JPH0639173U - 空容器の分別装置 - Google Patents

空容器の分別装置

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JPH0639173U
JPH0639173U JP8029892U JP8029892U JPH0639173U JP H0639173 U JPH0639173 U JP H0639173U JP 8029892 U JP8029892 U JP 8029892U JP 8029892 U JP8029892 U JP 8029892U JP H0639173 U JPH0639173 U JP H0639173U
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separating
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弘孝 三浦
雅美 布川
善久 相澤
一徳 吉田
宣治 三村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空容器の分別を確実にして、誤分別を防止す
ること。 【構成】 中空直方体のボックス本体1と、ドリンクの
空容器を投入する投入口21を備えた投入部材2と、投
入部材2に連絡してガラス容器を重量分別する第1の分
別部材3と、第1の分別部材3に連絡した傾斜ガイド4
と、傾斜ガイド4に連絡して配設された板バネで構成さ
れ鉄容器を重量による変形量および磁気的に分別すると
ともにアルミニウム容器を重量による変形量の差により
分別して供給方向を変更する第2の分別部材5とから成
る空容器の分別装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ドリンクその他の空容器を、ガラス製、鉄製およびアルミニウム製 の空容器に分別する空容器の分別装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の空容器の分別装置としては、図15に示すように、投入口に近接した位 置において揺動可能であって傾斜して配設され、ガラス容器分別用の重錘GWお よび鉄容器の減速用の磁石RMが下端に配置された第1の案内部材FGと、第1 の案内部材の下流側に配設され揺動可能であって傾斜して配設され、鉄容器分別 用の重錘FWが下端に配置された第2の案内部材SGとから成るものがあった。
【0003】 上記従来の分別装置は、ガラス容器が投入されると、第1の案内部材FGが揺 動し、ガラス容器収納部に落下させる。次に、鉄容器が投入されると、第1の案 内部材FGの下端に配設された磁石RMの磁気的吸引力により滑降速度が減速さ れて第2の案内部材SGに供給されるので、鉄容器分別用の重錘FWに打ち勝っ て第2の案内部材が揺動して傾斜姿勢を図示の状態と逆転することにより、鉄容 器収納部に落下する。またアルミニウム容器が投入されると第1の案内部材FG の下流に配設された磁石RMにより滑降速度が減速されないので、そのままの速 度で第2の案内部材SGに供給されるとともに鉄容器分別用の重錘FWより軽い のでそのままの傾斜姿勢が維持され、下端からアルミニウム容器収納部に落下す る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の空容器の分別装置は、第1の案内部材FGの分別に伴う揺動運動の 影響を受けるという問題があった。また、高い投入速度で投入された鉄容器につ いては第1の案内部材FGの下端に配設した磁石RMの磁気的吸引力による滑降 速度の減速が有効に作用しないことがあり、第2の案内部材SGの傾斜姿勢が逆 転することなくそのまま滑降し、アルミニウム容器収納部に落下してしまう可能 性があった。
【0005】 そこで本考案者らは、可動部材に配設した磁石の吸引力による制動と可動部材 の可動量とにより供給方向を変更する本考案の構造に関する技術的思想に着眼し 、さらに研究開発を重ねた結果、空容器の分別を確実にして、空容器の誤分別を 防止する目的を達成する本考案に到達した。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案(請求項1に記載の第1考案)の空容器の分別装置は、 空容器を投入する投入口と、 投入口に近接して配設された傾斜壁と、 傾斜壁の下流に配設された可動し得る可動部材で構成され、鉄容器を吸引する 磁石を備え、鉄容器とアルミニウム容器とで供給方向を変更する方向変更部材と から成るものである。
