接続穴 22 出側配管接続穴
フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−77484(JP,U) 実開 平2−100079(JP,U) 実開 平2−13951(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F28F 9/00 - 9/26 F28D 1/053

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに平行な複数のチューブがフィンを
    介して積層され、チューブの両端にヘッダタンクがそれ
    ぞれ接続され、熱交換媒体の出入口パイプが前記ヘッダ
    タンクに設けられたパラレルフロータイプの熱交換器の
    出入口継手構造において、前記出入口パイプが接続され
    入側および出側配管接続部を有するユニオンブロック
    と、外部の配管の接続端に設けられ前記ユニオンブロッ
    クの接続部に接続固定されるプレート継手とを備えたこ
    とを特徴とする熱交換器の出入口構造。
JP3071184A 1991-04-03 1991-04-03 熱交換器の出入口継手構造 Expired - Lifetime JP2859457B2 (ja)

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