JPH0639064A - 卓球台の天板 - Google Patents

卓球台の天板

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JPH0639064A
JPH0639064A JP19521792A JP19521792A JPH0639064A JP H0639064 A JPH0639064 A JP H0639064A JP 19521792 A JP19521792 A JP 19521792A JP 19521792 A JP19521792 A JP 19521792A JP H0639064 A JPH0639064 A JP H0639064A
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JP
Japan
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Akira Sugawara
章 菅原
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  • Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 軽量で取り扱い易く、目割れや反り、歪みが
生じず、表面が平滑な卓球台の天板を提供することであ
る。 【構成】 比重0.4以上、0.6未満の中質繊維板か
ら形成された厚さ15〜25mmの芯材1と、その上下
面に積層された比重0.6以上、0.8未満の中質繊維
板から形成された厚さ2.5〜5mmの表面材2、2に
よって卓球台天板を構成したのである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、卓球台の天板に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在、国際規格に依る卓球台の天板とし
ては、次のものがある。
【0003】(1)パーティクルボードを規格寸法に裁
断し、エッジ部はパテ埋めするか又は適当な材料を貼り
付けたパーティクルボード板。
【0004】(2)パーティクルボードを芯材とし、エ
ッジ部は、木材で縁取りして、その表面及び裏面に複数
プライの合板を接着したパーティクルコア合板。
【0005】(3)エッジ部を木材で縁取りしたランバ
ーコアの表面及び裏面に複数プライの合板を接着したラ
ンバーコア合板。
【0006】(4)ラワン、カツラ等の挽材を横(巾)
方向にハギ合せて接着し、表面をカンナ削りして仕上げ
たムク板。
【0007】
【発明の課題】(1)のパーティクルボード板は、コス
ト的には最も有利であるが、パーティクルボードの物性
として比重が高く、従って重量が大きいため、取り扱い
が極めて困難である。
【0008】一方、曲げ剛性は、木質系成形板の中で最
も小さく、少量の吸湿、吸水によって反りや歪みが生
じ、表面にチップマークといわれるコア部の粗いチップ
の柄が凹凸として現われ、ボールのバウンドに影響を与
えるためプレイ不可能になる欠点がある。
【0009】(2)のパーティクルコア合板は、(1)
のパーティクルボードの表裏に複数プライの合板を接着
してあるため、曲げ剛性も大きく、多少の吸湿や吸水で
は反りや歪みは生じないが、比重が高く重量が極めて大
きいことは(1)と同様である。さらに経時的に、合板
表面に目割れが生じる欠点がある。
【0010】(3)のランバーコア合板は、芯材がラン
バーコアであるため、重量が小さい点は長所であるが、
合板を用いているため、やはり長期間放置されると表面
割れ(目割れ)が生じる。また、芯材のコアストリップ
の木片は、一つ一つが違った木材部分を使用しているた
め、各々の物性が異なり、経時的にその膨脹、収縮の差
が表面に現われ、波形の凹凸を呈する欠点がある。
【0011】(4)のムク板、挽材の天板は、古くから
製造されているがコスト高であり、高価であるにも拘ら
ず、巾方向の寸法安定性が悪く、国際規格の巾方向寸法
1,525mmに対し、ムク板の収縮率は1%以上であ
って、製造後20mm以上も収縮を起こすことがあり、
また反りや歪みも生じ易い。さらに、天板全体はその部
分によって密度にむらがあり、ボールのバウンドにも影
響を及ぼす。
【0012】さらにまた、(2)のパーティクルコア合
板、(3)のランバーコア合板、(4)のムク板のいず
れも、原木を切り出してこないと製造できないものであ
り、資源保護、環境保護の観点から好ましくないことは
勿論である。
【0013】そこで、この発明の課題は、軽量で取り扱
い易く、しかも目割れや反り、歪みが生じず、表面状態
が均一で原木を用いないで製造可能な卓球台の天板を提
供することである。
【0014】
【課題の解決手段】上記の課題を解決するため、この発
明においては、比重0.4以上、0.6未満の少くとも
一層の中質繊維板(Medium Density Fibre Board)から
成る厚さ15〜25mmの芯材と、少くともその上下面
に積層された比重0.6以上、0.8未満の中質繊維板
から成る厚さ2.5〜5mmの表面材とによって天板を
構成したのである。
【0015】