【0007】 本考案(請求項2に記載の第2考案)の空容器の分別装置は、 第1考案において、 前記方向変更部材が、バネ材で構成されたバネ部材で構成され、一部に配設し た磁石の吸引作用と容器の重量とによって生ずる変形量の差によって鉄容器とア ルミニウム容器とで供給方向を変更するものである。
【0008】 本考案(請求項3に記載の第3考案)の空容器の分別装置は、 第1考案において、 前記方向変更部材が、回転部材で構成され、外周に鉄容器を吸引する磁石を備 え、鉄容器を磁石の吸引力による回転部材との回転により下方に誘導することに より、鉄容器とアルミニウム容器とで供給方向を変更するものである。
【0009】 本考案(請求項4に記載の第4考案)の空容器の分別装置は、 第1考案に対して、 投入口と方向変更部材との間に、 投入された空容器の先端を衝突させる衝突壁から成り、投入された空容器の速度 を規制する速度規制部材を付加するものである。
【0010】 本考案(請求項5に記載の第5考案)の空容器の分別装置は、 第1考案において、 前記傾斜壁が、揺動可能であって傾斜して形成された案内部材で構成され、下 方側にガラス容器の重量判別用の基準重錘を配設したガラス容器分別部材で構成 されるものである。
【0011】 本考案(請求項6に記載の第6考案)の空容器の分別装置は、 第3考案に対して、 前記回転部材の下流に、 回転部材の外周の磁石に吸着された鉄容器を回転部材から分離させる分離部材 を付加するものである。
【0012】 本考案(請求項7に記載の第7考案)の空容器の分別装置は、 第2考案に対して、 速度規制部材と傾斜壁との間に、 揺動可能であって傾斜して形成された案内部材で構成され、下方側にガラス容 器の重量判別用の基準重錘を配設したガラス容器分別部材を 付加するものである。
【0013】
【作用】
上記構成より成る第1考案の空容器の分別装置は、投入口から空容器が投入さ れると、傾斜壁に沿って滑降し、方向変更部材の可動部材に到達すると鉄容器に ついては磁石の吸引力により制動が付与されるとともにその重量に応じて可動部 材の可動量が多いとともに、アルミニウム容器の場合は磁石による吸引力が作用 しないので何ら制動が付与されず、鉄容器に比べ一般に軽いのでその重量による 可動部材の可動量も少ないので、容器の種類に応じて可動量の差により供給方向 が変更される。
【0014】 上記構成より成る第2考案の空容器の分別装置は、方向変更部材の可動部材が バネ部材で構成されるので、鉄容器については磁石の吸引力による制動と鉄容器 の重量により大きくバネ部材が変形するのに対し、アルミニウム容器については 、磁石の吸引力による制動が何ら付与されないうえ容器の重量が軽いので僅かし かバネ部材が変形しないので、容器の種類に応じたバネ部材の変形量の差により 、供給方向を変更する。
【0015】 上記構成より成る第3考案の空容器の分別装置は、方向変更部材の可動部材が 回転部材で構成されるので、鉄容器については外周に配設した磁石の吸引力によ り回転部材の外周に沿って大きな回転角に亘り回転して下方方向に大幅に変更さ れるのに対し、アルミニウム容器については、磁石に吸引されないので回転部材 の外周に沿って回転せず接線的に放出され、方向変更がされないので、容器の種 類に応じて可動部材と接触している回転角の差により供給方向を変更する。
【0016】 上記構成より成る第4考案の空容器の分別装置は、投入口から空容器が投入さ れると、空容器の先端が速度規制部材の衝突壁に衝突することにより、空容器の 速度を規制して供給する。
【0017】 上記構成より成る第5考案の空容器の分別装置は、ガラス容器分別部材の案内 部材により、ガラス容器が供給された場合にはガラス容器の重量分別用の基準重 錘の重さに打ち勝って案内部材を反対方向に揺動させることによって、ガラス容 器を分別する。
【0018】 上記構成より成る第6考案の空容器の分別装置は、分離部材が、磁石の吸引力 により回転部材の外周に吸着され一体的に回転してきた鉄容器に接触して押すこ とにより回転部材の外周から鉄容器を分離させる。
【0019】 上記構成より成る第7考案の空容器の分別装置は、速度規制部材によって速度 が規制され減速されたガラス容器がガラス容器分別部材の案内部材に供給される と、ガラス容器の重量分別用の基準重錘の重さに打ち勝って案内部材を反対方向 に揺動させることにより、確実にガラス容器を分別する。
【0020】
