JPH0639204Y2 - 水平伝熱管群の支持装置 - Google Patents

水平伝熱管群の支持装置

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JPH0639204Y2
JPH0639204Y2 JP12080489U JP12080489U JPH0639204Y2 JP H0639204 Y2 JPH0639204 Y2 JP H0639204Y2 JP 12080489 U JP12080489 U JP 12080489U JP 12080489 U JP12080489 U JP 12080489U JP H0639204 Y2 JPH0639204 Y2 JP H0639204Y2
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transfer tube
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Inventor
勝実 菊地
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石川島播磨重工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はボイラ後部伝熱部に備えられる水平伝熱管群の
支持装置に関するものである。
[従来の技術] ボイラの後部伝熱部には、過熱器、再熱器、節炭器等の
水平伝熱管群が、上方から下方に向って流れる高温のガ
スと熱交換を行うべく狭い間隔で配置されている。
上記したような水平伝熱管群は何等かの手段で後部伝熱
部内に支持する必要があるが、このために従来より第
3、4図に示すようなラダー方式による支持装置が採用
されて来た。
従来のラダー方式による支持装置は、第3、4図に示す
如く、炉壁管2で構成される炉壁1のフィン3に固定し
た支持フック4に上端を引掛けて支持し、且つ炉壁1か
ら所要の間隔lを保持するように曲げて形成したラダー
5により水平伝熱管群6における各伝熱管7の湾曲した
両端部近傍(図示では左側のみ示している)を吊下げ支
持するようにしている。
ラダー5は、内側面に伝熱管7の水平な直線部7aを受け
るための受け材8を予め溶接固定してなる一方の側板11
と、前記受け材8が嵌合する嵌合孔10を有した他方の側
板9とから構成されており、又、前記伝熱管7の直線部
7aの端部位置には、該伝熱管7の軸方向の位置決めを行
うために、前記側板9,11の幅寸法wを挾むようにした位
置にストッパー12,13が予め、取付けられている。
上記ラダー5を組立てる際は、側板9,11の幅寸法wをス
トッパー12,13で挾むようにした位置において、伝熱管
7を一方の側板11の受け材8上に載置させ、その後、他
方の側板9の嵌合孔10を前記受け材8に嵌合させた後、
受け材8の先端と嵌合孔10とを溶接固定することによ
り、伝熱管7を側板9,11で挾持して支持するようにして
いる。
[考案が解決しようとする課題] しかし、上記従来方式においては、伝熱管7の軸方向の
位置決めを、側板9,11の幅寸法wを挾むように伝熱管7
の直線部7aに取付けたストッパー12,13にて行うように
しているために、伝熱管7の湾曲部7bが炉壁1側に突出
することになり、よって炉壁1とラダー5との間隔lが
大きくなり、そのためにラダー5に作用するモーメント
Mの作用が大きくなっていた。一方ラダー5は600℃に
近い高温度のガス内において多数の伝熱管7による大重
量を受ける必要があり、更にその上前記モーメントMが
作用するため、従来はラダー5の幅寸法wを大きくして
ラダー5の変形強度を増大させるようにしているが、幅
寸法wを大きくした場合ラダー5の重量が大きくなり、
炉壁1にかかる荷重が増加して、ボイラ支持構造全体の
強度増加の必要をまねく問題を有していた。
本考案は、上記従来の問題点に着目してなしたもので、
炉壁とラダーとの間隔を小さくすることにより、ラダー
に作用するモーメントを小さくして、ラダーの強度削減
による軽量化を達成することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本考案は2枚の側板によって上下方向に曲折配置される
水平伝熱管群を挾持し、且つ前記側板間を継ぐ受け材に
よって前記水平伝熱管群を支持し、少くともその上端部
を炉壁に支持するようにしてなるラダーを備えた水平伝
熱管群の支持装置において、前記水平伝熱管群の各伝熱
管における端部湾曲部に最も近い直線部端部の側板対向
面にストッパーを取付けると共に、該ストッパーが嵌合