【作用】天板の大部分を占める芯材が比重の小さい中質
繊維板から成るため、軽量である。また芯材、表面材共
に中質繊維板から成るため、曲げ剛性が大きく反り、歪
みが生じず、さらに収縮による小さな凹凸も全く発生し
ない。
【0016】また、繊維板の表面に目割れが生じること
もない。
【0017】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0018】図1及び図2に示すように、この発明の天
板は、芯材1と表面材2、2より成る。
【0019】前記芯材1には、木材繊維を接着剤で接合
してホットプレス成形した中質繊維板(Medium Density
Fibre Board)から成る比重0.4以上、0.6未満の
ものを用いる。比重が0.4未満であると曲げ剛性に劣
り、0.6以上になると全体の重量が大きくなり取り扱
いに不便となるからである。芯材1の厚みは、15〜2
5mm程度である。これも同様の理由による。
【0020】前記表面材2は、芯材1と同様の中質繊維
板から成るが、比重のより大きいもの、即ち密度が大き
く平滑性の良好なものを用いる。比重は、0.6以上、
0.8未満である。ボールの反発性、バウンドの均一性
から見て、この程度が好ましい。また厚みは、天板1の
重量に影響を与えない範囲で2.5〜5mm程度がよ
い。
【0021】前記芯材1のエッジ部は、ラワン等の適当
な木材で縁取り3を施しておく。
【0022】上記のような芯材1と表面材2とは、ユリ
ヤホルマル樹脂や酢酸ビニル共重合体等の適当な接着剤
を用いて積層する。
【0023】前記芯材1は、図3に示すように、複数の
中質繊維板1a、1bを積層したものでもよい。比重及
び芯材1の厚みは前記と同様である。このようにする
と、曲げ剛性が高められ、かつネジ釘の保持性が向上す
る。
【0024】図4に示すように、中質繊維板1aと1b
の間に、前記表面材2と同様の比重、厚みを有する中質
繊維板2aを挾んで芯材1を形成してもよい。この場合
も、曲げ剛性及びネジ釘の保持性が向上する。
【0025】
【効果】この発明によれば、以上のように、天板の芯材
を比重0.4以上、0.6未満の中質繊維板によって形
成したので、軽量化をはかることができ、また表面材を
比重0.6以上、0.8未満の中質繊維板によって形成
したので、表面の平滑性に優れボールが均一にバウンド
し、塗装性も良く、経時的に凹凸や目割れが生じず、前
記芯材とあいまって曲げ剛性が向上し寸法誤差や歪も生
じず、ネジ釘の保持性にも優れている。
【0026】そのほか、廃材やチップなどの木材繊維が
原料であるので、資源保護、環境保全の見地からも好ま
しい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の卓球台天板の一例を示す分解斜視図
【図2】同上の部分断面図
【図3】同上の他の例を示す部分断面図
【図4】同上のさらに他の例を示す部分断面図
【符号の説明】
1 芯材 1a、1b 中質繊維板 2 表面材 2a 中質繊維板 3 縁取り

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 比重0.4以上、0.6未満の少くとも
    一層の中質繊維板から形成された厚さ15〜25mmの
    芯材と、少くともその上下面に積層された比重0.6以
    上、0.8未満の中質繊維板から形成された厚さ2.5
    〜5mmの表面材から成る卓球台の天板。
JP4195217A 1992-07-22 1992-07-22 卓球台の天板 Expired - Fee Related JPH0773614B2 (ja)

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JP4195217A JPH0773614B2 (ja) 1992-07-22 1992-07-22 卓球台の天板

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JPH0639064A true JPH0639064A (ja) 1994-02-15
JPH0773614B2 JPH0773614B2 (ja) 1995-08-09

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54156084A (en) * 1978-05-31 1979-12-08 Kawai Musical Instr Mfg Co Top for pinggpong table

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS54156084A (en) * 1978-05-31 1979-12-08 Kawai Musical Instr Mfg Co Top for pinggpong table

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JPH0773614B2 (ja) 1995-08-09

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