【考案の効果】
上記作用を奏する第1考案の空容器の分別装置は、磁石による制動と可動部材 の可動量の差により、鉄容器およびアルミニウム容器を有効に分別し、空容器の 誤分別を防止するという効果を奏する。
【0021】 上記作用を奏する第2考案の空容器の分別装置は、磁石による制動とバネ部材 の変形量の差により、鉄容器およびアルミニウム容器を有効に分別し、空容器の 誤分別を防止するという効果を奏する。
【0022】 上記作用を奏する第3考案の空容器の分別装置は、磁石による制動と回転部材 の接触して回転する回転角の差により、鉄容器およびアルミニウム容器を有効に 分別し、空容器の誤分別を防止するという効果を奏する。
【0023】 上記作用を奏する第4考案の空容器の分別装置は、投入口から過度な投入速度 で空容器が投入されても、空容器の先端が速度規制部材の衝突壁に衝突すること により減速させた後、分別されるので、従来の投入速度が高過ぎるために発生し た空容器の誤分別を防止するという効果を奏する。
【0024】 上記作用を奏する第5考案の空容器の分別装置は、ガラス容器分別部材により ガラス容器の分別を可能にするという効果を奏する。
【0025】 上記作用を奏する第6考案の空容器の分別装置は、分離部材により磁石によっ て回転部材に吸引固着された鉄容器の分離を効果的に促進するとともに、分別処 理速度を高めるという効果を奏する。
【0026】 上記作用を奏する第7考案の空容器の分別装置は、速度規制部材により速度規 制されたガラス容器を、ガラス容器分別部材により、誤分別無く確実に分別する という効果を奏する。
【0027】
【実施例】
次に本考案の実施例について、図面を用いて詳細に説明する。
【0028】 (第1実施例) 第1実施例の空容器の分別装置は、上記第2および第7考案の実施例であり、 本考案をドリンクの空容器の分別装置に適用するもので、図1ないし図5に示す ように、中空直方体のボックス本体1と、ドリンクの空容器を投入する投入口2 1を備えた投入部材2と、投入部材2に連絡してガラス容器を重量分別するガラ ス容器分別部材としての第1の分別部材3と、第1の分別部材3に連絡した傾斜 ガイド4と傾斜ガイド4に連絡して配設された板バネで構成され鉄容器を重量に よる変形量および磁気的に分別するとともにアルミニウム容器を重量による変形 量の差により分別して供給方向を変更する方向変更部材としての第2の分別部材 5とから成る。
【0029】 投入部材2は、ボックス本体1の図1中左外側壁に開口した円形の投入口21 に連絡した中空円筒のガイド20で構成され、下流側が下方に傾斜させてボック ス本体1の内側壁に複数箇所で固着されている。
【0030】 第1の分別部材3は、円弧状の断面を有する案内部材40で構成され、ボック ス本体1内の固着部11に固着されたブラケット3Bにより支持され右端寄りの 両側下部において案内部材30を揺動可能に支持する揺動軸31と、右端に固着 したU字状のアーム42と、その先端に固着されガラス容器を分別できるように 重量を調整されバランサーとして作用して案内部材30の右側が下方側になるよ うに傾斜させる重錘33とから成る。
【0031】 傾斜ガイド4は、ボックス本体1内の固着部に連絡する右下りの固着部12に 固着された円弧状の断面を有する案内部材40で構成され、第1の分別部材3を 通過してきた空容器を右下方にガイドして供給する。
【0032】 第2の分別部材5は、傾斜ガイド4の延長上に配設された円弧状の縦断面を有 するバネ材で構成された矩形板のバネ部材50で構成され、図中左端を傾斜ガイ ド4の右端下部に固定台5Fを介してビス5Bにより固着され、傾斜ガイドの下 流に相当する部分にバネ定数調整用および空容器制動用の三角形の切欠51が形 成され、右端に鉄容器を充分減速するように磁力が調整された直方体の磁石52 が固着されている。
【0033】 上記構成より成る第1実施例の空容器の分別装置は、ガラス容器が投入口21 に投入されると、ガイド20を通過して第1の分別部材3の左端に到達すると、 重錘33の重さ(モーメント)に打ち勝ち第1の分別部材3を反時計方向に揺動 させて、下方のガラス容器収納箱13内に落下させる。
【0034】 また第1実施例の空容器の分別装置は、鉄容器が投入されると、上述と同様に 第1の分別部材3の左端に到達するが、ガラス容器に比べ軽いので第1の分別部 材3は揺動しないためそのまま右手下方側に滑降し、同様に傾斜ガイド4におい ても滑降し第2の分別部材5の矩形のバネ部材50に到達すると、右端下面に配 設された磁石52により吸引され減速するので、鉄容器の重さで図5に示される ように90度近く変形するため真下に配置した鉄容器収納箱14の方向に落下さ せる。