するストッパー孔を前記側板に形成したことを特徴とす
る水平伝熱管群の支持装置にかかるものである。
[作用] 伝熱管の端部湾曲部に最も近い水平部端部にストッパー
を取付け、該ストッパーに嵌合するストッパー孔を側板
に形成した構成とすると、ラダーが炉壁に接近し、よっ
てラダーに作用するモーメントが減少するので、ラダー
の軽量化が達成できる。
[実施例] 以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第1図及び第2図は本考案の一実施例であり、図中第
3、4図と同一の符号を付した部分は同一物を表わして
いる。
第1、2図に示すように、炉壁1に設けた支持フック4
に引掛けて支持するようにしたラダー5を、受け材8を
予め有した一方の側板11と、前記受け材8が嵌合する嵌
合孔10を有した他方の側板9にて構成すると共に、前記
側板9,11に伝熱管7に予め取付けたストッパー14が嵌合
するストッパー孔15を形成する。
ストッパー14は、伝熱管7の湾曲部7bに最も近い直線部
7aの端部に取付けるようにする。
組立てに当っては、一方の側板11の受け材8上に伝熱管
7を載置させ、且つ伝熱管7に取付けたストッパー14が
側板9,11のストッパー孔15に嵌合するように位置合わせ
した状態において、他方の側板9の嵌合孔10を受け材8
と嵌合させた後、嵌合孔10と受け材8の先端とを溶接固
定する。
これにより、伝熱管7の重量は受け材8を介して両側板
9,11で受けられ、又伝熱管7の軸方向位置はストッパー
14をストッパー孔15の嵌合により位置決めされる。
上記において、伝熱管7の湾曲部7bに最も近い直線部7a
の端部に取付けたストッパー14を側板9,11に形成したス
トッパー孔15に嵌合させることによって伝熱管7の軸方
向の位置決めを行うようにしているので、ラダー5を炉
壁1に近付けて炉壁1との間隔lを小さくすることがで
き、よってラダー5に作用するモーメントMを小さくで
きる。
従って、ラダー5の幅寸法wを小さくしても変形荷重に
耐えることができ、よってラダー5の軽量化が可能とな
る。
又、図示の場合、各伝熱管7に取付けるストッパー14の
位置が左右交互となるようにしているので、ストッパー
14を介して作用する荷重が両方の側板9,11に均等にかか
ることになる。
尚、本考案の水平伝熱管群の支持装置は、上述の実施例
にのみ限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱し
ない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論であ
る。
[考案の効果] 以上説明したように本考案の水平伝熱管群の支持装置に
よれば、水平伝熱管群を支持するラダーを炉壁に近付け
た形状とすることができ、よってラダーに作用するモー
メントを減少させてラダーの軽量化が図れる優れた効果
を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の正面図、第2図は第1図の
II方向矢視図、第3図は従来装置の一例を示す正面図、
第4図は第3図のIV方向矢視図である。 1は炉壁、4は支持フック、5はラダー、6は水平伝熱
管群、7は伝熱管、7aは直線部、7bは湾曲部、8は受け
材、9は側板、10は嵌合孔、11は側板、14はストッパ
ー、15はストッパー孔を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】2枚の側板によって上下方向に曲折配置さ
    れる水平伝熱管群を挾持し、且つ前記側板間を継ぐ受け
    材によって前記水平伝熱管群を支持し、少くともその上
    端部を炉壁に支持するようにしてなるラダーを備えた水
    平伝熱管群の支持装置において、前記水平伝熱管群の各
    伝熱管における端部湾曲部に最も近い直線部端部の側板
    対向面にストッパーを取付けると共に、該ストッパーが
    嵌合するストッパー孔を前記側板に形成したことを特徴
    とする水平伝熱管群の支持装置。
JP12080489U 1989-10-16 1989-10-16 水平伝熱管群の支持装置 Expired - Fee Related JPH0639204Y2 (ja)

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JPH0364303U JPH0364303U (ja) 1991-06-24
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