【0035】 さらに第1実施例装置は、アルミニウム容器が投入されると、上述と同様に第 2の分別部材5の左端に到達するが、アルミニウムであるため磁石54による吸 引作用により減速しないとともに、一般に鉄容器に比べ軽いので第2の分別部材 5のバネ部材50は図4に示すように殆ど変形せずに水平に近い角度で右方へ供 給し、右下に配置されたアルミニウム容器収納箱14の方向に落下させる。
【0036】 上記作用を奏する第1実施例の空容器の分別装置は、ガラス容器、鉄容器、ア ルミニウム容器を確実に分別することができ、特に第2の分別部材5を構成する バネ部材50の変形量の明確な差により鉄容器とアルミニウム容器をミス無く分 別することができるという効果を奏する。
【0037】 また第1実施例装置は、誤分別による他容器の混入が無いので、資源の回収再 利用に当り再チェックを不要にするとともに、圧縮、細片化の作業を直ちに行う ことができるという効果を奏する。
【0038】 さらに第1実施例装置は、空容器の誤分別を無くすので、街角の自販機の横に 容器回収用の装置に載置して一般の人の利用に供することが出来るとともに、ト ラブル無く空容器を分別することが出来るという効果を奏する。
【0039】 また第1実施例装置は、無動力装置であるため、省エネルギに適しており、動 力を利用することに起因する種々のトラブルを回避するとともに、第2の分別部 材5をバネ部材50で構成し回転部分および軸受部分を無くしたので、回転部分 および軸受に関するトラブルも回避することが出来るという効果を奏する。
【0040】 (第2実施例) 第2実施例の空容器の分別装置は、第5考案の実施例であり、図6に示すよう に、第1の分別部材3を長尺にして通常は右下りの傾斜姿勢を維持して、傾斜ガ イド4の機能も兼ね備えるようにしたもので、第1の分別部材3が長尺になるた め応答性を除き第1実施例と同様の作用効果を奏するとともに、別部材としての 傾斜ガイドを不要にするという作用効果を奏する。
【0041】 (第3実施例) 第3実施例の空容器の分別装置は、第3考案の実施例であり、図7ないし図9 に示すように第2の分別部材5の可動部材として第1実施例のバネ部材50の代 わりに両端を支持されたつづみ形の軽量ローラーより成る回転部材53を採用し たもので軸方向中央部外周に図7および図9に示すように多数の磁石54を極性 を交互にして列設するものである。
【0042】 上記構成より成る第3実施例の空容器の分別装置は、鉄容器が到達した時は分 別部材5が外周に配設した磁石54により吸着して一体的に容器の重量により回 転することにより図7中実線で示すように下方に供給するとともに、アルミニウ ム容器が到達した時は磁石により吸着されないので図6中二点鎖線で示すように 接線的に供給されるので、鉄容器とアルミニウム容器とを分別するものであり、 第1実施例と同様の作用効果を奏するに加え、装置の長手方向の寸法を小さくす ることが出来るという効果を奏する。
【0043】 (第4実施例) 第4実施例の空容器の分別装置は、第1、第2および第4考案の実施例であり 、図10および図11に示すようにボックス本体1の外壁に開口した投入口21 を備えた投入部材2と、投入部材2の長手軸の角度と若干異なる角度で配設され たガイド60と、ガイド60の軸方向下端に配設した衝突壁61と、ガイド60 から後述する第1の分別部材3にガイドするガイドプレート62とから成る速度 規制部材6と、応答性を考慮した長さを有するアーム32の先端に重錘33を配 設してガイドプレート62によってガイドされ供給された空容器がガラス容器か どうかを分別するとともに、傾斜ガイド4としての機能を有する第1の分別部材 3と、第1の分別部材3の右下部に一端が固着され縦断面略S字状の矩形のバネ 部材55と、バネ部材55の更に下部に一端が固着された横断面円弧状の帯状の バネ片55Sの先端に配設された鉄容器吸着用の磁石55Mとから成る。
【0044】 バネ片55Sは、図10に示すように常時はそのバネ性により磁石55Mをバ ネ部材55の下端に当接しているが、鉄容器が磁石55Mにより吸着されバネ部 材55が図10中一点鎖線で示すように大きく変形すると、横断面円弧状のバネ 材の磁石55Mの吸着力より強い反転特性により図10中一点鎖線で示すように 折れ曲がりバネ部材55から磁石55Mを離隔するので、鉄容器は磁石55Mに よる吸着力が解除されるので下方の鉄容器収納箱14に落下する。鉄容器が落下 するとバネ部材55は、反時計方向に変形を解除するが、この時バネ部材55に 係止したアーム55Aが反転したバネ片55Sを反時計方向持ち上げバネ部材5 5Sの反転ポイントを過ぎると先端に配設された磁石55Mをバネ部材55の下 面に当接させる。
【0045】 上記構成より成る第4実施例の空容器の分別装置は、第1実施例と同様の作用 効果を奏する上に、速度規制部材6により投入された空容器の投入速度を減速規 制して第1および第2の分別部材3および5に供給するので、投入速度に依存し ていた誤分別を防止するという作用効果を奏するとともに、鉄容器によりバネ部 材55が大きく変形するとバネ片55Sの反転特性により磁石55Mを離隔する ことにより、鉄容器の分離を容易にするとともに、磁石55Mの磁力調整を容易 にするという作用効果を奏する。
【0046】 (第5実施例) 第5実施例の空容器の分別装置は、第1、第3、第4、第5、第6考案の実施 例であり、図12に示すように、投入部材2の下流に配設した第4実施例と同様 の構成の衝突壁61を有する速度規制部材6と、速度規制部材6の左傾斜(左程 低い)の傾斜方向とは異なる右傾斜(右程低い)に形成されており傾斜ガイドの 機能も有する第1の分別部材3と、第3実施例と同様の軽量ローラーにより構成 され外周に磁石54を有する回転部材53と、回転部材53の下部に外周に近接 して配設した楔状の突起より成る分離部材7とから成るものである。
【0047】 上記構成より成る第5実施例装置は、上述の実施例と同様の作用効果を奏する 他、速度規制部材6より速度を規制して第1の分別部材3において逆方向に滑降 させるので、投入速度に起因する誤分別を一層有効に防止するとともに、回転部 材53の下部に楔状の分離部材7を配設して、回転部材53の回転に伴い回転部 材53の外周と鉄容器との間に挿入することにより鉄容器を回転部材53より容 易に分離させて、下方の鉄容器用の収納箱14に落下させることができるという 作用効果を奏する。
【0048】 (第6実施例) 第6実施例の空容器の分別装置は、第1および第2考案の実施例であり、図1 3に示すように第1実施例の第2の分別部材5を構成する矩形板のバネ部材50 の代わりに、一端をゴムを介して固定したアーム56をバネ56Bによって吊り 下げ先端にJ字状の断面を有する磁石56Mを配設したもので、傾斜ガイド4を 介して鉄容器が供給されると磁石56Mによって吸着されその重さによってバネ 56Bが伸び、アーム56が時計方向に揺動して下方に移行するので、それに伴 い鉄容器の磁石56Mとの接触部が断面積の小さな先端側に移行して容易に落下 させ、下方の鉄容器収納袋(図示せず)に収納される。
【0049】 上述の実施例は、説明のために例示したもので、本考案としてはそれらに限定 されるものでは無く、実用新案登録請求の範囲、考案の詳細な説明および図面の 記載から当業者が認識することができる構造に関する技術思想に反しない限り変 更および付加が可能である。
【0050】 上述の第6実施例の空容器の分別装置は、アーム56をバネ56Bに吊り下げ た例について述べたが、図14に示すように一端に重錘57Wを固着した揺動ア ーム57の先端にマグネット57Mを配設して傾斜ガイド4上に突出させ、鉄容 器が供給されると鉄容器下端に吸着し、図14中破線で示すように鉄容器の慣性 力により揺動し、ストッパ部57Sに衝突させて下方へ落下させるように変形す ることが可能である。アルミニウム容器の場合は、マグネット57Mに吸着され ないので、揺動アーム57を揺動させるが傾斜ガイド4の延長線上に供給される 。
【0051】 上述の第1実施例装置においては、第2の分別部材5の先端に磁石52を配設 する例について述べたが、傾斜ガイド4の下端寄りにさらに制動用の磁石を追加 して、第2の分別部材5の磁石52の吸着を確実にしたり、あるいはその分だけ 磁力を弱めて鉄容器の分離を容易にするようにすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例装置を示す側面図である。
【図2】第1実施例のバネ部材を示す斜視図である。
【図3】第1実施例のバネ部材を示す側面図である。
【図4】第1実施例のバネ部材のアルミニウム容器が通
過する時の変形量およびアルミニウム容器の落下方向を
示す側面図である。
【図5】第1実施例のバネ部材の鉄容器が通過する時の
変形状態および鉄容器の落下方向を示す側面図である。
【図6】本考案の第2実施例の第1の分別部材を示す側
面図である。
【図7】本考案の第3実施例を示す側面図である。
【図8】第3実施例の回転部材を示す斜視図である。
【図9】第3実施例の磁石の配設態様を示す断面図であ
る。
【図10】本考案の第4実施例を示す側面図である。
【図11】第4実施例を示す図10のA−A線に沿う断
面図である。
【図12】本考案の第5実施例を示す側面図である。
【図13】本考案の第6実施例のアームを示す側面図で
ある。
【図14】第6実施例の変形例を示す側面図である。
【図15】従来装置を示す側面図である。
【符号の説明】
1 ボックス本体 2 投入部材 3 第1の分別部材 4 傾斜ガイド 5 第2の分別部材 6 速度規制部材 7 分離部材 20 ガイド 21 投入口 30 案内部材 31 揺動軸 32 アーム 33 重錘 40 案内部材 50、55 バネ部材 51 切欠 52、54、55M、56M 磁石 53 回転部材 60 ガイド 61 衝突壁 55A アーム 55S バネ片 56 アーム 56B バネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65F 1/14 Z 8513−3E (72)考案者 布川 雅美 愛知県名古屋市中村区名駅4丁目7番23号 豊田通商株式会社内 (72)考案者 相澤 善久 愛知県名古屋市中村区名駅4丁目7番23号 豊田通商株式会社内 (72)考案者 吉田 一徳 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1株式会社豊田中央研究所内 (72)考案者 三村 宣治 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1株式会社豊田中央研究所内

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空容器を投入する投入口と、 投入口に近接して配設された傾斜壁と、 傾斜壁の下流に配設された可動し得る可動部材で構成さ
    れ、鉄容器を吸引する磁石を備え、鉄容器とアルミニウ
    ム容器とで供給方向を変更する方向変更部材とから成る
    ことを特徴とする空容器の分別装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記方向変更部材が、バネ材で構成されたバネ部材で構
    成され、一部に配設した磁石の吸引作用と容器の重量と
    によって生ずる変形量の差によって鉄容器とアルミニウ
    ム容器とで供給方向を変更することを特徴とする空容器
    の分別装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記方向変更部材が、回転部材で構成され、外周に鉄容
    器を吸引する磁石を備え、鉄容器を磁石の吸引力による
    回転部材との回転により下方に誘導することにより、鉄
    容器とアルミニウム容器とで供給方向を変更することを
    特徴とする空容器の分別装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に対して、 投入口と方向変更部材との間に、 投入された空容器の先端を衝突させる衝突壁から成り、
    投入された空容器の速度を規制する速度規制部材を付加
    したことを特徴とする空容器の分別装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 前記傾斜壁が、揺動可能であって傾斜して形成された案
    内部材で構成され、下方側にガラス容器の重量判別用の
    基準重錘を配設したガラス容器分別部材で構成したこと
    を特徴とする空容器の分別装置。
  6. 【請求項6】 請求項3に対して、 前記回転部材の下流に、 回転部材の外周の磁石に吸着された鉄容器を回転部材か
    ら分離させる分離部材を付加したことを特徴とする空容
    器の分別装置。
  7. 【請求項7】 請求項4に対して、 速度規制部材と傾斜壁との間に、 揺動可能であって傾斜して形成された案内部材で構成さ
    れ、下方側にガラス容器の重量判別用の基準重錘を配設
    したガラス容器分別部材を付加したことを特徴とする空
    容器の分別装置。
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